オール電化
2024/09/29
エコキュートのお湯が出ないときは故障の可能性も!よくある原因と対処法
エコキュートのよくあるトラブルの一つに、「お湯が出ない」というものがあります。お湯が出ないと入浴中など非常に困った事態になるので、いざというときに備えて対処法を知っておきたいところです。
そこで今回は、エコキュートのお湯が出ない代表的な4つの原因を踏まえ、実際にお湯が出なくなった場合の対処法をチェックしていきましょう。
エコキュートのお湯が出ないときは原因を調べる
エコキュートのお湯が出なくなったら、まずはその原因を調べてみましょう。
お湯だけでなく水も出ない場合と、お湯だけが出ない場合の調べ方を順番に解説します。
お湯だけでなく水も出ない場合の調べ方
蛇口をひねったとき、お湯だけでなく水もまったく出てこない場合は、凍結や断水の可能性があります。
自治体や水道局から事前に断水のお知らせなどが回ってきていないか、確認してみましょう。
地震や事故などの影響で突発的に断水が起きるケースもあるので、近所の人に水が出るかどうか尋ねてみることをおすすめします。
夜間に気温がかなり下がっていれば、凍結の可能性が高いです。凍結なら昼頃には気温が上がり、自然に凍結が溶けてお湯が出るようになります。
お湯だけが出ない場合の調べ方
お湯は出ないが水は出る場合、湯切れの可能性があるのでタンク内の湯量を確認してみましょう。
単純にお湯を使いすぎたというケースのほかに、タンクや配管の破損や老朽化で漏水していることもあります。
エコキュートの設置場所へ行き、本体の下に水たまりができていないか、ポタポタと水が漏れていないかなどをチェックしてみてください。
水漏れが起きていれば修理や買い替えが必要ですが、そうでない場合は水漏れ以外が原因になっている可能性があります。
リモコンにエラー表示が出ているかどうか確認し、説明書に従って対処できるなら対処しましょう。
リモコン操作でエコキュートをリセットするとエラーが解消され、お湯が出るようになることもあります。
エコキュートのお湯が出ない原因4選
エコキュートからお湯が出ないというトラブルは珍しくありませんが、その原因は簡単に解決できるものから買い替えが必要になるものまでさまざまです。
代表的な原因を4つ紹介するので、いざというときに備えて覚えておきましょう。
貯湯タンクのお湯が尽きている
エコキュートは、電気料金の安い深夜の間にお湯をたっぷりと沸かし、溜めたお湯を日中に使うものです。
つまり、タンク内に溜まっている量のお湯しか一度に使えません。タンク内のお湯を使い切ってしまえば、当然それ以上お湯は出てこなくなるのです。
お湯が出ない場合の最も代表的な原因と言えるので、水しか出なくなったらまずはリモコンを操作し、タンク内の湯量を確認してみましょう。
ここで湯量がゼロか非常に少ない状態になっていれば、湯切れが原因と確定します。
一度湯切れを起こすと、再びお湯を沸かしてタンク内に溜まるまで30分程度かかることが多いです。
お湯が沸くまではじっと待つしかないので、湯切れが起きると困る場合は、入浴前など事前に湯量を確認するようにしましょう。
なお、エコキュートには機種ごとに320L、370L、460Lなどタンクの容量がいくつかあります。
家族の人数や使用量を考え、余裕のある容量を選ぶと湯切れを防ぎやすいでしょう。
給水ストレーナーにゴミがたまっている
エコキュートで沸かしたお湯を溜めるタンクには、異物が入り込まないよう給水部に「ストレーナー」というゴミ取り装置が設置されています。
このストレーナーがゴミなどで目詰まりしてしまうと、お湯が流れにくくなって蛇口から出てこなくなることがあるのです。
この場合は、給水ストレーナーをチェックしてゴミを取り除けば、元通りお湯が出るようになります。
基本的な清掃方法は以下となります。
ストレーナーの位置やお手入れ方法などは機種ごとに異なるので、説明書を見て確認して掃除してみましょう。
- 給水止水栓を閉じる
- 電源扉を開け、漏電遮断器を「切」にする
- 逃し弁レバーを上げてから約1分間待つ
- 給水口ストレーナーを外してブラシなどで掃除
- 給水口ストレーナーを着ける
- 給水止水栓を開き水漏れが無いか確認
- 逃し弁レバーを戻す
- 漏電遮断器を「入」にする
- 混合水栓のお湯側を開きお湯が出ることを確認
普段から定期的に掃除をしておくと、目詰まりを防ぎやすくなります。
配管が故障している
エコキュートはヒートポンプユニットでお湯を沸かすと、貯湯タンクユニットで溜めておき、必要に応じて各所に給湯する仕組みです。
給湯する際に使用するのが配管ですが、配管のどこかに亀裂が入っている、あるいは水漏れが起きているとお湯が出ない可能性があります。
とくに、混合水栓が故障していると、お湯と水道水が混ざらず、お湯が出なくなるというケースがあるため、エコキュートの周辺やエラーコードなどを確認しましょう。
エコキュートや設備が故障している
タンク内の湯切れやストレーナーの目詰まり、配管の故障のいずれにも該当しない場合は、エコキュート本体が故障している可能性があります。
故障するとリモコンにエラーコードが表示されることがあるので、まずはリモコンを操作して確認してみましょう。
エコキュートを設置したばかりでお湯が出なくなった場合は、設置ミスの可能性もあります。
保証期間内であれば無料で修理してもらえるので、設置を依頼した施工会社などに問い合わせてみてください。
なお、エコキュート本体以外にも、洗面台やサーモスタット水栓などの不具合でお湯が出なくなることもあります。
どの部分の故障かは自分で突き止めにくいので、やはりまずは施工会社に相談するのが良いでしょう。
エコキュートで水も出ない原因
エコキュートを使用していて、お湯だけでなく水も出ない場合は次のようなトラブルが起きている可能性が高いです。
- 配管が凍結している
- 配管が断水している
- 止水栓が閉まっている
上記を順番に解説します。
配管が凍結している
エコキュートは、ヒートポンプユニットで沸かしたお湯を貯湯タンクに溜め、配管を通して蛇口からお湯を出します。
この配管が凍結してしまうと、蛇口をひねってもお湯だけでなく水を出すこともできません。
寒さが厳しい真冬や寒冷地などは、夜間に気温が下がりやすいため特に配管内にある水が凍結しやすいです。
昨日の夜までは問題なく使えていたのに、朝になってお湯や水が出ないという場合は凍結を疑ってみましょう。
日中に気温が上がれば自然に凍結部分が溶け、元通りお湯や水が出るようになります。
急いでお湯を使いたい場合は、露出して凍結している可能性が高い部分の配管にぬるま湯をかけて溶かしても構いません。
ただし、熱湯をかけると配管がダメージを受けやすいので注意しましょう。
凍結の可能性がある場合は、浴槽に湯を張ったままにする、配管をタオルで巻いておく、凍結防止用ヒーターを設置するなどすれば予防できることもあります。
住んでいる場所によっては凍結対策を行う
エコキュートは外気温が0℃を下回る環境では配管が凍結してしまい、朝起きたときにお湯だけでなく、水も出ないというケースがあります。
凍結した配管は時間経過と共に気温が上昇すれば使用できるようになりますが、住んでいる場所によっては毎朝凍結してしまうことも珍しくありません。
凍結は不便なだけでなく、配管に負荷をかけるため、外気温が0℃を下回る環境では次のような対策を行っておきましょう。
- 凍結防止用機能をオンにする
- 夜間に水を出しっぱなしにする
- 凍結防止用ヒーターを配管に設置する
配管の凍結を防ぐ簡単な方法は、水が移動し続ける状態を保つことです。
メーカーにもよりますが、フルオートタイプのエコキュートには凍結防止運転という機能があり、オンにしていると配管内の水が自動的に循環されるようになるため凍結を防げます。
また、エコキュートの温度を最低、あるいは水にしておき、エコキュートの水が流れるように蛇口を開いて一晩中出しっぱなしにすると、配管内部の水が常に移動しているため、凍結しません。
上記のような対策を忘れがちな方は、配管に凍結防止用ヒーターを設置しておくと良いです。
エコキュートの凍結については、下記の記事で詳しく解説しています。
ご興味のある方はぜひご覧下さい。
配管が断水している
地震や水道工事などが原因で配管が断水していると、お湯だけでなく水も出なくなる可能性があります。
基本的に、配管の修理や工事が終われば再びお湯や水が使用可能になりますが、エコキュートを使用している場合は注意が必要です。
断水復旧後にそのまま水やお湯を出そうとすると、貯湯タンクユニットにゴミや汚れなどが入ってしまい、タンク内部が汚染される可能性があります。
そのため、断水が発生したら速やかにエコキュートの止水栓を閉めましょう。
断水が終了しても、すぐには止水栓を開けず、水道水を流してみて汚れや空気が混じっていないか確認し、問題がないようでしたら給水元栓を開けます。
止水栓を閉めずに水やお湯を使用してしまい、タンク内部が汚れてしまったら、メーカーや施工業者に相談すると良いです。
止水栓が閉まっている
断水時やタンク内の水抜き時に止水栓を閉めたままにしていると、水やお湯が出ない場合があります。
止水栓はエコキュートの貯湯タンクユニットにあるバルブで、閉じていると給水や給湯がされないため、必要に応じて開閉しましょう。
状況によってはエコキュートの修理・買い替えを検討する
お湯が出ない原因がはっきりしない場合や、エコキュートをリセットしてもお湯が出ない場合は、本体が故障してしまっている可能性が高いです。
自分でエコキュートを分解したり故障原因を突き止めたりするのは難しいので、メーカーや専門の修理業者などに問い合わせて修理を依頼しましょう。
ヒートポンプユニットは5~15年、お湯を溜めるタンクは10~15年ほどが寿命の目安です。
無料で修理してもらえる保証期間を過ぎていると修理が10万円を超えることもあるので、寿命が近い場合は修理よりも丸ごと買い替えた方が良いかもしれません。
なお、エコキュートを買い替える場合は、価格だけを重視して選ぶことはやめましょう。
機種ごとに給湯性能や貯湯タンクの容量、機能などが異なりますし、施工会社によって設置工事の費用にも幅があります。
まずは重視するポイントを明確にし、コストパフォーマンスの良いものを選びましょう。
エコキュートの買い替えは「エコ突撃隊」へご相談下さい!
エコキュートのお湯が出ない場合、湯切れや凍結、故障などさまざまな原因が考えられます。
まずは原因を見極めて適切に対処し、自分では対処しきれない場合は無理をせず修理業者に依頼しましょう。
ただし、故障の場合は高額の修理代がかかることもあるので注意が必要です。
寿命が近い場合は買い替えも視野に入れるとよいでしょう。
エコキュートの買い替えを検討している場合は、「エコ突撃隊」へのお問い合わせ下さい。
エコ突撃隊は関西を中心として日本各地に展開する、エコキュートやオール電化に対応した住宅設備専門店です。
2万8000件を突破する施工実績に裏打ちされた豊富なノウハウと技術を持つため、安心してお任せいただけます。
独自の工事保証や、回数無制限で無料の修理を受けられる長期有料保証サービスも行っており、設置後にトラブルが発生した場合も迅速な対応が可能です。
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