オール電化
2023/05/24
【2023年版】エコキュートのメーカー比較!選び方も徹底解説
エコキュートには光熱費の節約や災害発生時の対策、補助金の利用などさまざまなメリットがあります。そのため、これからエコキュートの設置を検討している方もいるでしょう。 今回はエコキュートのメーカーを徹底比較します。エコキュートのメーカーや選び方が気になっている場合は、ぜひ参考にしてください。
エコキュートにはどんなメーカーがあるの?
エコキュートのメーカーは主に次の6社となります。
- パナソニック
- 三菱
- ダイキン
- コロナ
- 日立
- 東芝
上記のなかで「コロナ」が世界で初めてエコキュートを製造し、ダイキン、パナソニック、三菱、東芝、日立などが続きました。
この6社以外にもエコキュートの製造や販売を手掛けるメーカーもありましたが、撤退したケースもあります。なお、近年のエコキュートのシェアはパナソニックや三菱に比率が高いです。
エコキュートのメーカー比較
エコキュートのメーカーの主要6社について、特徴をみていきましょう。各メーカーの主な特徴を一覧にしましたので、併せてご確認ください。
メーカー | 特徴 |
---|---|
パナソニック | 国内でもトップクラスのシェア。 太陽光発電との相性がよく、省エネ機能に優れる。 |
三菱 | 衛生面に優れた機能性を搭載。 省エネ機能にも優れる。 |
ダイキン | 水圧が強くなる機能を搭載。 入浴時間の快適性が保てる。 |
コロナ | 効率的にお湯を沸かせる。 マンション向けとしても需要が高い。 |
日立 | 調理用としてもエコキュートのお湯を使える。 目詰まりのリスクを防げる。 |
東芝 | リモコンの操作性が高い。 ゲーム感覚で省エネへの意識を持てる。 |
パナソニック
パナソニックは家電などでも有名メーカーであり、エコキュートは学習能力に優れた製品を展開しています。
例えば「エコナビ」機能では過去の使用量から自動的にエネルギーを効率化します。また「ぬくもりチャージ」機能は、浴槽に残ったお湯を使って翌日のお湯を作ります。
このような省エネ性能が高い商品を扱い、エコキュートでは国内でもトップクラスのシェアを誇ります。
さらに、パナソニックのエコキュートは太陽光発電との相性が良く、ソーラーチャージ機能で翌日の太陽光発電で余った電力でお湯を沸かすことも可能です。
■パナソニックのおすすめエコキュート
- HE-NS37KQS
- HE-NS46KQS
三菱
三菱はお掃除機能などの衛生面に優れた製品を開発しています。入浴後に浴槽の栓を抜くと自動的に「バルブおそうじ」機能が稼働して、配管や熱交換器内の汚れを洗浄します。
また「キラリユキープ」機能によってお風呂の配管を通るお湯に深紫外線を照射し、配管内部の菌の増殖を抑えることが可能です。他にも省エネ機能も搭載されており「かしこい沸き上げモード」では、過去のお湯の使用状況から最適な湯量になるように沸き上げます。
「ホットりたーん」機能では、浴槽に残ったお湯を循環させて、貯湯タンクユニットのお湯を沸かすために使うことも可能です。
■三菱のおすすめエコキュート
- SRT-W376
- SRT-S466U
ダイキン
ダイキンは世界的にも有名な総合空調メーカーであり、エコキュートの開発にもノウハウを活かしています。ダイキンのエコキュートの給湯システムはエアコンと同じヒートポンプを採用するなど、これまでのノウハウを活かし優れた性能のエコキュートを販売しています。
例えば、パワフル高圧給湯タイプであれば従来製品の2倍近くの水圧の強さがあります。そのため、お風呂が2階や3階にあっても快適にシャワーを使うことが可能です。
水圧の強さはお湯はりの速さにもつながり、スピーディーにお湯をためることもできます。他にもフルオートタイプでも入浴剤が利用でき、快適に入浴することも可能です。
■ダイキンのおすすめエコキュート
- EQ37VFV
- EQ46WFV
コロナ
世界で初めてエコキュートの開発・販売を行ったコロナは、独自性のある製品を展開しています。災害時に備えた転倒防止対策、低騒音、汚れ防止などにも対応しているため、マンション向けとして人気があります。
また、独自のES制御でお湯を効率良く作るだけではなく、ためることや使うことにも特化しています。年間の給湯保温効率4.0を早い段階で実現していることから、業界でもトップクラスの効率性と言っても良いでしょう。
他にもセンサーによって入退室や入浴状況を確認できるアプリがあり、外出先からでも家族の状況を確認することが可能です。
■コロナのおすすめエコキュート
- CHP-S30AY1-12
- CHP-ES46AY4
日立
日立は多種多様な機種を展開するメーカーです。日立の強みはカルシウムなど加熱すると目詰まりの原因となる成分にも強い製品(ナイアガラタフネス)を展開していることです。
目詰まりは最悪のケースになるとエコキュートの故障につながるため、あらかじめ対策がなされている製品は心強いでしょう。
また、ナイアガラタフネスは、水道直圧給湯タイプであり硬度の高い水道水や井戸水の使用にも対応しています。他にもステンレス配管と樹脂製接ぎ手を採用することで、腐食に強い点も特徴です。
■日立のおすすめエコキュート
- BHP-F37UU
- BHP-F37UD
東芝
東芝はシェアは低いものの独自の機能を搭載している点が特徴です。使いやすさや面白さなど、ユーザー視点でエコキュートを開発しています。
例えば、業界では初めてとなる「光タッチリモコン」を採用しました。光タッチリモコンは、軽く触れるだけで操作ができて音声と光で使い方のガイドが現れます。
また「エコチャレンジ」では、使用した湯量と電気量が記録されて、目標と比較した結果を週単位で評価されます。ゲーム感覚で楽しみながら省エネへの意識を持つことが可能です。
■東芝のおすすめエコキュート
- HWH-B376H-R
- HWH-F376-R
エコキュートで故障や壊れやすいメーカーはあるの?
エコキュートは決して安くない費用を投じて設置や運用をしていきます。そのため、すぐに壊れてしまう製品であれば、費用がかさみます。できるだけ故障したり壊れたりしないメーカーを選び、製品を比較する必要があります。
しかし、本記事で取り上げるメーカーのエコキュートは、すぐに故障をしたり壊れたりする心配はないでしょう。適切な使い方をすれば、中長期的に使用できます。
自分なりにメンテナンスできる部分もありますので、定期的に取り組んでみてください。ただし、メンテナンススキルに不安がある場合は、無理せずに業者に依頼するほうが安心できます。
エコキュートの選び方
エコキュートはさまざまなメーカーから、多種多様な製品が販売されています。そのなかからご家庭に合う製品を選ぶには、本項で解説するポイントに着目しましょう。
給湯タイプ
エコキュートにはさまざまな給湯タイプがあります。フルオートは、お湯はりから追いたきまですべてを全自動で行えます。
オートタイプは湯はりと足し湯のみを自動で行えるタイプです。費用を抑えたい場合は、手動タイプが適します。
他にもオール電化に対応したい場合や検討している場合は、多機能タイプのエコキュートを選びましょう。
タンク容量
タンクの容量も幅広いため、使用人数などから検討してください。エコキュートの設置時は単身や夫婦だけであっても、結婚や出産、子供の独立など将来的な家族構成を考慮することも大事です。
タンクの容量と家族の人数の目安は下記を参考にしてください。
- 4~5人:370L
- 5~7人:460L
- 8人:550L
エコキュートは、深夜電力を使ってお湯を沸かしてタンク内にためます。
家族や来訪者が増えて、ためた湯量よりも使用量が増えれば頻繁にお湯切れが起こるでしょう。
一方でお湯を使う人数が減れば、作ったお湯を余らせるため、経済的ではありません。
世帯人数の増減を考慮してタンク容量を選んでください。
タンク形状
タンク容量に加えてタンク形状も考慮しましょう。
貯湯タンクは主に3つに分類することができます。
- 薄型:奥行きがない場所にも設置できる
- 角型:最も一般的な形状で選びやすい
- コンパクト:設置場所の確保がしやすい
タンクの形状は容量にも影響するため、形状だけを重視すると十分な湯量を確保できない可能性があります。
また、設置スペースを確保できても搬入経路が確保できなければ、設置できません。
総合的な視点からタンク形状をえら必要があります。
気温
エコキュートを選ぶ際は、お住いの地域の気温も考慮しましょう。
エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を作るため、外気温が低いと効率が低下します。
例えば、冬の寒さが厳しい北日本や北海道などにお住いの場合は、寒冷地仕様のモデルが適します。
さらにタンク容量も大きめなモデルを選ばないと、タンク内のお湯減りが早まります。海から近い場所にお住いの場合は、塩害対策も考えて製品を選ぶ必要があります。
正しく判断できないときは、業者に相談しながら選んでください。
入浴剤の使用可否
通常、どのメーカーのエコキュートであっても入浴剤を使うことが可能です。しかし、メーカーによっては一部の入浴剤メーカーにしか対応していない場合があります。
さまざまな入浴剤を使いたい場合は、使用可能な入浴剤が幅広いエコキュートを選んでください。なお、本記事で紹介したメーカーでは、ダイキンや日立は使用可能な入浴剤が幅広いです。
メーカーの特徴
メーカーの特徴も考慮したうえでエコキュートを選びましょう。本記事では6社のエコキュートについて紹介しましたが、それぞれで特徴が異なります。
ご自身の希望にマッチするメーカーや製品を選ぶことがポイントです。価格だけに注目せずに、さまざまな視点からエコキュートを選んでください。
まとめ
エコキュートはさまざまなメーカーから販売されており、特徴を確認することでご自身の希望に合うかどうか判断できます。
本記事ではエコキュートの主要6メーカーの特徴を解説しました。また、エコキュートの選び方も解説しましたので、それぞれの内容を確認し製品を選んでください。
「エコ突撃隊」では各メーカーのエコキュートを取り扱っております。住宅設備に関してこれまで数多くの施工実績があり、お客様に喜んでいただいております。
エコキュートに関して不明点や相談がありましたら、お気軽にご相談ください。 お見積り・ご相談はこちら 「かんでんEハウス施工パートナー店/ダイキン空調機特約店」 エコ突撃隊 お客様相談窓口 当店の自社施工は、 お電話でのお問い合わせ 10時00分~19時00分
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