オール電化
2024/09/28
ダイキンエコキュートの特徴は?おすすめのダイキンエコキュートも解説
エコキュートはメーカーによって特色や機能が異なります。そこで今回は、エコキュートの5大メーカーの一つであるダイキンの製品について解説します。ダイキンエコキュートの特色や機能の解説だけでなく、エコ突撃隊でおすすめの製品も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ダイキンエコキュートの特色は?
ダイキンはエコキュートのパイオニアと呼べるメーカーです。1985年にエコキュートに用いられるヒートポンプ式冷暖房給湯マルチシステムを販売しています。
その後、ダイキンは空調技術に特化したメーカーとしての地位を確立し、省エネ性能の高いエコキュートを世に送り出しています。
ダイキンエコキュートの特色は次になります。
- 空調専門メーカーによる製品づくりのこだわり
- 業界トップクラスの給湯圧力
- 全機種が井戸水対応
- にごり湯の入浴剤が使用できる
- 災害時も安心の耐震設計
それぞれ、順番に解説します。
空調専門メーカーによる製品づくりのこだわり
ダイキンは空調専門メーカーとして高い技術力を有しています。その技術力は空気と電気の力で動くエコキュートでも発揮しており、全機種の性能が高いです。
例えば、ダイキンではヒートポンプユニットを商品化しています。ヒートポンプユニットが故障した場合、交換用ヒートポンプユニットと交換することが可能となっており、古いエコキュートでも最新の製品と交換できます。
ほかのエコキュートメーカーだと貯湯ユニットも一緒に交換しますが、ダイキンではヒートポンプユニットのみ交換が可能なため、費用を節約できます。空調機器に対する高い技術力を有しているダイキンだけの特色です。
また、すべてのダイキンエコキュートはタンク缶体に高品質ステンレスを使用しています。ほかのエコキュートメーカーではステンレスを使用していますが、ダイキンの高品質ステンレスは耐久性が高く腐食劣化を防ぎます。
このようにダイキンは業界でもトップクラスの高い技術力により、高性能・高品質なエコキュートを開発しています。
業界トップクラスの給湯圧力
ダイキンのパワフル高圧対応エコキュートは、シャワー水圧が320kPaと業界トップクラスの給湯圧力です。
一般的なエコキュートの水圧が180kPa、ほかのエコキュートメーカーの高圧給湯モデルが300kPaに対して、ダイキンのパワフル高圧対応エコキュートは頭一つ飛びぬけている性能になります。
320kPaもあれば、3階でのシャワーも水圧が強く、複数箇所同時に出湯していても弱くなることは少ないです。
シャワーだけでなく湯はりの時の水圧も強く、約180リットルのお湯はりがわずか11分で完了します。湯はりの時間が短縮されるので、時短効果も望めます。
シャワーの水圧が強い機種をお探しの方は、ダイキンエコキュートのパワフル高圧対応モデルがおすすめです。
全機種が井戸水対応
ダイキンエコキュートは全機種が井戸水・地下水に対応しています。井戸水や地下水にはカルシウムなどの硬度成分が含まれているので、配管内部を詰まらせる原因となります。
そのため、一般的に井戸水・地下水地域だとエコキュートを設置するのが難しく、設置する場合は専用のエコキュートを購入することになります。
しかし、ダイキンは独自の水質判定基準を設けており、その基準をクリアすれば井戸水・地下水地域でも全機種のエコキュートを使用できます
ダイキン基準をクリアした場合、水熱交換器のスケール詰まりなどに対応する3年間保証が付くのもダイキンの特色です。
にごり湯の入浴剤が使用できる
ダイキンエコキュートはフルオートタイプでも、にごり湯の入浴剤が使用できます。
エコキュートのフルオートタイプは追い炊きをする場合、お風呂の湯を循環して温めなおします。その際に、お湯に不純物が混ざっていると配管に溜まってしまい、故障の原因になる可能性があります。
そのため、多くのエコキュートでにごり湯の入浴剤は使用を控えるようにと発表されています。
しかし、ダイキンは株式会社バスクリンで販売しているにごり湯の入浴剤が使用できると発表しています。実際にダイキンが自社で問題ないか実験しているので、安心して使用できます。
入浴剤にこだわる方にとって、ダイキンエコキュートはおすすめの製品です。ただし、ほかのメーカーのにごり湯入浴剤が使用できるということではありませんので、間違えないようにしましょう。
優れたサポート体制
ダイキンは他のエコキュートメーカーに比べてメンテナンスや修理の対応が早いという評価を得ています。
24時間365日、専門家が窓口対応してくれるため、万が一の際にも安心です。
災害時も安心の耐震設計
ダイキンエコキュートは災害時に備えて安心設計にもこだわっています。
エコキュートは貯湯タンクユニット内部のお湯を生活用水として使用できるため、倒れにくい構造となっています。ダイキンエコキュートは耐震クラスS基準の最大約140%も強化することができ、震度7相当の地震に耐える構造となっています。
停電時にも出湯が可能で、貯湯タンクユニット内部にお湯が残っていればシャワーや台所の蛇口からお湯が出ます。
ほかにも、非常用水取り出し栓が分かりやすくなっており、貯湯タンクユニットの配管を見直すことで軽量化にも成功しています。
耐震クラスSは病院や学校といった災害時に避難する場所に設置する機器に求められる基準です。ダイキンエコキュートは耐震クラスS以上の耐震性能を目指しており、地震に強いエコキュートです。
ダイキンエコキュートの機能
地域使用を除くと、給湯タイプによって大きく3種類に分かれます。
- フルオートタイプ…多くの機能を搭載しており、追い炊きが可能
- オートタイプ…複数の機能を投資しており、たし湯が可能
- 給湯専用らくタイプ…搭載している機能が少ないが、価格は安い
ダイキンエコキュートの機能はシリーズによって搭載しているかどうか異なります。次の表はタイプごとに搭載している機能の早見表になります。
フルオートタイプ | オートタイプ | 給湯専用らくタイプ | |
---|---|---|---|
ウルトラファインバブル入浴 | 〇 | × | × |
温浴タイム | 〇 | × | × |
スマート貯湯 | 〇 | 〇 | 〇 |
ターボ沸き上げ | 〇 | 〇 | 〇 |
沸き増し能力アップ | 〇 | 〇 | 〇 |
あらかじめ霜取り | 〇 | 〇 | 〇 |
ツイン給湯 | 〇 | 〇 | 〇 |
自動ふろ配管洗浄 | 〇 | × | × |
ダイキンエコキュートの機能について、それぞれ詳しく解説します。
ウルトラファインバブル入浴(フルオートタイプ)
ダイキンエコキュートのフルオートタイプには、入浴の快適性を高めるウルトラファインバブル入浴という機能を搭載しています。
別売りの吸気ユニットから取り入れた空気が、直径約0.1mmの微細なバブルとなり浴槽を循環します。ウルトラファインバブルのお風呂に入ると、微細なバブルの働きにより肌が潤い、温熱効果も期待できます。
細かいバブルが汚れや老廃物を取り除き、細胞の奥まで潤いを染み込ませます。また、ウルトラファインバブルの残り湯で洗濯物を洗うと、汚れが通常よりも落ちるというデータもあります。
ダイキンのウルトラファインバブルや、マイクロバブル機能について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
温浴タイム(フルオートタイプ)
ダイキンエコキュートのフルオートタイプには、好みの湯温をリモコンで簡単に設定できる温浴タイムを搭載しています。4つの湯温モードから選択可能で、お湯の温度を一定に保ちます。
たし湯やたし水をしないで湯温を調整する機能のため、冷めた残り湯が流れ込んでくるような不快感はありません。
スマート貯湯(フルオートタイプ/オートタイプ/給湯専用らくタイプ)
ダイキンエコキュートは、センサーによってお湯の温度や量を管理するスマート貯湯機能を搭載しています。
お湯を張る際に、お湯が十分に沸き上げ温度に達していない場合、状況に応じて適切な貯湯タンクユニットの位置にお湯を入れることで、使用湯量を最適に保ちます。
そのため、常にお湯の量を確保できているので、風呂を入れている最中に湯切れを起こすことはほとんどありません。
ターボ沸き上げ(フルオートタイプ/オートタイプ/給湯専用らくタイプ)
ダイキンエコキュートは割安な時間帯にしっかりと沸き上げが完了するようにターボ沸き上げ機能を搭載しています。
エコキュートは電気料金が割安な夜間にお湯を作りますが、冬場は給湯効率が下がるので時間が掛かる場合があります。
ターボ沸き上げは、電気料金が割安な時間帯が終わるまでに沸き上げが間に合わないと判断した場合、沸き上げ能力を自動でパワーアップする機能です。
夜間時間帯に沸き上げが終了するように自動制御されるので、特別な操作や設定は必要ありません。
沸き増し能力アップ(フルオートタイプ/オートタイプ/給湯専用らくタイプ)
沸き増し能力アップはターボ沸き上げ機能と同様に、短時間で沸き上げを終了する機能です。
日中や夜間に湯切れを起こしそうになった場合、通常の約1.3倍の加熱能力でお湯を作ります。
あらかじめ霜取り(フルオートタイプ/オートタイプ/給湯専用らくタイプ)
エコキュートはヒートポンプユニット周りの空気を吸収して圧縮して熱を生み出し、お湯を作ります。そのため、ヒートポンプユニット周りが霜で覆われていると給湯効率が極端に下がってしまいます。
あらかじめ霜取りは、沸き上げ運転後、ヒートポンプユニットに霜が付いていたらすぐに霜取り運転をスタートする機能です。霜取りをあらかじめ行うことで、急な沸き増しに対応できます。
ツイン給湯(フルオートタイプ/オートタイプ)
ダイキンエコキュートは台所と浴槽で異なる温度設定が可能なツイン給湯機能を搭載しています。
浴槽は42℃、台所は38℃といったように、温度を別々に設定できるので、洗い物とお風呂が同時に進行している時などに役立ちます。
自動ふろ配管洗浄(フルオートタイプ)
ダイキンエコキュートのフルオートタイプは、風呂配管内に残った水を自動で注水して洗い流す機能を搭載しています。
リモコン操作で手動洗浄も可能なため、普段の清掃が簡単になります。
また、残り湯に洗浄剤を入れて、風呂配管を本格的に清掃するモードもあります。半年に1回のペースで洗浄することで、清潔なお風呂に入ることができます。
注目の新機能「おゆぴかUV」
2023年モデル以降の一部機種には、「おゆぴかUV」という新機能が搭載されました。
「おゆぴかUV」は、除菌効果に優れた深紫外線を照射するUV除菌ユニットを貯湯ユニットに内包します。
お風呂の保温のため、お湯が循環する際にUV除菌ユニットが深紫外線を照射し菌の増殖を抑制します。
試験の結果、4時間後の除菌率は99.0%以上、15時間後の除菌率は99.9%以上と出ており、残り湯を洗濯に使用したいという方も安心です。
また、通常のモデルとは別に、最上位モデルとして頭にEQXとつくXシリーズが存在します。
Xシリーズについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
この他にも、それぞれに耐塩害仕様、耐重塩害仕様に対応したモデルが存在しますので、対象地域の方は各塩害モデルを検討するとよいでしょう。
おすすめのダイキンエコキュートは?
エコ突撃隊で販売しているダイキンエコキュートで、2024年9月現在のおすすめの機種は「EQX37YFV」です。
メーカー | ダイキン |
---|---|
当社販売価格(税込) | 512,800円 |
シリーズ | フルオートタイプ |
型番 | EQX37YFV |
容量 | 370L (3~5人用) |
タイプ | 角型タイプ |
給湯タイプ | フルオート |
設置地域 | 一般地仕様 |
貯湯寸法 | 1825×630×730mm |
ヒートポンプ寸法 | 735×825(+74)×300mm |
その他 | ・おゆぴかUV ・自動ふろ配管洗浄 ・ふろ配管洗浄 ・スマート貯湯 ・ターボ沸き上げ ・沸き増し能力アップ ・あらかじめ霜取り ・ツイン給湯 ・パワフル高圧給湯(320kPa) ・ウルトラファインバブル入浴(オプション機能) ・温浴タイム ・気象警報緊急沸き上げ(アプリ対応) ・チャイルドロック ・非常用水取出し ・降雪対応ファン機能 ・昼間シフト天気予報連動(アプリ対応) ・昼間シフト機能 ・沸き上げ一時休止/沸き上げ休止設定 ・沸き増し ・おまかせ/たっぷり/少なめ ・じゃ口閉め忘れお知らせ ・給湯量お知らせ ・ふろ自動 ・自動保温 ・自動たし湯/自動たし湯入切設定 ・追いだき ・たし湯/高温たし湯 ・たし水 ・エコふろ保温 ・無線LAN対応 ・エコ確認 ・コミュニケーション(通話) ・設定ナビ表示 ・サービスTEL表示 ・サブリモコン対応(別売) ・試運転ナビ ・電力契約設定 ・電力抑制設定 ・ピークカット設定 ・ECHONET Lite 規格準拠 ・ECHONET Lite Web API 対応 ・スタイリッシュリモコン (BRC083F1) |
EQX37YFVはフルオートタイプのダイキンエコキュートです。
ダイキンエコキュートの中でも最上位モデルであるXシリーズのひとつで、高機能でありながら各メーカーの中でも比較的安価です。
そして、2024年9月現在実施している給湯省エネ2024年事業の対象機種であるため、13万円の補助金を受けとることができます。
工事費込みの実質382,800円でご提供できるため、非常におすすめ出来るモデルです。
追い炊きが可能なフルオートモデルが必要ない方は、給湯専用モデルのEQA37YVがおすすめです。
同じく補助金を受けることが出来るため、さらにお求め安くなっています。
この他にも、エコ突撃隊ではオートタイプや給湯専用らくタイプ、おひさまエコキュートを含めたダイキンエコキュートを販売しています。
オートタイプや給湯専用らくタイプの方が価格は安くなる傾向にあるため、初期費用を安くしたい方はそちらがおすすめです。
ダイキンエコキュートのラインナップ
ダイキンエコキュートの商品ラインナップを以下の表にまとめました。
給湯タイプ | 型番 | 貯湯タンク形状 |
---|---|---|
フルオート | EQX46YFV EQX37YFV EQA46YFV EQA37YFV EQN46YFV EQN37YFV |
角型 |
EQA46YFTV | 薄型 | |
オート | EQA46YSV EQA37YSV |
角型 |
給湯専用らくタイプ | EQA46YV EQA37YV EQN46YV EQN37YV |
角型 |
寒冷地仕様 フルオート |
EQA46YFHV EQA37YFHV |
角型 |
寒冷地仕様 給湯専用らくタイプ |
EQA46YFHV EQA37YFHV |
角型 |
おひさまエコキュート | EQA46YFPV EQA37YFPV EQA46YFPVE EQA37YFPVE |
角型 |
上記以外にも、塩害地対応モデル等が存在します。
モデル一覧はこちらからご確認下さい。
まとめ
以上が、ダイキンエコキュートの解説になります。ダイキンは空調機器メーカーとして高い技術力を有しており、給湯専用タイプも含めて高性能なエコキュートを開発しています。にごり湯の入浴剤が使用可能、全機種井戸水・地下水に対応していることが、技術力の高さの証です。
エコ突撃隊では、最新モデルのエコキュートを各種取り揃えております。仲介業者を減らし、大量仕入れをすることでメーカー正規品を低価格でご提供しており、業界最安値を自負しています。ダイキンエコキュートのことでご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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