オール電化
2024/06/17
【2024年】パナソニックのエコキュートの特徴を徹底解説!気になる評判や口コミは?
パナソニックはエコキュートの国内トップシェアメーカーです。 国内でのブランドの知名度は高く、搭載したAIによる学習や太陽光発電との連携により、高い省エネ性能を発揮するエコキュートを販売しています。
今回は、パナソニックのエコキュートについて徹底的に解説します。メーカーとしての評価や特長、使用している方の口コミ・評判も分析していますので、ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートメーカーとしてのパナソニックは?
パナソニックは日本の老舗電機メーカーです。エアコンや洗濯機などの白物家電分野や、照明器具・配線器具の住宅設備分野、リウムイオン二次電池など、幅広い分野で活躍しています。
これからの時代にCO2排出量を抑えられるヒートポンプ技術が有用だと判断したパナソニックは、2008年よりエンジニア採用を強化し、ヒートポンプ技術の向上を目指していました。
そのため、パナソニックのエコキュートは他メーカーと比べてエネルギーの効率化が優れており、高い性能を発揮しています。
マーケットシェアを比較すると、パナソニックは全体の約3割を占めるトップシェアメーカーとなっています。
パナソニックのエコキュートの特長
パナソニックエコキュートの特長は次になります。
- 独自機能の「AIエコナビ」
- スマホアプリ「スマホでおふろ」
- ソーラーチャージ
- 温浴セレクト
- リズムeシャワープラス
- ぬくもりチャージ
- ダブル湯温コントロール
- 自動配管洗浄
- うっかりアシスト
- 豊富なラインナップ
上記の特長を順番に解説します。
独自機能の「AIエコナビ」
パナソニックの最大の特長は、人の出入りに気づいて最適なエコを考える「AIエコナビ」を搭載していることです。
「AIエコナビ」は、人の入室を検知して設定温度まで加熱する「ひとセンサー」によりエネルギー消費を抑え、AIがお湯の冷め方を学習して無駄な湯温チェックをカットする機能です。
1人目が入浴してから、次の人が入浴するまでの時間が長いと、一般的な風呂だと保温により無駄な光熱費が発生してしまいます。
しかし、人の入室を察知して適切な温度まで加熱できる「AIエコナビ」を搭載したことで、保温状態の風呂のエネルギー消費量を最大約35%減らしています。
AIエコナビ機能への満足度は実に97%にものぼる高さで、機能に差異はあるもののエコキュート以外のパナソニック製品でも広く搭載されています。
エコキュート専用アプリ「スマホでおふろ」
最先端機器ともなれば、現代ではスマホとの連携性も見逃せません。
パナソニックのエコキュートでも、2020年10月以降発売の特定のシリーズではスマホアプリ「スマホでおふろ」を使うことが出来ます。
機種によって使える機能が異なりますが、特に魅力的な機能をいくつかピックアップします。
遠隔操作
第一に挙げられるのは、スマホアプリからエコキュートの遠隔操作が出来ることです。
仕事で疲れて帰った時、誰もが「すぐにお風呂に入りたい!」と思ったことがあるものです。
「スマホでおふろ」の遠隔操作機能を使えば、帰宅中に指定の温度と湯量でお湯をはったり、追い炊きをして最適な温度にしておくことができます。
エマージェンシー沸き上げ
エマージェンシー沸き上げは、非常時に役立つ機能です。
大雨、暴風、洪水など、特定の警報・注意報を指定しておくと、発令された時自動でお湯を確保してくれます。
何事もないのが一番ですが、万が一の停電や断水の際、生活用水としてのお湯を確保できるため安心できます。
わたし流
「わたし流」は、ご家族個々人の好みや外気温に応じて、後述する「温浴セレクト」や「リズムeシャワープラス」といった湯量や温度設定を詳細に設定することが出来ます。
モニター
パナソニックのエコキュートには「AIエコナビ」や「リズムeシャワープラス」、「ぬくもりチャージ」などの節約に優れた機能が搭載されています。
「スマホでおふろ」のモニター機能では、上記の機能による節約効果をグラフやイラストで分かりやすく表示してくれます。モニター機能で節約効果を実感できれば、さらに節約意識が高まり省エネに繋がります。
太陽光発電の余剰電力を活用「ソーラーチャージ」
ソーラーチャージは、太陽光発電システムを設置している方、あるいは今後設置を検討している方にうれしい機能です。
通常、エコキュートは電気代の安い夜間に湯沸しして貯湯を行います。しかし、日中に湯切れを起こしてしまうと高い電気代で追加の沸き上げを起こす必要がありました。
しかし「ソーラーチャージ」機能を活用すれば、太陽光発電で生み出した日中の余剰電力をエコキュートの湯沸しに使用することができます。
余剰電力の売電価格が年々下がり自家消費が推奨されているため、エコキュートで使用できるのは非常に便利だといえるでしょう。
設定方法はリモコンで手動、AiSEG2で設定、アプリで設定の3種類があります。
アプリで行えば、日射量予報や設定値をもとに自動で判断してくれます。
太陽光発電システムをさらに活用したい方は、パナソニックのエコキュートが候補に挙がるでしょう。
それぞれの最適な温度を実現「温浴セレクト」
人によって、好みの湯温は違うものです。
熱めのお湯でさっぱりしたい方、半身浴などぬるい温度で長時間入浴したい方など趣向は様々です。
家族で好みの温度が違うと、水を追加して冷やしたりお湯の追加を行ったりと無駄な水の消費が行われる事があります。
そこで「温浴セレクト」機能が役立ちます。この機能では、「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」の三段階のモードに分かれ、設定した温度まで上げる際は「追い炊き」、温度を下げる際はさし水を行わず「熱交換」で温度調整を行います。
この機能により、一回につき約10L分もの水の節約になります。
省エネ&節水効果「リズムeシャワープラス」
「リズムeシャワープラス」は節約効果に優れた機能です。
一定以上の水量でシャワーを行う際、約30秒~40秒間隔で温度と湯量を変動させます。
これにより、最大約20%の省エネ、最大約10%の節水を実現しています。
残り湯の熱を有効活用「ぬくもりチャージ」
「ぬくもりチャージ」も節約に貢献する機能です。
通常、入浴後の残り湯というのはそのまま捨てられてしまいます。
「ぬくもりチャージ」は、この残り湯の熱を有効活用することができます。
おふろの残り湯の熱のみをタンクに回収し、熱交換を行うことで夜間の湯沸しを最大約10%削減することが可能です。
別の温度で給湯可能「ダブル湯温コントロール」
「ダブル湯温コントロール」も非常に実益のある機能です。
お風呂に入るとき、キッチンで使用している湯温との差が気になったことはありませんか?
「ダブル湯温コントロール」機能は、その名の通りお湯はりとキッチンなど、別場所での給湯温度を違う温度に設定することができます。
この機能があれば、食器洗いなどで高温を使った影響で熱すぎるシャワーに見舞われる、といったことはなくなるでしょう。
配管お手軽きれい「自動配管洗浄」
フルオートのエコキュートを使用していると、追い炊きなどの際に一旦配管へとお湯を回収し循環させます。
この時、入浴時の汚れなどが配管に蓄積されていくため、定期的な洗浄が必要になります。
パナソニックの自動配管洗浄機能では、おふろのお湯を抜くたびに自動で洗浄が始まります。
手間もかからず洗い忘れもない、非常に便利な機能です。
ケアレスミスを解消「うっかりアシスト」
お湯はりを行う際、浴そうの栓を閉め忘れたことはありませんか?
パナソニックの調べによると、実は55%以上の人がうっかり浴そうの栓を閉め忘れたことがあるのです。
ちょっとしたもの忘れではありますが、たとえばガス給湯器で湯沸しすると一回のお湯はりには150~250円程のロスになります。
回を重ねてしまうことを考えると、気になってしまいます。
「うっかりアシスト」機能では、早めにエラー検知でお湯の無駄を軽減してくれます。
豊富なラインナップ
記事執筆時点で、パナソニックのエコキュートは10シリーズも販売されており、それぞれ特長が異なります。
シリーズ名 | 特長 |
---|---|
JPシリーズ | パナソニックのエコキュートの最上位モデル 省エネ性能が最も高く、搭載している機能数が多い |
Jシリーズ | パナソニックのエコキュートのスタンダードモデル フルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプの3つが揃っている |
Nシリーズ | パナソニックのエコキュートのエントリーモデル 搭載している機能数は少ない |
Cシリーズ | 貯湯タンクの高さが低いシリーズ 少人数向け |
Wシリーズ | パナソニックの薄型エコキュートのシリーズ リズムeシャワーがついている |
Hシリーズ | パナソニックの薄型エコキュートのシリーズ リズムeシャワーがついていない |
Bシリーズ | 貯湯タンクの容量が500L以上 5人~8人用向けのエコキュート |
Vシリーズ | 貯湯タンクの容量が195L 2人~4人用向けのエコキュート |
NS シリーズ | Nシリーズよりも給湯保温効率が低いシリーズ |
DFシリーズ | 床暖房やエコミスト i ・ミストを搭載したシリーズ |
パナソニックは国内屈指の業績を上げているメーカーのため、生産力も高いです。そのため、ユーザーの需要に合うように、様々なエコキュートを販売しています。
例えば、マンションや狭小スペースに設置をするなら、スリムな設計となっているVシリーズ、屋内に設置したい場合は背が低いCシリーズといったように、豊富なラインナップからエコキュートを選ぶことができます。
他のメーカーだと扱っていないようなタイプもあるので、エコキュート選びで迷ったときはパナソニックの商品を検索してみましょう。
パナソニックエコキュートの評判
パナソニックエコキュートを実際に使用している方の評判をまとめると、次のような内容になります。
- 知名度の高いブランド
- 多機能・高性能
- 商品のラインナップが豊富で、情報が充実している
パナソニックのエコキュートを使用している方の評判を分析すると、「パナソニックというブランド名にひかれて購入した」「知っているメーカーの商品だから選んだ」などの内容が多いです。
パナソニックはエコキュートを販売しているメーカーの中で知名度が高いです。そのため、エコキュート選びで迷った方が、知っているブランドという理由で購入するケースは珍しくありません。
一方で、パナソニックのエコキュートを選んだ理由として、「様々な機能が搭載されているのが気に入った」「ハイテクすぎてびっくり」という内容も多いです。
「AIエコナビ」を始めとした省エネ性能の高い機能や、入浴が快適になる機能をいくつも搭載しているため、購入した方の満足度も高いです。
また、パナソニックは公式サイトの情報が充実しています。独自機能だけでなく、エコキュートに関する基本的な知識や説明動画、光熱費のシミュレーションなどもあります。
エコキュートの購入を考えている方は、パナソニックのエコキュートのサイトを見ておくと、イメージがしやすくなるのでおすすめです。
パナソニックエコキュートの保証期間
パナソニックのエコキュートの保証期間は次のとおりです。
パナソニック | |
---|---|
リモコンなど | 1年 |
ヒートポンプユニット | 3年 |
貯湯タンクユニット | 5年 |
延長保証の期間 | 5年延長 8年延長 10年延長 |
保証料(税込) | 5年間:12,980円 8年間:27,280円 10年間:31,680円 |
エコキュートは、リモコンとヒートポンプユニット、貯湯タンクユニットの3つで構成されています。しかし、メーカー保証期間はそれぞれ別々となっています。仮に、購入5年目でリモコンと貯湯タンクユニットが故障したとしても、リモコンは保証期間外です。
パナソニックの場合、保証料を支払うと保証期間を5年・8年・10年に延長できる「長期安心修理サービス」があります。加入すると、365日24時間いつでも修理を受け付けて貰えて、修理費が0円になります。
万が一に備えて加入しておきたいサービスですが、「長期安心修理サービス」はメーカー保証期間を最長10年間に延長する保証です。10年保証に加入したとしても、通常のメーカー保証に10年間がプラスされるのではなく、一律で10年間に延長するという保証です。
パナソニックエコキュートで使用できる入浴剤
オートタイプや給湯専用タイプのエコキュートでは入浴剤を自由に選ぶことができます。しかし、フルオートタイプのエコキュートはお湯を循環させて温めるため、湯船に入浴剤の成分が含まれていると故障の原因になる可能性があります。
そのため、パナソニックのフルオートタイプエコキュートで使用できる入浴剤は次の商品になります。
- 花王のバブシリーズ
- アース製薬のバスロマンシリーズ
- バスクリンのバスクリンシリーズ
上記のシリーズのなかで、にごり湯タイプとなっている入浴剤は使用できません。また、上記以外の入浴剤で、次のような特徴のある入浴剤は使用しないようにしましょう。
- 発泡系、バスバブル、石鹸(浴そう内)など
- 生薬(葉、茎など固形のもの)
- ミルク成分配合やとろみ系のもの
- 硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの
パナソニックのエコキュートがおすすめの人
これまでパナソニックのエコキュートを解説してきました。
その上で、エコキュートメーカーの中でもパナソニックのエコキュートこそがおすすめの方の条件は以下の通りです。
- 省エネ性・ランニングコストが最重要な方
- 最先端技術と多機能性を求める方
- 太陽光発電システムを設置している方
- 大手メーカー製に安心を感じたい方
上記に当てはまる方はパナソニックのエコキュートを検討しましょう。
反面、他メーカーより高額な傾向があるため、予算に不安がある方は別メーカーも合わせて検討するといいです。
おすすめのパナソニックエコキュート
エコ突撃隊で販売しているパナソニックエコキュートの中でおすすめの商品はHE-JPU37LQSです。スペックは次になります。
型番 | HE-JPU37LQS |
---|---|
メーカー | パナソニック |
給湯タイプ | フルオート |
容量 | 370L (3~5人用) |
タイプ | 角型タイプ |
貯湯タンクユニットのサイズ | 1810×600×680mm |
ヒートポンプユニットのサイズ | 672×799(867)×299(332)mm |
搭載している機能 | 電気料金プランかんたん設定 温浴セレクト エコナビ リズムeシャワープラス ぬくもりチャージ 配管洗浄機能 ダブル真空断熱材 4本脚耐震設計技術 リモコQ コミュニケーションリモコン(HE-RQWKW) |
HE-JPU37LQSはパナソニックエコキュートのJPシリーズです。ハイエンドモデルで、今回紹介している省エネ性能の高い機能や快適な入浴機能を搭載しています。
貯湯タンクユニットは3~5人用の370Lと4~7人用の460Lの2種類があります。家庭の人数やライフスタイルに合った方を選ぶようにしましょう。
年間給湯保温効率が4.0と高く、パナソニックエコキュートならではの機能を多く搭載しています。省エネ性能の高いエコキュートを利用したい、あるいは入浴時間を快適に過ごしたいという方におすすめのエコキュートになります。
まとめ
以上が、パナソニックエコキュートの解説になります。パナソニックエコキュートは高性能・多機能で、様々なバージョンのエコキュートを販売しています。購入者の需要に幅広く対応しているので、気になる方はチェックしてみましょう。
おすすめのエコキュートはハイエンドモデルのHE-JPU37LQSです。パナソニックエコキュートの代表的な機能を搭載しており、給湯保温効率が高い機種となっています。
エコ突撃隊ではHE-JPU37LQSを含むパナソニックエコキュートを低価格で販売しております。仲介業者の数を減らすことでメーカー正規品を低価格で提供でき、これまでに多くのお客様に満足して頂いております。
パナソニックエコキュートのことでご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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