オール電化
2021/06/27
性能が高く種類も豊富!三菱のエコキュートの特徴とは
エコキュートにはさまざまなメーカーの製品がありますが、なかでも性能の良さで人気が高いのが三菱のエコキュートです。しかし、人気の高い製品を手に入れたいと三菱のエコキュートの購入を検討しても、三菱製品のなかにもいろいろな種類があるため迷ってしまうことでしょう。
そこで、エコキュートの代表的なシリーズの特徴について、実際に装備されている機能とともに詳しく紹介します。
目次
三菱のエコキュートってどんなシリーズが出ているの?
三菱のエコキュートにはさまざまなラインアップがありますが、主なシリーズが「Pシリーズ」「Sシリーズ」「Aシリーズ」の3つです。ここでは、それぞれの特徴をシリーズごとに詳しく解説します。
Pシリーズ
Pシリーズは、三菱が出しているエコキュート製品のなかでも「最高峰プレミアム」と呼ばれ、最高レベルの機能が備わったモデルです。見た目はロイヤルシルバーカラーの角形で、給湯の種類は追い炊き機能も付いたフルオートタイプとなっています。加えて、寒冷地向けに作られた製品と一般地向けに用意された製品があり、タンクの容量は3~4人用の370L、4~5人用の460L、5~7人用550Lの3種類から選択可能です。
また、Pシリーズには、次に紹介するSシリーズの機能をすべて含んだ多種の機能が備わっていますが、特に給湯効率の高さが特徴です。貯湯ユニットには断熱性の高い素材が使用されたサーモジャケットタンクが採用されていて、保温性に優れています。さらに、熱交換器の水管に4本の冷媒管をらせん状に巻き付けた4条ガスクーラーが使われているのも特徴です。ガスクーラーの内面には凹みのあるディンプル形状が追加されていて、配管を通る水と配管との接触面積が大きいことに加えて水の流れがかき混ざることで熱交換が促され、効率的に水の加熱が行われます。
重ねて、ヒートポンプユニットのコンプレッサーに三菱独自の「ポキポキモータ」と呼ばれる高出力モーターが使用されているのも特徴です。冷媒を温めて効率的に湯沸かしを行えます。そのほか「ホットあわー」と呼ばれるマイクロバブルを発生させる機能も備わっています。入浴中に泡が出て全身を包み込むことで湯冷めしにくくなる機能で、装備されているのはPシリーズだけです。
Sシリーズ
Sシリーズは三菱のエコキュートのなかでベーシックなモデルです。Pシリーズと同じく、見た目はロイヤルシルバーカラーの角形で、寒冷地向けと一般地向けの製品があり、給湯の種類は追い炊き機能も付いたフルオートタイプとなっています。また、タンクの容量は2~4人用の180L、3~4人用の370L、4~5人用の430Lと460L、5~7人用550Lの5種類です。
Sシリーズは機能が充実している一方で、価格が抑えられたコストパフォーマンスの良い製品のため、三菱のシリーズのなかでも高い人気を集めています。特に効率性が優れていて、年間給湯保温効率は3.4と一般的なエコキュート商品よりも高めです。別に年間給湯保温効率が3.8の商品もリリースされています。ちなみに、年間給湯保温効率とは、どれほど電力を抑えて効率的にお湯をわかせるかを示す数値です。1年間の給油熱量と風呂を保温した際の保温熱量を、1年間に必要となった使用電力量で割って算出します。
Aシリーズ
Aシリーズは、必要な機能を最低限に抑えて価格をリーズナブルにした初心者向けのモデルです。見た目はPシリーズやSシリーズと同じくロイヤルシルバーカラーの角形ですが、給湯の種類は追い炊き機能付きのエコオートタイプとなっています。ただし、一部追い炊き機能がないタイプもあるため、購入の際には注意が必要です。基本的に給湯専用のモデルであるため、ほかのシリーズと比べて備わっている機能はシンプルですが「ホットりたーん機能」や「お天気リンクAI機能」は備わっています。
また、ほかのシリーズと同様に寒冷地向けと一般地向けの製品があり、タンクの容量は1~2人用の180L、2~4人用の200Lと300L、3~4人用の370L、4~5人用の430Lと460L、5~7人用550Lの7種類と多彩です。
三菱製エコキュートの代表的な機能について
三菱のエコキュートにはさまざまな機能があります。ここでは、三菱製エコキュートに備わっている主な4つの機能について詳しく紹介します。
お天気リンクAI
お天気リンクAIはAI(人工知能)を利用して適切な沸き上げを行う、太陽光発電システムとエコキュートの連携機能です。AIが、過去の太陽光発電量の実績と天気予報をもとに実際の太陽光発電量を予測し、翌日に使用するぶんのお湯の沸き上げに太陽光発電を使用するかどうかを自動で判断します。たとえば、翌日に晴れの予想が出ていて太陽光による発電量が多いことが予測される場合、AIが選択するのは太陽光発電を使用するモードです。一方、翌日に太陽が出ない雨などの予想が出ていて太陽光による発電量が少ないことが予測される場合には、夜間の電気を使用して沸き上げを行います。
通常のエコキュートであれば、天気がどうであれ夜間の電力で沸き上げが行われますが、お天気リンクAIがあるエコキュートは、使用に不便がない範囲で夜間の電力購入を控えるため省エネでお得です。この機能は三菱エコキュートのすべてのシリーズに装備されています。
ハイパワー給湯
ハイパワー給湯は、給湯からお湯を勢いよく出すことでシャワーを不便なく爽快感も堪能しながら使用できる機能です。給湯圧力を高める減弁圧と圧力ロスを抑える混合弁や大口径配管を採用した三菱独自の構造を持つ貯蔵タンクにより、貯湯ユニットから送り出す湯の圧力を安定的に高めます。高圧力型エコキュートでも従来のものだとお湯の圧力は180kPaでした。しかし、ハイパワー給湯機能が付いた製品であれば、およそ1.6倍の290 kPaもの水圧です。
戸建て浴室が3階にある場合、180kPaのタイプだと圧力不足で使用自体できませんが、290 kPaあるハイパワー給湯タイプなら、使用はもちろんお湯の勢い不足でストレスを感じることも避けられます。節水対応のシャワーヘッドを付ければシャワーの勢いをその時々に応じて調整することも可能です。ただし、ハイパワー給湯機能が付いているのはPシリーズとSシリーズの一部の製品となっています。
ホットりたーん
ホットりたーんは、通常であれば使用後捨ててしまう残り湯の熱を再活用する、家計にも環境にも優しい機能です。使用後のお湯がまだ温かい場合にはその熱をタンクに戻し、夜間に沸き上げる際はエネルギーとして使用します。あくまでも熱のエネルギーだけを再利用するシステムであり、タンクのお湯と浴槽のお湯を混ぜることはなく衛生上問題はありません。残り湯の熱は最後の入浴後にスイッチを押すだけで回収されるため操作が簡単で手間も不要です。
ホットりたーんは、一部を除いたPシリーズに基本装備されている機能ですが、タンクの容量が550Lのタイプには付いていません。また、装備されているタイプでも、入浴中に使うことには注意が必要となります。起動中はお湯の温度が下がってしまうからです。
ホットあわー
ホットあわーは、入浴中にリモコンのボタンを押すと従来製品の約1000分の1のサイズである約0.01mmの細かい泡が出る機能です。湯のなかに出る泡は小さいほど水中に留まりやすく、全身を包み込みます。そのため、湯上り後も皮膚の表面温度を高く維持し湯冷めを防いでくれる点がポイントです。さらに、マイクロバブルにより皮膚の水分量が増えて肌のうるおいが高まる効果にも期待が持てます。ただし、ホットあわー機能が付いているのはPシリーズだけです。
自分のニーズにあったエコキュートを選択できるようにしよう
三菱のエコキュートにはさまざまな機能があるため選ぶ際に迷いやすいものです。しかし、日々利用するものであるため、必要な機能をしっかりと見極めて自分に合った製品を上手に選ぶことが重要となります。たとえば、新機能にこだわりたいのであればPシリーズやSシリーズ、経済的でシンプルなものを求めているのであればAシリーズがおすすめです。判断に迷ったら一度問い合わせてみるとよいでしょう。
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