オール電化

2024/07/21

「エコジョーズ」と「エコキュート」はどう違う? 似ているようで全然違う、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを解説!

「エコジョーズ」と「エコキュート」はどう違う? 似ているようで全然違う、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを解説!

快適な日常生活を送るうえで欠かせないのが家電製品や各種の設備ですが、その稼働には電気や熱といった各種のエネルギーが必要です。 ですが昨今では地球環境の保護・保全の一環として省エネへの配慮が求められており、少ないエネルギーで効率的に動作することがあらゆる設備へのニーズとなっています。

なかでも家庭ではお風呂やシャワー、洗顔や洗い物のためにお湯を使用するシーンが多く、熱効率に優れた給湯器は環境配慮の観点からも望ましい設備の一つといえるでしょう。

そんな高効率給湯器の代表格として、「エコジョーズ」と「エコキュート」が挙げられます。

よく似たように感じられるこの2つですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

本記事ではエコジョーズとエコキュートの違いを概観し、それぞれの持つメリット・デメリット、そしてどういったニーズに対して適しているのかを解説します。

エコジョーズの仕組みとは?

「エコジョーズ」と「エコキュート」はどう違う? 似ているようで全然違う、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを解説!

まず、エコジョーズとはガスを用いてお湯を作る高効率給湯器のことで、熱エネルギー機器メーカーの大手、リンナイによる商品です。

ガス給湯器の基本的な仕組みとしては、ガスを燃焼させたその熱でお湯を沸かすというごくシンプルなものです。しかしそのためのエネルギーは100%活用されておらず、水をお湯にするのに用いる熱は多くが放散して無駄になっていました。

この熱源は200℃にもおよぶとされ、エコジョーズはこれを回収して温熱のためのエネルギーとして再利用することで、より少ないガスでお湯を作り出すことを実現した給湯器です。

これにより優れた熱効率を誇るエコジョーズは、従来の給湯機に比べてガス使用量を10~15%削減しているといわれています。

エコジョーズはできるかぎり熱エネルギーの無駄をなくし、少量のガスで効率よくお湯を沸かす機械であるといえるでしょう。

エコキュートの仕組みとは?

一方のエコキュートも同じく高効率給湯器の一種ですが、こちらはお湯を作るのに電気を用いており、暖房機器や住宅設備機器のメーカーであるコロナが世界で初めて商品化したものです。

電気でお湯を沸かすといっても単純に電熱のみをエネルギー源としているのではなく、空気中の熱を集めるヒートポンプという装置で水を温めています。

ヒートポンプとは身近な例でいえばエアコンの室外機や冷蔵庫などがそれにあたり、熱交換の作用で空気や水を冷やしたり温めたりといったことが可能です。

エコキュートではその機能でお湯を沸かしており、あらかじめつくったお湯をタンクに貯めておいて使う仕組みになっています。

このように、エコキュートは空気中の熱を利用して沸かしたお湯を貯蔵しておく機械であるといえるでしょう。

エコジョーズのメリット

次にエコジョーズのメリットについて見ていきましょう。

ガスを用いた高効率給湯器という特性から多くの利点がありますが、そのうち代表的なものを以下に3点挙げました。

ガス代の削減

先にも述べたように、エコジョーズは少ないガスでお湯を沸かせることが特長の給湯器であることから、ガス代を削減できるメリットがあります。

仮に従来給湯器よりもガス使用量が15%少なくなるとした場合、それまでの一カ月あたりガス代が5,000円だとしたら3,500円にまで抑えられることを意味しています。

もちろん上記は単純計算のうえでの目安であり、稼働状況や使用量によって大きく変動する可能性があるのは自明のことです。

ですが金額にして15%の削減は家計にとって大きく、エコジョーズの導入によって財政にも好影響をおよぼすものと考えられます。

この傾向はガス使用量の多い家庭であるほど顕著で、お湯をたくさん使うケースではその恩恵がより明確になるといえるでしょう。

コンパクトに設置できる

エコジョーズは非常に熱効率のよい給湯器として設計されていますが、本体は意外なほどコンパクトにまとめられています。

機種によって差異はありますが、一般的なエコジョーズの本体サイズは縦約75cm程度とされています。

このことは設置できる場所や環境の選択肢が広がることを意味しており、大きなスペースの確保を必要とせずに従来機種からの転換が容易なケースが多いといえるでしょう。

一戸建てばかりではなくマンション・アパートといった限られた空間でも、コンパクトに設置できるのは大きなメリットの一つです。

初期費用が比較的安い

エコジョーズは他の高効率給湯器、例えば本記事で取り上げているエコキュートと比べると初期費用が比較的安いことも特徴です。

これも機種や使用条件によって異なってきますが、例えば一日500L程度のお湯を使う家庭での設置を想定した場合、エコジョーズは本体価格が20~35万円ほど、設置の工事費用は約5万円で初期費用は合計25~40万円となります。

一方のエコキュートの初期費用は本体価格30~70万円、設置工事費約15万円、合計45~85万円となり、エコジョーズとは最大で約65万円もの差が生じるケースがあります。

ただし年間を通じたランニングコストでは電気代を抑えられるエコキュートに軍配が上がることから、長いスパンで見た場合には一概に言えない面もあるでしょう。

しかしながら導入のためのハードルが低めであることは、エコジョーズのメリットの一つです。

エコキュートのメリット

「エコジョーズ」と「エコキュート」はどう違う? 似ているようで全然違う、それぞれの仕組みとメリット・デメリットを解説!

一方のエコキュートについてもそのメリットを概観しておきましょう。

同じ高効率給湯器でもエコジョーズとエコキュートではそもそも仕組みが異なるため、単純にどちらが優れているかといった議論は適切ではありません。

客観的にそれぞれの利点を把握することを目的として、以下にエコキュートの代表的なメリットを2点見てみましょう。

湯沸かしコストの削減

エコキュートが電気によってヒートポンプを作動させ、熱交換の原理でお湯を沸かすことを先に述べました。

単に電気の熱で水をお湯にするためには少なからぬエネルギーが必要ですが、空気中の熱を集めてしかも電気料金の安い夜間に自動的にお湯をつくることから、湯沸かしのためのコストを削減できるメリットがあります。

それにエコキュートはお湯をタンクに貯めておき、必要に応じてそれを使うことも特徴です。安定したお湯の熱を維持していることから、その都度熱エネルギーを利用して水を沸騰させるタイプとは異なる点もコスト削減に貢献しています。

災害時の水ストック

エコキュートは貯湯タンクを備えているという特徴があることを述べましたが、これにより水のストックができることは災害時の備えとしても非常に有効です。

エコキュートのタンク容量にはさまざまなタイプがありますが、370Lおよび460Lが一般的な規格です。

災害時には断水等の被害が想定され、そのため浴槽などに水を溜めておくことが推奨されていますが、例えば戸建て用の0.75坪サイズのバスタブ一杯に入る水は220~250Lほどとなります。

非常時において400L弱または500L弱の水をストックしておけることは、エコキュートの大きなメリットといえるでしょう。

ただしそのまま飲料水とすることは避けた方がよいといわれているため、トイレを流したり汚れを落としたりするために使用することが前提です。

エコジョーズのデメリット

何事にもメリットがあればデメリットもあるのは自然なことで、エコジョーズにおいてもそれは同様です。

ただしメリットと表裏一体の性質のことも多々あり、単純な短所ではなくエコジョーズの特性の一つとして理解することが重要でしょう。

以下にエコジョーズのデメリットといえる点を3例あげました。

ガス使用量が少ないと非効率

ガス代を削減する効果のあるエコジョーズですが、当然ながらガス使用量が多いほどその恩恵は大きくなります。

わずかしかガスを使わない家庭であればそもそもエコジョーズを導入するメリットが少ないため、たくさんのガスを消費するケースでこそ発揮される長所といえるでしょう。

そのためガス使用量が少ない場合は導入の費用をなかなか相殺することができず、かえって非効率となることもあります。

従来機種よりは高額

エコジョーズはその他の高効率給湯器に対して初期費用が安い傾向にあることをメリットとして述べましたが、従来型給湯器との比較ではやはり割高となります。

シンプルな機能の機種であればその差は小さいものの、ハイエンドモデルでは数万円単位の違いが出る場合もあるため選択には十分な検討が必要です。

配管増設工事が必要

エコジョーズは熱の再利用過程で配管に多くの結露が発生します。

エアコンや冷蔵庫でも同様ですがこれを「ドレン水」といい、適切に排水することが必要です。

エコジョーズの設置に際してはこのドレン水を排水するための配管工事も必要となるため、この条件により設置場所が制限されてしまう可能性も皆無ではありません。

エコキュートのデメリット

最後にエコキュートのデメリットについても見ておきましょう。

電気を用いるという特性によるメリットは、同時に電気が使えない際のデメリットともなり得ます。

その点にも注意しつつ、以下に代表的なデメリット2例を挙げました。

停電時には使えない

電気を用いてお湯をつくるエコキュートは、当然ながら停電の時には使うことができません

貯湯タンク内のお湯も一定の間は温かいものの、停電が長引くと冷めてしまいます。

停電時のバックアップ用電源やバッテリーを備えるなど、非常時にも電気の確保ができる備えが必要です。

それ自体が高額

これも先に述べた通り、エコキュートは本体に加えて貯湯タンクを備えた大がかりな装置であることから、高額となる傾向があります。

エコジョーズと比べた場合には最大で本体価格に50万円ほども差が出る場合もあり、導入によって削減される費用で初期費用を相殺するまでには長い時間がかかるケースも珍しくありません。

この点をよく理解した上で導入を決めることが重要です。

まとめ

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事ではエコキュートとエコジョーズの違い、そしてそれぞれのメリット・デメリットを解説しました。

関西密着の住宅設備専門店である「エコ突撃隊」では、エコキュートをはじめとした省エネ設備などのメーカー正規品を低価格でご提供しております。

また1998年の創業以来、これまでに28,000件以上の施工実績を有していることから、豊富なノウハウと確かな技術で多くの客様から好評のお声をいただいてきました。

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