知らないと損!エコキュートの補助金がもらえるか確認しよう

ご家庭のエネルギー消費において、給湯器が占める割合は非常に大きいものであることをご存知でしょうか。
その割合は約30%にものぼるため、給湯器の省エネ性は重要視すべきです。
その点、エコキュートは電気のエネルギーとは別に、コストのかからない空気熱を利用するため、従来の給湯設備のおよそ1/3までランニングコストを抑える事が可能です。

しかし、エコキュートは高額な設備であるため、新設はもちろん買い替えも躊躇してしまうことが少なくありません。
負担を少しでも軽くするため、購入前には補助金が受けられるかどうか必ず確認するとよいでしょう。

補助金を確認する際には、以下の3つの範囲全てを確認することをおすすめします。

• 国単位
• 都道府県単位
• 市区町村単位

エコキュートは補助金の大盤振る舞いが終了して久しいため、常に全ての範囲で補助金制度があるわけではありません。
しかし、場合によっては国や市区町村等、それぞれに出ている補助金を併用できる事があります。
数万円～10万円以上の補助が受けられる事もありますので、必ず確認しましょう。

大阪府民が対象のエコキュート補助金

2023年10月現在、大阪府主導の補助金制度はありません。

大阪府内で補助金を出している市区町村

大阪府内の市区町村で個人向けのエコキュート補助金制度があるのは以下となります。

大阪府泉大津市

【高効率給湯器設置補助金】

項目	内容
交付対象者	1.自らが居住する市内の住宅(店舗付き住宅を含む。)に新品かつ未使用品の設備等を一括支払いにより購入し、設置している者
	2.同一の設備等に対し、この要綱に基づく補助金の交付を、同一世帯を構成している者を含め、これまで受けたことがない者
	3.同一の設備等に対し、市の補助金の交付を、同一世帯を構成している者を含め、これまで受けたことがない者
	4.市税等を滞納していない世帯に属する者
	5.市が行う環境保全事業に積極的に協力でき、また家庭でのエネルギー使用状況等に関する調査等に協力できる者
対象設備・補助金額	【潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)】 補助金額: 10,000円 潜熱を回収するための熱交換器を備えている給湯器で、給湯効率が90%以上であること
	【CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)】 補助金額:20,000円 CO2冷媒ヒートポンプ給湯器:CO2を冷媒として使用する空気熱源方式のヒートポンプ方式給湯器で、日本産業規格(JIS C 9220)の性能表示があること
	【ハイブリット給湯器(エコワン)】 補助金額:30,000円 ハイブリッド給湯器(ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器):熱源設備として、電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで、貯湯機能を持ち、一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)で、年間給湯効率が108%以上であること
申請受付期間	令和5年4月1日～令和6年3月15日
予算	200万円

大阪府泉大津市の【高効率給湯器設置補助金】では、エコキュートをはじめとしてエコジョーズ、エコワンといった省エネ性能に優れる給湯器を対象に補助金が交付されます。
エコキュートを購入した場合は2万円の補助金が交付されます。
ただし、購入金額の内金券や仮想通貨、ポイントなどの使用は対象外となるため注意が必要です。

また、補助金の申請方法に関しても確認が必要です。
申請方法は制度によって多岐に渡りますが、当該補助金は購入者が泉大津市の環境課まで直接申請書を持ち込む必要があります。
郵送では受け付けてもらえませんので、覚えておきましょう。

申請書には定められた様式第1号「泉大津市住宅用ゼロカーボンシティ推進補助金交付申請書兼請求書」及び第1号別紙に下記の書類を添付する必要があります。

• 設置費に係る領収書の写し又は設置費に係る支払いが確認できる書類
• 機種の名称、購入者の住所氏名が明記されたメーカーが発行した保証書の写し
• 設置状態を示すカラー写真(機器の全体像及び機器名称、型式が記載された部分の拡大写真)

他にも細かい諸注意がありますので、気になる方は公式HPを確認して申請に備えましょう。
また、直近での利用を考えている方は出来るだけ早く準備を整えるべきです。
何故かというと、補助金制度は予算が尽き次第終了となるからです。

泉大津市の今回の補助金では、予算が「200万円」と比較的少額です。
公式HPによると、2023年10月1日時点で予算の約40%が既に消化されています。

申請のタイミングによっては、補助金が受けられない可能性もあるので注意しましょう。

国で出している補助金制度

エコキュートを対象とした国主導の大規模な補助金は絶えて久しいです。
具体的には、2010年の「高効率給湯器導入事業費補助金」以来長期間補助金はありませんでした。
しかし、2023年は実に13年ぶりに国家主導のエコキュート補助金制度が復活しました。

2023年に国が交付しているエコキュート補助金制度は以下となります。

給湯省エネ事業

給湯省エネ事業は経済産業省資源エネルギー庁が主導する補助金制度です。
ご家庭に高効率給湯器の導入支援を目的として設立されました。
対象機器は以下となります。

• 家庭用燃料電池(エネファーム)
• 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)
• ヒートポンプ給湯器(エコキュート)

エコキュートでは「一定の性能基準を満たすエコキュート」を対象に一律5万円が支給されます。
全てのエコキュートが対象となるわけではありませんが、高性能なエコキュートを割安で入手したい方は必ず利用しましょう。
2023年10月28日現在、予算消化率は22%と余裕がありますが、対象契約期間が2023年12月31日までと差し迫っています。
利用を検討している方は、すぐに購入手続きを進める必要があります。

給湯省エネ事業について詳しく知りたい方は下記の記事を御覧ください。

関連記事給湯省エネ事業でエコキュートはお得に購入できる?給湯省エネ事業のメリットや注意点などを解説

まとめ

以上が、大阪府で利用できるエコキュート補助金制度となります。
市区町村単位で個人が利用できるのは泉大津市のみですが、給湯省エネ事業は他の地域にお住まいでも利用できます。

エコキュートは発売当初に比べある程度普及したため、補助金を得られる機会は減少傾向にあります。
13年ぶりに補助金が受けられるこの機会に、ガス給湯器や電気温水器からエコキュートへの切り替え、古いエコキュートからの買い替え等検討してみては如何でしょうか。

「エコ突撃隊」ではエコキュートをはじめとして、太陽光発電システム、蓄電池等、エコな住宅設備を取り扱っています。
補助金の相談にもご対応させていただけますので、エコキュートの導入を検討している方は是非お気軽にお問い合わせください。

こちらの記事もおすすめ!

関連記事給湯省エネ事業でエコキュートはお得に購入できる?給湯省エネ事業のメリットや注意点などを解説

関連記事エコキュートの価格は工事費込みでいくら?費用の内訳とお得に設置するコツ

関連記事エコキュートの買い替え費用はどれくらい?機種・施工業者の選び方もご紹介