オール電化
2024/06/24
オール電化と相性バッチリのエコキュート床暖房とは?取り扱っているメーカーはどこ?
寒い冬にはぴったりの床暖房について、温水式や電気ヒーター式の違いや使用している燃料を解説します。またオール電化と相性が良いエコキュート床暖房の特徴やメリット、導入費用やランニングコストを紹介! ヒートポンプ式床暖房の特徴やメリットも合わせて解説しますので、是非最後までご覧ください。
エコキュート床暖房は「温水式床暖房」
多機能型エコキュートを使用するエコキュート床暖房は、「温水式床暖房」に分類されます。「温水式床暖房」とは、床下にパイプを設置し、パイプ内に温水を流すことで床を温める方法の床暖房です。
また、エコキュート床暖房の場合の燃料は電気ですが、温水式床暖房の燃料には電気以外にも様々な種類があります。
温水式床暖房の燃料
まずはどのような燃料があるか見ていきましょう。
- 電気
- ガス
- ハイブリッド
- 灯油
順番に見ていきましょう。
電気
まず代表的なのが、はじめにも紹介した電気です。電気で動く温水式床暖房には、多機能型エコキュート(エコキュート床暖房)の他にも、ヒートポンプ式床暖房やエアコン連動型ヒートポンプ、太陽熱利用温水器などがあります。
ガス
ガスで動く温水式床暖房には、温水暖房月給湯器やエコウィル、床暖房専用ガスボイラーなどが存在します。
ハイブリッド
ハイブリッド燃料で動く温水式床暖房には、エコジョーズ(ガス)+ヒートポンプ(電気)や、エコジョーズ(ガス)+太陽熱利用温水器などが存在します。
灯油
灯油を燃料に動く温水式床暖房には、床暖房専用灯油ボイラーがあります。
仕組みが異なる電気ヒーター式床暖房もある
床暖房には、温水式の他に電気ヒーター式も存在しています。
電気ヒーター式床暖房の燃料は電気のみで、熱線式、カーボン式、蓄熱式電気ヒーター、PTC発熱ヒーターなどの種類があります。
エコキュートをこれから設置する人には「エコキュート床暖房」
温水式床暖房のひとつである「エコキュート床暖房」は、これからオール電化をはじめる人や、これからエコキュートを設置しようと思っている人に最適です。ここでは、その理由や導入費用、メリットやデメリットについて解説していきます。
「エコキュート床暖房」がオススメの理由
「エコキュート床暖房」が、これからオール電化をはじめる人や、これからエコキュートを設置しようと思っている人にオススメの理由は2つ存在します。
- 多機能エコキュートのみで床暖房を始められる
- オール電化プランで電気代が割安
順番に見ていきましょう。
多機能エコキュートのみで床暖房を始められる
エコキュート床暖房は多機能エコキュートの設置だけで、新たに熱源機の設置などは必要ありません。最初に多機能エコキュートを設置しておくことで、熱源機の追加設置など余計な出費や手間をかけずに床暖房をはじめることができます。
オール電化プランで電気代が割安
多機能エコキュートの設置と共にオール電化をはじめる場合、深夜の電気代が安くなるオール電化プランに加入することになります。そうすると、床暖房で使用するお湯も、深夜の割安な電力で沸かすことができるので、電気代がお得になります。
「エコキュート床暖房」の導入に必要な機器と費用
多機能エコキュートを設置して、エコキュート床暖房を開始する場合、初期費用とランニングコストの目安は以下の通りです。
「エコキュート床暖房」の初期費用目安
- 多機能エコキュート本体:約40万円~
- エコキュート設置工事費:9~16万円程度
- 温水床暖房工事費:6畳65万円程度~/12畳80万円程度~
- 費用合計:114~136万円程度
※上記費用は目安です。購入する多機能エコキュートの機種などにより価格は変動します。
「エコキュート床暖房」のランニングコスト目安
2017年現在、東京電力のオール電化プランであるスマートライフプランに加入している場合、エコキュート床暖房の1kWhあたりの電気代は以下の通りです。
- エコキュート床暖房の夜間電気代:5.82円
- エコキュート床暖房の昼間電気代:8.44円
- ヒーター・ストーブの夜間電気代:17円46銭
- ヒーター・ストーブの昼間電気代:25円33銭
ヒーターやストーブの電気代に比べて、丁度3分の1であることがわかります。
※契約している電力プランなどによって、電気代は変動する場合があります。
「エコキュート床暖房」のメリット
エコキュート床暖房を導入することで得られるメリットは以下の通りです。
- ストーブが不要になるので、火傷や火事のリスクが減る
- ランニングコストが安い
- エアコンやストーブのように空気が乾燥しないため喉にやさしい
- 足元から温まることができる。
- 台所も床暖房にした場合、寒い冬の台所作業が楽になる
- エコキュートひとつで床暖房から給湯までまかなうことができる
ストーブを代表とする石油やガスを熱源とする機器と違い、エコキュートは空気の熱と電気を利用します。
火事に繋がりにくい熱源のため、万が一の事故などのリスクを下げることができます。
そして、空気の熱という無料のエネルギーを利用するためランニングコストも低いという特徴があります。
「エコキュート床暖房」のデメリット
エコキュートの床暖房はメリットも多いですが、デメリットもあります。
主なデメリットは下記の通りです。
- 導入するための費用が高い。
- ヒートポンプの使用頻度が高くなるので、劣化が早まる可能性がある
- お湯を使用する為、湯切れに注意する必要がある
- ヒートポンプ式床暖房に比べ、床暖房にできる対応面積に制限がある。
まずネックなのは、導入費用の高さでしょう。
ただし給湯の役割も果たしているので、床暖房用の熱源機を追加で購入するよりは割安ともいえます。
また、タンク内のお湯を使用するため、湯切れが起きた場合は昼間の電気でお湯を沸かさなければならない時があるかもしれません。
その際は、日中の高い電気代を使用することになるので、電気代に影響を与えるデメリットがあります。
床暖房対応のエコキュートを発売しているメーカーは?
これまではエコキュートの床暖房について解説しました。
では、実際のどのメーカーから発売しているのでしょうか。
床暖房機能付きエコキュートが欲しいならパナソニック
2024年現在、床暖房機能付きエコキュートを発売しているのはパナソニックのみです。
かつてはコロナから発売されていましたが、専用部品の調達難等の理由で2022年12月に生産終了となりました。
床暖房付きのエコキュートをお求めの際は、パナソニックの【DFシリーズ】のエコキュートをご検討下さい。
エコキュートを導入済みの人には「ヒートポンプ式床暖房」
既にエコキュートを設置している人(オール電化済みの人)には、ヒートポンプ式床暖房をオススメします。
「ヒートポンプ式床暖房」がオススメの理由
既にエコキュートを設置している人(オール電化済みの人)がエコキュート床暖房をはじめようと思ったら、エコキュートを多機能の機種に買い替えなくてはいけませんので、あまり現実的ではありません。
その点、ヒートンポンプ式床暖房であれば、熱源機の追加設置と床暖房パネルの張替え工事を行うことで床暖房をはじめることができるため、エコキュート設置済みの人にもオススメです。
「ヒートポンプ式床暖房」のメリット
エコキュート床暖房に比べて、お湯切れを起こす心配がありません。
床暖房にできる対応面積が、エコキュート床暖房に比べて広いのもメリットといえます。
オール電化を導入していなくても、床暖房をはじめることは可能なため、費用を抑えられます。
「ヒートポンプ式床暖房」のデメリット
多機能エコキュートほどではないが、熱源機の本体価格が高い傾向があります。
オール電化プランの場合、昼間に床暖房を長時間使用すると、割安ではなくなってしまうこともあります。
まとめ
以上が、エコキュート床暖房の解説となります。
2024年現在では、選択肢はパナソニック製品のみとなりますが、ランニングコストや事故リスク回避など、まだまだメリットも多くあります。
床暖房付きのエコキュートをご検討の際は、エコ突撃隊までご相談下さい。
こちらの記事もおすすめ!
お見積り・ご相談はこちら
「ダイキン空調機特約店」
エコ突撃隊 お客様相談窓口
当店の自社施工は、
ダイキンの空調機特約店に認定されています。
安心してお任せいただけるよう、迅速・丁寧にご対応させていただきます。
お電話でのお問い合わせ
10時00分~19時00分