太陽光発電
2025/05/30
太陽光の人気メーカーはどこ?太陽光発電システムを選ぶ時のポイントも解説
太陽光発電システムを導入したいけれど、どのメーカーの太陽光発電システムが良いのか迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、太陽光発電システムの人気メーカーについて解説します。日本国内で販売されている太陽光発電システムの国内外メーカーの違いや、エコ突撃隊でおすすめのメーカーについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
太陽光発電システムの人気メーカーは?
太陽光発電システムの人気メーカーは総合的に見るとパナソニックです。パナソニックの太陽光発電システムは発電量や変換効率、保証などの面で非常に高い評価を得ており、業界トップクラスのメーカーになります。
国内なら誰もが知っているメーカーということも安心材料となり、シェアを伸ばしています。しかし、パナソニックの太陽光発電システムの価格相場は1kWあたり約24万円で、外国メーカーに比べると少々高い傾向にあります。
そのため、コストパフォーマンスの面で最も人気のメーカーはカナディアンソーラーになります。
カナディアンソーラーは2001年にカナダで設立された太陽光発電システムのメーカーです。現在の生産拠点はカナダと中国に合計8カ所あり、ほとんど中国メーカーと呼べます。
発電量や変換効率はパナソニック製の太陽光発電システムに匹敵しつつ、1kWあたり約20.2万円で購入できるためコストパフォーマンスにこだわる方に人気を集めています。
国内メーカーで信頼できる技術力と耐久性の高い太陽光発電システムを選ぶならパナソニック、コストパフォーマンスを重視するならカナディアンソーラーがおすすめです。
ただし、日本国内では上記以外のメーカーが太陽光発電システムを販売しています。メーカーごとに違いがあるため、人気のメーカーだからという理由で購入しないようにしましょう。
太陽光発電システムのメーカーごとの違い
エコ突撃隊では、次のメーカーの太陽光発電システムを販売しています。
- パナソニック
- カナディアンソーラー
- Qセルズ
- 長州産業株式会社
- ソーラーフロンティア
- TOSIBA
メーカーごとに太陽光発電システムの特徴が異なります。それぞれ、順番に解説します。
パナソニック
パナソニックは太陽光発電システムのメーカーとしては老舗になります。1992年に住宅用系統連系発電システムを設置すると、1994年には住宅向けの太陽光発電システムを販売しています。
上記でも説明しましたが、パナソニックは高い技術力を有しているメーカーです。
特に「HITシリーズ」は世界に先駆けて実用化された技術を用いており、従来のソーラーパネルにある夏場の暑さで発電量が低下するという弱点を克服し、年間を通じて発電量を安定させています。
また、HITシリーズは独自構造により太陽光の反射や散乱光を抑えることができるため、多くの太陽光を取り込んで発電でき、なおかつ周囲への反射を軽減することができます。
ソーラーパネルの発電量や発電効率が高いということは、設置面積が少なくても発電量が安定するということです。
そのため、パナソニックの太陽光発電システムは狭い屋根や特殊の形をした屋根に強いという特徴もあります。屋根面積が限られていても少ない枚数で高発電量を確保したい方は検討してみましょう。
ただし、2022年度より自社での生産は終了し、現在は、海外メーカーの太陽光パネルのOEM供給を受けて販売しています。
ブランドや 25 年保証は継続しますが、供給量は縮小するため将来的にはパナソニックの太陽光発電システムはプレミアムな商品になる可能性があります。
カナディアンソーラー
カナディアンソーラーは世界150カ国で導入実績を持つほど、世界的に知名度の高い太陽光発電システムのメーカーです。日本でも国内住宅設置累計20万棟を突破しており、人気の高いメーカーになります。
カナディアンソーラーの特徴は高品質ながら低価格な製品を販売していることです。特に「TOPHiKu6」というシリーズは変換効率がパナソニック製のソーラーパネルに匹敵するほど、性能が高いです。
また、ソーラーパネルに独自の新技術を活用しているため、ホットスポットという故障リスクが発生する確率を軽減しています。
影による出力低下の影響も少なく、日本仕様は製品15 年、出力25 年と長期保証なため、コストパフォーマンスと発電量の両方を重視する方におすすめのメーカーといえます。
Qセルズ
Qセルズはドイツの太陽光発電システムのメーカーで、ヨーロッパを代表するメーカーと言えます。2007年と2008年には太陽光発電市場の世界トップシェアを獲得し、2010年から2015年までの6年間でセル累積出荷量が9GWを突破するほどです。
現在は韓国のハンファグループの傘下に入っていますが、技術力の高さは健在です。
特に高温多湿の環境下でも最大出力がほかのメーカーに比べて低下しづらいのは、Qセルズの魅力です。また、Qセルズは製品の生産がオートメーション化しているため、価格が安いという特徴もあります。
高温多湿の地域でも発電ロスを抑えつつ、価格と保証のバランスを重視したい方におすすめのメーカーです。
長州産業株式会社
長州産業株式会社はすべての工程を自社内で行っている太陽光発電システムのメーカーです。ほかの大手メーカーはソーラーパネルの生産を海外メーカーに依頼するケースが多いですが、長州産業株式会社は自社内で一括して製造しているので、安心できます。
現在の主力商品はヘテロ接合構造セルや波長変換機能などの毒機能を搭載した「Gシリーズ」と高効率な単結晶セルを採用した「Bシリーズ」です。
また、製品15年、出力25年保証に加えて、太陽光発電のメーカーとしては珍しく施工保証10年(雨漏り補償を含む)を行っています。仮に、工事会社が解散しても補償は有効です。
国内工場でパネルの製造から組みたて、チェックまでの工程を行っているので、国内一貫生産の高品質と手厚い施工補償で、長く安心して使いたい方におすすめのメーカーです。
シャープ
シャープは 1959 年に世界初の太陽電池量産を開始したパイオニア的なメーカーです。
黒を基調とした外観の「BLACKSOLAR ZERO」がフラグッシプモデルで、屋根に美しく調和するデザインとなっています。サイズや形状が異なる4種類の太陽電池モジュールを組み合わせるため、屋根の形状に合わせて効率よく設置することが可能です。
価格は海外勢より高めですが、国産で複雑な屋根にも合わせやすいサイズ展開とアフターサービスの厚さが評価されています。太陽光発電以外の機器も充実しているので、蓄電池まで含めて一括で任せられる総合力を重視する方におすすめのメーカーです。
ネクストエナジー
ネクストエナジーは2003年に創業したメーカーで、国内生産ながら海外勢並みの価格に抑えたコストパフォーマンスが魅力です。
最新技術N型セルを採用した太陽電池モジュールは従来のP型セル採用のモジュールに比べて単位面積当たりの出力が高く、生涯発電量の向上を期待できます。
大手に比べると知名度は低いですが、保証も充実しているので、国内ブランドを選びつつ初期費用を抑えたい方におすすめのメーカーです。
スカイジャパン
スカイジャパンはODM生産と国内品質管理を組み合わせる新興メーカーです。ODM生産とは、受託者が商品の企画・設計から製造までを一貫して請け負う形態になります。
扱っている太陽光パネルは、狭い屋根面積でもたくさん設置可能なタイプが多く、N 型LECOとSMBB ハーフカットセルを採用しているので、高出力ながら、劣化を抑えられる次世代の商品です。
最新技術を積極的に取り入れている、高効率パネルを選びたい方に適しています。
エクソル
エクソルは2001年に滋賀県大津市で設立され、京都に移転後は全国各地に支社や太陽光発電所を設置するメーカーです。
太陽光発電の総合企業を辞任しており、確かな技術力により設計や管理された高出力モデルを販売しています。
こちらも、次世代N型セルを採用しており、低照度や高温環境においても高い発電パフォーマンスを期待できます。さらに、表面の汚れが流れ落ち、汚れがたまりにくい「水切り加工」を採用していることもポイントです。
高効率パネルを販売している国内メーカーの商品をお得に購入したい方はチェックしてください。
太陽光発電システムの選び方
住宅用太陽光発電システムを選ぶなら、耐久性に優れた製品を選ぶことが重要になります。
なぜなら、卒FIT後に電力の買取価格が下がってしまうことを考えると、発電量やコストパフォーマンスよりも長期間稼働する太陽光発電システムを選ぶことが重要になるからです。
FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)が終了すると、電力の買取価格は大幅に下落するため、自家消費に切り替えて電気代を節約する方がお得になります。
一般的に、国内メーカーの太陽光発電システムの耐久年数は20年~30年と言われています。FITの買取価格は年々減少傾向にあるため、FIT期間中(10年間)に太陽光発電システムを導入した費用を回収するのは難しいです。
そのため、卒FIT後にどれだけの期間、太陽光発電システムによって電気代を節約できるかが大事になるので、10年、20年と長く稼働する耐久性に優れた製品を選ぶのが望ましいです。
エコ突撃隊でおすすめの太陽光発電システムのメーカー
エコ突撃隊で販売している太陽光発電システムの中でおすすめのメーカーはパナソニックです。
パナソニックのソーラーパネルに採用されている「ヘテロ接合型構造」は従来の結晶系に比べてより多くの電気を発生しつつ、劣化しにくいという特徴があります。
過去に行われた実験では他のソーラーパネルの素材は発電量が5年で2.5%~5.7%下がったのに対して、ヘテロ接合は5年で2.0%しか劣化していません。
ヘテロ接合構造の「HITシリーズ」は、暑さに強く、発電量や変換量が業界でもトップクラスの性能を誇ります。そして劣化しにくい製品のため、高いスペックが長期間続くので卒FIT後を見据えた太陽光発電システムとしておすすめです。
エコ突撃隊ではパナソニック製の太陽光発電システムとして「Panasonic VBM240FJ01N 240w 4.80kWシステム」を販売しています。
また、蓄電池とセットになった「Panasonic 創蓄連携セット」も販売しています。どちらもおすすめの商品のため、ぜひご検討ください。
まとめ
以上が、太陽光発電システムの人気メーカーの解説になります。日本国内で販売されている太陽光発電システムの中で、人気メーカーはパナソニックとカナディアンソーラーの2つです。
パナソニックは高い技術力により高性能でなおかつ耐久性に優れたソーラーパネルが人気の理由です。カナディアンソーラーは国内メーカーに匹敵する性能の高さに加えて、低価格な太陽光発電システムを販売しているのが人気の理由になります。
どちらも甲乙つけがたいですが、卒FIT後のことを考えると耐久性の高いパナソニックの太陽光発電システムがおすすめです。
エコ突撃隊ではパナソニックやカナディアンソーラーのほかに、国内外メーカーの太陽光発電システムを販売しています。メーカー正規品を低価格で販売して、丁寧な工事を心がけており、これまでに多くのお客様に満足して頂いております。
太陽光発電システムのことでご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。