オール電化

2024/08/28

エコキュートって室内に設置できる?最適な設置場所やメリット、注意点などを解説

エコキュートって室内に設置できる?最適な設置場所やメリット、注意点などを解説

エコキュートは室外に設置する給湯器ですが、屋内設置可能な機種も販売しているため、室内に設置することは可能です。 ただし、基本的には室外に設置して利用する給湯器なので、室内に設置する際は最適な場所やメリット、注意点などを知っておくと良いでしょう。

そこで今回は、エコキュートの室内設置について解説します。ぜひ、最後までご覧ください。

エコキュートって室内に設置できる?

エコキュートは電気と空気の熱を利用してお湯を沸かす貯湯式給湯器です。

エアコンの室外機に似たヒートポンプユニットが外気を取り込み、空気の熱を圧縮して高温にするとお湯を沸かし、貯湯タンクユニットに貯めておき、リモコンユニットで湯温や湯量などをコントロールします。

本来なら、リモコンユニットを除いたヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットは外に設置して運用しますが、メーカーや機種、設置する場所の環境によっては貯湯タンクユニットだけを屋内に設置するケースがあります。

エコキュートを室内に設置する理由

エコキュートを室内に設置する最大の理由は、貯湯タンクユニットを外に置くことができないケースがあるためです。

エコキュートは貯湯式給湯器で、夜間にお湯を沸かしておき、貯湯タンクユニットに溜めておいて翌日以降に消費します。

メーカーや商品によって構造は多少異なりますが、内部のお湯の熱が逃げないように密閉されており、断熱性能にも優れています。

しかし、外気温が氷点下20℃を下回るような寒冷地では、貯湯タンクユニットにつながっている配管内部が凍り、湯温を維持できず性能を発揮できないなどの可能性が高いです。

また、貯湯タンクユニットは人の背丈を超える高さで、貯湯容量によってはある程度のスペースを必要とします。狭小スペースに設置できる薄型やコンパクトな貯湯タンクユニットもありますが、住宅の状況によっては敷地に設置できません

つまり、外気温が著しく低い環境や、敷地スペースが無くて設置できない環境では、エコキュートの貯湯タンクユニットを屋内に設置する場合があります。

エコキュートの寒冷地仕様とは?

エコキュートは一般地仕様と寒冷地仕様の2種類があります。

電気と空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯器のため、氷点下10℃を下回ると性能を満足に発揮できず、配管内部のお湯が凍ってしまう可能性が高いです。

寒冷地仕様のエコキュートは凍結防止ヒーターを始めとした、凍結防止対策や寒冷地対策が施されているタイプで、氷点下10℃を下回るような環境でも室外に設置して使用できます。

ただし、エコキュートの寒冷地仕様でも氷点下20℃を下回るような環境下では貯湯タンクユニットの湯温を維持できないため、メーカーは室内設置を推奨しています。

エコキュートを室内に設置する場合の最適な場所

貯湯タンクユニットを屋内に設置する場合、最適な場所は水廻りに近い場所です。

メーカーや商品によって貯湯容量や機能に違いはありますが、エコキュートは貯湯式給湯器になります。電気代の安い時間帯にヒートポンプユニットがお湯を沸かし、貯湯タンクユニットに溜めておき、必要に応じて各所に給湯する仕組みです。

貯湯タンクユニットが風呂場や台所から離れた場所にあると、お湯を使用するまでに若干の時間がかかり、途中で温度が冷めてしまう可能性があります。

また、追い焚き機能のあるエコキュートが浴室と距離が離れるとエラーが出る可能性も否定できません。

そのため、エコキュートの貯湯タンクユニットを室内に設置するならお風呂場や台所から近い場所を選ぶと良いでしょう。

ただし、貯湯タンクユニットは人の背丈よりも大きく、給湯や給水の配管があちこちにつながっているため、置く場所によっては目立つかもしれません。

マンションならパイプスペース、戸建住宅なら使用していない空間や物置などの、日常生活で目立たない場所に設置しましょう。

なお、パイプやケーブルなどを設置し、周辺に熱が逃げる関係で、密閉された空間に設置することはできません。

室内に設置できるエコキュートの条件

室内に設置できるエコキュートの条件は、漏水センサーを付けていることです。

エコキュートは貯湯式給湯器のため、使用していると経年劣化や外的要因などにより貯湯タンクユニット周りから水漏れする可能性があります。

室外で水漏れした場合、場所によりますが深刻な被害になる恐れは少ないです。

しかし、室内で水漏れした場合、家財道具が濡れてしまったり、階下の住居へ漏れたりする恐れがあります。

室内設置が可能なエコキュートには漏水が起きた時のセンサーが必ず付いています。そのため、室内に設置するつもりでエコキュートを購入する方は、室内設置可能、屋内仕様となっているエコキュートを選びましょう。

エコキュートを室内に設置するメリット

エコキュートって室内に設置できる?最適な設置場所やメリット、注意点などを解説

エコキュートを室内に設置するメリットは以下のとおりです。

  • 敷地の外観がスッキリする
  • 貯湯タンクユニットの温度が下がりにくい

上記を順番に解説します。

敷地の外観がスッキリする

エコキュートの貯湯タンクユニットは人の背丈よりも大きく、存在感のある住宅設備です。

室外に設置していると、塀や囲いがないと巨大な住宅機器によって目立つ可能性はあります。

また、狭小スペースに貯湯タンクユニットを設置すると、通り道が塞がってしまいます

室内に巨大な貯湯タンクユニットを設置すれば、敷地の外観はスッキリし、狭小スペースを塞ぐことはありません。

貯湯タンクユニットの温度が下がりにくい

貯湯タンクユニットは外気温の影響によって、内部の湯温が下がる可能性があります。

湯温が下がると、リモコンユニットはお湯の量が少なくなったと誤解してしまい、ヒートポンプユニットが日中でも稼働します

エコキュートは電気料金が安い深夜にお湯を沸かしているため、他の給湯器に比べてランニングコストが抑えられていますが、日中は次の表のように電気料金が高いケースが多いです。

東京電力エナジーパートナー
スマートライフSの料金
単位 料金
基本料金 10Aにつき 1契約 311.75円~
電気量料金単価 午前6時~翌午前1時 1kWhあたり 35.76円
午前1時~午前6時 27.86円

外気温によって湯温が下がって日中に温め直しをすると、電気代が余分にかかってしまいエコキュートを設置するメリットが薄れてしまいます

室内は屋外に比べると温度は高いため、貯湯タンクユニットで溜めているお湯の温度は下がりにくいです。

つまり、エコキュートは室外に設置するよりも、室内に設置したほうが効率良く湯温を維持でき、余分なランニングコストが発生しない可能性があります。

エコキュートを室内に設置する際の注意点

貯湯タンクユニットを室内に設置する際の注意点は以下のとおりです。

  • デメリットのほうが多い
  • ヒートポンプユニットは室内に設置しない

上記を順番に解説します。

デメリットのほうが多い

エコキュートを室内に設置すると、「敷地の外観がスッキリする」「湯温が下がりにくい」などのメリットはあります。

しかし、基本的にエコキュートは室外に設置する機器です。

室内に設置する場合、屋内設置が可能な機種から選ぶことになり、室外設置とは違った工事を行うことになるため、施工業者によっては追加工事費用を支払うことになります。

また、室内に設置すると貯湯タンクユニットの湯温によって周りの空気が温められるので、室温が上昇しやすいです。冬場ならまだしも、夏場では体調に悪影響を及ぼす可能性を否定できません。

つまり、エコキュートの貯湯タンクユニットは室内よりも、室外に設置したほうが良いです。

設置したい場所の外気温が極端に低い、あるいは敷地内に設置スペースがないなどの理由があるなら仕方ありませんが、メリットを目当てに最初から室内設置可能なエコキュートを購入するのは止めましょう

ヒートポンプユニットは室内に設置しない

室内設置可能なエコキュートを購入しても、ヒートポンプユニットは室内に設置できません。

エコキュートのヒートポンプユニットは屋外の空気から熱を集めて、次の仕組みでお湯を沸かします。

  • 熱交換器の冷媒(二酸化炭素)が空気から熱を取り込む
  • コンプレッサーで冷媒を圧縮して高温にする
  • 高温になった冷媒を水側熱交換器で熱を水に伝えてお湯を作る
  • 水側熱交換器で熱を奪われた冷媒は膨張弁に運ばれて低温になる

上記1~4を繰り返すことでお湯を沸かしますが、ヒートポンプユニットは低温になった冷媒が空気から熱を取り込む際にマイナス10℃以下の冷気を排出します。

そのため、室内にヒートポンプユニットがあると、冷たい空気によって急激に室内の温度が下がってしまう恐れがあります。

また、ヒートポンプユニットが故障してしまい、内部の冷媒が漏れてしまうと二酸化炭素中毒を引き起こす危険性もあります。

以上の理由により、ヒートポンプユニットを室内に設置することはできないと覚えておきましょう。

日本で氷点下20℃を下回る地域は?

エコキュートって室内に設置できる?最適な設置場所やメリット、注意点などを解説

日本で氷点下20℃を下回る地域は、おもに北海道です。

2023年の気象データによると、北海道では2023年12月1日から2日にかけて、幌加内町や和寒町で氷点下20℃を観測しています。

以降は北海道全域に冷え込みは広がっており、北海道の各所で氷点下20℃を下回る地域が増えていく傾向です。

年度によって気候は異なりますが、北海道は寒さが厳しくなりやすい地方のため、エコキュートを導入するなら室内設置を検討しましょう。

まとめ

以上が、エコキュートの室内設置に関する解説です。エコキュートの貯湯タンクユニットは室内に設置することができます。外気温が氷点下20℃を下回る地域や、敷地内にスペースがない方は、室内設置を検討してみましょう。

ただし、室内設置はメリットよりもデメリットのほうが多いため、設置する際は信頼できる施工業者と相談してから決めると良いです。

エコ突撃隊」は専門的な知識や技術を身につけたスタッフが対応いたします。メーカー正規品を低価格で販売しており、施工件数が30,000件を突破しています。エコキュートの購入を考えている方は、ぜひご相談ください。

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