オール電化
2025/04/28
エコキュートを導入するのに「型落ち品」はアリ? 型落ちの概要とメリット・デメリットを解説!
高額な住宅設備であるエコキュート。少しでも安く買いたいものですが、中古品などは抵抗があるものです。今回は型落ち品について解説していきます。
電気のみをエネルギー源にしてヒートポンプを動かし、効率よくお湯を得ることのできるエコキュート。
環境にも家計にもやさしい高効率給湯器としてますます導入が進んでいる住宅設備の一つです。
あらゆる家電製品がそうであるようにエコキュートも日進月歩で、続々と新型モデルがリリースされています。
その一方でいわゆる「型落ち品」も増えていっていますが、実際のところ新型と比べてメリットはあるのでしょうか。
本記事ではエコキュートの型落ち品について、そのメリットとデメリットを概観しつつ導入にあたって注意すべきポイントを解説します。
エコキュートの型落ち品とは?
エコキュートはその他の家電製品や工業製品と同様に、各機種でモデルチェンジを行うことが一般的です。
型落ち品とはそうした最新モデルよりも古い機種のことを指し、一括して「旧モデル」や「従来品」といった呼び方をされることもあります。
厳密な意味での型落ち品といえばモデルチェンジが行われてタイプが更新された場合の旧来品を指すのが一般的ですが、後継機種として新型が登場したときのその前世代のモデルをそう呼ぶケースも見られます。
また、モデルチェンジを伴わないままリリースから数年が経過して旧式化した機種についても、広い意味において型落ちと呼ぶパターンも見受けられるでしょう。
さらには車などでも見られるように同機種であっても年式の時系列、つまり製造されたタイミングが古いものを型落ちと称することもありますが、この点は個人や店舗によってニュアンスが異なる慣例的なものという側面も見受けられます。
いずれにせよ、ごく大まかにいうと最新モデル以外の製品はすべて型落ちと呼ばれる場合があると定義することができるでしょう。
型落ち品と中古品はどう違う?
エコキュートに限らず、型落ち品とよく混同されるものに「中古品」が挙げられます。
よく似たニュアンスのようにも感じられる両者ですが実際にはまったく位置付けが異なるものであるため、これらの違いを明確に理解しておくことが肝要です。
型落ち品と中古品が決定的に異なる点としては、使用されたものであるかどうかです。
中古品とは「used」と表現されるように、どこかで実際に設置されて稼働したことがあるものということを示しています。
一方の型落ち品はどんなに古いモデルであっても、一度も使用されたことのない新品であるということが大原則となります。
したがって型落ち品イコール中古品というのは誤った認識であり、型落ちとは単に最新モデルではないことを表している言葉です。
このように位置付けとしてはまったく異なる両者ではありますが冒頭で述べたようにしばしば混同されることがあり、エコキュート導入法の選択肢を広げる場合には厳密に区分して理解する必要があるといえるでしょう。
「型落ち」という言葉の語感から、なんとなく性能的にダウングレードした製品というイメージを持たれるケースもあるといいますが、たとえば前年にリリースされたばかりの機種が次の年でモデルチェンジした場合も、旧来品はそのように呼ばれます。
ところが実際にはたった1年か2年ほど前の新しいモデルであり、これが性能的に大きく劣るわけではないことは明白です。
その点において中古品はどれほど状態がよくても、据え付けて一定の期間実稼働したうえ、さらに取り外すという一連の負荷を経たものです。
したがって目に見えないダメージや不備がその後の稼働に影響するリスクが想定され、こうした部分も新品である型落ち品とは一線を画すといえるでしょう。
型落ちエコキュートのメリットは?
それでは次に、型落ち品のエコキュートを導入しようとした場合にはどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
繰り返し述べてきたように型落ち品とは単に旧来のモデルであるという意味で、新品そのものを指しています。
以下に代表的な型落ちエコキュートのメリット3点を見ていきましょう。
価格が安い
型落ちのエコキュートは、最新モデルよりも価格が安くなることが一般的です。
エアコンなど他の家電製品全般にもいえることですが、最新のモデルが登場するとそれ以前の機種は在庫処分の意味もありディスカウントされるのがセオリーといえるでしょう。
ユーザーにとってこのメリットは大きく、モデルチェンジの情報を掴んだ時点であえて購入せず、型落ちを待って目当ての機種を導入するといった方法を選ぶこともあります。
これも度々言及しているように、この値下げは性能が大きく劣ったり本体になんらかのダメージがあったりすることを意味しているわけではありません。
あくまでも型落ち品は新品であり、新モデルや後継機種のセールを前面に押し出す結果としての販売技法といえるでしょう。
そのためユーザーにとってはその機種が現役の最新モデルの位置にあった時よりも安く購入できることは大きなメリットです。
ディスカウントの幅は機種自体の状況や仕入れのルートなどによって変動するため一概にいうのは困難ですが、たとえば専門店によっては最大で80%もの値引きを公示しているケースも見受けられます。
このようなメリットから、ニーズを充分に満たすモデルであれば型落ち品のエコキュートは非常にお得であるといえるでしょう。
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生産が終了したモデルを入手できる可能性がある
型落ち品のエコキュートを選択するメリットとしては、すでに生産が終了したモデルを入手できる可能性も挙げられます。
ユーザーにとっては必ずしも最新型がそのニーズを最大限満たすものであるとは限らず、現行モデルにはない魅力が旧来品に備わっているケースは珍しくありません。
たとえば、希望するタンク容量をラインナップしている機種がすでに生産を終了し、同様のものが現行品にない場合、型落ち品で対応できるパターンなどが挙げられます。
各メーカーの商品戦略によってエコキュートの性能やタンク容量などが取捨選択されていくのは当然としても、限定的な需要を切り捨てる結果になってしまうリスクは不可避のものです。
そういった場合に型落ち品へと選択肢を広げることによって、ユーザーニーズに応えられる可能性が高まるのは魅力的なメリットといえるでしょう。
年式によっては最新型と性能に遜色がない
型落ち品のエコキュートとはいえ新品であり、新しい年式であれば最新型と遜色のない性能を有している機種も存在します。
最新モデルとどの程度年式が違えば性能差が大きく異なるのかは一概にいえませんが、概ね2年ほどの開きであれば細かい機能を除いて近いレベルにあるとする声もあります。
これは一口にモデルチェンジといってもその内容はさまざまであり、AIの利用や入浴時の便利機能などを新規に搭載した機種でも、最大のネックともいえる省エネ効率については大きく変わらないパターンもあるためです。
したがってエコキュートの導入時に希望する機能を満たしているのであれば、最新モデルと遜色のない性能でありながら価格メリットのある型落ち品をあえて選ぶというのも有効な手段といえるでしょう。
型落ちエコキュートのデメリットは?
一方、型落ち品のエコキュートを選ぶことによって発生するデメリットも当然存在しています。
ただし型落ちの特性上不可避な部分が大きいため、こうした問題のあることをよく理解したうえで選択することが重要です。
以下に代表的な2つのデメリットを挙げました。
補助金制度を使えない場合があること
型落ち品のエコキュートを選ぶことの最大のデメリットといっても過言ではない項目として、補助金制度の対象とならないケースがある点が挙げられます。
これは新規にエコキュートを導入する際に国から補助金が支給される制度に関わることで、年度ごとに示される条件を満たす機種に適用されるものです。
主に省エネ性能に関連する部分ですが、これが型落ちの旧来機種であると該当しないケースが想定されます。
そのため、型落ち品のエコキュートを選択しつつ補助金制度も利用したい場合には、指定された条件に合致するモデルであるかどうかをよく確認することがポイントです。
ただし前述したディスカウントのメリットが補助を上回るパターンもあり得るため、さまざまな条件ごとに比較検討を重ねましょう。
モデルが古すぎると交換部品が入手しにくいこと
エコキュートに限ったことではありませんが、型落ち品の年式が古すぎるモデルである場合、故障しても交換用の部品が入手しづらくなるというデメリットがあります。
エコキュートの寿命はおおむね10年から15年ほどといわれることが一般的ですが、メーカー正規品の部品も一定期間を過ぎると枯渇あるいは常備されなくなるのが一般的です。
そのため、たとえ新品の型落ち品であってもあまりにモデルが古いと維持管理やメンテナンスが困難となり、最悪の場合には故障しても部品が手に入らず延命できないといった状況も起こり得るでしょう。
もちろん単純に型落ちとはいっても在庫には限りがあることから極端な旧型が導入される可能性は高くありませんが、部品調達に関わるリスクがある点を押さえておくことは重要です。
ただし独自のルートで長期間にわたって部品を確保している専門店がある可能性もあるため、希望する型落ちエコキュートの年式の古さに不安がある場合には事前に確認しておくのがおすすめです。
まとめ
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事では型落ち品のエコキュートについて、その概要とメリット・デメリットを解説しました。
型落ちとはいっても使用歴のない新品であり、モデルによっては最新型と遜色のない性能を有するうえに価格面でのメリットが大きいことが特徴です。
新たにエコキュートの導入を考えている場合には、型落ち品は有効な選択肢の一つといえるでしょう。
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また1998年の創業以来、これまでに28,000件以上の施工実績を有していることから、豊富なノウハウと確かな技術で多くの客様から好評のお声をいただいてきました。
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