オール電化
2024/06/13
エコキュートの故障を症状別に解説|自分でできる対処法と修理費用の目安

エコキュートからお湯が出ない、シャワーがぬるいままといった症状が出ると、まず本体の故障を疑います。
ただし、こうした状態を引き起こす原因は不具合だけではありません。貯湯タンクの湯切れや断水、冬場の配管凍結でも同じ症状が現れ、これらは修理を依頼しなくても解消します。
一方で、水漏れが止まらない、エラーコードが繰り返し表示されるといった状態は、部品の劣化が進んでいるサインです。放置すれば水道代の増加や修理費の高額化につながるため、早い段階で見極める必要があります。
この記事では、エコキュートの故障を疑ったときにまず確認すべきことから、症状別の原因と対処法、自分で対応できる範囲と業者に依頼すべき境界、部位別の修理費用、修理と交換のどちらを選ぶべきかまでを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの故障を疑ったらまず確認すること

エコキュートに異常が起きたとき、最初に行うべきなのは原因の特定ではなく状況の切り分けです。リモコンにエラーコードが表示されているかどうかで、その後の対応は大きく変わります。
表示があれば機器自体が異常を検知しており、表示がなければ機器は正常だと判断している状態を意味します。
エラー表示がある場合の確認手順
エラーコードとは、アルファベットや数字の組み合わせでトラブルを知らせるサインです。リモコンにエラーコードが出るのは、どこかに故障や汚れがある証拠だといえます。
ただし、解除を試す前にコードを控えることが先決です。 手順は主に以下のとおりです。
- 表示されたコードを控える
- 取扱説明書またはメーカーの公式情報で内容を確認する
- 指示されている処置を行う
- 処置後も再表示されるなら点検を依頼する
コードを控えておくのは、解除操作を行うと表示が消えてしまい、後からメーカーや業者に症状を伝える手がかりが失われるためです。
エラーコードの内容はメーカーによって異なるため、それぞれの取扱説明書かメーカーのホームページを確認したうえで対処します。
また、コードが出ていても故障箇所を絞り込めないことはあります。エラーコードはあくまでも異変の可能性を教えてくれるものであり、細かい原因までは特定してくれないからです。
解除やリセットの操作方法は機種ごとに異なります。ブレーカーの操作を一律に紹介している情報も見られますが、機種によっては適切ではありません。必ず手元の取扱説明書に従ってください。
なお、故障が原因であれば解除操作をしても再びコードが表示されます。同じコードが繰り返し出るなら自力での対応は打ち切り、点検を依頼したほうが安全です。
エラー表示がない場合に確認すること
エラーコードが出ていないなら、機器の故障以外に原因がある可能性を先に潰しておきます。確認するのは主に以下の点です。
- 貯湯タンクの残湯量
- 断水の有無
- ブレーカーの状態
急にエコキュートのお湯が出なくなったときは、すでに使い切った可能性を考えましょう。残湯量は台所リモコンの表示で確かめられます。湯切れであれば、沸き増しをしてお湯を貯湯タンクに足すことで解消します。
断水は水側の蛇口をひねれば判別でき、水も出ないのであればエコキュートではなく水道側の問題です。ブレーカーについては、エコキュート専用のものが落ちていないかを見ます。
ただし、入れ直してもすぐに落ちる場合は漏電が疑われるため、操作を繰り返さず点検を受けてください。
いずれにも当てはまらないときに、初めて機器側の不具合を疑う段階へ進みます。
エコキュートの症状別の原因と対処法

エコキュートは、空気の熱を集めて湯を沸かすヒートポンプユニットと、沸いた湯をためておく貯湯タンクユニットで構成されています。どちらで異常が起きているかによって、利用者が手を出せる範囲は変わります。
湯温以外に現れる代表的な症状は以下のとおりです。
- 水漏れ
- お湯はりの不具合
- 配管の目詰まり
いずれも貯湯タンクユニットや浴室側の設備に原因があることが多く、掃除や設定の見直しで解決する余地が残されています。以下、それぞれの原因と手順を見ていきます。
水漏れが起きている
エコキュートの本体から水が漏れる故障もあります。ただし、周囲が濡れていてもすべてが故障とは限りません。
考えられる原因のひとつが経年劣化です。古くなったエコキュートでは、タンクのひび割れや配管、パッキンの損傷が起こります。そのまま使っても水は漏れ続けるため、部品を交換しなくてはなりません。
また、エコキュートとホースとの間にすき間があっても水漏れは起こります。すき間を見つける作業は一般の知識では難しいので、すぐ業者に来てもらうのが無難です。
一方、貯湯タンクから水が出ているケースでは、湯が熱膨張しているだけの可能性があります。沸き上げ運転中は加熱によって体積が増え、増えた分が排水されるからです。ヒートポンプユニットの下が濡れているのも、外気との温度差で結露が生じているためです。これらは正常な動作であり、修理を頼む必要はありません。
見極めの基準になるのは、水が出るタイミングです。沸き上げ運転を行っていない時間帯に排水が続く場合は不具合を疑い、給水配管専用の止水栓を閉じてから連絡してください。
お湯はりができない・浴槽からあふれる
本来備わっているはずのお湯はり機能が、うまく作動しなくなることもあります。その場合、まず水位の設定ミスがないかを確認しましょう。
設定に問題がないなら、浴槽の循環口をチェックします。入浴剤などの汚れがたまっていくと、循環口がつまって正常な量のお湯が供給されにくくなるからです。たまった汚れを掃除すれば、お湯はりが再びできるようになります。
循環口を掃除しても直らないのであれば、その周りや水位センサーの故障を疑います。エコキュートは水位センサーの働きによってお湯の適量を定めており、センサーの周りに汚れがたまると適量を感知できず、お湯が浴槽からあふれてしまいかねません。
センサーは内部部品にあたるため、交換には分解を伴います。原因を確かめるには専門業者に点検してもらうのが得策です。
配管が目詰まりしてエラーが出る
熱交換用の配管が詰まるのは、水道水の水質が影響している症状です。とくに水道水を山から引いている地域や、井戸水を利用している住宅では、鉄や砂などの不純物が混じっており、これが目詰まりの原因になります。
詰まりが進むと湯の循環が滞り、機器が異常を検知してエラー表示に至ります。利用者側でできるのは配管の洗浄までで、洗浄後も短期間で再発する場合は内部に固着した汚れが取り切れていません。この段階では専門の洗浄や部品交換が必要になります。
なお、井戸水の使用は機種によって認められておらず、対応機種であっても水質検査を条件とするメーカーがあります。該当する住宅では保証の適用範囲にも関わるため、契約内容を確認しておきましょう。
お湯が出ない・ぬるいときの原因と対処法
エコキュートの故障のなかでも代表的なのが、お湯に関するトラブルです。 湯切れや断水を確認したうえでなお症状が残る場合、疑うべき箇所は症状の出方によって変わります。
まったく出ないのか、水だけが出るのか、出るには出るがぬるいのか。この違いが原因を絞り込む手がかりになります。
お湯がまったく出ない
お湯が出ない原因として、配管が詰まっているケースが挙げられます。配管に異物や汚れがたまっているとお湯がうまく流れてこなくなるため、洗浄するか修理して元通りにしなくてはなりません。
そのほか、冬場には配管が凍結してお湯が出なくなるトラブルも起こります。そのときは気温が上がるまでしばらく待ちましょう。急ぎで対応したいなら、配管の保温材が巻かれていない部分にぬるま湯をかけてみるのもひとつの方法です。熱湯を直接かけると配管が急激に膨張して破損するため、避けてください。
点検や工事の後であれば、止水栓が閉じたままになっていないかも確かめます。
水しか出てこない
湯側の蛇口から水だけが出続けるときは、エコキュートに取り付けられている基板が劣化している可能性があります。とくに初期のほうに生産されたエコキュートでは起こりやすい症状です。
基板は湯と水を混ぜて設定温度に調整する制御を担っており、ここが正常に働かないと水がそのまま供給されます。利用者が対応できる範囲を超えているため、すみやかにメーカーへ連絡して対処してもらう必要があります。
なお、冬季に給湯配管が凍結している場合も同じ状態になります。季節によっては凍結の可能性を先に確かめましょう。
お湯がぬるい・温度が安定しない
希望する温度のお湯が出にくくなっているときは、試しに設定温度を上げてみます。冬場は配管を通る間に熱が奪われるため、夏と同じ設定では蛇口に届く頃にぬるくなります。
設定を変えても改善しない場合は、混合水栓の不調が考えられます。 サーモスタット水栓には安全のためのロックが設けられており、多くの製品では目盛りが40度を超えたあたりで止まります。それより高い温度で使うには、安全ボタンを押しながらハンドルを回さなくてはなりません。
水栓はレバーやハンドルによって温度を調整しているパーツです。これらが劣化すると、お湯の温度調整がうまくできなくなります。水栓は消耗品にあたるため、新しいものに交換すれば症状は解決します。
水栓側かエコキュート本体かの切り分け方
修理を依頼する前に、原因が水栓と本体のどちらにあるかを判断しておくと、依頼先を誤らずに済みます。判断の材料になるのは、症状が出ている場所の範囲です。
浴室のシャワーだけ、あるいは台所の蛇口だけに症状が出ているなら、その水栓に問題があります。この場合の依頼先は水道業者です。
ただし、キッチンでもお風呂場でも同じ症状が起きるときは、水栓ではなくエコキュートに問題があります。こちらはメーカーまたは設置業者が対応します。
依頼先を間違えると、点検の結果として管轄外だと告げられ、出張費だけが発生します。業者を選ぶときは、水栓交換もエコキュート修理もできるところにすると柔軟に対応してもらえます。
自分で対処できる範囲と業者に依頼すべき境界
症状ごとの対処を見てきましたが、どこまで自分で手を出してよいかという線引きは、症状の種類ではなく作業の性質で決まります。基準になるのは、取扱説明書が利用者向けの操作として案内しているかどうかです。
それぞれ、順番に解説します。
自分で確認・対処できること
道具を使わず、機器の外側から行える範囲であれば利用者が対応できます。該当するのは主に以下の操作です。
- ブレーカーと電源の確認
- リモコンの表示内容と設定値の確認
- 止水栓の開閉状態の確認
- 湯切れ時の沸き増し操作
- 浴槽の循環口の掃除
- 取扱説明書に沿ったリセット
これらに共通するのは、失敗しても機器を損傷させる恐れがないという点です。設定の確認や沸き増しはリモコンの操作だけで完結し、掃除も浴槽側の部品を手で外して洗う程度で済みます。
同じ掃除でも、貯湯タンクの内部洗浄や逃し弁の操作は性質が異なります。高温の湯を扱うため火傷の危険があり、手順を誤ると排水が止まらなくなります。
業者に依頼すべき状態
利用者側の対処で解決しない、あるいは対処自体が危険な状態も存在します。以下に当てはまるなら、早い段階で連絡してください。
- 水漏れが止まらない
- 異音や異臭がする
- 処置後もエラーが繰り返し表示される
- 部品の交換が必要と判明している
- 本体内部を開ける必要がある
水漏れと異音、異臭は、放置による被害が時間とともに拡大する症状です。水漏れは水道代の増加や住宅の基礎への影響につながり、異音や異臭は火災や感電の危険を伴います。
この3つについては様子を見る判断を取らず、止水栓を閉じるかブレーカーを切ったうえで連絡するのが適切です。
なお、業者を呼ぶと決めたら、その前にメーカー保証が残っているかを確かめてください。保証期間内であれば、費用を負担せずに修理を受けられます。この場合の連絡先は購入した販売店またはメーカーの修理受付窓口です。
エコキュートの修理費用の目安【部位別】
業者を呼んでエコキュートを修理してもらった場合、費用が気になる人も多いはずです。エコキュートの修理費は故障した部位によって10倍以上の開きがあり、部品を直すのかユニットごと交換するのかでも金額が変わります。 おおよその目安は以下のとおりです。
| 修理内容 | 主な作業 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 点検・調整のみ | 部品交換を伴わない診断や設定 | 1万円〜1万5,000円 |
| 配管・部品の部分修理 | パッキン交換、配管の補修、洗浄 | 1万円〜7万円 |
| 貯湯タンクユニットの部品修理 | 基板や弁の交換 | 2万円〜10万円 |
| ヒートポンプユニットの修理 | 冷媒回路や圧縮機の交換 | 8万円〜20万円 |
| 貯湯タンク本体の交換 | タンクの破損や腐食への対応 | 30万円前後 |
同じ症状でも、原因が単純な部品の劣化なのか、内部の機構にまで及んでいるのかで作業量は変わります。出張費が別途かかる業者もあるため、見積もりの段階で内訳を確認してください。
配管の修理費用
エコキュートの配管を修理する際には、1万円から7万円ほどかかります。配管修理自体はそれほど高くないため、異変を感じた時点ですぐ業者に依頼するのが安全です。
なぜなら、配管から水漏れしたままエコキュートを使い続けていると、水道代がどんどん高くなってしまうからです。漏れた水を含んだ周辺の部材も傷んでいき、放置期間が長いほど修理範囲は広がります。配管の問題は一般の目では点検しづらいので、早い段階でプロに来てもらいましょう。
ただし、壁や床の内部を通る配管に漏れがある場合は、その部分を開ける作業が加わるため費用は上がります。
貯湯タンクユニットの修理・交換費用
前提として、エコキュートの貯湯タンクユニットそのものが故障するのは非常に稀です。 タンクは保温に特化した設備なので、故障するような部品や仕組みがあるわけではないからです。
実際に修理対象となるのは、内部に組み込まれた基板や弁で、これらの交換であれば2万円から10万円程度に収まります。ただし、自然災害などでタンクが破損した場合は状況が変わり、修理代は30万円前後になります。
ここで押さえておきたいのが、修理費とユニット交換費の違いです。タンクに問題があるとき、業者はユニットそのものの交換を提案してくる傾向にあります。タンク本体の交換となると、本体を丸ごと入れ替える工事の費用と近い水準になるためです。
ヒートポンプユニットの修理・交換費用
繊細な部品の組み合わせでできているので、ヒートポンプユニットはタンクよりも故障をしやすいといえます。どの部品が壊れるかによるものの、修理代は8万円から20万円が目安です。
なかでも冷媒回路に不具合が生じた場合は、上限に近い金額になります。冷媒を扱う作業には専用の設備と資格が必要で、部品代に加えて技術料が上乗せされるからです。
ヒートポンプユニットで気をつけたいのは、保証対象外の部品もあることです。たとえ延長保証に加入していても、これらの部品には保証が適用されません。加入時の書面で対象範囲を確認しておくと、想定外の請求を避けられます。
修理にかかる日数と当日の入浴可否
エコキュートの修理や交換作業は、4時間から半日で終わります。 これらの時間は修理業者が保管している部品に左右され、問題のある部品の新品が手元にあれば作業はスムーズに完了します。
交換作業が終わった後で沸き上げ運転をする場合、お湯が使えるようになるまで4時間から5時間ほどかかります。それでも、ほとんどのケースでは修理をしてもらった日のうちにお風呂を使えるようになります。
一方、業者が本体や交換部品の在庫を切らしていた場合は作業にも時間を要します。部品を取り寄せるのであれば、数日から2週間ほど待たなくてはなりません。修理を依頼する電話の段階で所要日数を確認しておけば、その間の入浴をどうするかを準備できます。
エコキュートは修理と交換のどちらが得か
修理費の目安が分かったところで、その金額を支払って直すべきかという判断が残ります。判断のポイントになるのは、使用年数と修理見積額の組み合わせです。
同じ10万円の見積もりでも、設置から5年の機器と12年の機器では意味が違います。後者は修理した部品以外も寿命に近づいており、再び別の箇所が故障する確率が高いからです。
エコキュートの寿命と故障が増える時期
エコキュートはさまざまな部品から構成されており、その劣化速度は部品ごとに異なります。ヒートポンプユニットは電子回路が多いため、長く使っていると性能が劣化しやすく、5年から15年ほどで寿命を迎えます。
貯湯タンクの寿命は10年から15年ほどで、繊細な部品が組み込まれていないぶん、やや長くなる傾向にあります。
ただし、これらの年数は目安であり、もっと短くなることもあります。エコキュートの寿命は周辺環境や使用状況に左右されるためです。水質の悪い地域や井戸水を利用している住宅では、内部に不純物が蓄積して想定より早く寿命を迎えます。
主要メーカーは設計上の標準使用期間をおおむね10年に設定していますが、無故障で使える期間という意味ではありません。設置から8年を過ぎたあたりから、部品の劣化を原因とする不具合が目立ち始めます。
使用年数と修理費で判断する目安
修理と交換の分かれ目は、支払う金額が残りの使用可能期間に見合うかどうかです。目安は以下のとおりです。
| 使用年数 | 修理費が10万円未満 | 修理費が10万円以上 |
|---|---|---|
| 7年以内 | 修理 | 修理を中心に検討 |
| 8年〜10年 | 修理 | 交換を中心に検討 |
| 11年以上 | 交換を中心に検討 | 交換 |
7年以内であれば、有料の延長保証に加入している場合は無償で対応を受けられます。加入していなくても、修理して使い続ける期間を十分に確保できる時期です。
8年から10年は判断が分かれる区間になります。修理費が10万円を超える見積もりは、ヒートポンプユニットの冷媒回路やタンク本体といった主要部分に不具合が及んでいることを示しており、この規模の修理を行っても他の部品の劣化は止まりません。
11年以上使用している機器は、修理費の多寡にかかわらず交換を軸に考えたほうが無難です。1か所を直しても短期間で別の箇所が壊れる連鎖的な故障が起こりやすく、修理を重ねるうちに交換費用を上回ります。
補修用部品の供給期間を確認する
年数と金額以前に、そもそも修理ができるかどうかという前提もあります。メーカーは補修用の部品を無期限で保有しているわけではなく、その機種の製造を打ち切った時点から9年から10年で供給を終えます。
注意したいのは、この期間の起点が購入日ではなく製造打ち切り日である点です。販売終了間際に購入した機器では、設置から10年を待たずに部品が入手できなくなります。
部品がなければ、どれほど軽微な不具合でも修理は成立しません。使用年数が長い機器で故障した際は、見積もりを取る前に部品の供給状況を業者へ確認しておきましょう。
本体交換にかかる費用の目安
交換を選ぶ場合、工事費を含めた費用は30万円台後半から50万円前後が中心です。給湯専用やオートタイプは価格を抑えられ、自動保温や追い焚きを備えたフルオートタイプ、水道直圧式などの高機能モデルは上限に近づきます。
この金額には補助金を充てられます。 国の給湯省エネ2026事業では、エコキュートの導入に対して1台あたり7万円が支給され、高い性能要件を満たす製品を選べば3万円が加算されて最大10万円になります。
交換によって得られるのは、故障の解消だけではありません。10年前の機種と最新機種では給湯効率に差があり、日々の電気代にも反映されます。修理費を負担して古い機器を延命するのか、補助金を使って入れ替えるのか、総額を並べて比較してみてください。
メーカー別のエラーコードの調べ方
エラーコードは表示された文字列そのものに意味があり、その意味づけはメーカーごとに異なります。同じアルファベットで始まるコードでも、メーカーが違えば指し示す不具合は別物です。
コードの体系にはメーカーごとの規則性があります。パナソニックでは頭文字によって対応の主体が分かれており、Uで始まるものは利用者側で解消できる内容、HとFで始まるものは販売店やメーカーの対応を要する内容です。
日立ではHEで始まるコードがヒートポンプユニットに関する異常を示すなど、各社が独自の区分を持っています。
調べる際は、必ず自宅に設置されている機種のメーカー情報にあたってください。手元の取扱説明書が最も確実で、紛失している場合はメーカー公式サイトの型番検索から該当する説明書を閲覧できます。
メーカー別のエラーコードと個別の対処法については、別記事で詳しくまとめています。表示されたコードの意味を確認したい方は、あわせてご覧ください。
まとめ
以上が、エコキュートの故障の症状と対処法についての解説になります。エコキュートに異常が出たときは、エラー表示の有無を確認し、故障以外の原因を除外したうえで、自分で対処できる範囲かどうかを見極めることが解決への近道です。
湯切れや断水、配管の凍結は修理を頼まなくても解消します。一方、水漏れが止まらない、異音や異臭がする、処置してもエラーが繰り返し表示されるといった状態は、部品の劣化が進んでいるサインです。この段階に至ったら点検を依頼してください。
修理を依頼する際は、部位ごとの費用の目安を把握しておくと見積もりの妥当性を判断できます。そのうえで、設置から8年を超えている機器については、修理費と使用年数を並べて交換と比較することをおすすめします。補修用部品の供給が終わっていれば、そもそも修理という選択肢は残りません。
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