オール電化
2021/07/11
エコキュートの水漏れは故障のサイン!症状別の原因・対処法を解説
毎日エコキュートを使っていると、いつの間にか故障していることも珍しくありません。故障によって起こるトラブルのなかで代表的なのは「水漏れ」です。水漏れを放置していると悪化する可能性が高いため、早めに対処しなければなりません。
そこで今回は、エコキュートの水漏れについて主な症状や原因を説明し、具体的な対処法なども解説します。
目次
エコキュートの水漏れでよくある症状と原因
エコキュートの水漏れには、いろいろな症状や原因があります。それらをあらかじめ知っていると、実際に水漏れが起こったときに冷静に対処しやすくなるでしょう。ここでは、特によくあるケースをピックアップして紹介していきます。
エコキュートのホースから水漏れしている
ホースからの水漏れは、エコキュートでよく見られるトラブルの一つです。ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットで構成されるエコキュートにおいて、両者をつなぐホースはとても重要な役割を担っています。しかし、経年劣化が進行すると、ホースに亀裂が入ったり留め具などの部品が壊れたりすることもあるのです。そして、これらの箇所から水が漏れてしまうケースも珍しくありません。一方、ホースから水漏れが起こってもエコキュートを設置したばかりなら、接合部が緩んでいるだけの場合もあります。それなら、ネジの締め直しなどで症状が改善することもあるでしょう。
しかし、すでに使用期間が6年を過ぎているなら、このような簡易的な措置では解決しないことがよくあります。なぜなら、ホースは金属のパーツほどの耐久性はなく、それぐらいで寿命を迎えるケースもあり、やはり経年劣化によって破損している可能性が高いからです。
ヒートポンプ・貯湯タンクから水漏れしている
ヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットからの水漏れも珍しくありません。ホースをチェックして正常なのに水が漏れているなら、その可能性を疑う必要があります。どちらのユニットも経年劣化からは逃れられず、それによって破損したことが原因になるケースもあるのです。簡単に壊れるものではありませんが、寿命を迎えるとそのリスクが高まっていきます。ヒートポンプユニットは5~15年、貯湯タンクは10~15年で耐用年数を超えるのが一般的です。
これらのユニットからの水漏れを止めるには修理しなければなりません。しかし、出費が大きくなりやすいので慎重に判断することが大事です。たとえば、ヒートポンプユニットの場合は、費用が10万円を超えることもよくあります。そのため、全体の傷み具合なども考慮すると、修理せずに買い替えを選択したほうが良いケースも多いでしょう。
水道代が一気に高くなる
急激に水道代が高くなることも、エコキュートの水漏れでよく起こる症状です。水をたくさん使った記憶がないのに、いつもより水道代が一気に高くなっていたら、見えないところで水が消費されているということです。浴室やキッチンなどの水回りに異常がなく、水が出しっぱなしになっていない場合、エコキュートで水漏れが発生している可能性があります。エコキュートを調べて、外側や地面が濡れていないからといって安心してはいけません。水が漏れ出していないだけであり、内部で配管の破損などが起こってケースもあるからです。
内部の水漏れをチェックするときは、エコキュートの給水バルブを締めたうえで、家の中で水を一切使わないようにしましょう。この状態で水道メーターを確認することがポイントです。水道メーターが回っている場合は、内部で水漏れが発生しているかもしれません。
水漏れはあるがしばらくすると乾く
エコキュートでよくある水漏れの症状として、一時的に濡れるだけでしばらくすると乾くことが挙げられます。もしヒートポンプユニット周辺でこのような症状が見られる場合は、結露や排水によって起こっている可能性が高いです。結露はヒートポンプユニットの稼働がもたらす副産物のようなものです。湯を沸かすときに内部を冷やす必要があり、それによって外部との温度差が大きくなるため、空気中の水分が水滴となって付着します。
また、冬になって外気の温度が下がると、ヒートポンプユニットの表面に霜が付くことも珍しくありません。そして、稼働する際の熱で、その霜が溶けて水滴になるケースもあります。なお、結露や排水で濡れる症状は、湯の沸き上げが完了する朝方に起こりやすいです。いずれにせよ、厳密には水が漏れているわけではなく、昼頃までに乾く程度しか濡れないなら、特に心配しなくても大丈夫です。
エコキュートの水漏れを放置しているとどうなる?
エコキュートに水漏れが発生している間も、湯沸かしなどの機能には支障がないケースもあります。そのため、放置しても構わないと考える人もいますが、このスタンスには多くのリスクが潜んでいるので注意しなければなりません。たとえば、そのままエコキュートを使い続けていると、水漏れの分だけ水道代が高くなりやすいです。また、内部で基板などに水がかかると、電気系統がショートする場合もあるでしょう。そうなると、本格的に故障してしまい、修理代が著しく高くなる可能性もあるのです。
さらに、貯湯タンクで水漏れが起こると、内部の熱湯が外に噴出するようなトラブルに発展しかねません。規模によっては、家族や近隣住民にかかることもあるので危険です。なお、放置によって水漏れが自然に直る見込みはありません。それどころか、悪化して上記のリスクは大きくなっていくのが一般的です。したがって、楽観的に考えず、できるだけ早く対処したほうが良いでしょう。
エコキュートから水漏れが起きたときの対処法
エコキュートで水漏れが起こったら、焦らずに適切な手順で対処することが大事です。ここでは、その手順を2つに分け、具体的に何をしたら良いのか解説します。
止水栓を締めて水漏れ箇所を確認する
エコキュートの水漏れを発見したら、すぐに使用を中断する必要があります。そのまま使い続けると、前述のように故障の深刻化につながる恐れがあるからです。まずエコキュートの電源をオフにして、次に止水栓を締めましょう。あくまでも応急処置に過ぎませんが、とりあえず水がそれ以上漏れることを防げるようになります。なお、エコキュートごとに止水栓の位置は違うので、取扱説明書などをチェックして操作方法とともに確認しなければなりません。
続けて行うのは、水漏れがどこで起こっていたのか把握する作業です。経年劣化による破損に気を配りながら、ホースやヒートポンプユニットなどを点検していきます。また、それらに問題がなく、濡れていた箇所がすぐに乾く場合は、結露や排水の可能性も視野に入れましょう。
専門業者に修理を依頼する
水漏れの箇所を特定し、結露や排水が原因でないと分かったら、早く対処を始めなければなりません。ただし、基本的に素人が行うのは困難なので、専門業者に連絡して任せることになります。エコキュートのメーカーや設置を担当した業者などに修理を依頼しましょう。導入から間もない頃なら、簡易な修理だけで直るケースもあります。しかし、耐用年数が迫っているような状況だと、いろいろなパーツ交換が必要になるなど、修理は大がかりになりやすいです。その結果、数十万円ほどの高額な費用が発生する場合もあります。よって、エコキュートが古いなら無理に直すのではなく、新機能を多く搭載した最新機種に買い替えることも一つの手です。
エコキュートの水漏れは早めの修理が必要!
水漏れしている状況でもエコキュートを使用できる場合があります。だからといって放置していると、水道代が高くなったり故障が深刻化したりするので注意しなければなりません。早めの対処が基本であり、製品としての寿命を迎えている場合は、買い替えも検討するのが得策です。いずれにせよ、信頼できるプロに相談することがポイントになります。エコキュート設置の実績が豊富な「エコ突撃隊」に問い合わせてみると良いでしょう。
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