オール電化

2025/02/13

エコキュートの薄型とは?角型との違いやメリット、デメリットなどをわかりやすく解説

エコキュートの薄型とは?角型との違いやメリット、デメリットなどをわかりやすく解説

エコキュートの貯湯タンクユニットには薄型があります。角型に比べて奥行きが狭いので、狭小スペースに設置しやすいです。ただし、角型に比べてデメリットが多いので、選ぶ際は知っておくと良いでしょう。そこで今回は、エコキュートの薄型を解説します。ぜひ最後までご覧ください。

エコキュートの薄型とは?

エコキュートの薄型とは、貯湯タンクユニットの形状が薄いタイプを指します。

エコキュートは電気と空気の熱でお湯を沸かす貯湯式給湯器です。エアコンの室外機に似た形状のヒートポンプユニットがお湯を沸かし、人の背丈よりも大きい貯湯タンクユニットで溜めておき、必要に応じて各種へ給湯します。

貯湯容量や性能、機能などは異なりますが、基本的な仕組みは同じで、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを屋外に設置します。

しかし、住宅や敷地によっては貯湯タンクユニットを狭小スペースに設置するかもしれません。

薄型エコキュートは内部のタンクを2つに分けているため、貯湯タンクユニットの横幅が長く、奥行きが狭い形状をしており、設置スペースが狭くても設置できる可能性がある機種です。

つまり、狭小スペースにエコキュートを設置したい方は、薄型を選びましょう。

エコキュートの角型との違い

一般的なエコキュートの貯湯タンクユニットの形状は角型で、同じ貯湯容量の薄型と比較した場合、最大の違いは底面です。

例えば、三菱エコキュートのSシリーズ「SRT-S376U」は角型で、貯湯タンクユニットの横幅が630mm、奥行きが760mm、高さが1820mmで、底面が正方形に近い四角形となっています。

一方、三菱エコキュートのSシリーズ「SRT-S376UZ」は薄型で、貯湯タンクユニットの横幅が1120mm、奥行きが430mm、高さが1900mmで、底面が長方形です。

SRT-S376UZ SRT-S376U
貯湯タンクユニットの形状 薄型 角型
貯湯容量 370L 370L
貯湯タンクユニットのサイズ 横幅1120mm×奥行き430mm×高さ1900mm 横幅630mm×奥行き760mm×高さ1820mm
貯湯タンクユニットの底面 長方形 正方形に近い四角形

同じシリーズで、両方とも貯湯容量は370Lですが、角型と薄型では底面の形状が異なります。

同じ貯湯容量でも、角型と薄型で底面の形状やサイズが異なるので、設置スペースで必要になる面積が異なると覚えておきましょう。

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのメリット

エコキュートの薄型とは?角型との違いやメリット、デメリットなどをわかりやすく解説

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのメリットは以下のとおりです。

  • 狭小スペースに設置できる
  • 家の外観に影響を与えにくい

上記を順番に解説します。

狭小スペースに設置できる

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのメリットは、狭小スペースに設置できることです。

エコキュートは屋外に設置する給湯器のため、風呂場や台所の近くに機器を設置します。

しかし、住宅の形状やサイズによっては、設置スペースが狭いことが少なくありません。

角形エコキュートの場合、狭小スペースに無理やり設置すると、行き来ができなくなる、メンテナンスのスペースが確保できない、停電時の生活用水を取り出せないなどの可能性があります。

また、設置スペースが十分にあっても、設置したい場所までのルートが狭いと、角形エコキュートを運べないケースがあるかもしれません。

貯湯タンクユニットを運ぶときは人力が一般的ですが、設置場所や周辺環境、サイズによってはクレーン車を用いることになり、余分な費用が発生します。

敷地が狭い、マンションのベランダに設置したいなど、狭小スペースにエコキュートを設置したい場合は貯湯タンクユニットが薄型の機種を選びましょう。

家の外観に影響を与えにくい

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのメリットとして、家の外観に影響を与えにくいことが挙げられます。

薄型の貯湯タンクユニットの場合、家の外壁に沿って設置できるため、通行する際に視界に入りにくく、遠目から見ても目立ちにくいです。

また、機種によっては目立たないデザインとなっており、建物のデザインや色とマッチしていれば、より調和が取れた外観を実現できます

塀がなく、風呂場や台所の関係で貯湯タンクユニットを通行人の視界に入る範囲に設置する場合は、薄型エコキュートを選びましょう。

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのデメリット

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートのデメリットは以下のとおりです。

  • 機種の選択肢が少ない
  • 角型に比べて初期費用が高い傾向がある
  • 角型に比べてランニングコストが高くなりやすい

上記を順番に解説します。

機種の選択肢が少ない

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートは、機種の選択肢が少ないです。

例えば、三菱エコキュートは記事執筆時点で、フラグッシプモデルのPシリーズ、機能が充実しているSシリーズ、ZEH住宅向けのEXシリーズ、シンプルなAシリーズがあり、貯湯容量の違いを含めて33種類あります。

そのうち、貯湯タンクユニットが薄型の機種はSシリーズに2種類、Aシリーズに2種類の合計4種類のみです。

三菱エコキュートに限って言えば、機能が全て搭載されて、性能がトップクラスに高いPシリーズに薄型エコキュートはありません。

薄型エコキュートは角型エコキュートに比べて、選択肢が少ないので、希望した機能や性能を持つ機種を購入できない可能性があると覚えておきましょう。

角型に比べて初期費用が高い傾向がある

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートは、角型に比べて初期費用が高い傾向があります。

次の表は、三菱エコキュートのSシリーズのメーカー希望小売価格をまとめたものです。

SRT-S376UZ SRT-S376U
貯湯タンクユニットの形状 薄型 角型
シリーズ Sシリーズ Sシリーズ
貯湯容量 370L 370L
メーカー希望小売価格 1,380,000円(税別) 価格 1,260,000円(税別)

あくまでもメーカー希望小売価格なので、実際の販売価格とは異なります。

しかし、同じシリーズで、貯湯容量が同じでも角型エコキュートに比べて薄型エコキュートは高くなりやすいと覚えておきましょう。

角型に比べてランニングコストが高くなりやすい

貯湯タンクユニットが薄型のエコキュートデメリットとして、角型に比べてランニングコストが高くなりやすいことも挙げられます。

次の表は、三菱エコキュートのSシリーズのランニングコストをシミュレーションしたものです。

SRT-S376UZ SRT-S376U
貯湯タンクユニットの形状 薄型 角型
1月 8,796円 7,053円
2月 7,997円 6,420円
3月 8,245円 6,618円
4月 5,083円 4,083円
5月 4,572円 3,684円
6月 3,834円 3,086円
7月 3,033円 2,429円
8月 2,463円 1,968円
9月 2,731円 2,190円
10月 3,902円 3,142円
11月 4,844円 3,893円
12月 8,319円 6,684円
年間 63,819円 51,250円

あくまでもシミュレーションの結果ではありますが、同じシリーズで、同じ貯湯容量でも、薄型エコキュートのほうがお湯を沸かすためのランニングコストが高くなります

なぜなら、角形エコキュートはタンクが1つのみですが、薄型エコキュートはタンクが2つに分かれているので、湯温が下がりやすく、多くのエネルギーが必要になるからです。

初期費用やランニングコストにこだわるなら、薄型エコキュートよりも角形エコキュートを選びましょう。

各メーカーのおすすめの薄型エコキュート

次の表は、記事執筆時点で、各メーカーで販売されている薄型エコキュートをまとめたものです。

薄型エコキュート
三菱 Sシリーズ
Aシリーズ
パナソニック Wシリーズ
Hシリーズ
ダイキン Aシリーズ
コロナ 薄型・デザインエコ
薄型・省スペース
日立 フルオート 薄型タンク

次項より、各メーカーのおすすめの薄型エコキュートを順番に解説します。

三菱のおすすめの薄型エコキュート

三菱のおすすめの薄型エコキュートは、機能が充実しているSシリーズです。

貯湯容量は370Lと460Lの2種類があり、三菱が誇るこだわりの先進仕様に加えて、深紫外線による除菌効果を期待できる「キラリユキープPLUS」やマイクロバブルの泡で配管を掃除する「バブルおそうじ」を搭載しています。

深紫外線機能は泡による掃除の機能は、ほかのメーカーの薄型エコキュートに搭載されていないので、気になる方はチェックしましょう。

パナソニックのおすすめの薄型エコキュート

パナソニックのおすすめの薄型エコキュートは、W シリーズのパワフル高圧タイプです。

貯湯容量は370Lと460Lの2種類があり、センサーが人の出入りに気付いて湯温を無駄なくコントロールする「AIエコナビ」や、シャワーの流量や温度を調整する「リズムeシャワープラス」などの機能を搭載しています。

どちらも省エネに関係した機能なので、ランニングコストを抑えたい方におすすめの機種です。

ダイキンのおすすめの薄型エコキュート

ダイキンのおすすめの薄型エコキュートは、Aシリーズです。

貯湯容量は370Lと460Lの2種類があり、泡の弾ける力を利用して温浴効果や美肌効果を期待できる「ウルトラファインバブル入浴」に対応しています。

また、2024年モデル以降は水圧が330kPaのパワフル高圧となっているので、薄型エコキュートでシャワーの勢いにこだわりたい方にぴったりです。

コロナのおすすめの薄型エコキュート

コロナのおすすめの薄型エコキュートは、薄型・デザインエコです。

ほかのメーカーの薄型エコキュートに比べるとデザイン性に優れており、外壁の色やデザインによっては目立ちません。

貯湯容量は300Lの1種類のみですが、デザイン性に優れてエコキュートを探している方はチェックしてください。

日立のおすすめの薄型エコキュート

日立のおすすめの薄型エコキュートは、フルオート 薄型タンクです。

貯湯容量が370Lと460Lの2種類があり、ふろ追いだき配管に銅管を使用しています。浴そう排水時に水道水で、ふろ追いだき配管などを自動洗浄するので、清潔な状態を長持ちする機種です。

配管の汚れが気になる方は、日立の薄型エコキュートが適しています。

まとめ

エコキュートの薄型とは?角型との違いやメリット、デメリットなどをわかりやすく解説

以上が、エコキュートの薄型の解説になります。貯湯タンクユニットの形状が薄型の場合、選べる機種が少なく、初期費用やランニングコストが角型よりも高くなることがデメリットです。

狭小スペースに設置しやすく、家の景観を損ねないことがメリットではありますが、デメリットのほうが多いので、薄型エコキュートを購入する際は知識を持った専門業者に相談しましょう。

エコ突撃隊」では、エコキュートの専門知識を身につけたスタッフが対応いたします。メーカー正規品を低価格で販売しているので、薄型エコキュートに興味がある方は、ぜひご相談ください。

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