オール電化
2024/06/13
エコキュートが故障したときの症状は?修理にかかる費用や日数まとめ!
電気でお湯を沸かすシステムである「エコキュート」は、高性能でランニングコストも節約できるのがメリットです。ただ、長年使い続けていると「お湯が出ない」「お湯があふれる」「動かない」など不具合が生じることもあるでしょう。その場合、寿命なのか何らかの故障なのかを見極めなければなりません。
この記事では、エコキュートの寿命や症状別の不具合の原因について解説していきます。
まずはエコキュートの仕組みを知ろう!
エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2つのパーツで構成されています。
このうち、ヒートポンプユニットでは空気中の熱を取り入れて空気熱交換機の自然冷媒(CO2)で圧縮させます。その結果、水温が上がってお湯になる仕組みです。
そして、お湯は貯湯ユニットの中で65~90度ほどのまま保温されます。貯湯タンクのお湯は住人が使用したいタイミングでキッチンやお風呂に送られていきます。
エコキュートが故障?よくある症状とその原因
もしもエコキュートが正常に動かなくなったら原因を調べたうえで対処しなくてはなりません。
放っておくとお湯が使えないままなので、迅速に対応したいところです。
以下、エコキュートの故障について、よくある症状や原因を挙げていきます。
お湯が出ない
エコキュートの故障のなかでも代表的なのがお湯に関するトラブルです。
具体的な症状としては「お湯が止まらない」「水しか出ない」「シャワーの温度が安定しない」などが挙げられます。
急にエコキュートのお湯が出なくなったときは、すでに使い切った可能性を考えましょう。
その場合、沸き増ししてお湯を貯湯タンクに足さなくてはなりません。もしくは、エコキュートの本体をリセットすることでも対処できます。
ただ、温度調整基盤が故障しているのだとすれば、リセットしても状況は改善されません。
温度調整基盤のトラブルは初期のエコキュートに多く見られます。あるいは、老朽化した基盤もうまく作動しなくなることがあります。温度調整基盤が原因でお湯が出ないのなら早急な修理が必要です。
お湯が出ない原因として、配管が詰まっているケースも挙げられます。
配管に異物や汚れがたまっているとお湯が上手く流れてこなくなります。その場合は配管を洗浄するか修理して元通りにすることが大事です。
そのほか、冬場には配管が凍結してお湯が出なくなるトラブルも起こりえます。そのときは気温が上がるまでしばらく待ってみましょう。
急ぎで対応したいなら、配管の保温材が巻かれていない部分にぬるま湯をかけてみるのもひとつの方法です。
足し湯をしても水しか出てこない
エコキュートに取り付けられている基盤が劣化している可能性があります。
特に初期のほうに生産されたエコキュートでは起こりやすい症状で、すみやかにメーカーへ連絡して、対処してもらう必要があります。
水が漏れる
エコキュートの本体から水が漏れてしまう故障もあります。
考えられる原因のひとつが「経年劣化」です。古くなりすぎたエコキュートでは、タンクのひび割れや配管やパッキンが損傷していることもありえます。
そのまま使っても水は漏れ続けるので部品を交換しなくてはなりません。また、エコキュートとホースとの間にすき間があっても水漏れは起こります。
対処法として、業者に頼んで隙間をくっつけてもらいましょう。隙間を見つける作業は一般人の知識だと難しいため、すぐ業者に来てもらうのが無難です。
なお、貯水タンクから水漏れしているケースでは容量が熱膨張している可能性もあります。
つまり、膨張した分のお湯がタンクからあふれている現象です。ヒートポンプユニットの水漏れでも、外気との温度差で結露ができていることは珍しくありません。
これらの症状は故障ではないため、修理を頼む必要はないといえます。
お湯の温度が安定しない
希望する温度のお湯が出にくくなっているときは、試しに設定温度を上げてみます。
そのままちょうどいい温度で安定するか様子を見ましょう。それでも温度が不安定なままなら、混合水栓(サーモスタット水栓)が不調の可能性があります。
水栓はレバーやハンドルによって温度を調整しているパーツです。レバーやハンドルが劣化してしまうと、お湯の温度調整がうまくできなくなってしまうのです。
すぐに直らないときは、水栓を新しいものに交換すれば症状が解決するでしょう。
ただし、キッチンでもお風呂場でも同じ症状が起きるときは水栓ではなくエコキュートに問題があります。
業者に点検してもらったうえで修理や部品交換を頼まなくてはなりません。業者を選ぶときは水栓交換もエコキュート修理もできるところにすると柔軟に対応してくれるでしょう。
リモコンにエラーコードが出る
エラーコードとは、アルファベットや数字の組み合わせでトラブルを訴えかけているサインです。
エコキュートのリモコンにエラーコードが出るのは、どこかに故障や汚れがある証拠だといえます。
ただ、エラーコードの内容はメーカーによって異なります。それぞれの取扱説明書かメーカーのホームページを確認したうえで、指示されている対処法を行いましょう。
また、エラーコードが出ていても故障個所が絞り込めないことはあります。
エラーコードとはあくまでも異変の可能性を教えてくれるものであり、細かい原因までは特定してくれないからです。
そのときはとりあえずエコキュートをリセットしてみます。そのうえで、エラーが消えるかチェックしましょう。
ちなみに、リセットするにはまずエコキュート本体の電源か専用のブレーカーを切ります。それから1分待って電源を入れ直すとリセット完了です。
リセットしたり説明書通りに対処したりしても症状が改善されず、エラーコードが出続けるのであれば業者に相談しましょう。
プロの目線で徹底的にエコキュートを点検してもらうことが賢明です。
お湯はり機能が使えず浴槽からあふれてしまう
エコキュートに本来備わっているはずの「お湯はり機能」が上手く作動しなくなることもあります。その場合、水位の設定ミスがないかを確認しましょう。
設定に問題がないなら、浴槽の循環口をチェックします。入浴剤などの汚れがたまっていくと、循環口がつまって正常な量のお湯が供給されにくくなるからです。
たまっていた汚れを掃除すればお湯はりが再びできるようになることもあります。
循環口を掃除しても直らないのであれば、その周りや水位センサーの故障を疑いましょう。
エコキュートでは普通、水位センサーの働きによってお湯の適量を定めています。そのため、センサーの周りに汚れがたまっていると、適量を感知できなくなってお湯が浴槽からあふれてしまいかねません。
しかし、これらの判断は一般人のスキルだと困難です。
しっかり原因を確かめるには専門業者に頼んで点検してもらうのが得策です。
熱交換器配管が目詰りしてエラーが出る
水道水の水質が悪いときに起こる症状です。
特に水道水を山から引いている地域のご家庭では、水道水に鉄や砂などの不純物が混じっている場合があり、目詰りの原因になることがあります。
エコキュートよくある故障事例とエラーコード
パナソニック
エラーコード:F27
エラーコードF27が発生する原因:
・ヒートポンプユニットのプリント基盤に異常がある。
・ヒートポンプユニット圧力スイッチの異常(水圧、ガス圧)
・誤信号……ノイズによるご信号。
エラーコードF27への対処方法:
①タンクユニットにある漏電ブレーカーの電源または、エコキュート専用ブレーカーをOFFにします。
②一分程度経過したら、電源またはブレーカーをONにします。
③リモコン画面上でF27のエラーコードが消えていることを確認します。
④30分以内にF27が表示される場合、プリント基盤の異常、圧力スイッチの異常が原因なので、メーカーへの修理依頼が必要です。
⑤F27が表示されない場合、誤信号が原因です。頻繁に発生する場合は、念のためメーカー点検を依頼しましょう。
エラーコードF27 その他:
エラーコードF27は、パナソニックがナショナルだった時代のK1、K2,K3、AQS、BQSの5機種で発生しており、
2005年~2009年に設置されたエコキュートで多発しています。また、特に12月などの冬場に多いのが特徴です。
エラーコード:U22(お湯はり不可)
エラーコードU22が発生する原因:
断水検知(給湯機(貯湯ユニット)の給水配管や給湯配管が凍結している)
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコードU22への対処方法:
①『決定』または『確定』スイッチを押すとエラー表示が解除されます。
②解除されないときは、台所リモコンの「メニュー」を3秒押し、浴室リモコンの「リモコン切/入」を「入」にしてください。
③給湯栓(お湯側蛇口)を少し開いて解凍するのをお待ちください。
エラーコードU22の豆知識:
冬場起こりやすいです。予防として、リモコンの給湯温度を「水」にしていただき、1分間に200cc程度出る様、給湯栓(お湯側蛇口)を開けてください。
※エラー内容は、一部パナソニックメーカーサイトより抜粋しています。
エラーコード:F12、H94(蛇口から水が出ない)
エラーコードF12、H94が発生する原因:
圧力異常検知(給湯機(貯湯ユニット)の給水配管や給湯配管が凍結している)
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコードF12、H94への対処方法:
①貯湯ユニットの漏電しゃ断器を60秒以上「切」後、「入」にするとエラー表示が解除されます。
②給湯栓(お湯側蛇口)を少し開いて解凍するのをお待ちください。
③エラー表示が解除されない場合はメーカーまたは販売店にお問い合わせください。
エラーコードF12、H94の豆知識:
冬場起こりやすいです。予防として、リモコンの給湯温度を「水」にしていただき、1分間に200cc程度出る様、給湯栓(お湯側蛇口)を開けてください。
※エラー内容は、一部パナソニックメーカーサイトより抜粋しています。
ダイキン
エラーコード:H54
エラーコードH54が発生する原因:
給湯方向を切換える三方弁系が故障している可能性があります。
エラーコードH54への対処方法:
メーカーへ修理依頼をしてください。
エラーコードH54の豆知識:
三方弁のみの修理であれば3~4万円、過電流でタンク基板まで同時故障してしまっている場合、5~6万円の修理費がかかります。
コロナ
エラーコード:H31
エラーコードH31が発生する原因:
圧力スイッチの異常
エラーコードH31への対処方法:
①エコキュートのブレーカーまた電源を切り、一分程度経過したら、電源またはブレーカーをONにします。
②エラーが消えない場合は、メーカーへの修理以外が必要です。
エラーコードH31の豆知識:
リモコンのエラー解除は、台所リモコンの「ECOガイド」と「タンク湯増し」ボタンを5秒間同時押しでリセット出来ます。(リモコンタイプ0の場合)
日立
エラーコード:611
エラーコード611が発生する原因:
給湯混合弁に関する異常
エラーコード611への対処方法:
①リモコンのリセットボタンを押してリセットします。
②エラーが消えない場合は、メーカーへの修理以外が必要です。
エラーコード611の豆知識:
緊急を要するエラーではありませんが、リセットボタンを押しても復帰しない、お湯を使うたびにエラーが出るなどの症状が発生した場合、メーカー点検が必要です。
東芝
エラーコード:H6
エラーコードH6が発生する原因:
ふろ電動ミキシングバルブ異常
エラーコードH6への対処方法:
メーカーへ修理依頼をしてください。
エラーコードH6の豆知識:
設定温度のバルブ位置信号を検出できていないために発生するエラーで、ふろ温度センサーが設定温度にならないだけではエラーは発生しません。
三菱電機
エラーコード:P00/P10/P11
エラーの原因:
おふろに給湯する温度を調節できないため、ふろ機能が使用できない状態です。
エラーコード:C03/C19/C20/C21/C27/C30
エラーの原因:
わき上げが正常にできない状態です。
冬季の場合には、配管が凍結することで発生することもあります。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコード:P01/P20/P21
エラーの原因:
給湯温度の調節ができず、蛇口やシャワーから設定した温度のお湯が出ない状態です。
エラーコード:P16
エラーの原因:
わき上げ中の水の循環に異常があるときに表示されます。
原因として、タンク内の水(湯)が不足していることやヒートポンプ配管のエア抜き不足や逆接続、凍結していることなどが考えられます。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコード:P37
エラーの原因:
ふろ自動での湯はりや追いだきに異常があるときに表示されます。
冬季の場合には、ふろ配管が凍結して発生することもあります。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコード:P35
エラーの原因:
ふろへの給湯を開閉する弁が完全に閉止できていないときに表示されます。
エラーコード:P05
エラーの原因:
おふろの湯はりに異常があるときに表示されます。
断水時や、冬場では配管が凍結して表示することもあります。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラー対処方法:
・タンク内に水が無い場合は、タンクを満水にしてください。(蛇口から湯が出る場合は該当しません)
・給水配管専用止水栓が閉じている場合は、開いてください。(蛇口から湯が出る場合は該当しません)
・浴槽アダプターにゴミがつまっている場合は、歯ブラシなどでゴミを取り除いてください。
・断水時は、断水が終了するまでお待ちください。
・配管が凍結している場合は、解凍するのをお待ちください。
※処置後、ふろ自動などふろ機能のスイッチを押すとエラー表示が消えます。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコード:P16
エラーの原因:
わき上げ中の水の循環に異常があるときに表示されます。
原因として、タンク内の水(湯)が不足していることやヒートポンプ配管のエア抜き不足や逆接続、凍結していることなどが考えられます。
●冬場のトラブルは凍結が原因かも?「凍結解除」の方法はコチラ
エラーコード:U03/U3
エラーの原因:
浴槽に設定した湯量がきちんと溜まるにも関わらず「U03」や「U3」が表示される場合、浴槽アダプターのカバーの汚れや、湯はりの配管内部の汚れなどにより、温水器側で水位を確認できていない可能性が考えられます。まずは以下のお手入れをお試しください。
エラー対処方法:
①浴槽アダプターのカバー(フィルター)を掃除する。
②配管内部を注水洗浄する。
※洗浄ボタンは浴室リモコンのフタを開けた内部にあります。「洗浄」ボタンを数回押してください。(機種によっては洗浄ボタンが無いものもあります)
③洗浄剤を使用し、配管の循環洗浄を実施する。
●詳しくは、取扱説明書をご参照ください。
エラーコード:P36
エラーの原因:
熱源ポンプの動作の異常があるときに表示されます。
お風呂の保温・追いだきや、機種によっては湯のわき上げも制限されます。
※上記対処方法を試しても改善しない場合や、対処方法が記載されていない場合は点検が必要ですので、給水配管専用止水栓を閉じて、お買上げの販売店(据付工事店)や「三菱電機修理受付窓口」へ点検・修理をご依頼ください。
※上記エラー内容は三菱電機メーカーサイトより抜粋しています。
各メーカーのエコキュート保証年数と故障時の対応
ではここで、気になるメーカー毎の保証年数と故障時の対応について見ていきたいと思います。
以下は、主要メーカー毎の保証年数と故障時の対応一覧です。
パナソニックのメーカー保証内容
本体:1年
ヒートポンプユニット冷媒系統:3年
貯湯タンク:5年
有料延長保証:有(8年、5年)
地下水利用認定保証:3年 ※水質検査で地下水がご使用可能か検査が必要
ダイキンのメーカー保証内容
本体:1年
ヒートポンプユニット冷媒系統:3年
貯湯タンク:5年
有料延長保証:有(10年、8年)
東芝のメーカー保証内容
本体、ヒートポンプユニット、貯湯タンク:5年
コロナのメーカー保証内容
本体:2年
ヒートポンプユニット冷媒系統:3年
貯湯タンク:5年
有料延長保証:有(10年、8年、5年)
※お買い上げ日(メーカー保証開始日)から6ヶ月以内にお申込みが必要
日立のメーカー保証内容
本体:1年
ヒートポンプユニット冷媒系統:3年
貯湯タンク:5年
有料延長保証:有(10年、7年)
三菱電機のメーカー保証内容
本体:2年
ヒートポンプユニット冷媒系統:3年
貯湯タンク:5年
有料延長保証:有(8年間、5年間)
無料保証に関しては、東芝の5年保証が一歩先んじていると言えますが、有料延長保証を購入するのであれば、各メーカーにさほど差はありません。
エコキュートは使用してから8年程度で故障が発生しやすいので、8年以上の保証があると安心です。
また、延長保証は販売店でも取り扱っているので、そちらもご検討ください。
エコキュートの寿命ってどのくらい?
、エコキュートはさまざまな部品から構成されており、その劣化速度は部品ごとに異なっています。
一般的に、ヒートポンプユニットは5~15年ほどで寿命を迎えます。
ヒートポンプユニットは電子回路が多いため、長く使っているとこれらの性能が劣化していきやすいといえます。また、貯湯タンクの寿命は10~15年ほどです。
ヒートポンプユニットほど繊細な部品が組み込まれていないので、やや寿命は長くなる傾向にあります。
ただし、これらの年数は目安であり、もっと短くなることもあります。
なぜならエコキュートの寿命は周辺環境や使用状況に関係するからです。汚れがたまったまま使い続けていると、エコキュートの負担が大きくなるケースも珍しくありません。
重要な電子部品が故障してしまえば、その時点で寿命を迎えることもありえます。
そして、エコキュートの部品の汚れは家主自身だとなかなか気づきにくいことも多いのです。
定期的にメンテナンスをして問題の箇所に対処していけば、エコキュートの寿命は延びやすいでしょう。
エコキュートの寿命を伸ばすためのポイント
エコキュートの寿命は、メンテナンスの有無や使い方によっても大きく変わってきます。
たとえば、エコキュートを少しでも長く使いたいのであれば、貯湯タンク内の定期的な清掃は欠かせません。
なぜなら、エコキュートを長期間使用していると、タンクの底に汚れやお湯に含まれている不純物がどんどん沈殿していくからです。
そうなると、フィルターが目詰まりして故障の原因となります。また、視認はできないものの、タンクと浴槽をつなぐ配管にも同じように汚れは溜まっていきます。
したがって、タンク内の清掃のほかに、配管掃除も定期的に行う必要があります。
目安は半年に1度程度ですが、もしバスタブに汚れが浮くようであれば配管内が汚れている証拠なので都度清掃するようにしましょう。
次に、ヒートポンプの水抜きもエコキュートの寿命を伸ばすための重要な要素です。
これを怠ると、やはり水道水の不純物が溜まって故障の原因となります。ちなみに、水抜きは年に2~3度の頻度で行うことが推奨されています。
さらに、漏電遮断器や逃し弁が正常に動いているかどうかのメンテナンスも半年に1回は行っておくのが無難です。
それから、長期不在の際は必ず電源を切り、水質が変化して故障の原因とならないようにタンクの水は抜いておきましょう。
また、入浴剤を使用する前に、説明書を読んで対応しているかを確認しておくことが大切です。一般的には透明なものであれば、多くの場合問題ないとされています。
エコキュートの修理や交換にかかる費用
業者を呼んでエコキュートを修理してもらった場合、費用が気になる人も多いでしょう。
後から修理費に驚かないよう、ある程度の相場は押さえておきたいところです。エコキュート修理の費用は作業内容によっても変わってきます。
ここからは、エコキュートの修理や交換にかかる費用について解説します。
配管が原因の場合
エコキュートの配管を修理する際には1~5万円ほどかかります。
配管修理自体はそれほど高くないため、異変を感じた時点ですぐ業者に依頼するのが安全だといえます。
なぜなら、配管から水漏れしたままエコキュートを使い続けていると、水道代がどんどん高くなってしまうこともあるからです。
配管の問題は一般人だと点検しづらいので、早い段階でプロに来てもらいましょう。
貯湯タンクユニットが原因の場合
前提として、エコキュートの貯湯タンクユニットそのものが故障するのは非常に稀です。
タンクは保温に特化した設備なので、故障するようなタイプの部品、仕組みがあるわけではないからです。
ただし、自然災害などでタンクが破損することは考えられます。その場合、修理代は30万円以上になる可能性もあります。
なお、タンクに問題があるとき、業者はユニットそのものの交換を提案してくる傾向です。
実際、40万円ほどの予算があれば最新のエコキュートを入手することが可能です。
例えば2024年6月現在の弊社であれば、エコキュートの基本工事セットが最安369,800円で手に入ります。
長期間使用しているエコキュートであれば、性能の向上も見込んで新しいものに交換するのは悪くない選択肢です。
ヒートポンプユニットが原因の場合
そもそも、繊細な部品の組み合わせでできているので、ヒートポンプユニットはタンクよりも故障をしやすいといえます。
どの部品が壊れるかによるものの、修理代は10~15万円が目安でしょう。
その中でも、電子回路などの部品を交換する際には作業の手間が増えます。部品の価格も加わってくるので、修理代は15万円ほどになります。
ヒートポンプユニットで気をつけたいのは、保証対象外の部品もあることです。たとえサポートプランに入っていたとしても、これらの部品には保証が適用されません。
その分、修理費用も高くなってしまいます。
当日お風呂は使える?修理や交換にかかる日数
エコキュートの修理や交換作業は4時間〜半日で終わります。これらの時間は修理業者の保管している部品に左右されます。
問題のある部品の新品が手元にあれば作業はスムーズに完了するでしょう。
交換作業が終わった後で沸き上げ運転をする場合、お湯が使えるようになるまで4~5時間ほどかかります。
ただ、ほとんどのケースでは修理をしてもらった日のうちにお風呂を使えるようになるでしょう。
一方、業者が本体や交換部品の在庫を切らしていた場合は作業にも時間を要します。
そこから部品を取り寄せるのであれば数日~1週間ほど待たなくてはなりません。
そこまで時間がかかるケースでは、思い切って買い替えることにする人もいます。
耐用年数をチェック!買い替えも検討してみよう
エコキュートの寿命は概ね10~15年といわれていますが、8年程度から故障が発生しやすくなります。
長く使ってきたエコキュートの不具合が見つかったら、経年劣化である可能性が高いといえます。
長期間しようしている場合、修理をしても再発しやすいので、既に保証期間が過ぎているならば買い替えるほうが賢明です。
エコキュートの導入や交換は「エコ突撃隊」にご相談下さい。エコ突撃隊は工事費用込みでお得にエコキュートを販売しているため、ご負担の軽いご提案をさせていただきます。
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