オール電化
2026/02/12
CHOFUのエコキュートとは?特長や選び方のポイントなどをわかりやすく解説

CHOFU(長府製作所)は石油・ガス給湯機器をはじめとする住宅関連機器を扱う総合メーカーです。
給湯器を中心とした製品展開に強みを持ち、エコキュートにおいても一般地仕様から寒冷地仕様、塩害地仕様まで幅広いラインアップを揃えています。また、井戸水対応や減災対応といった設置環境に応じた専用機種を提供している点も特徴です。
そこで今回はCHOFUのエコキュートの特長や選び方のポイントなどをわかりやすく解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
エコキュートの基本

エコキュートは、大気中の熱を利用してお湯を沸かす電気式給湯システムです。ヒートポンプ技術で空気から熱エネルギーを集め、その熱でお湯を作って貯湯タンクに蓄える仕組みになっています。
主に電気料金が割安な夜間に運転してお湯を沸かすため、ランニングコストを抑えられる点が特徴といえるでしょう。
次項より、エコキュートの基本を順番に解説します。
エコキュートのしくみ
エコキュートは、屋外に設置されたヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成されています。
ヒートポンプユニットは、エアコンの室外機に似た外観を持ち、大気中の熱を冷媒に集める役割を担います。集めた熱エネルギーは圧縮されて高温になり、その熱で水を温める仕組みです。
この「沸き上げ」と呼ばれる工程は、主に電気料金の安い深夜時間帯に自動で行われ、翌日使用する分のお湯を事前に準備します。沸かしたお湯は貯湯タンクに蓄えられ、必要なときに蛇口やシャワーから供給される「貯湯」の状態で待機する形になります。
つまり、夜間に必要量を沸かして貯めておき、日中はそのストックを使うという流れです。
使用湯量が予測より多かった場合には、自動で沸き上げ運転が作動して湯切れを防ぎますが、この昼間の沸き増しは電気料金が高い時間帯になるため、電気代に影響を与える要因となります。
ガス給湯器・電気温水器との違い
ガス給湯器は蛇口をひねった瞬間にガスでお湯を作る瞬間式のため、タンクを持たずコンパクトですが、同時使用時には給湯能力が分散される特性があります。
一方、エコキュートは事前に沸かして貯める貯湯式なので、複数箇所で同時に使っても安定した供給が可能です。
電気温水器も貯湯式ですが、電熱ヒーターで直接水を温めるため消費電力が大きくなります。これに対してエコキュートはヒートポンプで大気熱を活用するため、投入した電気エネルギーの数倍の熱を得られる効率性が特徴といえるでしょう。
比較検討でよく挙がるのは初期費用の差で、エコキュートは本体と工事費が高めになる傾向があります。
ランニングコストでは夜間電力の活用により電気代を抑えやすく、設置面ではタンクスペースの確保が必要です。停電時にはタンク内のお湯が使える点も、貯湯式ならではのメリットに挙げられます。
CHOFUのエコキュートの特長
エコキュートの基本的な仕組みは各メーカーで共通していますが、搭載されている機能や運転制御の考え方には違いがあります。CHOFUのエコキュートでは、生活の質を高める次の5つの方向性で機能が用意されています。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 節約 | ecoとく運転やおまかせ運転など、家庭の使用パターンに応じて無駄な沸き上げを減らす運転モードで電気代の最適化が図れます |
| 快適 | 高圧パワー給湯により2階のシャワーでも勢いのあるお湯が使え、湯はり時間の短縮も期待できます |
| 清潔 | ウルトラファインバブルやマイクロバブル浴といった入浴系機能に加え、配管クリーンで衛生面をサポートする仕様です |
| 防災 | 貯湯タンクの水を非常時に活用でき、減災対応モデルでは浸水への備えも強化されています |
| 操作 | CHOFU IoTシステムによるスマホ操作や、見やすいリモコンで日常の使い勝手を整えられるでしょう |
それぞれの機能の詳細や選び方については、次項で具体的に解説していきます。
電気代を抑える機能と使い方
エコキュートの電気代は、機器そのものの性能だけでなく、どのように運転させるかによって大きく変動します。
同じ機種を使っていても、沸き上げのタイミングや運転モードの設定次第で、月々の電気代に差が生まれる仕組みです。
CHOFUのエコキュートにおける節約の考え方は、無駄な沸き上げを抑える運転設計と、各家庭の生活パターンに合わせた最適化が軸になっています。
例えば、使用湯量に応じて自動調整する機能や、電気料金が高い時間帯の運転を停止する設定などが用意されており、生活スタイルと組み合わせることで効果を引き出せるでしょう。
また、太陽光発電システムを導入している家庭では、夜間電力中心の運転とは異なるアプローチが有効になります。
昼間に発電した電力を活用するソーラーアシストモードなど、前提条件が変わることで選択肢も広がるため、自宅の環境に応じた使い方を検討する必要があるといえます。
ecoとく運転で何が変わるか
「ecoとく運転」は、浴槽に残ったお湯の熱を貯湯タンクに回収することで、翌日の沸き上げに必要なエネルギーを削減する機能です。
通常は捨てられてしまう残り湯の熱を再利用するため、新たにゼロから沸かす場合と比べて電気代を抑えられます。
ただし、ecoとく運転を使えば誰でも劇的に電気代が下がるわけではなく、家族構成や入浴習慣によって節約幅には差が生まれる点を理解しておく必要があるでしょう。
太陽光発電システムがある場合
CHOFUのエコキュートには、太陽光発電の余剰電力を活用するソーラーアシストモードが搭載されています。
通常は夜間の割安な電力で沸き上げを行いますが、このモードでは夜間の沸き上げ量を減らし、翌日の昼間に太陽光で発電した電力を使って追加の沸き上げを実施する仕組みです。
売電するよりも自家消費を優先したい家庭と相性が良く、特に日中の在宅時間が短く余剰電力が発生しやすい共働き世帯では、効率的な電力活用につながります。
逆に在宅が多く昼間の電力消費が大きい家庭では、余剰が少なく効果が限定的になる場合もあるでしょう。また、発電量が安定する季節や天候、電力契約の売電単価、エコキュートの設置条件によっても最適な運転方法は変わります。
導入時には自宅の発電状況や生活パターンを踏まえて、夜間電力中心の運転とソーラーアシストのどちらが有利かを比較検討する必要があります。
お湯の勢いと入浴の快適さに関わる機能
エコキュートの快適性を左右する要素は、「給湯圧」と「同時使用」の2点に集約されます。
給湯圧はシャワーや蛇口から出るお湯の勢いを決める要素で、数値が高いほど快適に感じやすくなります。
同時使用とは、キッチンと浴室など複数箇所で同時にお湯を使った際の安定性を指し、家族が多い家庭では重視すべきポイントです。
不満が出やすいのは、2階のシャワーで水圧が弱く感じる場合や、洗面所で手を洗っている間にシャワーの勢いが落ちる状況といえます。
朝の準備時間帯に家族が集中してお湯を使うシーンでも、給湯能力が不足していると快適性が損なわれる可能性があるでしょう。
CHOFUでは高圧パワー給湯を搭載した機種が用意されており、仕様表で給湯圧や給湯能力を確認することで、自宅の使用状況に適した機種を選びやすくなります。
CHOFUの高圧パワー給湯とは?
CHOFUの高圧パワー給湯は従来の標準圧に比べて給湯圧が高いため、2階でもシャワーの勢いが保たれやすく、湯はり時間の短縮も期待できます。
家族が朝の準備で集中的にお湯を使う時間帯でも、安定した給湯が可能になる点が魅力です。
ただし、実際の体感は自宅の配管径や配管の長さ、階数や給湯器の設置位置といった条件にも左右されます。高圧仕様を選んでも、配管が細い場合や極端に距離が離れている場合には、期待した効果が得られない可能性もある点に注意が必要です。
清潔と入浴体験を高める機能
CHOFUのエコキュートには、ウルトラファインバブルやマイクロバブル浴といった、清潔性と入浴体験を高める機能が搭載された機種があります。
ウルトラファインバブルは目に見えない微細な気泡を含んだお湯で、肌当たりの良さや洗浄感を重視する方に向いています。
マイクロバブル浴は、入浴時の心地よさを高める機能として提供されており、日々の入浴をより快適にしたい家庭で選ばれる傾向があるでしょう。
また、配管クリーン機能により、お湯の通り道を清潔に保つ工夫も施されています。これらの機能は全ての機種に標準搭載されているわけではなく、上位モデルや特定の仕様に限られるため、清潔性や入浴体験にこだわりたい方は機種選定時に確認しておくと良いでしょう。
CHOFUのウルトラファインバブルとは?
CHOFUのウルトラファインバブルは、1μm(マイクロメートル)未満という目に見えない微細な気泡を含んだお湯を作り出す機能です。
給湯器内で発生する水圧変化により、水に溶けた空気が気泡化される仕組みで、1mLあたり約3,100万個という高濃度の気泡が生成されます。この微細な泡によって、いくつかのメリットが期待できるでしょう。
肌への効果では、シャワー直後の肌水分量が通常水と比べて6.2%向上する測定結果が得られており、保温効果やさっぱり感といった体感も報告されています。
清潔性の面では、浴室のピンク汚れの原因菌を通常水の3倍の速さで除去する効果や、排水管の汚れ除去率が約17%向上する結果も確認されています。
ただし、これらの効果は測定条件下でのデータであり、個人の体感や使用環境によって差が生じる可能性がある点を理解しておく必要があります。
CHOFUのマイクロバブル浴とは?
CHOFUのマイクロバブル浴は、20μm(マイクロメートル)という微細な気泡をお湯とともに浴槽内に噴出させる機能です。
この気泡が浴槽内に流れを生み出し、常に温かいお湯で体を包み込む仕組みになっています。ウルトラファインバブルが1μm未満の気泡が給湯器内で自動生成されるのに対し、マイクロバブル浴は約20倍のサイズの気泡を浴槽内で意図的に発生させる点が異なります。
マイクロバブル浴のメリットは、入浴時の体感に現れやすい点です。細かな気泡が肌をやさしく包み込むことで湯あたりの心地よさが高まり、リラックスしたバスタイムを過ごせます。
保温効果も特徴で、短時間の入浴でも十分に温まりやすく、湯上がり後も湯冷めしにくい体感が得られるでしょう。
ただし、マイクロバブル浴を利用するには専用のリモコンと循環アダプターの取り付けが必要となり、対応機種も限定される点に注意が必要です。
CHOFUの配管クリーンとは?
CHOFUの配管クリーンは、追いだき配管内に残ったお湯を自動または手動できれいな水で洗い流す機能です。
配管内に汚れが蓄積すると、においや衛生面での不安につながりやすく、特に入浴剤を使用した後や長期間使用を続けた場合に気になる悩みといえます。
フルオートタイプでは、浴槽の栓を抜いて残り湯を排水すると自動的に配管内を洗浄してくれるため、日常的な手入れの負担を軽減できるでしょう。
手動モードでは排水後にリモコンの配管洗浄ボタンを押すことで洗浄が開始されます。定期的な配管洗浄を行えば、次回のお湯はり時に清潔なお湯を使える安心感が得られます。
ただし、配管クリーンだけで配管内が完全に手入れ不要になるわけではありません。月に一度程度は配管洗浄剤を使った本格的な洗浄も推奨されており、これらを組み合わせることで配管の清潔性を保つ考え方になっています。
災害時の備えと安全面
CHOFUのエコキュートは貯湯タンクを備えているため、災害時の備えとしても役立ちます。
地震や台風などで断水が発生した場合、タンク内に蓄えられたお湯を生活用水として取り出すことが可能です。
飲用には適しませんが、トイレや洗濯、体を拭くといった用途で活用できるため、断水時の生活を支える存在となるでしょう。
一般的な容量370Lのタンクであれば、数日分の生活用水を確保できる計算になります。
なお、取り出す際には、タンク内に滞留していた水である点を理解し、清潔な容器を使って汲み出す必要があります。
また、停電が長引く場合はタンク内の水温が下がり、衛生状態が変化する可能性もあるため、取り出した水は早めに使い切ることが推奨されます。非常時の取水方法については、取扱説明書で事前に確認しておくと安心です。
CHOFUの減災対応モデルとは?
CHOFUの減災対応モデルは、床上浸水時に機器への影響を軽減する設計が施された仕様です。
通常モデルでは浸水によって電装部品や制御基板が損傷するリスクがありますが、減災対応モデルでは重要部品を高い位置に配置するなど、水害への耐性を高める工夫がなされています。
想定されるのは、豪雨や台風による河川の氾濫、都市型の内水氾濫といった浸水被害のシーンです。
ただし、完全に水没を防げるわけではなく、あくまで被害を軽減する設計である点を理解しておく必要があります。
優先度が高いのは、ハザードマップで浸水想定区域に指定されている地域や、河川・水路の近くに住んでいる家庭といえるでしょう。
過去に浸水被害を経験した地域や、低地・盆地といった水が集まりやすい立地条件の場合も、減災対応モデルを検討する価値があります。
スマホ操作とリモコンでできること
CHOFUのエコキュートには、スマートフォンから給湯器を操作できる「おうち快適アプリ」が用意されています。
このシステムを使うと、外出先からでもふろ自動やふろ予約、沸き増しといった操作が可能になり、帰宅前にお湯の準備を整えられます。
設定温度や残湯量、お湯の利用状況を確認できる機能もあり、離れて暮らす家族の給湯器を登録すれば、毎日のお湯の使用状況から生活リズムを見守ることもできるでしょう。エラーが発生した際にはスマートフォンに通知が届くため、早期対応にもつながります。
ただし、この機能を利用するには無線LAN対応リモコンの設置と、自宅のWi-Fi環境が前提条件となります。対応するリモコンと機種のシリーズ(03・04シリーズまたは05シリーズ)によって利用できる機能が異なる点にも注意が必要です。
CHOFUのエコキュートを選ぶ際のポイント

CHOFUのエコキュートを選ぶ際のポイントは、主に以下のとおりです。
- 利用したい機能
- 給湯タイプ
- 貯湯容量
- 設置する地域
それぞれ、順番に解説します。
利用したい機能
CHOFUのエコキュートには、ウルトラファインバブルやマイクロバブル浴、ecoとくといった機能が搭載された機種がありますが、全ての製品に標準装備されているわけではありません。
例えば、記事執筆時点でウルトラファインバブルに対応しているのはEHP-U3705BXやEHP-U4605BXといった特定の型番に限られています。
ecoとく機能についても、機種によって搭載の有無が分かれるため、型番の確認が必要です。
清潔性や入浴体験を重視する場合はウルトラファインバブルやマイクロバブル浴の搭載機種を、電気代の節約を優先する場合はecoとく対応機種を選ぶといった判断になるでしょう。自分が重視する機能を明確にしてから候補を絞り込むと選定がスムーズに進みます。
給湯タイプ
CHOFUのエコキュートの給湯タイプは、フルオート、オート、給湯専用の3つに分類されます。それぞれの特徴を表にまとめました。
| 給湯タイプ | 自動お湯はり | 自動保温 | 自動追いだき | 自動たし湯 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルオート | ○ | ○ | ○ | ○ | 高 |
| オート | ○ | ○ | ○ | × | 中 |
| 給湯専用 | × | × | × | × | 低 |
フルオートはお湯はりから保温、追いだき、たし湯まで全て自動で行うため、最も手間がかかりません。
オートは基本的な自動機能を備えていますが、水位が下がった際のたし湯は手動操作が必要です。給湯専用は蛇口やシャワーへの給湯のみで、お湯はりなどは全て手動になりますが、価格を最も抑えられます。
給湯を手軽に行いたい場合はフルオートやオート、初期費用を抑えたい場合は給湯専用がおすすめです。
貯湯容量
CHOFUのエコキュートは機器によって貯湯容量が異なり、550L、460L、370L、310Lの4種類が用意されています。それぞれの貯湯容量に適した使用人数の目安を表にまとめました。
| 貯湯容量 | 適切な使用人数 | 想定される家族構成 |
|---|---|---|
| 550L | 5~8人 | 二世帯住宅、大家族 |
| 460L | 4~7人 | 4~5人家族、入浴時間が分散する家庭 |
| 370L | 3~5人 | 標準的な3~4人家族 |
| 310L | 1~2人 | 単身世帯、夫婦のみの世帯 |
エコキュートは貯湯タンクに蓄えたお湯を使う仕組みのため、使用量がタンク容量を超えると湯切れが発生します。
湯切れが起きた場合は追加で沸き上げを行う必要があり、電気料金が割高な時間帯に運転すると電気代が上がる要因になるでしょう。
家族の人数だけでなく、シャワー時間の長さや入浴時間が集中するかどうかといったライフスタイルも考慮して貯湯容量を決めることが重要です。将来的に家族が増える可能性がある場合は、余裕を持った容量を選ぶと安心といえます。
設置する地域
エコキュートを設置する際は、地域の水質や環境条件を考慮する必要があります。
井戸水や硬度の高い水道水を使用する地域では、配管内にスケールが付着しやすく、機器の故障や性能低下につながるリスクがあります。
また、寒冷地では外気温が低いため通常仕様では十分な加熱能力が得られず、凍結のリスクも高まるでしょう。さらに、海沿いの地域では潮風による塩害で金属部品が腐食しやすく、機器の寿命が短くなる可能性があります。
CHOFUではこうした条件に対応するため、井戸水対応モデル、寒冷地仕様、塩害地仕様といった専用機種を用意しています。ほかにも、河川の氾濫や浸水被害が想定される地域では、減災対応モデルを選択することで床上浸水時の機器損傷リスクを軽減できます。
ハザードマップで浸水想定区域に指定されている場合や、過去に被害を受けた経験がある地域では、減災対応モデルの導入を検討する価値があるといえるでしょう。
まとめ
以上がCHOFUのエコキュートの解説になります。
CHOFUのエコキュートは、ecoとく運転による電気代の削減、高圧パワー給湯による快適な給湯、ウルトラファインバブルやマイクロバブル浴といった清潔・入浴系機能、減災対応モデルによる防災面の強化、スマホ操作による利便性といった特長を持っています。
また、寒冷地仕様や塩害地仕様、井戸水対応モデルなど、設置環境に応じた専用機種が用意されている点も見逃せません。
「エコ突撃隊」では、CHOFUのエコキュートを販売しております。エコキュートに興味がある人は、ぜひご相談ください。






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