エコな知識
2026/08/24
ニチコンの蓄電池(パワーコンディショナー)のエラーコードと対処法一覧
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ニチコンの家庭用蓄電システムでは、システムが一時的に停止したり知らせるべき状態が発生したりすると、室内リモコンや専用アプリの画面に点検コードが表示されます。
ここではニチコンの蓄電池の主要なシリーズごとに、点検コードの内容と処置のしかたを一覧にまとめました。
ニチコンの蓄電池に表示される点検コードの見かた
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点検コードは先頭2文字によって役割が分かれています。まずはこの2文字を確認してください。
| 先頭2文字 | 内容 | 復帰のしかた |
|---|---|---|
| BE | 安全のための自動停止 | 電気機器に異常がないことを確認し、再起動ボタンで運転を再開する |
| BF | 自動停止 | 安全確認後に自動で復帰するため操作は不要 |
| BI | 状態や動作の通知 | 内容によって異なる。ESS-U3とESS-U4には存在しない |
| BC | お知らせリストに記録される通知 | 内容を確認して閉じる。大半は故障ではない |
3桁の数字部分の割り当ては機種ごとに違います。同じ番号でも意味や深刻度が変わるため、必ずご自宅の機種の項目をご覧ください。機種名と製造番号は室内リモコンや専用アプリの登録情報から確認できます。
複数のシリーズで使われる主な点検コード
まず、複数の機種で共通して使われるコードを整理します。対象欄に記載のない機種では、そのコードは使われません。
| 点検コード | 対象 | 内容 | 処置 |
|---|---|---|---|
| BExxx | 全機種 | 安全のための自動停止 | 電気機器に異常がないことを確認して再起動する。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BFxxx | 全機種 | 自動停止 | 安全確認後に自動で復帰する。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BF405 | 全機種 | 蓄電池ユニット内の温度が範囲外 | 解除操作は不要。放熱を妨げるものがないか確認する |
| BF404 | 全機種 | 蓄電池残量が0%よりさらに低下 | 充電が必要。復帰方法は機種で異なる |
| BE303、BE304 | U5・E1・T5/T6・T3 | 自動切替開閉器のセンサが異常を検知 | 復帰ボタンを1回短押しし、状態表示LEDが緑または赤に点灯したことを確認してから再起動する |
| BF306 | U5・E1・T5/T6・T3 | 自動切替開閉器の温度が動作範囲を超過 | 温度が戻れば自動復帰。10分ほど経っても復帰しない場合は復帰ボタンを1回短押し |
| BF517 | U3・U4・T3 | 停電により日時設定がクリアされた | 非表示でメッセージを閉じ、日時を再設定する |
| BI459、BI460 | U5・E1・T5/T6・T3 | 長期間満充電にならず充電上限設定を一時解除、およびその復帰 | 解除操作は不要。満充電できるよう各種設定を確認する |
| BC096 | 全機種 | 運転が停止された | 放置すると過放電になるため、速やかに運転を再開する |
| BC097 | U3・U4・T3・T5/T6 | 蓄電池の自動メンテナンスを実行中 | 終了するまで待つ |
| BC417 | U3・U4・T3 | 蓄電池の充電可能容量が50%を下回った | そのまま使用できる。保証書の条件を満たす場合は無償交換の対象になるため販売会社へ連絡 |
| BC556 | 全機種 | 室内リモコンをシャットダウンした | 処置は不要 |
単機能蓄電システム ESS-U3S1/ESS-U3S1Jの点検コードと対処法
蓄電容量4.1kWhの小容量モデルで、停電時に使えるのは定格1500VAの非常時兼用コンセントのみです。エアコンやIH調理器などの200V機器は使用できません。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BE202 | 安全のための自動停止 | 電気機器に異常がないことを確認して再起動する |
| BE203 | 特定出力電力オーバー。非常時兼用コンセントの接続機器が規定電力を超過し給電を停止 | 接続機器を減らしてから再起動する。掃除機、電子レンジ、ドライヤー、ヒーターなど消費電力の大きい機器の使用は控える |
| BF550 | 室内リモコンと本体の通信ができなかった | 繰り返し表示される場合は販売会社へ連絡 |
| 充放電時刻重複 | 充放電の時刻設定が重複 | 時間帯が重ならないよう再設定する |
お知らせが解除された場合は、コード番号のない「お知らせが解除されました」というメッセージが記録されます。
単機能蓄電システム ESS-U4X1/ESS-U4M1の点検コードと対処法
蓄電容量16.6kWhと11.1kWhの大容量モデルです。室内リモコンのみで操作する世代のため、BIxxxは存在しません。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BE202、BE203 | 消費電力オーバー。電気製品の消費電力が規定を超過し給電を停止 | 接続機器を減らしてから再起動する。掃除機、電子レンジ、ドライヤーなどの使用は控える |
| BE204 | 安全のための自動停止 | 再起動する。繰り返す場合は太陽光パワコンを停止させたうえで販売会社へ連絡 |
| BF550 | 自動停止 | 安全確認後に自動で復帰する。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BE000 | お知らせが解除された | 処置は不要 |
単機能蓄電システム ESS-U5M1/ESS-U5L1の点検コードと対処法
室内リモコンはオプションで、操作の中心は専用アプリです。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BE204 | 外付け太陽光発電の発電電力が上限を超過 | 再起動する。繰り返す場合は外付け太陽光発電を停止させてから再起動 |
| BE417 | 蓄電池容量が50%を下回り動作寿命に到達 | システムが停止する。蓄電池交換などの処置が必要なため販売会社へ連絡 |
| BE456、BE458 | ソフトウェアの更新に失敗 | 再起動し、あらためて更新を実行する。再度停止する場合は販売会社へ連絡 |
| BF106 | 半波整流で動作する機器を接続 | ドライヤー、温水洗浄便座、電気カーペットなどの使用を控える |
| BF201、BF202、BF203 | 停電時に給電できる電力を超過 | 消費電力の大きい機器の使用を控える |
| BI309 | 停電時に蓄電池残量がなくなり給電を停止 | 外付け太陽光パワコンを自立運転へ切り替える。発電量が不足している場合は十分に発電するまで待つ |
| BI310 | 外付け太陽光パワコンを連系運転へ戻せる状態 | 自立運転から連系運転へ切り替える |
| BI483 | 蓄電池ユニットの温度上昇により出力を抑制 | 周囲にある放熱を妨げるものを取り除く。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BI690 | 専用アプリが本体と通信できない | 通信圏内へ移動する。Wi-Fiとルーターの状態を確認し、同時接続を4台以下にする |
| BC550 | 本体と室内リモコンの一時的な通信障害 | 繰り返し表示される場合は販売会社へ連絡 |
| BC667 | 停電により日時設定がクリアされた | 日時を再設定する |
| BC675、BC677 | 自動メンテナンスの開始と終了 | 終了するまで待つ |
専用アプリでは、通信できない状態が続くと「タイムアウト E1-1」「E1-6」、通信失敗の「E1-7」「E1-8」「E1-9」、点検作業中の「ロック中」、設定を変更できないときの「設定失敗」も表示されます。
発展型太陽光パワーコンディショナ ESS-E1M1/ESS-E1L1の点検コードと対処法
蓄電池ユニットがESS-U5と共通のため、蓄電池側のコードもESS-U5と同じ内容です。E1固有として次の2つが加わります。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BI509 | パワーコンディショナの温度上昇により出力を抑制 | 周囲にある放熱を妨げるものを取り除く。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BI670 | 出力制御に必要なスケジュールデータが喪失 | ネットワーク接続時は再取得を待つ。未接続の場合は販売会社へ連絡。喪失中は売電が行われない |
V2Hシステム関連の点検コードの内容と処置のしかた
V2Hシステムを併設している場合のみ表示されます。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BIxxx | V2Hシステムの安全のための自動停止 | 電気機器に異常がないことを確認し、V2Hシステムを再起動してからコネクタロックを行う |
| BI715 | V2Hシステムと車両の通信が確立しない | 充放電コネクタの差し込み状態を確認する |
| BI723、BI835、BI842 | V2Hシステムの自動停止 | 自動で復帰する。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BI730、BI845 | 非常停止ボタンが押された | 安全を確認し、再度非常停止ボタンを押してからコネクタロックを行う |
| BI847、BI849、BI850、BI853、BI858、BI859 | 接続機器の消費電力がV2Hシステムの出力を超過し放電を停止 | 家電製品の電源をいくつか切り、V2Hシステムを再起動する |
| BI851、BI854、BI856 | 停電時に給電できる電力を超過 | 掃除機、電子レンジ、ドライヤーなど消費電力の大きい機器の使用を控える |
| BI701、BI846、BI952 | 車両からの停止指示による自動停止 | 電気機器と車両の状態を確認する。繰り返す場合は販売会社へ連絡 |
| BI886、BI887 | V2Hシステムの温度上昇により出力を抑制 | 放熱を妨げるものを取り除く |
| BI949 | 車両接続部の電圧異常によりコネクタロックを保持 | V2Hシステムを再起動する。解除できない場合は無理に外さず販売会社へ連絡 |
| BI951 | 自動運転の開始時に車両と接続していない、またはコネクタロックに失敗 | 充放電コネクタが車両に正しく接続されているか確認する |
トライブリッド蓄電システム ESS-T5/T6シリーズの点検コードと対処法
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太陽光発電、蓄電池、V2Hの3電源に対応する最新世代です。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BE201、BE202、BE203 | 接続機器の消費電力が出力を超過し放電を停止 | 家電製品の電源をいくつか切って再起動する |
| BI417 | 蓄電池ユニットの充放電可能な容量が低下 | 繰り返し表示される。この段階では充放電は停止しない。交換を希望する場合は販売会社へ連絡 |
| BI418 | 容量が下限値まで低下し蓄電池の充放電を停止 | 太陽光発電の動作のみ継続する。蓄電池に関する設定は選択できなくなる |
| BI690 | 専用アプリが室内リモコンと通信できない | 通信圏内へ移動する。Wi-Fiとルーターの状態を確認し、同時接続を4台以下にする |
| BC098 | 自動メンテナンスが完了した | 処置は不要 |
| BC565 | 電力会社サーバーとの通信障害 | 通信状態の画面からインターネット接続を確認する |
BE303とBE304は、停電時に雷などの外的要因でセンサが過剰に反応して発生する場合があります。
この状況では停電時運転へ切り替わらないため、契約ブレーカ、主幹漏電ブレーカ、PVブレーカ(設置されている場合)をOFFにしてから復帰ボタンを1回短押しし、蓄電システムを再起動したうえで、OFFにしたブレーカをすべてONに戻してください。
トライブリッド蓄電システム ESS-T3シリーズの点検コードと対処法
前世代のトライブリッドで、専用アプリには対応しません。
| 点検コード | 内容 | 処置 |
|---|---|---|
| BE201、BE202、BE203 | 自立出力の電力を超過し給電を停止 | 家電製品の電源をいくつか切って再起動する。消費電力の大きい機器の使用は避ける |
| BC565 | 電力会社サーバーとの通信障害 | ネットワーク配線とルーターの設定を確認する |
| BE000 | お知らせが解除された | 処置は不要 |
| 充放電時刻重複 | 充放電の時刻設定が重複 | 時間帯が重ならないよう再設定する |
BI459は、ES-T3F1を使用していて10日間満充電にならなかった場合に発生します。
点検コードが表示されたときの操作
点検コードの画面には、機種名と製造番号もあわせて表示されます。販売会社やコールセンターへ連絡する際は、この3点を伝えると対応がスムーズになります。
画面のボタンの役割は次のとおりです。
- 消音をタッチすると、ブザー音が止まる
- 非表示をタッチすると、30秒間だけ点検コードが隠れる
- 再起動をタッチすると、蓄電システムが運転を再開する
非表示は一時的に隠す操作で、原因が解消していなければ再び表示されます。BEの点検コードは、電気機器に異常がないことを確かめてから再起動を実行してください。
点検コードが表示された状態を放置すると、蓄電池が充電されず過放電となり、有償の電池交換になる場合があります。表示に気づいたら早めに対処してください。
エラーコードの対処法が分からない時は
エラーコードを見てもどうしたらいいか分からない、自分で対処するのは不安という方は、販売店かメーカーまでお問い合わせ下さい。






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