オール電化
2025/01/29
エコキュートのメーカーごとのおすすめ機種は?特徴や搭載している機能、性能などを解説
エコキュートは基本的な仕組みがほとんど同じなので、比較する場合はメーカーごとの特徴が重要です。 特に、メーカーがおすすめしている機種には、独自の機能や高性能などの特徴が表れているので、エコキュートを購入したいと考えている方は知っておきましょう。
そこで今回は、エコキュートのメーカーごとのおすすめ機種を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートとは?
エコキュートとは、電気と空気の熱でお湯を沸かす給湯器の総称です。
エアコンで採用されているヒートポンプ技術を用いており、空気を圧縮して生み出した熱でお湯を沸かすと、貯湯タンクユニットで溜めておき、必要に応じて各所へ給湯します。
空気の熱を利用してお湯を沸かすため、ガス給湯器や電気温水器に比べて年間ランニングコストが抑えられていることが最大のメリットです。
エコキュートのメーカーの違いは?
2025年1月時点でエコキュートの主要メーカーは以下の通りです。
- 三菱
- パナソニック
- ダイキン
- コロナ
- 日立
エコキュートはお湯を沸かすための仕組みが共通しているため、基本的なメリットやデメリットは同じです。
一方、メーカーが異なると搭載している機能やラインナップの充実度などが異なります。
そのため、エコキュートを選ぶ際は利用したい機能や家族の人数、設置スペースなどに合った貯湯容量の機種を選ぶことが重要です。
次項より、エコキュートメーカーごとの特徴とおすすめの機種を紹介するので、エコキュートを選ぶ際の参考にしてください。
三菱エコキュートの特徴
三菱電機は、日本を代表する総合電機メーカーであり、2001年からエコキュートの販売を開始しました。高い技術力を活かし、これまでに多くの優れたエコキュートを販売しています。
三菱のエコキュート最大の特徴は「先進的な技術仕様」です。
断熱性の高い真空断熱材とウレタンを使用したサーモジャケットタンクにより高い保温性能を実現し、冷媒配管4本をツイスト状に巻き付けた4条ガスクーラーや、コンパクトながら高出力を誇るオリジナルのポキポキモーターを搭載しており、業界内でも優れた給湯性能を誇ります。
さらに、最高峰プレミアムモデルのPシリーズや、多機能高性能なSシリーズ、ZEH住宅向けのEXシリーズ、シンプルベーシックなAシリーズといったラインナップが充実していることも特徴です。
三菱エコキュートは先進的な技術を持ち、高い省エネ性能を誇り、多彩なラインナップを有しています。ほかのメーカーに比べると価格帯は高いですが、トップクラスの性能や機能を持つエコキュートを購入したい方はチェックしましょう。
三菱エコキュートでおすすめの機種
三菱エコキュートでおすすめの機種はPシリーズです。
三菱エコキュートのなかでは最高峰フラグッシプモデルに位置付けされており、代表する機能を全て搭載しています。
例えば、マイクロバブル機能により快適な入浴体験を味わえる「ホットあわー」や、残り湯を綺麗な状態で維持する「キラリユキープPLUS」などが利用可能です。
貯湯容量は370L、460L、550Lの3種類で、貯湯タンクユニットの形状は角型のみになります。
また、PシリーズのSRT-P376UBは年間給湯保温効率が4.2で、記事執筆時点では最高値です。年間給湯保温効率が高いほど、お湯を沸かすためのランニングコストが抑えられるので、コストパフォーマンスにこだわる方に適しています。
パナソニックエコキュートの特徴
パナソニックは三菱に並ぶエコキュートのトップメーカーであり、主要エコキュートメーカーのなかではラインナップが最も多いです。
記事執筆時点で10シリーズ以上あり、多くの機能を搭載したプレミアムクラス、貯湯容量やタンクの種類が豊富なミドルクラス、価格が抑えられて居るスタンダードクラスの3つに分類されます。
特に、パナソニックエコキュートは300Lや195Lなどの少人数向けや、貯湯タンクユニットがコンパクト、薄型などのバラエティに富んでいるため、家族の人数や設置スペースに合ったエコキュートを見つけやすいです。
狭小スペースにエコキュートを設置したい方は、パナソニックエコキュートをチェックしましょう。
パナソニックエコキュートでおすすめの機種
パナソニックエコキュートでおすすめの機種はJPシリーズです。
パナソニックエコキュートにおけるプレミアムクラスに位置付けられており、主要な機能を全て搭載しています。
例えば、好みの温度を簡単に選べてリラックスできる「温浴セレクト」やセンサーが部屋の状態や人の動きに合わせて自動で節電する「AIエコナビ」、栓の栓を締め忘れた場合に早めに知らせてくれる「うっかりアシスト」などの機能が利用可能です。
貯湯容量は370Lと460Lの2種類で、どちらも貯湯タンクユニットの形状は角型になります。
三菱エコキュートのPシリーズに比べると年間給湯保温効率は若干低いですが、便利な機能が多数搭載されているので、お風呂の時間を快適にしたいと考えている方におすすめです。
ダイキンエコキュートの特徴
ダイキンはエコキュートのパイオニアとされ、豊富なノウハウを活かした製品を開発しているメーカーです。
記事執筆時点では、フラグシップモデルのXシリーズ、機能が充実したAシリーズ、価格が抑えられたNシリーズの3種類を展開しています。
ダイキンエコキュートの特徴として、フルオートタイプでも濁り湯の入浴剤が使用可能である点が挙げられます。
エコキュートはフルオートタイプに追い焚き機能が付いていますが、専用の配管が汚れ、ゴミによる目詰まりが起きる可能性があるため、濁り湯タイプを含めた特定の入浴剤が使用できません。
しかし、ダイキンは株式会社バスクリンと提携し、「バスクリン」「きき湯」「日本の名湯」などの濁り湯タイプに対応しており、他メーカーでは難しい入浴剤の選択が可能です。
入浴剤の選択肢を広げたい方は、ダイキンのエコキュートを検討すると良いでしょう。
ダイキンエコキュートでおすすめの機種
ダイキンエコキュートでおすすめの機種はXシリーズです。
Xシリーズはフルオートタイプのエコキュートで、貯湯容量は370Lと460の2種類があり、貯湯タンクユニットの形状は角型になります。
最大の特徴は、「おゆぴかUV」による深紫外線除菌でお湯の清潔さを維持し、「ウルトラファインバブル入浴」により微細な泡が温浴・美肌・洗浄効果を期待できることです。
また、Xシリーズを含めたパワフル高圧タイプの水圧は330kPaとなっており、他メーカーと比べてトップクラスの数値を実現しています。
エコキュートは貯湯式給湯器で、貯湯タンクユニットが内部の圧力で変形しないように減圧するため、一般的なガス給湯器に比べて水圧が弱いことがデメリットです。
Xシリーズは水圧が330kPaと高くなっているので、シャワーの水圧にこだわりたい方は検討しましょう。
コロナエコキュートの特徴
コロナは、世界で初めてエコキュートを販売したメーカーです。さまざまな機能を搭載したプレミアムエコキュート、マイクロバブルユニット内蔵タイプ、高圧力パワフル給湯ハイグレードタイプなど、幅広いラインナップを提供しています。
特に、1人~2人の少人数世帯向けのエコキュートライトや、省スペースと設置自由度の向上を両立させた集合住宅向けタイプを販売していることは大きな特徴です。
集合住宅向けタイプは貯湯容量が300Lもありながら、同サイズの他メーカーの商品に比べてコンパクトな大きさとなっており、集合住宅のメーターボックスに入ります。
マンションにエコキュートを設置したいと考えている方は、コロナのエコキュートがおすすめです。
コロナエコキュートでおすすめの機種
コロナエコキュートでおすすめの機種はプレミアムエコキュートです。
コロナエコキュートにおけるフラグッシプモデルで、貯湯容量は370Lと460Lの2種類があり、形状は角型のみになります。
最大の特徴は、サポート機能に特化したことです。プレミアムエコキュートと対応するシステムバスを連携すれば、浴槽のお掃除や閉栓、湯はり、保温が自動でできる「おそうじconnect」が利用可能です。
浴槽栓の閉め忘れや掃除の手間を省き、快適な入浴環境を提供します。
また、省エネ性能にも優れており、通常5個のセンサーを貯湯タンクユニットに7個搭載し、水温を細かく検知して無駄な保温や沸き上げを防ぐこともポイントです。
お風呂に関する手間を減らし、手厚いサポートを利用したい方は、コロナのプレミアムエコキュートと対応するシステムバスを導入しましょう。
日立エコキュートの特徴
日立は他のエコキュートメーカーが採用していない機能があるメーカーです。
エコキュートは電気料金単価の安い時間帯にお湯を沸かしておき、翌日以降使用する仕組みなので、貯湯式給湯器に分類されます。
一方、日立の「ナイアガラ出湯」や「ナイアガラタフネス」は、貯湯タンクユニットで溜めてあるお湯の熱を利用して水道水を温めるので、水道直圧式の仕組みを採用したエコキュートです。
水道直圧式は水道水の水圧をそのまま利用できるため、シャワーの水圧が一般的なエコキュートよりも強くなっています。
また、貯湯タンクユニットのお湯を消費しないので、タンク内部の水の入れ替えが少ないこともポイントです。タンク内部に不純物が入りにくく、特殊な地域でも設置できる可能性があります。
記事執筆時点で水道直圧式のエコキュートを販売しているのは日立だけです。シャワーの水圧にこだわりたい方や、水道水に不純物が混ざりやすい地域の方は、日立のエコキュートをチェックしましょう。
日立エコキュートでおすすめの機種
日立エコキュートでおすすめの機種は[水道直圧給湯]フルオート「ナイアガラ出湯」です。
上記で説明した水道直圧給湯を採用したエコキュートのため、浴室と台所で同時にお湯を使用していても、シャワーの勢いが強い状態を維持します。
また、循環するお風呂のお湯を深紫外線で綺麗にする「きらりUVクリーン」や、微細で滑らかな泡が肌を優しく包み込む「シルキー快泡浴」などの便利な機能を搭載していることも魅力の1つです。
貯湯容量は370Lと460Lの2種類があり、形状は角型のみになります。さらに、高効率仕様の場合、370Lの年間給湯保温効率は4.2と高く、性能にもこだわっています。
水圧やマイクロバブル機能、深紫外線などに興味がある方は、 [水道直圧給湯]フルオート「ナイアガラ出湯」の詳細を確認しましょう。
まとめ
以上が、エコキュートのおすすめ機種の解説になります。エコキュートはメーカーごとにラインナップが異なり、搭載している機能や性能も違ってきます。
ご家庭の人数やライフスタイル、設置スペースなどによって適した機種は変わってくるので、エコキュートを選ぶ際は専門的な知識が必要です。
「エコ突撃隊」では、専門知識を身につけたスタッフが対応いたします。メーカーのおすすめ機種を低価格で販売しているので、エコキュートに興味がある方は、ぜひご相談ください。
こちらの記事もおすすめ!
お見積り・ご相談はこちら
「ダイキン空調機特約店」
エコ突撃隊 お客様相談窓口
当店の自社施工は、
ダイキンの空調機特約店に認定されています。
安心してお任せいただけるよう、迅速・丁寧にご対応させていただきます。
お電話でのお問い合わせ
10時00分~19時00分