蓄電池
2025/06/23
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池の特徴は?注意点や使える補助金も解説
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池の特徴は?注意点や使える補助金も解説
家庭用蓄電池は電気代の高騰や自然災害への備えとして注目されています。
なかでも、ファーウェイ(HUAWEI)が開発した「LUNA2000シリーズ」は、優れた性能とコストパフォーマンスの蓄電池です。
本記事では、ファーウェイ蓄電池の特徴や注意点、さらには2025年時点で利用できる補助金制度について分かりやすく解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池の特徴6つ
ファーウェイの蓄電池の特徴は、主に以下のとおりです。
- 特徴①蓄電容量に応じて3種類から選択可能
- 特徴②モジュールの連結でフレキシブルに活用できる
- 特徴③運転モードを状況に応じて選べる
- 特徴④電力のロスが少ない変換効率
- 特徴⑤スマート蓄電システムで電力を有効活用
- 特徴⑥コンパクトで導入しやすいサイズ
それぞれ、順番に解説します。
特徴①蓄電容量に応じて3種類から選択可能
ファーウェイの蓄電池は、蓄電モジュールを最大3台まで連結可能なモジュール型設計を採用しています。
ライフスタイルや家族の人数に合わせて、段階的に容量を拡張できることがポイントです。
また、ファーウェイの蓄電池の各モジュールは独立して管理される「スマートストリング」構造のため、劣化状態に応じて最適に制御され、システム全体の効率を維持できます。
特徴②モジュールの連結でフレキシブルに活用できる
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、最大3台までの蓄電モジュールを縦に連結できる構造を採用しています。
そのため、ライフスタイルの変化や電力使用量の増加に合わせて蓄電容量を増やすことが可能です。
例えば、導入時は最低限の容量でスタートし、太陽光発電の導入や家族構成の変化に応じて後からモジュールを追加できます。
また、「スマートストリング」により各バッテリーモジュールが独立して制御されるため、1台の劣化がシステム全体の性能に与える影響を最小限に抑える設計になっています。
将来を見据えたスケーラビリティと信頼性を両立している点が、ファーウェイの蓄電池の大きな強みです。
特徴③運転モードを状況に応じて選べる
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、日常と非常時それぞれのニーズに対応する3種類の運転モードを搭載しています。
家庭の電力使用状況や電力料金、万が一の災害に備えた柔軟なエネルギー運用が可能です。
それぞれのモードの説明は次の通りです。
経済モード | 太陽光発電の余剰電力を売電し、夜間の安い電力を蓄電するモード |
---|---|
エコモード | 太陽光発電で電力を賄うモード |
防災モード | 停電時に蓄電池残量をキープするモード |
モードを切り替えことで、ユーザーのライフスタイルや目的に応じた運転が実現できます。
特徴④電力のロスが少ない変換効率
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、業界でもトップクラスの変換効率を誇ります。
JIS(日本工業規格)に基づく変換効率は約97%、最大変換効率は97.5%に達しており、一般的な家庭用蓄電池の平均である約94%と比べて電力ロスが非常に少ないのが特長です。
変換効率が高いということは、太陽光発電で得た電気を蓄電池に貯めたり、逆に放電したりする際のエネルギー損失が少ないことを意味します。
そのため、太陽光発電システムで発電した電気を無駄なく活用して自家消費率を向上でき、夜間使用に回せる電力量が増えて電気代のさらなる節約に貢献できるなど、多くのメリットが得られます。
特徴⑤スマート蓄電システムで電力を有効活用
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、「スマートストリング蓄電システム」と呼ばれる高度な独立制御型構造を採用しています。
各モジュールが個別に充放電を制御できるため、従来の蓄電池にありがちな「一部の劣化ユニットが全体の性能を低下させる」といった無駄が発生しません。
さらに、各モジュールには独自のバッテリーマネジメントシステム(BMS)が搭載されており、リアルタイムで状態を監視しながら最適に運転します。
万が一、1つのモジュールが故障しても、他のモジュールは独立して動作を継続でき、家庭への電力供給に支障をきたしません。
ファーウェイのLUNA2000シリーズは高度な制御によって、日常の節電効果から非常時の安定供給まで、多様なシーンで電力を無駄なく有効に活用できる蓄電池です。
特徴⑥コンパクトで導入しやすいサイズ
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、住宅への設置を前提とした省スペース設計が大きな特長です。
シリーズによって正確なサイズは異なりますが、横幅が60cm以下、奥行きが30cm以下となっており、業界の中でもコンパクトなサイズになります。そのため、玄関横や物置スペース、戸建ての外壁沿いなど、設置スペースに制約のある住宅でも導入しやすいです。
また、モジュールを縦に積み重ねるスタック構造のため、蓄電容量を増やしても面積をほとんど取らずに設置できるのが強みです。
外観もシンプルでスマートなデザインのため、住宅の景観を損なわず、見える場所にも違和感なく設置できます。
エコ突撃隊で購入できるファーウェイ(HUAWEI)LUNA2000シリーズの詳細
エコ突撃隊で購入できるファーウェイのLUNA2000シリーズは次の6種類です。
- HUAWEI蓄電池 全負荷5kW
- HUAWEI蓄電池 全負荷10kW
- HUAWEI蓄電池 全負荷15kW
- HUAWEI蓄電池 特定負荷5kW
- HUAWEI蓄電池 特定負荷10kW
- HUAWEI蓄電池 特定負荷15kW
基本的な性能については次の表にまとめました。
型番 | LUNA2000-5-NHS0/LUNA2000-10-NSH0/LUNA2000-15-NHS0 |
---|---|
タイプ | ハイブリッド型 |
負荷 | 特定負荷型/全負荷型 |
容量 | 5kWh/10kWh/15kWh |
寸法 | 5kWh:670mm(W)×600mm(H)×150mm(D) 10kWh:670mm(W)×960mm(H)×150mm(D) 15kWh:670mm(W)×1320mm(H)×150mm(D) |
重量 | 5kWh:67kg 10kWh:122kg 15kWh:177kg |
停電時の蓄電池の出力 | 5kWh:1.5kW 10kWh:3.0kW 15kWh:4.5kW |
保証年数 | 10年間(有償で15年に延長可能) |
使用環境温度 | -20℃〜+55℃ |
設置湿度 | 5%〜95%(結露なし) |
防水防塵 | IP65 |
ファーウェイの「LUNA2000-NHS0」は、家庭用として使いやすい蓄電池です。
蓄電容量は5kWh、10kWh、15kWhの3種類があり、2つ並べて併設できるため最大30kWhまで増やすことができます。
また、スリムで省スペースな設計となっており、住宅の外壁まわりや物置スペースにも無理なく設置が可能です。停電時には最大1.5kWまでの電力を供給できるため、冷蔵庫や照明など生活に必要な電化製品をカバーできます。
「まずは小さく始めて、あとから容量を増やしたい」という方にもぴったりの、拡張性と安心性を兼ね備えたエントリーモデルです。
なお、保証期間は10年となっていますが、有償で15年まで延長することもできます。ただし、自然災害補償を取り扱っていないので、地震や津波などの災害が不安な方は別のメーカーを検討しましょう。
例えば、伊藤忠商事のスマートスター蓄電池は災害補償があります。
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全負荷型の場合は、停電時にいつも通りの生活を送ることができます。費用を抑えたい方や蓄電池の使いすぎが気になる方は特定付加型がおすすめです。
ファーウェイの蓄電池の費用
ファーウェイの蓄電池の費用は次の通りです。
容量 | メーカー希望小売価格(税別) |
---|---|
5kWh | 1,800,000円 |
10kWh | 3,400,000円 |
15kWh | 5,000,000円 |
日本国内で製造されている蓄電池と比較すると安いので、導入しやすいと言えるでしょう。
しかし、2021年に販売開始されたこともあり、メーカー希望価格で販売している販売店もあります。
導入を検討するときは、複数の販売店に相見積もりをお願いするようにしましょう。もちろん、エコ突撃隊でも相見積もり歓迎でお問い合わせをお待ちしております。
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池を導入するときに利用できる補助金
蓄電池をお得に購入したい場合は、国や自治体が行っている補助金を活用しましょう。
例えば、2025年時点でファーウェイのLUNA2000シリーズのような家庭用蓄電池を導入する際には、次のような補助金制度が利用可能です。
- DR蓄電池補助金
- ZEH補助金
DR蓄電池補助金は国が実施している補助金制度で、需要に応じて電力使用を調整する「デマンドレスポンス」に参加できる蓄電池が補助対象となっています。
補助額は「蓄電容量×14.1万円/kWhまたは工事費の1/3(いずれか低い方)」で、上限は1戸あたり60万円です。
ZEH補助金は住宅を高断熱・高効率化し、太陽光や蓄電池を組み合わせてゼロエネルギーを目指す場合に補助金が貰える制度になります。
蓄電池の費用も対象になりますが、住宅全体の省エネ改修や新築とセットで申請する必要があるため、家の建て替えや大規模リフォームを予定している方におすすめです。
上記以外にも、住んでいる自治体によっては補助金制度を開催している場合があるため、自治体の窓口に相談してみましょう。
また、申請のやり方がわからない場合は、販売店が代理申請を行ってくれるので、販売店へご相談ください。エコ突撃隊にご相談いただいた場合も、誠心誠意対応させていただきます。
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池を利用するときの注意点
ファーウェイの蓄電池を利用するときの注意点は、主に以下のとおりです。
- ハイブリッド型しかない
- 不具合対応が日本のメーカーと比較して不親切
それぞれ、順番に解説します。
注意点①ハイブリッド型しかない
ファーウェイのLUNA2000シリーズは、太陽光発電との連携を前提とした「ハイブリッド型」蓄電池のみをラインナップしています。
太陽光パネルと蓄電池を一体制御する専用のハイブリッドパワーコンディショナ(PCS)と組み合わせて使用するタイプで、既存の太陽光設備が他社製の場合、流用が難しいケースがあります。
一方、他社では「単機能型(蓄電専用)」や「スタンドアロン型(太陽光連携なしで使える非常用タイプ)」も販売されており、導入コストや使用目的によっては適しているかもしれません。
「災害対策だけで最低限の電力を確保したい」「太陽光は後から導入予定」などのケースでは、より安価で導入できる単機能型の検討も視野に入れると良いでしょう。
なお、太陽光発電を設置していなくても、ハイブリッド型蓄電池だけを利用することは可能です。
注意点②不具合対応が日本のメーカーと比較して不親切
不具合が発生したときに、日本のメーカーであれば、自宅に修理しに来てくれたり、部品を手配してくれたりします。
しかし、ファーウェイの場合はセンドバック方式(製品交換型)という保証形式を取っています。
このセンドバック方式は、不具合が発生した際は新しい機器をご自宅まで配送するだけで、自分で取り付け作業を行う形式です。
機器を自分で扱うことに不安がある方にとっては、サポートの面で不便に感じるかもしれません。
ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池は安心安全!悩んだらエコ突撃隊にご相談ください!
本記事では、ファーウェイ(HUAWEI)の蓄電池の評判について解説しました。設置した後に容量を変更できる柔軟性の高さがファーウェイの蓄電池の一番の特徴だと言えるでしょう。
エコ突撃隊では、ファーウェイ(HUAWEI)を含む補助金の対象となっている蓄電池を販売しております。メーカー正規品をできるだけお求めやすい価格で扱っているので、補助金や蓄電池について興味・関心がございましたら、実績豊富なエコ突撃隊までご連絡ください。