オール電化

2020/10/22

エコキュートとは?エコキュートを選ぶときのポイントを解説

エコキュートは光熱費が節約でき、環境に優しい給湯器といわれています。確かに光熱費の節約や環境に優しいなどはエコキュートの特徴になりますが、エコキュートのメリットは他にもあります。

そこで今回は、エコキュートのメリットやデメリット、選ぶときのポイントなどを解説します。どうしてエコキュートは環境に優しいのか、光熱費はどれだけ節約できるのかを詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.エコキュートとは?

エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用する電気給湯器のうち、冷媒をフロンではなく二酸化炭素を使用している機器の総称になります。

本来は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」という正式名称で、「エコキュート」は関西電力の登録商標です。日本の電力会社や給湯機メーカーが「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」をエコキュートの愛称で呼んでおり、認知度の高さや分かりやすさを優先して本稿でもエコキュートの名称を使用します。

エコキュートの特徴

エコキュートの特徴01

「ヒートポンプ技術」を活用して、空気中にある熱でお湯を沸かすことです。ヒートポンプユニットと貯湯タンクがセットになっており、ヒートポンプユニットが取り込んだ空気の熱により、給水された水の温度は上昇し、貯湯タンクでお湯が保温されます。

ヒートポンプはエアコンなどの空調機器に使用された技術で、少ない電気エネルギーで多くの熱エネルギーを取り出すことができます。

また、冷媒にフロンではなく二酸化炭素を用いているのもポイントで、自然界にある「自然冷媒」という性質を持つ物質の中には可燃性や毒性の高い物質があります。オゾン層を破壊するフロンに比べれば安全性の高い物質を採用しています。

エコキュートの特徴02

お湯を作るのは夜間がメインということです。一般的な電気料金プランだと昼間よりも夜間の方が電気代は安く設定されており、エコキュートは安い夜間にお湯を作り65度~90度で保温し、日中は貯湯タンク内のお湯を使用します。

電気温水器との違い

電気温水器は金属に電気を流して発熱させる「電熱ヒーター」を用いてお湯を作る機器です。電気を使ってお湯を作るのはエコキュートと同じですが、エコキュートよりも電気代が約3~4倍かかります。

一方で、エコキュートに比べて設置費用は安く、設置するスペースが少ないのは電気温水器のメリットになります。

エコキュートのメリット

エコキュートのメリットは次の4つになります。

  • ①光熱費が節約できる
  • ②環境に優しい
  • ③災害時でもお湯が使える
  • ④補助金制度がある

それぞれ、どのようなメリットなのか解説します。

①光熱費が節約できる

①光熱費が節約できる

エコキュートは電気代の安い深夜に電力を使用してお湯を作る仕組みとなっており、電気代を節約できます。

例えば、東京に家族4人で暮らしているとLPガスの使用料金は年間約14万1000円ですが、エコキュートに変えると年間約3万1300円に下がります。 年間約10万9800円の節約は10年で約109万円の節約になるため、かなりお得だといえます。

家族形態や住んでいる地域によって電気料金プランは異なるため、必ずしも上記のシミュレーション結果になるとは限りませんが、光熱費を大幅に節約できるのは魅力的です。

②環境に優しい

②環境に優しい

家庭におけるエネルギー消費の約26%を給湯 (お湯を作るエネルギー)が占めており、これからの省エネにおけるポイントは給湯に使うエネルギーの効率化です。

エコキュートは二酸化炭素を用いることで効率よくお湯を沸かし、従来の給湯器と比較して二酸化炭素の排出量を65%も削減します。フロンに比べて地球温暖化の影響が1/1700~1/1500と少ないのも特徴で、従来の給湯器を使い続けるよりも環境に優しい給湯器といえます。

③災害時でもお湯が使える

③災害時でもお湯が使える

従来の給湯器は地震や台風といった自然災害で、ガスや電気、水道が遮断されると復旧されるまでお湯が使えません。しかし、エコキュートは夜間に作ったお湯を貯湯タンクに貯めており、災害時でもそのまま使用することができます。

エコキュートの貯湯タンクの量は370L~560Lが一般的なサイズとなっています。震災時に確保しておきたい飲料水の量は1日あたり「ご家庭の人数×3L」が目安です。

4人家族の場合は1日12Lが必要となり、貯湯タンクが370Lだった場合は30日以上も確保できる計算になります。

実際は飲料水以外にもお湯や水が必要なシーンはあるため1日あたりの消費量は増えると予想できますが、有事の際に少なくとも10日以上のお湯が確保できるのは心強いです。

④補助金制度がある

④補助金制度がある

政府は国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)を推進しており、環境に優しいエコキュートを導入する家庭向けの補助金制度を用意しています。すべてのエリア・すべての住人を対象にしているわけではありませんが、導入費用の一部が助成されるのは、導入を検討している方に嬉しいメリットです。

ただし、補助金制度はエコキュートを設置する前に申請をする必要があり、予算に達した時点で受付終了となるため、どのような補助金制度があるのか早めに調べておく必要があります。

エコキュートのデメリット

光熱費を節約でき、環境に優しいエコキュートですが、デメリットもあります。

それぞれ、どのようなデメリットなのか順番に解説します。

設置費用が高い

エコキュートの設置費用は大きく分けて3つあります。

  • 本体費用…機種にもよるが平均的な相場が20万円台
  • 電気工事費用…エコキュート本体とブレーカーの距離や種類によって変動する
  • 水道工事費用…状況や工事業者によって変動する

エコキュートの本体費用は購入するメーカーや種類、貯湯タンクの量などによって大きく異なります。平均的な相場が20万円台とありますが、家族が多い方向けの大容量エコキュートには50万円以上という製品もあります。
電気工事費用と水道工事費用はご家庭の事情と工事会社によって変動するため断言できませんが、おおよその相場としては合計20万円となっています。

平均的な相場を全て合わせると本体設置・工事費込みで40万円以上も珍しくありません。以上のことから、ガス給湯器を新設・交換するよりも設置費用は高くなってしまいます。

②設置場所や騒音が問題

エコキュートはコンパクトな機種も登場しておりますが、ヒートポンプと貯湯タンクがあるため大型の機器になります。戸建て住宅だと隣家との間のスペースに設置できるのか、集合住宅だとメーターボックスに入るサイズなのかといった問題が起きます。

また、以前はエコキュートのヒートポンプが発する12.5Hz程度の低周波音が問題視されていました。低周波音は聞こえ方に個人差はありますが、人によっては苦痛だと訴える場合があります。

2014年に環境省が調べたところ、エコキュートが原因だと考えられる低周波音の苦情件数は59件ありました。日本では低周波音の基準はありませんが、深夜に稼働するエコキュートの音で眠れず、トラブルになる可能性は否定できません。

現在のエコキュートは静穏性に優れた機種が主流となっていますが、騒音トラブルが起きるかもしれないというのは覚えておくべき注意点です。

③昼間にお湯が切れる可能性がある

エコキュートはご家庭のお湯を1カ所で作りますが、日中の行動によっては貯めていたお湯が切れる可能性があります。

来客が宿泊するなどのケースでお湯が切れてしまうと、エコキュートは昼間の時間帯でもお湯を作ろうとします。夜間よりも昼間の電気代が高いプランだと、知らない間に電気代が増えてしまうという可能性があります。

④電気プランを変更しないと節約にならない

エコキュートは電気代が安くなる夜間にお湯を作ります。そのため、夜間の電気代が安い電気プランのご家庭は問題ありませんが、時間帯で電気代が変動しないプランのご家庭は電気プランを変更しないと、光熱費の節約につながりません。

また、エコキュートは外気の熱を利用するため、外気温が高い夏は光熱費を節約できますが、外気温の低い冬では光熱費が高くなる可能性があります。

エコキュートを選ぶときのポイント

エコキュートを選ぶときのポイントは次の4つになります。

それぞれ、順番に解説します。

①住んでいる地域

①住んでいる地域

エコキュートは外気の熱を利用する給湯器のため、外気が寒い寒冷地には寒冷地仕様の製品を選ぶ必要があります。

大まかな目安としては最低気温がマイナス10℃までなら一般地仕様最低気温がマイナス25℃までなら寒冷地仕様のエコキュートで対応できます。なお、マイナス25℃を下回る地域では使用できません。

外気温以外にも塩害被害が多い地域では、耐塩害仕様のエコキュートを購入するか、建物を間に挟むように設置するなどの対策が必要です。

②設置形状とスペース

②設置形状とスペース

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクを設置するスペースが必要になります。スペースに合わせられるように角型タイプと薄型・スリム型の2種類がありますが、スペースによってはエコキュートを設置できない場合があります。

エコキュートを購入する際は施工会社ときちんと相談し、将来的なメンテナンスに必要なスペースや隣人とのトラブルにならないのかを確認しましょう。

③タンクの容量と家族の人数

③タンクの容量と家族の人数

タンクの容量はエコキュートの本体価格に直結しますが、同時にタンクが大きいほど使用できる湯量が増えます。家族の人数と貯湯タンクの目安は次の通りになります。

家族の人数 タンク容量
3人~5人 370L
4人~6人 460L
5人~7人 550L

上記は目安のため家族構成や生活スタイルによっては必要なタンク容量が異なります。なお、エコキュートはお湯の使用状況を学習して必要な分だけの湯量を作るため、貯湯タンクが大きいエコキュートだと電気代が大幅にアップすることはありません。

④給湯タイプ

④給湯タイプ

エコキュートの給湯タイプは次の3つがあります。

  • フルオート…お湯を入れるところから、たし湯まで全自動で管理
  • オート…お湯を入れるのが自動化。さし湯やたし湯も可能
  • 給湯専用…お湯を入れるところから手動のシンプルタイプ

基本的にフルオートタイプのエコキュートは手間が掛からず便利でおすすめですが、1点だけ注意点があります。

フルオートタイプのエコキュートは配管やポンプの目詰まり・腐食を防ぐために、指定の入浴剤以外は禁止となっています。機種によっては全面的禁止という場合もあるため、入浴剤を使用したい方はオートタイプや給湯専用タイプを選びましょう。

まとめ

以上が、エコキュートの解説になります。エコキュートは従来のガス給湯器に比べて光熱費が安くなり、地震などの災害時でもお湯が使える優れものです。しかし、設置費用や設置スペース、どんなタイプを選べばいいのか頭を悩ませます。

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