オール電化
2021/01/20
電気温水器とエコキュートの違い
古くなった給湯器の交換やご家庭のリフォームの際に、電気温水器とエコキュートはどう違うのか。また、どちらがお得なのか気になるところではないでしょうか。
今回は電気温水器とエコキュートの基本的な仕組みからそれぞれの違いをご説明し、どちらがお得なのかご紹介します。是非最後までご覧下さい。
そもそもエコキュートとは?
エコキュートとは二酸化炭素を冷媒(熱を移動させるために必要な媒体)に空気中の熱を効率よく集める給湯システム(ヒートポンプ技術)の総称で、エアコンでいう室外機にあたるヒートポンプが外気の熱を吸収して、その熱を活用することでお湯を作ります。外気の熱を利用するため、省エネルギーでお湯を作ることができます。また、二酸化炭素を冷媒に使用しているため、フロンガスのように地球環境に害を与えることはありません。
電気温水器とエコキュートの違い
お湯の作り方の違い
電気温水器とエコキュートは電気をエネルギー源としている点については共通していますが、お湯を作る方法については大きく異なります。
電気温水器は電力を本体に内蔵されたヒーターが熱に変換し、お湯を温めます。さらにお湯の作り方として貯湯式と瞬間式の2種類があります。貯湯式の場合、ヒーターで作られたお湯をタンク内で保温して貯めるお湯の作り方となり、電気代が安い夜間にお湯を作って日中はそのお湯を使用することで節電できるメリットがあります。ただし、湯切れを起こすことや貯湯タンクが必要になるデメリットがあります。瞬間式の場合、水管を通る際に加熱しながら給湯する仕組みで、湯切れの心配がなく貯湯タンクも必要ありませんが、貯湯式の節電メリットはありません。
一方、エコキュートの場合はヒーターではなく空気中の熱を利用してお湯を作るため、電気温水器よりも低電力でお湯を沸かすことができます。また、エコキュートは基本的に貯湯式のみになります。
機能の違い
電気温水器とエコキュートの機能面に大きな違いはなく、共通してフルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプ3つの種類があります。タイプごとの機能は以下の通りです。
タイプ | 機能 |
---|---|
フルオートタイプ | 自動でお湯はり、足し湯、追い焚きなど |
オートタイプ | 自動でお湯はり、足し湯など |
給湯専用タイプ | 蛇口からの給湯のみ |
電気代の違い
電気温水器とエコキュートはお湯の作り方の違いから、エコキュートのほうが低電力でお湯を作ることができ、一般的な家庭における電気温水器の電気代は約3,000円/月とされており、エコキュートの電気代は約1,000/月と1/3ほどの価格差があると言われています。
本体費用の違い
メーカーや機種によって大きく価格は異なりますが、エコキュートは電気温水器の2倍ほど価格が高いとされています。
しかし、電気代が電気温水器の1/3程度であることを踏まえると長期的にはエコキュートのほうがお得だと言えます。
実際電気温水器とエコキュートは共に寿命が10年程度とされているため、10年間の電気代は電気温水器が約360,000円(3,000円×12ヶ月×10年)であるのに対し、エコキュートでは約120,000円(1,000円×12ヶ月×10年)とエコキュートのほうが約240,000円もお得になることが分かります。
設置物の違い
電気温水器とエコキュートのお湯の作り方の違いから設置物も異なってきます。電気温水器では温水器のみの設置で済むのに対し、エコキュートは空気中の熱を取り込むためのヒートポンプユニットが必要となるため、よりスペースを必要とします。さらに瞬間式の電気温水器は貯湯しないため、エコキュートよりも省スペースで済む違いがあります。
事前に設置可能スペースを検討した上でどちらを購入するか考える必要があります。
運転音の違い
エコキュートの騒音は一般に40dB*程度で、図書館の館内や深夜の住宅地程度の騒音とされていますが、ヒートポンプユニットから低周波音が発せられます。低周波音は人の耳は低周波の音を感じにくいとされていますが、建物との共振による揺れやエコキュートが稼働するのは夜間であることから一部の方にとっては気になる音になるようです。
対して、電気温水器はヒートポンプユニットがないため低周波音の心配はありません。
エコキュートは設置場所や設置方法を工夫する必要があるようです。
どちらを選ぶべきか
諸条件によって電気温水器とエコキュートのどちらを選ぶべきか異なります。初期費用が高いとはいえ、長期的な価格メリットはエコキュートにありそうです。一方で電気温水器はヒートポンプユニットを設置する必要がないことや騒音トラブルの心配がない点、瞬間式の場合は湯切れの心配がないことなどの良い点があります。
何を重要視するのか、設置スペースがあるのかなど事前に想定しておくことで後悔のない選択ができるのではないでしょうか。
まとめ
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。この記事で電気温水器とエコキュートの違いについて少しでもご理解いただけたら幸いです。
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