オール電化
2018/09/21
オール電化とプロパンガスはどっちがお得?光熱費を徹底比較
プロパンガスのご家庭では、光熱費が高くて困っていませんか?LPガスからオール電化にすることで、「お風呂」と「料理」時に光熱費がいくら安くなるのか徹底比較していきます。また、オール電化の光熱費をよりお得にする方法も紹介します。
オール電化とプロパンガスの特徴
光熱費を比較する前に、まずはオール電化とプロパンガスの特徴についておさらいしておきましょう。
省エネのイメージがある「オール電化」
オール電化は、エコキュートやIHクッキングヒーターなどを導入して、家庭内のエネルギーを電気のみにすることを指します。
オール電化には、「ガス代が不要になる」や「深夜の電気代が安くなる」などの特徴があるため、光熱費が安くなるイメージを抱いていいるかたも多いのではないでしょうか。
高いイメージがある「プロパンガス」
プロパンガスは、プロパンやブタンを主成分とするガスで、LPガスとも呼ばれています。都市ガスと比べるとガス料金が高いという特徴があります。
プロパンガスの料金はなぜ高い?
プロパンガスの料金が都市ガスよりも高い理由は、プロパンガスの料金決定方法が「自由料金」のためです。「自由料金」とは、ガス料金の設定に関して国からの規制がなく、普通の商品と同じように利益を考えて料金を決めることができる状態のことを指します。
それに対して、都市ガスは「総括原価方式」という方法で料金が決められています。これは公共料金と同じ方式で、国による認可が必要となるため、プロパンガスよりも価格が抑えられています。
お風呂の光熱費をオール電化とLPガスで比較
ここでは、お風呂を溜める際の光熱費を、オール電化とLPガスで比較していきます。
お風呂の光熱費はオール電化がお得!
オール電化は、電気料金が安い深夜時間帯に、エコキュートが自動でお湯を沸かします。
そのため、お風呂のお湯を沸かす光熱費は、以下の額だけプロパンガスよりもオール電化のほうがお得です。
○1回あたりの湯沸かしコスト=「45円」オール電化がお得!
○1ヶ月あたりの湯沸かしコスト=「1,395円」オール電化がお得!
オール電化とプロパンガスそれぞれの詳しいコストの内訳については、以下をご覧ください。
オール電化の湯沸かしコスト
オール電化(エコキュート)がお風呂を沸かすのに必要なコストは、以下の通りです。
○お風呂250Lの湯沸かしコスト(1回)=151円(オール電化)
○お風呂250Lの湯沸かしコスト(1ヶ月)=4,681円(オール電化)
※上記のコストはあくまでも目安です。お風呂の大きさや使用頻度などにより異なります。
※250Lの水を10度→40度まで湯沸かしした場合の料金です。(7,500キロカロリー/8.7kWhが必要)
※1kWh=17.46円で算出しています。(東京電力「スマートライフプラン」契約時)
LPガスの湯沸かしコスト
プロパンガス(LPガス)がお風呂を沸かすのに必要なコストは、以下の通りです。
○お風呂250Lの湯沸かしコスト(1回)=196円(LPガス)
○お風呂250Lの湯沸かしコスト(1ヶ月)=6,076円(LPガス)
※上記のコストはあくまでも目安です。お風呂の大きさや使用頻度などにより異なります。
※250Lの水を10度→40度まで湯沸かしした場合の料金です。(7,500キロカロリー/8.7kWhが必要)
※1kWh=22.59円で算出しています。(1m3当たりのプロパンガス単価は630円に設定)
料理時の光熱費をオール電化とLPガスで比較
ここでは、料理を作る際の光熱費を、オール電化とLPガスで比較していきます。
料理をする時間帯は、オール電化の電気代が高い昼間の時間帯のため、プロパンガスよりもオール電化のコストのほうが若干高い場合が多いです。
オール電化の料理コスト(昼間)
昼間の時間帯に、オール電化(IHクッキングヒーター)で料理を行うのに必要なコストは、以下の通りです。
○30分の調理に必要なコスト=37円(オール電化/昼間)
○1ヶ月(900分)の調理に必要なコスト=1,139円(オール電化/昼間)
※上記のコストはあくまでも目安です。調理時間やIHクッキングヒーターの消費電力により異なります。
※消費電力3kWのIHクッキングヒーターを使用した場合です。
※1kWh=25.33円で算出しています。(東京電力「スマートライフプラン」契約時)
オール電化の料理コスト(夜間)
夜間の時間帯に、オール電化(IHクッキングヒーター)で料理を行うのに必要なコストは、以下の通りです。
○30分の調理に必要なコスト=26円(オール電化/夜間)
○1ヶ月(900分)の調理に必要なコスト=785円(オール電化/夜間)
※上記のコストはあくまでも目安です。調理時間やIHクッキングヒーターの消費電力により異なります。
※消費電力3kWのIHクッキングヒーターを使用した場合です。
※1kWh=17.46円で算出しています。(東京電力「スマートライフプラン」契約時)
LPガスの料理コスト
夜間の時間帯に、プロパンガス(LPガス)で料理を行うのに必要なコストは、以下の通りです。
○30分の調理に必要なコスト=33円(LPガス)
○1ヶ月(900分)の調理に必要なコスト=1,016円(LPガス)
※上記のコストはあくまでも目安です。調理時間やプロパンガスの料金により異なります。
※消費するガスの容量は1.5kWh換算で計算しています。
※1kWh=22.59円で算出しています。(1m3当たりのプロパンガス単価は630円に設定)
昼間の料理時の光熱費はLPガスがお得だが・・・
昼間に料理を作る場合は、オール電化よりもLPガスのほうが光熱費がかかりませんが、深夜時間帯の場合はお風呂と同じくオール電化の光熱費のほうが安くなります。
そのため、オール電化でも
○翌日のお弁当は電気代が安い深夜時間帯に作っておく。
○鍋の加熱前から食材を入れておく。(予熱をしない)
○保温性にすぐれた鍋を使って、余熱調理をする。
などの工夫次第で、料理時のコストを抑えることができるでしょう。
オール電化の光熱費もっとお得にするには?
太陽光発電や蓄電池と組み合わせることで、オール電化をよりお得に運用することができます。どういうことなのか、詳しくご説明していきます。
オール電化と太陽光発電を一緒に利用する
オール電化と太陽光発電を一緒に利用すると、昼間は太陽光発電でつくった電気を家庭内で使用することで、昼間の高い電気を買電する必要がなくなります。そのため、昼間の買電量が減り、電気代を削減することができるのです。
オール電化と太陽光発電を同時設置するメリットについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
オール電化と蓄電池を一緒に利用する
オール電化と蓄電池を一緒に利用すると、電気料金が安い深夜時間帯の電気を蓄電池にためておき、電気料金が高い昼間に使用する、といった使い方ができます。これにより、昼間の高い電気を買電する必要が減るので、電気代の削減効果があります。
オール電化と蓄電池を同時設置するメリットについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
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