エコな知識

2020/03/30

エネファームって実際どうなの?太陽光・蓄電池との組合せは?

エネファームとは一体どういいたシステムなのか?実際の設置価格や、使い勝手としてはどうなのか?を解説していきます。太陽光発電システムや、蓄電池と連携させることによりどんな効果があるか?といった最新のトレンド情報も絡めた部分も解説します!

エネファームとは?

エネファームとは、一般名標では「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」と言います。ここで皆さんが間違いやすいポイントは、燃料電池とありますが電気を貯める蓄電池とは異なり、電気をためる機能はありません。

機能としては、ガス(都市ガス・プロパンガス両方に対応)を使って電気を発電しながら、その発電の時に発生する熱を利用して、水からお湯へ変える給湯器としての役割も果たす、という一石二鳥なシステムです。
エネルギー効率的には、無駄を削減して環境性能が高く、近年導入する方も少しずつ増えてきており、また条件によっては国や地方自治体から補助金が出る場合もあります。

その反面、ガスを使って電気を起こすシステムのため、ガス代はその分掛かってきます。エネファーム向けのガス料金プランも、ガス会社によっては用意されていますので、導入する際はガス会社のプランを見て検討してみましょう。

エネファームのメリットや使い勝手は?

エネファームは簡単に言えば、「発電機付きの給湯器」です。
この「発電機」ですが、自家発電をしてくれるため電力会社から買う電気を減らすことができる、ことが一番の特徴です。

従来、電気料金とガス料金の両方を払っていたとすると、ガス料金は少し高くなってしまいますが、電気料金を圧縮できてトータルで考えると割安というのがエネファームの基本の考え方です。

アイシン精機の試算によれば、年間での電力購入量を半分以下にして、トータルの光熱費が年間トータルで約3割程度削減できる試算も出ています。

使い勝手は?

エネファームから住宅側へ供給できる電気量は、最大で700Wとなっています。
一般的な4人家族の場合、平均的に使用している電力は1~2kWhのため、使っている電気の約半分の電気をエネファームから補うことができます。

また、貯湯できる量は約28リットルとなっておりますが、実際に給湯器として稼働する場合は、普通のガス給湯器と同じように、リアルタイムでガスを使いながらお湯を作っていくため、28リットルしか使えないわけではなく、水栓をひねった分お湯がしっかり出ますので心配は不要です。

そして各メーカーにより若干異なりますが、液晶モニターのリモコンが付属していますので、普段の給湯器としての操作も従来のリモコンと、変わらずお使いいただけます。

床暖房の熱源としても使える

エネファームは、給湯器としてキッチンやお風呂で使うお湯を基本的に作りますが、最近のエネファームは、熱をさらに床暖房に利用できるタイプも登場しており、よりエネルギーを効率的に使うことができるタイプも用意されています。

やはり電気式に比べると、床暖房の立ち上がりはガスは早く、家に帰ってきてすぐに温まるのはガス式の床暖房の良いポイントであります。

停電時も使えるタイプがある

停電の際に、ガスが供給されていればエネファームが自立運転に切り替わり、発電を行って、最低限の電気とお湯を利用することができます。

最大で約700Wの電気を供給できるため、冷蔵庫と照明、小さめの液晶テレビ、携帯電話の充電ぐらいは可能になります。

停電時に使えるタイプと、そうでないタイプがありますので、災害対策としてお考えの方は機種を停電対応タイプを選びましょう。

エネファームの価格は?

エネファームについては、一般販売を行っておりませんので、好きなところで自由に変えるシステムではありません。基本的にはガス関連の会社を通じてしか、購入ができませんので設置工事と共に費用が掛かってきます。

エネファームの本体価格

・パナソニック製:約200万円前後~
・アイシン精機製:約200万円前後~

エネファームの工事費用

・設置工事:約40万円前後~

上記より、各社の割引などを踏まえたとしても、実質の導入費用としては約200万円~250万円程度が市場の一般的な価格です。

ZEHや低炭素住宅の補助金取得に効果を発揮

2020年現在、新築での主流な補助金である、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)や低炭素住宅の補助金取得の際に、一次エネルギー消費量という計算を行います。

この計算は、新築で計画している該当の住宅が、標準的な家よりどれだけエコな設備を使って、省エネできうる性能がある家なのか?という計算です。

各補助金で、標準的な家から低低炭素住宅であれば10%以上、ZEHであれば20%以上のエネルギーを標準的な住宅から比べて削減する旨の規定がありますが、エネファームでは従来の給湯暖房システム(+火力発電のエネルギー)とエネファーム(アイシン精機のタイプS)と比較すると、9.0MJから5.4MJと、約40%削減で来ている計算になり、この一次エネルギー削減率を高めるとことができます。

エネファームのデメリットは?

上記より唯一デメリットな点は、初期コストが高額になっていることです。

実際、想定使用年数としては一般的な給湯器と同等で約7年~10年前後での運用の寿命があることから、太陽光発電みたいに元を取ろうというシステムではない為、そのあたりはご理解の上購入をされることをおすすめします。

ただ、一般的な給湯機に比べてエネルギーの無駄を減らしてエコなシステムであることと、割安なガス料金で運用できることも考えると、高額な初期コストもある程度圧縮できますので、ガス会社に相談して納得できるランニングでれば購入検討しても良いのではないでしょうか。

運用としてベストな使い方は?

初期コストが少し高めなこともあるので、なかなか導入される方は少数ではありますが、お住まいの地域や、新築される地域が都市ガスであれば導入を検討されても良いかも知れません。
プロパンガスは、災害時に強いというメリットがありますが、電気がないと動かないので(蓄電池があれば別ですが)普段使いの発電でのメリットを考えた方が良いでしょう。

やはり、先ほどのガス式床暖房も同様ですが、「ガスが好き」という方はエネファーム向けの割安なガス料金プランも利用できたりすることもあります。

太陽光発電と蓄電池との同時設置の場合

太陽光発電も、エネファームも電気を創り出す機器として、連携をするわけではありませんが、両方からの電気を自宅で使うことにより、昼間は太陽光発電、夜間などはエネファームで電気を作ることにより、電気の自給自足を促します(ガスは使います)

太陽光発電は「ダブル発電」に該当することが注意点(既存太陽光ありのご家庭のリフォームのみ)

2020年現在で、新たに太陽光発電とエネファームを同時設置される方は問題ありませんが、既に太陽光圧電を設置されているご家庭で、エネファームをリフォームで設置される方は、現在FIT権利が残っている方(設置から10年経過していない方)は売電単価が落ちますので、その点だけご注意ください。

・2009年度以前(kWh):FIT終了
・2010年度(kWh):シングル発電48円/ダブル発電39円
・2011年度(kWh):シングル発電42円/ダブル発電34円
・2012年度(kWh):シングル発電42円/ダブル発電34円
・2013年度(kWh):シングル発電38円/ダブル発電31円
・2014年度(kWh):シングル発電37円/ダブル発電30円
・2015年度(kWh):シングル発電33円/ダブル発電27円
・2016年度(kWh):シングル発電31円/ダブル発電25円
・2017年度(kWh):シングル発電28円/ダブル発電25円
・2018年度(kWh):シングル発電26円/ダブル発電25円
・2019年度(kWh):シングル発電24円/ダブル発電24円
・2020年度(kWh):未定

2020年現在、新たに太陽光発電とエネファームを設置する場合は、売電単価は変わらないため気にする必要はありません。

蓄電池とエネファーム両方からの電気で生活

エネファームから700W、太陽光発電や蓄電池から残りの電気を供給することにより、ほぼ自給自足が成り立ちます(蓄電池等のシステムを稼働させるために買電している僅かな電気のぞく)

また、売電単価だけ気にしなければ、エネファームから電気を住宅側へ供給することで発電した量を、より一層売電へ回すことができるため、売電量を増やすことができます。

太陽光発電も現在、売電単価が下落してきていることから、売らずに自己消費した方が良い、という考え方にシフトしています。クリーンなエネルギー機器を、リフォームや新築の際に導入されれば、できるだけエネルギーを自給自足する住宅となります。

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