蓄電池

2019/08/29

見るべきポイントを徹底解説!蓄電池の選び方

蓄電池を購入する際、どうして蓄電池を導入する必要があるのか?何を基準に選べばよいのか?など、選ぶ際のチェックポイントをご紹介。必要な容量・機能を持った蓄電池を見極めて、無駄のない蓄電池導入を目指しましょう。

蓄電池はメーカー各社が販売している製品ごとに特徴や蓄電の容量が違います。そして、「蓄電池を購入したいけど、本当に必要なのか?」、「何を基準に選んだらいいかわからない…」など、人によって蓄電池を購入するときの悩みはさまざまです。

今回の記事では、蓄電池を購入する目的や購入時の選び方やそのポイントについてご紹介します。

なぜ蓄電池を購入するの?導入目的に分けて解説!

蓄電池は、リスクヘッジに必要なものの次世代のエネルギーとして注目されています。ここでは、導入の目的や理由を取り上げます。

災害が起きたときに電力を確保する

日本の停電が起こりえる災害には、比較的多い台風や地震、地震を発端とした津波、最近では豪雨による浸水や河川の氾濫・土砂崩れなどがあります。災害によって電気が止まると、蔵庫や給湯設備、暖房機が使えなくなるなどの影響が出ます。

エネルギーを自給自足する

太陽光発電で電力を用意

蓄電池には、太陽光発電で発生した電力を蓄えられるものがあります。太陽光は、電気を自給自足で補えます。エコや電気料金の節約にもなります。

太陽光発電だけではない蓄電システム!

エネファームなどガスから蓄電池に電力を蓄えることも可能です。それ以外の電力を生み出す仕組みがあるものとして、水力・風力・地熱・バイオマスなども有名です。

ダブル発電にする

家庭に蓄電池を導入する理由として、太陽光発電と蓄電池を使ったダブル発電があります。夜のお得な電気を蓄電池に貯め、昼間に貯めた電気を使うことで、太陽光が発電する電気をすべて売りに回し売電を増やす方法です。

「特定負荷」タイプと「全負荷」タイプの違い

分電盤の接続方法によってタイプが異なる「特定負荷」「全負荷」について説明します。

「特定負荷」「全負荷」の意味

「特定負荷」は電力供給を限定的にする!

蓄電池の「特定負荷」は、分電盤であらかじめ特定の回路だけを選択して使用する方法のです。例えば、冷蔵庫やエアコンなど停電時に止まって欲しくないキッチンやリビングに蓄電池から電力供給することを決めておきます。これによって、停電しても接続されているフロアの家電製品が止まることがありません。

逆に言えば、それ以外の家電が全て止まります。しかし、一時的に止まっても問題ないところに蓄電力に限度のある蓄電池を使う意味はないので、特定負荷で優先順位を決めて電力を使う場所を選べるタイプです。

「全負荷」は全てに供給!

場所を限定する特定負荷に対して、分電盤を使って使用範囲を限定せずに普段どおり電気を使えるようにできるのが「全負荷」タイプです。全負荷の場合、特定負荷より値が張ります。そして、現在の非常用を意識した蓄電池は全負荷より特定負荷の方が多い傾向にあります。

非常用で最低限電気を落としたくない場所がある方は「特定負荷」、普段どおりに電気をつかえるようにしたい方や太陽光などからの供給で節約目的なら「全負荷」が良いでしょう。

蓄電池の容量や出力はどう選べばいい?

蓄電容量の確認の仕方や家庭ごとの計算の仕方などを説明します。

蓄電池の容量は貯められる電力の上限のこと

蓄電池の上限は、メーカーごとに異なります。大容量はたくさん電気を貯められますが、容量にともない蓄電池本体の価格が高くなります。

「定格容量」と「使用可能な容量」の2種類がある

その上で蓄電池には、「定格容量」と「使用可能な容量」があります。定格容量は定格の電圧負荷で適用される最大負荷のことです。リチウムイオン蓄電池では通常、この2種類の容量を基準に公表する数値(容量や使用時間)を決めています。

例えば、表記例として、京セラの蓄電池EGS-LM1201は、定格容量:12kWhで変換効率は放電時94%としています。シャープのJH-WB1621なら、定格容量が4.0kWhで変換効率が93%です。

使用時間の計算方法は?

自宅の蓄電池の使用時間を計算する時は、まず1時間辺りに使用するkWの数値を出します。冷蔵庫にエアコン、パソコンやテレビ等の使用電力から導き出せます。例えば、平均0.6kWの使用量で、蓄電池の使用可能な容量(変換効率を考慮済み)が6kWh(充電満タン)なら「0.6kW×h=6kWh」で6割る0.6から計算して、使用可能な時間は10時間と算出できます。もちろん、実際の使用時間はもう少し低くなるでしょう。

購入の際は、、まずメーカーの容量やその他数値を確認します。自分の家庭の使用電力と照らし合わせて、何時間の使用が可能なのかを上記の方法で計算してみましょう。

家庭の使用電力によって蓄電池の選び方も変わる

使用電力がもっと多ければ短くなります。反対に使用電力が少なければ、少し低い容量でも10時間以上の使用が可能になるなど、蓄電池の容量と過程の使用電力の双方からどの蓄電池にするかを検討します。

「屋内設置」と「屋外設置」がある蓄電池

蓄電池の設置場所についてその違いや理由を説明します。

屋内と屋外のどちらに設置するの?

大型の蓄電池は基本的に「屋外設置」

蓄電池は電力を扱うので、日本では火災や事故を想定して「屋外設置」を基準に作られています。そのため、大型蓄電池のほとんどは自宅の外や庭などに設置されます。

「屋内設置」が少ないもう一つの理由

家の中に50kg以上(ほとんどが100~200kgを超える)の蓄電池を設置するためには、さまざまな条件があります。具体的には、コンクリートを基礎とした打設の必要性などです。さらに、一定の空間が必要になるなど、蓄電池にあわせた場所を確保せねばなりません。
屋内に蓄電池を置くと、空間を圧迫してしまうご家庭も多いでしょう。そのため、屋内設置は屋外設置より少ないのです。

蓄電池のサイズはどのくらい?

蓄電池を置くためのスペースが、庭や屋内にあるかなど、蓄電池のサイズの目安や傾向を説明します。

蓄電池に多いサイズは1メートル

メーカーによって蓄電池のサイズは異なりますが、家庭用のサイズはおよそ1メートル前後の幅です。高さは1.2~1.4メートル。奥行きは、30センチ前後が一般的です。例外として、もっとサイズが小さい、室内設置の小型用も登場しています。

外・庭や屋内に1メートル四方のスペースを用意できるかどうかで蓄電池の導入場所を判断しましょう。

塩害地、寒冷地などをクリアしてる?蓄電池の設置基準

蓄電池を設置する際には基準をクリアする必要があります。そこで、特定環境(塩害地、寒冷地など)の設置基準や法令について説明します。

条件化によっては設置に制限がつく

寒冷地(低い気温)は通常の蓄電池は設置できない

蓄電池は設置基準のために、塩害地や寒冷地では設置できないことがあります。そのため、北海道や北陸など特に冬場の気温が下がる地域では使えません。

塩害地は設置そのものが難しい

沿岸の地域で発生する塩害では、塩害地に設定されている場所もあります。そこでも、蓄電池は設置できないか、設置に制限がつきます。塩害地用の加工工事を行うなどです。室内用で重塩害でなければ設置できる製品もあります。

該当地域の方は、塩害レベルを判断した上で蓄電池が使用可能かを問い合わせてから購入しましょう。

保証内容や寿命(充放電サイクル)はどうなっている?

蓄電池を長く使うためには保証内容や寿命について把握した上で購入を検討する必要があります。メーカーの保障期間や内容、一般的な種類ごとの寿命について紹介します。

メーカーによって一定期間の保証がある

保証内容は修理対応の保証が一般的

メーカーごとに7年、10年、15年など保証期間を定めています。保証内容は、その範囲内で、トラブルや蓄電量の容量低下が見られたとき、無償で修理してもらえるというものです。また、メーカーによっては買い替え時の無償保証を用意しているところもあります。

保障の条件は機器瑕疵であること?

保証の条件は、使用方法が適切で注意書き(ラベル)などにある項目を守った上で、故障や蓄電容量が下がるなどしたときです。例えば、パナソニックの製品では、60%未満の充電容量になった時で「取扱説明書・本体ラベル等の注意書に従った正常な使用状態で、系統連系日より10年以内に蓄電池容量が初期の60%未満になった場合」と定めています。(「産業・住宅用 スタンドアロンタイプ」より引用 https://www2.panasonic.biz/ls/souchikuene/chikuden/warranty.html)

寿命は何年くらいもつ?

蓄電池の種類によって寿命の長さが変わる?10年が一つの指針

蓄電池に多いリチウムイオン電池は、メーカーの保証期間が10年であるのを見ると分かるように、ほとんどの製品は6~10年です。当然、使用方法や管理が適切なかでも寿命は変わるため、数字はおおよその目安です。

サイクルで表記される蓄電池の寿命

「リチウムイオン電池」は、家庭用蓄電池でもっとも多く使われており、ノートパソコンやスマートフォンのバッテリーとしても採用されています。

そんな「リチウムイオン電池」の寿命は、

○サイクル回数:3,500回
○使用年数:6~10年

となっています。ただし、上記の寿命はあくまでも一般的な目安で、リチウムイオン電池の実際の寿命は、販売メーカーごとに異なっているのが実情です。

メーカーごとのリチウムイオン電池の寿命(サイクル回数)については、以下をご覧ください。

メーカーごとのリチウムイオン電池の寿命目安

○東芝:サイクル回数10,000回
○ソニー:サイクル回数10,000回
○シャープ:サイクル回数8,000回
○京セラ:サイクル回数6,000回
○NEC:サイクル回数5,000回

また、保存状態や充電方法などを適切に行わないと、寿命が著しく低下してしまう可能性があるので注意しましょう。

まとめ

今回は、蓄電池を購入する時の選び方について説明しました。災害時などの目的に合わせて、容量や出力は使用時間を決める上で大切であること。負荷のタイプは非常時の電力確保には欠かせないものです。

屋内設置か屋外設置かはサイズ(スペースの確保)や住宅の建築材や工事の手間が影響。塩害地、寒冷地などの設置基準をクリアしてるかで、導入できない可能性も。保証内容は機器瑕疵による修繕工事で、寿命はおよそ10年ほどであることがわかります。これらを導入目的や家庭での使用環境とすり合わせて、製品を選んでみましょう。

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