オール電化
2021/07/07
エコキュートの修理が必要なときとは?ありがちなトラブルと費用の目安
エコキュートは光熱費を節約でき、毎日の暮らしを快適にしてくれると高い人気を集めています。ただ、エコキュートは便利な反面、「故障した際に修理代が高くつきそう」と不安になる人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではエコキュートでありがちなトラブルの種類と主な原因、修理費用の目安について解説します。
目次
エコキュートの使用中に起こりがちなトラブル
エコキュートはお湯をつくるための優秀な機械と言えます。その反面、使用中にさまざまなトラブルが発生することもあります。今後導入を検討している、もしくはすでに導入している場合は、あらかじめトラブルの種類を知っておくことが大切です。具体的にエコキュートを使用するうえで起こりがちなトラブルにはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
お湯が止まらない
比較的エコキュートで多く見られるのが、何の操作もしていないのに空の浴槽に少量のお湯が出てくるというトラブルです。このような場合は故障ではなく、標準機能が作動している可能性もあります。たとえば、自動洗浄機能が備わっている場合は、配管内に残ったお湯を押し出して洗浄しているケースもあるでしょう。それ以外にも、寒い季節は凍結を防止するため、貯湯タンク内のお湯を浴槽に押し出しているケースもあります。
ただし、このような条件に当てはまらず浴槽が空の状態で大量のお湯が出てくる場合は、故障の可能性を考えたほうが良いでしょう。特に、設定した水位で湯はりが止まらない場合は要注意です。浴槽の循環アダプターにある水位センサーに問題が発生しているおそれがあります。標準機能によるものか、故障によるものかきちんと原因を見極めましょう。
お湯が出ない
お風呂のお湯が出ないこともエコキュートによくあるトラブルです。この場合、まずはお湯だけが出ないのか、それともお湯も水も出ないのか確認してみましょう。もしもお湯だけが出ない場合は、お湯切れの可能性があります。日中に想定以上のお湯を使った場合、貯湯タンクのお湯が不足してしまうことがあるのです。加えて、設置して間もない場合はお湯がまだ沸いていないことも考えられます。このような場合は故障ではなく、お湯が沸くのを待つことで問題を解消できるでしょう。
お湯が貯湯タンクにたくさんあるのに出ないという場合は、基板もしくは温度検知センサーの故障が疑われます。エコキュートの内部には、温度調整を行うための基板が備わっています。この基板が故障すると、お湯が出なくなる原因につながるのです。また、ヒートポンプユニットの内部に温度検知センサーがあります。センサーが故障した場合も、お湯が出なくなってしまうのです。故障かどうか確かめるためには、貯湯タンクの給水ストレーナーをチェックしてみると良いでしょう。
このストレーナーにゴミが詰まっていると、お湯が出なくなる原因につながります。掃除をしてゴミを取り除けば、お湯が出るようになることもあります。掃除をしてもお湯が出ない場合は故障の可能性が高いため、業者に相談してみるのがおすすめです。
お湯も水も出ない
お湯も水も出ないという場合は、エコキュートではなくそれ以外の部分に原因が隠れている可能性が高いでしょう。たとえば「地域で断水している」というものよくある原因のひとつです。断水していると当然お湯も水も出ません。まずは地域のホームページやお知らせなどをチェックしてみましょう。断水ではなかった場合は「水漏れ」の可能性もあるため、タンクや配管からの水漏れがないか確認してみましょう。
加えて、冬場の場合は「配水管内の水が凍っている」ことも考えられます。この場合、水栓を空けた状態で溶けるのを待ってみると良いでしょう。なお、配管にはお湯をかけないようにすることがポイントです。配管に熱湯をかけてしまうと、破裂する原因になり得ます。早く問題を解決したい、凍った水を溶かしたいと焦らないようにしましょう。冬場は連日のように凍結が起こるようであれば、凍結防止機能の付いた機種に交換する手もあります。
お湯の温度が不安定
エコキュートを使っていてお湯の温度が不安定になるというトラブルもあります。この場合、お風呂場のみキッチンのみというように温度が不安定になる箇所が決まっているのか、それともどこでも温度が安定しないのか、確認してみましょう。特定の箇所のみで温度が安定しない場合は、混合水栓のサーモスタットに問題が隠れている可能性が高まります。水栓の修理や交換が必要になるため、業者に依頼しましょう。
反対に、どこでお湯を出しても温度が安定しない場合は、エコキュートの不具合の可能性があります。この場合は、エコキュートの修理を依頼することになるでしょう。もしもどちらに原因があるのかはっきりとわからない場合は、両方のケースに対応できる業者に任せると安心です。
エラーコードが出る
エコキュートの故障として多いのが、リモコンにエラーコードが出るケースです。エラーコードは通常アルファベットと数字を組み合わせたもので、エラー番号はメーカーによって異なります。ただし、対応するエラーの内容は共通しており「お湯が出ない」「追炊きやお湯張りができない」「残湯量のエラー」「水漏れ」「リモコンの不具合」「異音」の6つに分けられます。取扱説明書でエラーコードの内容を確認し、指示に従って対処することが大切です。エラーコードによっては修理依頼が必要なものもあります。その場合は放置せず、なるべく早く業者に依頼しましょう。
故障の種類や修理箇所によって異なる費用
エコキュートの修理依頼をする場合は「どのくらいの費用がかかるのだろうか」と心配になるものです。かかる費用は故障の種類や修理箇所によっても変わってきます。ケースごとにかかる費用の相場を確認していきましょう。
故障の種類による違い
故障には「初期故障」「偶発故障」「摩耗故障」などの種類があります。この故障の種類によって修理費用が変わってくるため注意が必要です。初期故障とは、設置した直後に起こる故障を指します。初期不良や業者の設置ミスなどが原因でトラブルが起こるため、無償修理となるケースが一般的です。偶発故障とは、製品自体に欠陥があったり設置ミスがあったりしたものの、初期故障期よりもあとに発生する故障のことです。偶発故障の場合は、通常有償での修理となるため注意しましょう。摩耗故障とは長期使用によって部品が摩耗し、発生する故障のことです。摩擦故障は有償での部品交換が必要になります。
修理箇所と修理の規模
修理は箇所と規模によっても費用が大きく変わってきます。たとえば、部品の経年劣化や不具合などで交換が必要なケースもあれば、システムごと丸々交換が必要なケースもあるでしょう。もちろん、全体交換のケースに比べて、部品だけ交換のケースのほうが安い費用で済みます。また、どの部品を交換・修理するのかによっても費用が異なります。たとえば、ヒートポンプユニットの修理・交換の場合は、8~22万円程度が一般的な費用相場です。貯湯タンクの修理であれば、30万円前後が費用の目安となるでしょう。
このように、部品によっては修理・交換に多大な費用がかかる可能性があります。場合によっては修理するよりも新しいものに取り替えたほうがお得なケースもあるため、慎重に費用の比較を行うことがおすすめです。
使用期間によっては買い替えも検討しよう
エコキュートの修理や部品交換は、費用が高額になるケースも少なくありません。使用期間によっては修理・交換をするよりも、買い替えたほうが結果的にお得になる場合もあります。納得のいく選択をするためにも、プロに相談して見積もりを取ってみることがおすすめです。エコ突撃隊ではエコキュートの無料見積りを行っているため、買い替えの検討に役立てることをおすすめします。
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