オール電化
2021/06/16
どのぐらいお金がかかるの?エコキュートの価格を徹底解説
エコキュートは省エネ効果が高く、便利な設備です。とはいえ、価格は決して安くはありません。導入するにあたってどのくらいの費用がかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではエコキュートの価格相場や施工価格などを中心に解説したうえで、さらに業者を選ぶ際の注意点についても説明します。
目次
エコキュート単体の価格相場はいくら?
エコキュートの価格は、メーカーや機能、タンクの容量などによって異なります。相場は20万~35万円といったところです。ただし、もっと安く10万~20万円でおさまる製品もあります。よく売れているのは、20万円前後の製品です。これは、エコキュートが永久に使い続けられるものではないからでしょう。使い方や設置環境などにもよりますが、エコキュートの寿命はおよそ13年程度とされています。寿命が来れば買い替えなければなりません。そのため、高額な商品を避け、20万円前後の製品が選ばれていると考えられます。
人気メーカー毎に紹介!エコキュートの価格相場と特徴
エコキュートは、「日立」「三菱」「パナソニック」などのメーカーが人気です。ここでは、それぞれのメーカーごとに価格相場や特徴を解説します。
日立エコキュートの価格相場と特徴
日立のエコキュートは、省エネ大賞を受賞した機種もあり、全体的に品質は高めです。高い製品では本体価格で60万円を超えるものもありますが、コンパクトなものであれば10万円もかかりません。貯湯タンクは150~560リットルまで幅広く展開されているため、家族の人数によって最適な容量のものが選べます。
三菱エコキュートの価格相場と特徴
三菱のエコキュートは、国内シェアの多くを占めています。入浴中にマイクロバブルが出てくる「ホットあわー」や自動で配管を掃除する「バブルおそうじ」など、独自の機能を備えている点が人気の理由でしょう。相場は20~65万円で、機能を抑えた機種であれば10万円以下で購入可能です。Pシリーズ、Sシリーズ、Aシリーズと大きく3つのシリーズを展開しており、それぞれ特徴が異なります。Pシリーズはフラッグシップモデルです。Sシリーズはベーシックモデルで「バブルおそうじ」など豊富な機能を備え高い人気を誇ります。Aシリーズは機能を絞ることで価格を抑えたモデルです。
パナソニックエコキュートの価格相場と特徴
パナソニックのエコキュートには、エコナビという機能が搭載されています。エコナビとは、パナソニックの説明によると「人の出入りに気づいて最適なエコを考える機能」のこと。たとえば、浴室に人が入ってきたのを感知してお風呂を設定温度まで沸かす機能が搭載されていて、無駄なエネルギー消費を抑える設計になっています。また、お湯の冷め方を学習して不要な湯温チェックをカットし、省エネ効率を向上させる働きもあります。省エネにこだわり、電気代を節約したい人におすすめです。
Jシリーズ、Nシリーズ、Cシリーズなど数多くのシリーズを展開しています。そのなかでも、フラグシップモデルにあたるJPシリーズは、オプション込みのセット価格が120万円近くと非常に高額です。とはいえ、高機能で高性能なため、実際に使用すれば満足度も高いものとなるでしょう。
エコキュートの値段は施工価格込みで考えよう!サイズも重要
エコキュートは、本体価格だけでなく施工価格を見ることも重要です。導入にあたっては施工価格込みで考える必要があり、その相場は45~60万円ほど。ただし、工事費用はお湯を溜めておくタンクの容量によっても異なります。一例として、三菱で工事費込みの価格をタンク容量ごとに比較してみましょう。すると、タンク容量が370リットルで35万円から、460リットルで37.5万円から、550リットルでは40万円からとなっています。多少高くはなりますが、家族の人数が多かったり、シャワーをひんぱんに使う習慣があったりするのであれば、大きめのタンクを選ぶと安心です。
ガス給湯器であれば、工事費込みでも10万円以下で済むケースも珍しくありません。エコキュートは、初期費用に関しては比較的高いと言えるでしょう。なお、エコキュートを取り扱う販売店や加盟店によって、どのメーカーの値引き率が高いかなどは異なります。そのため、複数に見積もりをとって比較検討することが大切です。
節約に繋がる?エコキュートの電気代も知っておこう
エコキュートを導入すると、電気代の節約につながります。これは、エコキュートが電気料金の安い時間帯にあたる深夜に湯を沸かして溜めておき、日中に使用するシステムだからです。また、ほかの給湯器とは異なり、エコキュートは空気エネルギーも利用して湯を沸かしているため、電気の使用量が少なく済んでいます。安い深夜電力を利用しているうえに電気の利用量も多くないことから、エコキュートを導入すると光熱費を抑えることができるのです。
給湯器には電気温水器、ガス給湯器(LPガス、都市ガス)、石油給湯器などがあります。このなかでもっとも光熱費がかかるのは電気温水器、もっともかからないのが石油給湯器です。エコキュートの場合、電気温水器と比べて効率が2.5~3倍ほど高く、石油給湯器に次いで光熱費が安くなります。エコキュートを導入したときに、契約している電気の料金プランを見直してライフスタイルにあったものに変えれば、さらに光熱費を抑えることもできるでしょう。
太陽光発電を利用している家庭では、電気を電気事業者が買い取る固定買取期間が10年間あります。この買取期間が終了するタイミングでエコキュートを導入すれば、太陽光発電で作った電気を利用して安い費用でお湯を沸かせるようになり、さらにお得です。通常、エコキュートは深夜電力を利用して夜間に沸かした湯を次の日に使います。入浴するときには、沸かしてからかなり時間が経過したお湯を使っていることになるため、あまり効率が良いとは言えません。太陽光発電を利用して日中にお湯を沸かせば夜まで冷めにくくなり、効率が向上します。
飛び込み営業は要注意!業者選びは慎重に
エコキュートの施工を業者に依頼する際は、のちのちのトラブルを避けるためにも慎重に決めることが大切です。インターネットで実績も確認せず適当に選んだり、飛び込み営業に来た業者に依頼したりしないようにしましょう。特に、飛び込み営業では「この地域一帯だけの特別価格です」などと理由をつけて安い施工料金を提示しておきながら、あとで法外な金額を追加請求する悪質なケースが多く見られます。詐欺に遭うことのないよう、実績があり信頼できる業者を見極めることが不可欠です。たとえば、電話対応が丁寧かどうかも、業者選びのひとつの目安となります。
業者を決める際は、相見積もりをとると良いでしょう。担当者に見積もりの内容について話を聞いたり疑問点を尋ねたりして、誠実に対応してくれるところであれば信頼できる可能性が高いです。反対に、十分な説明もせず契約を急かしたりまともに回答してくれなかったりするところは信頼に値するとは言えないでしょう。
複数の業者で相見積もりをとると、およその相場がわかるのもメリットです。ただし、相場よりも料金が安いからという理由で業者を選んではいけません。特に、相場より極端に安い料金を提示している場合、施工範囲が狭い、質の良くない低価格の部材を使用しているなどの恐れがあります。あとで法外な追加料金を請求されるケースもあるでしょう。十分に注意が必要です。
予算面の不安は業者と相談して解決しよう
エコキュートは、メーカーや搭載されている機能、タンク容量などによって導入価格が異なります。初期費用がやや高くなる傾向はあるものの、導入すれば生活が便利になり、省エネ効果にも優れているため、メリットは大きいと言えるでしょう。予算面で不安があるときは、率直に業者に相談することで最適なプランを提案してもらえるのでおすすめです。
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