オール電化
2026/10/28
エコキュート460Lの価格は工事費込みでいくら?メーカー別に比較

エコキュートの交換を検討するとき、「460Lならいくらくらいかかる?」「工事費込みだとどの程度の予算が必要?」と気になる人も多いのではないでしょうか。エコキュート460Lは、4~7人程度の家庭を目安とするメーカーが多い容量ですが、同じ460Lでもメーカーや給湯タイプ、搭載機能、設置条件などによって価格は異なります。また、表示されている「工事費込み」の金額に含まれる工事の範囲も、販売店によってさまざまです。
本記事では、エコキュート460Lの価格相場やメーカー別の価格例、購入先ごとの特徴、追加費用が発生するケースなどを詳しく解説します。購入前に確認しておきたいポイントも紹介するので、交換や買い替えを検討している人は参考にしてください。
1.エコキュート460Lとは?容量の種類や特徴を知ろう

エコキュートを選ぶ際に、メーカーや機能を比較検討する人が多いのではないでしょうか。そこで忘れてはならないのが、選ぶ「容量」によっても日々の使い勝手が大きく異なる点です。まずはエコキュートの容量について、種類や特徴を押さえましょう。
1-1.エコキュートの「460L」とは?
エコキュートの「460L」とは、貯湯タンクにためておけるお湯の量を表しています。エコキュートは、お湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、沸かしたお湯をためておく「貯湯タンクユニット」からなる給湯設備です。つまり、貯湯タンクの容量が大きいほど、多くのお湯をためておけるという仕組みです。
ただし、タンク容量イコール使用できる湯量というわけではありません。タンク内にためられているのは高温のお湯であり、実際に給湯する際には水と混ぜて適温になったお湯が蛇口から提供されます。たとえばダイキンでは、460Lタイプについて、42℃のお湯を給湯する場合の使用可能湯量は約850Lとしています。(実際に使える湯量は、給湯温度や沸き上げ温度、シャワーや入浴などお湯の使い方によっても異なります)
そのため、エコキュートを選ぶときは「タンク容量が大きければよい」と考えるのではなく、実際に使えるおよその湯量と、家族構成や普段のお湯の使い方を比較して、必要な容量を検討することがポイントです。
1-2.エコキュートのタンク容量にはどんな種類がある?家族人数の目安
エコキュートのタンク容量には、195L、300L、370L、430L、460L、550L、560Lなどがあります。ただし、すべてのメーカーが同じ容量をラインアップしているわけではなく、メーカーによって展開する容量が異なります。
家族人数の目安もメーカーによって異なります。たとえば、パナソニックでは195L・300Lを2~4人、370Lを3~5人、460Lを4~7人、560Lを5~8人向けとしています。ダイキンでは370Lを3~5人、460Lを4~7人向けとしており、日立では370Lを3~5人、460Lを4~6人向けとしています。
このように、同じ容量でもメーカーによって対応人数の目安は異なります。そのため、タンク容量を選ぶときは家族の人数だけでなく、シャワーや入浴、追いだきなどで普段どれくらいのお湯を使っているのかも考慮しましょう。
1-3. 460Lはどんな家庭に向いている?
460Lタイプは、4~7人程度の家庭を目安とするメーカーが多い容量です。ただし、同じ4人家族でもお湯の使い方は異なるため、人数だけで370Lと460Lを決めることはできません。
朝晩にシャワーを使う、家族それぞれで入浴時間が異なる、追いだきやたし湯を使う機会が多いなど、お湯の使用量が多い家庭では、460Lが適している場合があります。一方、人数が少なく、お湯の使用量も少ない家庭では、370Lなどの小さい容量で足りるケースもあります。
三菱電機では460Lを4~5人用としており、冬場の使用湯量を40℃換算で約755Lと想定した場合の対応容量として、460Lを案内しています。
家族の人数だけでなく、普段のお湯の使い方や使用量を把握したうえで選ぶことが、容量選びの基本です。
2.エコキュート460Lの価格は工事費込みでいくら?

エコキュート460Lの工事費込み価格は、機種や販売店などによって異なりますが、40万円台後半~80万円前後が一つの目安でしょう。
工事費込みの価格を比較する際は、表示価格だけで判断せず、工事費や保証などがどこまで含まれているのかを確認することが大切です。
3.メーカー別に見るエコキュート460Lの価格と特徴
エコキュート460Lは、メーカーによって搭載機能や仕様、価格が異なります。ここでは、エコ突撃隊公式サイトに掲載されている460L商品の価格例と、各メーカーの特徴を紹介します。
(価格は2026年10月時点の掲載例で、機種や在庫状況などによって変動します)
3-1.三菱電機のエコキュート460L
三菱電機の460Lは、一般地向けにPシリーズ、Sシリーズ、Vシリーズを展開しています。シリーズによって搭載機能が異なり、Sシリーズには「キラリユキープPLUS」「バブルおそうじ」「ハイパワー給湯」「あったかリンク」「お天気リンクEZ」「おそうじ湯はリンク」「MeAMOR」などが搭載されています。PシリーズやVシリーズにもそれぞれ異なる機能や仕様が用意されており、必要な機能に応じて選択できます。
エコ突撃隊の工事・保証セット価格では、Sシリーズのフルオート「SRT-S467U」が521,800円です。460L・4~5人用で、ハイパワー給湯やキラリユキープPLUS、バブルおそうじ、スマートリモコンなどに対応しています。
3-2.パナソニックのエコキュート460L
パナソニックは、460LについてJX・JP・N・J・E・Sシリーズなど複数のシリーズを展開しています。シリーズによって搭載機能が異なり、上位のJXシリーズでは「美泡湯eco」「ウルトラファインバブル(給湯)」「温浴セレクト」「ぬくもりチャージ」「AIエコナビ」「ソーラーチャージ」などに対応しています。薄型のWシリーズもあり、設置場所や必要な機能に応じて選択できます。
エコ突撃隊の工事・保証セット価格では、おひさまエコキュート「HE-YU46LQV」が585,800円です。ウルトラ高圧給湯やAIエコナビ、専用アプリ、ECHONET Lite AIF認証、HOME IoT(AiSEG)などに対応し、太陽光発電を活用した給湯にも適しています。
3-3.ダイキンのエコキュート460L
ダイキンは、460Lについてフルオート、オート、給湯専用タイプを展開しています。フルオートタイプでは、自動でお湯はりや保温、たし湯ができ、無線LAN対応リモコンや「Daikin Smart APP」、昼間シフト機能、電力抑制設定、温浴タイムなどにも対応しています。一方、給湯専用タイプは機能をシンプルにした構成で、入浴スタイルに合わせて選択できます。
2026年9月に発売された現行モデルでは、フルオートのAシリーズ「EA467AFV」が460L・4~7人向けで、無線LAN対応リモコンや「Daikin Smart APP」、昼間シフト機能、ツイン給湯などに対応しています。
エコ突撃隊の掲載価格例では、給湯専用「EQX46XVE」が460,800円です。耐塩害仕様で、パワフル高圧や「Daikin Smart APP」、ECHONET Lite規格&AIF認証、お湯はりお知らせなどに対応しています。
3-4.日立のエコキュート460L
日立は460Lのフルオートについて、水道直圧給湯、高効率、薄型、寒冷地仕様など、さまざまなタイプを展開しています。水道直圧給湯タイプは、貯湯タンクのお湯をそのまま給湯に使わず、水道直圧方式で給湯できる点が特徴です。
エコ突撃隊の工事・保証セット価格では、水道直圧給湯に対応した「BHP-FW46XD」が791,800円です。高速湯はりや追いだき、2温度設定、インテリジェント制御、節約サポート、ステンレス・クリーン自動洗浄システム、入浴剤対応などの機能を備えています。
3-5.コロナのエコキュート460L
コロナは、460Lについてプレミアム、ハイグレード、スタンダードなどのシリーズを展開しています。現行の2026年モデルではAZ2シリーズなども展開されており、シリーズや機種によって搭載される機能が異なります。なお、以下ではエコ突撃隊に掲載されている460L商品の価格例として、旧モデルも含めて紹介します。
エコ突撃隊の工事・保証セット価格では、ハイグレードの「CHP-46AY5」が460,800円、「CHP-46AZ1」が487,800円です。「CHP-46AY5」は460L・4~7人用のフルオートタイプで、「入浴お知らせ(音声モニター付)」「省エネ保温」「節水モード(ふろ)」「アプリ対応」「ソーラーモードプラス」などに対応しています。「CHP-46AZ1」も460L・4~7人用のフルオートタイプで、「おそうじconnect」「入浴お知らせ(音声モニター付)」「省エネ保温」「節水モード(ふろ)」「アプリ対応」「ソーラーモードプラス」などに対応しています。
4.エコキュートはどこで買える?購入先別の価格と特徴
エコキュートは、エコキュート専門店や家電量販店、ネット通販やリフォーム会社など、さまざまな購入先から購入できます。購入先によって価格の表示方法や工事・保証の扱いが異なるため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
4-1.エコキュート専門店
複数メーカーの商品を取り扱っているエコキュート専門店なら、複数の商品を比較しながら、家族構成やお湯の使用量、設置場所などに合わせて機種を検討しやすいでしょう。
また、エコキュートは本体を購入すれば終わりではなく、既存の給湯器の撤去・処分や、必要に応じた配管・電気工事などの施工も発生します。専門業者なら、商品の購入と工事をまとめて依頼できるため、商品代と工事費を合わせた総額を確認しやすい点もメリットです。
4-2.家電量販店
家電量販店でも、エコキュートの本体購入から設置工事まで依頼できます。普段から利用している店舗で相談できたり、店舗独自のポイントや保証制度を利用できたりする場合があるのが特徴です。
ただし、商品価格と工事費が別々に表示されている場合もあるため、比較するときは本体価格だけでなく、標準工事費や追加工事費、保証などを含めた総額を確認しましょう。
4-3.ネット通販
ネット通販では、エコキュートの本体を比較的手軽に探せます。複数の商品をオンラインで比較できるため、希望するメーカーや機種が決まっている場合には利用しやすい購入方法です。
一方で、本体のみを購入する場合は、別途設置工事を依頼する必要があります。購入前に工事業者を手配し、既設機器の撤去・処分や追加工事などにかかる費用まで確認しておく必要があります。
4-4.リフォーム会社・工務店・ハウスメーカー
リフォーム会社や工務店、ハウスメーカーでも、エコキュートの交換を依頼できます。給湯器だけでなく、配管や浴室、キッチンなど住宅設備全体のリフォームを検討している場合には、まとめて相談しやすい購入先です。
ただし、取り扱うメーカーや商品の種類、工事内容、保証などは会社によって異なります。エコキュートだけを交換する場合でも、どこまでの工事が見積もりに含まれているのかを確認しましょう。
5.同じ460Lでも価格が違うのはなぜ?
同じ460Lのエコキュートでも、商品によって価格には差があります。容量が同じでも価格が異なる主な理由として、次のような点が挙げられます。
5-1.給湯タイプによって価格が変わる
エコキュートには、主に「フルオート」「オート」「給湯専用」などの給湯タイプがあります。
フルオートは、お湯はりから保温、たし湯まで自動で行えるタイプです。浴槽のお湯を循環させて温度を保つ機能なども備えているため、入浴時の操作を減らせます。
一方、オートや給湯専用は、フルオートと比べて搭載される機能が少なく、その分価格を抑えられる場合があります。
家族の入浴スタイルや必要な機能によって適したタイプは異なるため、460Lという容量だけでなく、給湯タイプも確認しましょう。
5-2.搭載されている機能によって価格が変わる
同じ給湯タイプでも、搭載されている機能によって価格は異なります。
たとえば、メーカーや機種によって、浴槽のお湯をきれいに保つ機能、入浴時の快適性を高める機能、スマートフォンからの操作に対応した機能など、さまざまな付加機能が用意されています。
便利な機能が多いほど価格が高くなる傾向があるため、機種を選ぶときは「付いていると便利そう」という理由だけでなく、普段の入浴で実際に使う機能かどうかを考えてみるとよいでしょう。
5-3.仕様や設置環境に対応した機種は価格が異なる
エコキュートには、設置する地域や住宅の条件に合わせたさまざまな仕様があります。たとえば、寒冷地向けの機種や、塩害が心配される地域に対応した機種などです。
また、同じ460Lでも、貯湯タンクの形状や設置方式などが異なる商品があります。設置場所に合わない機種を選ぶと交換できない可能性があるため、価格だけでなく、自宅の設置環境に適しているかを確認することが欠かせません。
5-4.購入先によって販売価格が異なる
同じメーカー・同じ容量のエコキュートでも、購入先によって販売価格が異なる場合があります。
エコキュート専門店やネット通販、家電量販店、リフォーム会社などでは、商品の仕入れ方法や販売価格の設定、工事費の扱いなどが異なるためです。
また、本体価格を安く設定していても、工事費や既設機器の撤去・処分費などが別途必要になる場合があります。反対に、本体と工事をまとめた価格を表示している販売店もあります。
6.エコキュート460Lの「工事費込み価格」には何が含まれる?
エコキュートの価格を比較するときに注意したいのが、「工事費込み」という表示です。工事費込みの価格には、一般的な設置工事が含まれている場合がありますが、すべての作業や追加工事まで含まれているとは限りません。
6-1.基本的な設置工事
エコキュートの交換では、貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットの設置に加え、必要に応じて給水・給湯配管や浴槽への配管、電気工事などを行います。
販売店が表示する「工事費込み」の価格には、こうした基本的な設置工事が含まれていることがあります。ただし、工事の範囲や条件は販売店によって異なるため、見積もりを確認することが大切です。
特に交換の場合は、現在使用しているエコキュートや給湯器を撤去して新しい機器を設置するため、既存の配管や電気設備をそのまま利用できるかどうかによって、必要な工事が変わる場合があります。
6-2.既設エコキュートの撤去・処分
古いエコキュートから新しい機種へ交換する場合は、既設機器の撤去や処分も必要です。「工事費込み」と表示されていても、古いエコキュートの撤去・処分費まで含まれているかどうかは販売店によって異なります。見積もりの段階で確認しておきましょう。
6-3.保証やアフターサービスも確認しよう
エコキュートは長期間使用する住宅設備のため、購入後の保証やアフターサービスも確認しておきたいポイントです。
メーカー保証に加えて、販売店が独自の延長保証を用意している場合もあります。保証の対象となる部品や期間、修理時の費用などはそれぞれ異なるため、価格だけでなく保証内容まで確認しておくと安心です。また、故障や不具合が発生したときの連絡先や対応方法についても、購入前に確認しておくとよいでしょう。
7.エコキュート460Lで追加費用がかかるケース
エコキュートの交換では、既存設備の状態や設置条件によって、基本工事費とは別に費用が発生することがあります。代表的なケースを確認しておきましょう。
7-1.配管や基礎の補修・交換が必要な場合
既存の配管が劣化している場合や、新しい機種に合わせて配管の交換・調整が必要な場合は、追加工事費が発生することがあります。また、貯湯タンクを設置するための基礎に補修や作り直しが必要な場合も、別途費用がかかる可能性があります。
7-2.搬入経路の確保や設置場所の変更が必要な場合
設置場所が狭い、搬入経路に十分な幅がないなど、通常よりも手間のかかる作業が必要な場合は、追加費用が発生することがあります。また、設置場所を変更すると、配管の延長や新設などが必要になる場合もあります。
8.エコキュート460Lを選ぶときのポイント
ここまで見てきたように、エコキュート460Lは容量だけでなく、使用量や機能、工事費なども含めて選ぶ必要があります。購入前に確認しておきたいポイントを整理しましょう。
8-1.家族人数だけでなくお湯の使用量で選ぶ
タンク容量を選ぶ際は、現在の家族人数だけでなく、日々のお湯の使用量や今後の家族構成の変化も考慮しましょう。使用量に対して容量が小さいと湯切れにつながる可能性があり、反対に必要以上に大きい容量を選ぶと、初期費用が高くなる場合があります。現在の使用状況を把握し、370Lと460Lのどちらが適しているかを検討することが大切です。
8-2.必要な機能を整理して選ぶ
エコキュートには、給湯タイプやさまざまな便利機能が用意されています。家族の入浴スタイルを考え、普段の生活に必要な機能を選ぶことで、不要な機能に費用をかけずに済みます。
8-3.本体価格だけでなく工事費込みの総額で比較する
エコキュートの価格を比較するときは、本体価格だけでなく、基本工事費や撤去・処分費、追加工事費などを含めた総額を確認しましょう。
また、保証内容も販売店によって異なるため、価格とあわせて確認しておくと安心です。
9.まとめ
エコキュート460Lは、4~7人程度の家庭を目安とするメーカーが多い容量ですが、家族人数だけでなく、シャワーや入浴、追いだきなどのお湯の使用量も考慮して選ぶことが大切です。工事費込みの価格は40万円台後半~80万円前後が一つの目安ですが、メーカーや機種、給湯タイプ、機能、設置環境などによって異なります。価格を比較するときは、本体価格だけでなく、基本工事費や撤去・処分費、追加工事費、保証などを含めた総額を確認しましょう。
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