オール電化
2026/01/19
エコキュートの設置費用の相場は?内訳や工事内容、設置するパターンの違いなどを解説

エコキュートの設置費用は、現在の状況や住環境などによって異なる場合があります。
そのため、設置する前に相場や費用の内訳、工事内容などを知っておきましょう。
本記事では、エコキュートの設置費用の相場や内訳、工事内容、設置するパターンの違いなどをわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの設置費用の相場

エコキュートの設置費用は、「本体価格」と「工事費用」で構成されています。
すでにエコキュートを使っている家庭が新しい機種へ交換する場合、一般的な相場は40万円から60万円程度となるでしょう。この価格帯は、既存の配管や電気配線を流用できる標準的な工事を想定したものです。
ただし、ガス給湯器からエコキュートへ切り替える新規導入のケースでは事情が変わってきます。
200V専用電源の引き込みや分電盤の増設、設置用のコンクリート基礎工事などが必要になるため、費用が大幅に上がる可能性があります。
設置場所の状況次第では標準工事の範囲を超えることもあるので、事前の現地調査で正確な見積もりを取ることが重要です。
エコキュートの設置費用の内訳
エコキュートの設置費用は、本体価格・標準工事費用・追加工事費用の3つで構成されています。
次項より、それぞれの概要を順番に解説します。
エコキュートの本体価格
エコキュート導入にかかる費用の中で、最も大きな割合を占めるのが本体価格です。機種によって価格差が大きく、一般的には25万円から55万円程度の幅があります。
価格を左右する主な要素は、貯湯タンクユニットの容量です。家族の人数や使用湯量に応じて、さまざまな選択肢があり、容量が大きくなるほど本体価格も上昇します。
次に給湯タイプの違いです。蛇口からの給湯のみに対応する給湯専用タイプが最もシンプルで価格を抑えられます。
自動湯はりや保温機能を備えたオートタイプ、さらに自動たし湯まで対応するフルオートタイプへとグレードが上がるにつれ、本体価格も高くなる仕組みです。
加えて、標準仕様か寒冷地対応モデルかといった仕様面も価格に影響します。機能性や快適性を求めるほど設置費用が増える傾向にあるため、予算と必要な機能のバランスを見極めることが大切です。
エコキュートの標準工事費
エコキュート交換の際にかかる標準工事費は、一般的な戸建て住宅で10万円~20万円程度が相場となっています。
標準工事には、機器の搬入や設置作業、基本的な配管の接続、電源工事、そして試運転といった一連の作業が含まれる想定です。
ただし、標準工事の定義は業者によって異なる点に注意しましょう。ある業者では標準に含まれている工事内容が、別の業者では追加料金の対象になるケースも少なくありません。
たとえば、旧機器の撤去費用や配管材料の交換費用、電力会社への申請代行などが標準に入っているかどうかは、見積書をよく確認する必要があります。
工事費の数字だけで安易に比較してしまうと、施工当日になって想定外の追加費用を請求されることもあるため、事前に工事内容の詳細を確認しておくことが大切です。
エコキュートの追加工事費用
標準工事の範囲を超える作業が必要になった場合、追加工事費用が発生します。現場の状況次第では、追加費用が数万円から場合によっては10万円以上に達することもあるため、事前の確認が欠かせません。
代表的な追加工事としては、電気関係の対応が挙げられます。分電盤の容量不足やブレーカーの増設が必要なケースでは、4万円から10万円程度の費用がかかるでしょう。
また、配管の延長やルート変更が必要な場合は、2万円から5万円程度が相場です。
設置環境によっては基礎の打ち直しや土台補強が求められることもあります。搬入経路が狭い、階段での運搬が困難といった事情があれば、クレーン車やユニック車を使った特殊搬入が必要となり、別途費用が加算されます。
寒冷地にお住まいの場合は、凍結防止用のヒーターや保温材といった追加部材の費用も見込んでおく必要があるでしょう。
「工事費込み」や「標準工事費」に含まれる工事内容
施工業者によって異なりますが、一般的な標準工事費に含まれる工事は主に以下のとおりです。
- 古い給湯器の撤去
- エコキュートの基礎工事
- エコキュートの配管工事
- エコキュートの電気工事
- エコキュートのリモコン工事
- エコキュートの試運転や設定
それぞれ、順番に解説します。
古い給湯器の撤去
交換工事の最初に行われるのが、既存給湯器の撤去作業です。古いエコキュートはもちろん、電気温水器やガス給湯器からの切り替えでも、まず既存機器を取り外して搬出する必要があります。
撤去作業では配管や電気配線を切り離し、本体を運び出した後、産業廃棄物として適切に処分します。撤去費用と処分費用が標準工事に含まれているかどうかは、業者によって対応が分かれるポイントです。
含まれる場合は追加料金が発生しませんが、別途費用となるケースでは5千円から1万円程度を見込んでおくと良いでしょう。見積もり段階で「旧機器の撤去処分費は込みですか」と確認しておくことで、後からのトラブルを避けられます。
エコキュートの基礎工事
エコキュートは貯湯タンクユニットに水を満たした状態では相当な重量になるため、しっかりとした基礎の上に設置しなければなりません。たとえば、460リットルタイプの場合、満水時には500キロを超える重さがかかることもあります。
エコキュートからエコキュートへの交換工事であれば、既存のコンクリート基礎をそのまま使える場合があり、基礎工事費が不要です。
しかし、長年の使用で基礎にひび割れや傾きが生じていたり、新機種とサイズが合わなかったりする場合は、補修や打ち直しが必要となります。
新たに基礎を作る場合、コンクリートの打設と固まるまでの養生期間が必要となり、工事期間も長くなります。設置予定場所の状態によって金額が変動するため、現地調査の段階で確認しておくことが大切です。
エコキュートの配管工事
配管工事では、水道からの給水管、各蛇口への給湯管、そして浴槽との間の追い焚き配管をエコキュート本体に接続します。配管が正しく施工されていないと、水漏れやお湯が出ないといったトラブルの原因になるため、慎重な作業が求められる工程です。
標準的な交換工事であれば、既存の配管ルートをそのまま活用できます。
しかし、設置場所を変更する場合や配管の延長が必要な場合は、追加の材料費と工賃が発生します。配管延長の費用相場は、1メートルあたり数千円から1万円程度が相場です。
また、既存配管が経年劣化している場合は、交換を勧められることもあります。
屋外に露出する配管部分については、凍結防止のための保温材巻きや紫外線から守る保護カバーの施工も重要です。こうした仕上げが適切に行われているかどうかで、エコキュートの耐久性が変わってきます。
エコキュートの電気工事
エコキュートは一般家電とは異なり、200Vの専用電源を必要とする機器です。すでにエコキュートや電気温水器を使用していた住宅であれば、既存の専用回路をそのまま利用できるケースが多く、接続工事だけで完了します。
しかし、ガス給湯器からの切り替えや新規導入の場合は、200V専用回路が存在しないため、本格的な電気工事が必要になります。分電盤に専用ブレーカーを増設し、エコキュート設置場所まで配線を引き込む作業が発生します。
電気工事の費用は、分電盤からエコキュートまでの距離や配線ルートの難易度によって変動しますが、一般的には4万円から10万円程度が相場です。
分電盤自体の容量が不足している場合は、盤の交換が必要となり、さらに費用が上乗せされることがあります。なお、電気工事は資格が必要な専門作業のため、必ず有資格者による施工を受けることが大切です。
エコキュートのリモコン工事
エコキュートの操作には、台所と浴室にそれぞれ設置するリモコンが必要です。台所リモコンは給湯温度の設定やお湯はりの操作を行う中心的な役割を担い、浴室リモコンでは入浴中に温度調整や追い焚きの操作ができます。
リモコン工事では、これらのリモコンを壁面に取り付け、本体まで配線を引き回して接続します。交換工事の場合、既存のリモコン配線がそのまま使えることが多く、新しいリモコンに差し替える作業で済むかもしれません。
しかし、設置位置を変更したい場合や、配線が劣化している場合は、新たに配線を引き直す必要があります。
多くの業者では、リモコン本体の費用と取り付け工賃を標準工事に含めていますが、オプション扱いとなっているケースもあるため、見積もり時に確認しておくと安心です。
エコキュートの試運転や設定
全ての工事が完了したら、最後に試運転と初期設定を行います。
まず給水バルブを開けて通水確認を行い、配管接続部から水漏れがないかを入念にチェックします。
次に、ヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットが問題なく稼働するか確認します。続いて、リモコンからの各種操作が正しく反応するか、設定した温度のお湯が出るか、追い焚き機能が作動するかといった一連の動作テストも実施されます。
全ての動作確認が完了したら、ご家庭の生活リズムに合わせた設定を行います。深夜の電気料金が安い時間帯に沸き上げを行う設定や、夏場と冬場で湯量を調整する節約モードなど、効率的な運転ができるよう最適化します。
問題がなければ、あとは施工担当者から操作方法の説明を受けましょう。
エコキュートを設置するパターンの違い

エコキュートを設置する場合、現在の状況によってパターンが異なります。
次項より、設置するパターンごとの違いを順番に解説します。
新築住宅にエコキュートを設置する場合
新築住宅でエコキュートを導入する際は、既存機器の撤去や処分が不要となるため、その分の費用はかかりません。
一方で、ゼロから設備を整える必要があるため、コンクリート基礎の打設やエコベースの設置、給水・給湯・追い焚き配管の新設、分電盤から200V専用回路を引き込む電気工事などが全て発生します。
そのため、エコキュートの設置費用で差が出やすいのは、主にエコキュート本体のグレード選びです。貯湯タンクユニットの容量を大きくしたり、フルオート仕様や高圧タイプ、寒冷地対応モデルを選んだりすると、高くなりやすいです。
ガス給湯器からエコキュートへ交換する場合
ガス給湯器を使用している住宅からエコキュートへ切り替える工事は、実質的に「新設」に近い規模になります。
まず、ガス給湯器は一般的に100V電源で動作しますが、エコキュートは200V専用回路が必須です。そのため、分電盤に専用ブレーカーを増設し、設置場所まで配線を引き込む本格的な電気工事が発生します。
さらに、ガス給湯器は壁掛けタイプが多いのに対し、エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットを屋外の地面に設置する形です。コンクリート基礎の新設やエコベースの設置が必要となり、配管ルートも大幅に変更しなければなりません。
これらの工事が重なるため、ガス給湯器からエコキュートへ交換する場合の総額は50万円~70万円以上に達することもあります。
現場の状況次第で追加工事の範囲が変動しやすいため、複数社から詳細な現地調査と見積もりを取りましょう。
エコキュートからエコキュートへ交換する場合
すでにエコキュートを使用している住宅での交換工事は、ガス給湯器からの切り替えと比べて工事内容がシンプルになります。
既存の200V専用回路やコンクリート基礎、配管ルートをそのまま活用できるケースが多く、標準工事の範囲内で完了することも珍しくありません。
基本的な作業は、旧機器の撤去、新機器の設置、配管と電気配線の接続、試運転といった流れです。設置条件に大きな変更がなければ、比較的スムーズに工事が進みます。
ただし、10年以上使用した配管が劣化している場合や、基礎にひび割れや傾きが見られる場合は、補修や交換が必要です。
また、設置場所を移動させたい、容量の大きいモデルに変更するといった要望があれば、配管の延長や基礎の打ち直しが発生し、追加費用がかかるかもしれません。
電気温水器からエコキュートへ交換する場合
電気温水器からエコキュートへの切り替えは、ガス給湯器からの新設と比べると工事内容が抑えられる傾向にあります。どちらも電気を熱源とする給湯器のため、すでに200V電源が引き込まれているケースが多く、電気工事の規模が小さくなるためです。
ただし、既存の配線容量や分電盤の仕様によっては、ブレーカーの交換や回路の増設が必要になる場合もあります。配管ルートについても、電気温水器とエコキュートでは設置形態が異なるため、変更や延長工事が発生する場合があります。
現場の設備状況次第で工事内容が大きく変わるため、正確な見積もりを得るには現地調査が不可欠です。既存設備を最大限活用できれば、費用を抑えた交換が実現できます。
エコキュートの設置費用が変動する要因
エコキュートの設置費用が変動する要因は主に以下のとおりです。
| 設置費用 | |
|---|---|
| 上がる要因 | 大容量・高機能モデルの選択 基礎の打ち直しや補強工事 配管の延長やルート変更 分電盤改修や専用回路の新設 クレーン車などの特殊搬入 土日祝日や繁忙期の割増料金 |
| 下がる要因 | 同等条件での交換で標準工事内に収まる 既存設備(配管・電気)の流用 必要十分な容量や機能に絞る 補助金対象機種の選択 |
それぞれ、順番に解説します。
設置費用が上がる要因
エコキュートの設置費用が当初の想定より高くなるケースには、いくつかの共通するパターンがあります。
まず本体価格の面では、貯湯タンクユニットの容量を大きくしたり、フルオート仕様や高圧タイプ、寒冷地対応モデルを選んだりすることで高額になりやすいです。また、機能を充実させるほど設置費用は増える傾向にあります。
工事面では、基礎の打ち直しや補修、配管の延長やルート変更、老朽化した配管の交換などが必要な場合で、材料費と工賃が上乗せされやすいです。
電気工事では、分電盤の改修や専用回路の増設、建物への幹線引き込み工事が必要になると、追加費用が発生するケースもあります。
ほかにも、搬入経路が狭い、階段しかないといった現場では、クレーン車を使った特殊搬入が必要となり、別途費用が加算されます。
また、土日祝日の工事や年末年始などの繁忙期には、割増料金が設定されている業者もあります。こうした複数の要因が重なると、最終的な支払額が大きく変動するため注意が必要です。
設置費用が下がる要因
エコキュートの設置費用を抑えるには、いくつかのポイントを押さえておくことが有効です。
最も費用を抑えやすいのは、既存のエコキュートから同等条件での交換を行うケースになります。
設置場所や配管ルートを変更せず、同程度の容量とタイプを選べば、標準工事の範囲内で完結する可能性が高いです。既存の配管や電気設備をそのまま流用できれば、追加工事費が発生せず、工期も短縮できます。
また、本体価格を抑える工夫も重要です。たとえば、家族構成や使用湯量に見合った容量を選び、不要な高機能モデルを避けることで、過剰スペックによる無駄な支出を防げます。
フルオートが必須でなければオートタイプを選ぶ、シンプルな機能しか搭載していないモデルを選ぶなどの判断が、コストダウンにつながります。
また、国や自治体の補助金制度を活用できる機種を選ぶことで、実質負担額を大幅に減らせます。施工業者によっては独自のキャンペーンを実施していることもあるため、複数社を比較検討することで、よりお得な条件を見つけられる可能性があります。
設置費用を下げるなら補助金を活用する
エコキュートの導入費用を抑える有効な手段として、補助金制度の活用が挙げられます。
国が実施する給湯省エネ事業をはじめ、各自治体が独自に設けている補助制度を利用できれば、実質的な負担額を数万円~十数万円軽減することが可能です。
ただし、補助金には必ず適用条件が設定されています。対象となる機種が限定されており、省エネ基準を満たした高効率モデルのみが補助対象です。
また、施工についても国や自治体に登録された事業者による工事であることが求められる場合があります。
さらに注意が必要なのは、申請期限と予算枠の存在です。多くの補助金制度は先着順で予算上限に達すると受付終了となるため、年度後半になると申請できないケースもあります。
工事着手日や完了報告の期限など、細かな条件も設定されているため、見落とすと補助金を受け取れません。
こうした取り逃しを防ぐには、機種選定や見積もりの段階で施工業者に補助金の対象かどうかを確認しておくことが大切です。補助金申請に慣れた業者であれば、手続きのサポートや、代理で申し込んでもらうことができます。
まとめ
以上が、エコキュートの設置費用の解説です。現在の状況や住環境によって異なりますが、エコキュートの設置費用の相場は40万円~60万円程度で、ガス給湯器からエコキュートへ交換する場合は10万円程度の増加が見込まれます。
ただし、同じ機種でも施工業者によって本体価格費用や標準工事費が異なるため、設置する前に複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。
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