蓄電池

2024/09/19

オフグリッドとは?蓄電池があることのメリットやデメリットも併せて解説

オフグリッドとは?蓄電池があることのメリットやデメリットも併せて解説

近年、エネルギー自給自足を目指す「オフグリッド」が注目を集めています。自然災害や電力供給の不安定さが増すなかで、自宅で発電し、蓄電池を使って電力を賄う方法に切り替えている方も少なくありません。そこで今回は、オフグリッドとはどのような状態や考え方なのか解説します。ぜひ最後までご覧ください。

オフグリッドとは?

オフグリッドとは、公共の電力網に依存せず、自宅や施設で必要な電力を自給自足できる状態を指す用語です。

そもそも、オフグリッドの「グリッド」とは、電力の送配電網(grid)を指しており、その送配電網と繋がっていないという意味を指す用語がオフグリッドになります。

つまり、オフグリッドは、電力会社の送配電網に繋がっていない、あるいは電力会社に頼らず住宅や施設で何らかの発電・蓄電のシステムが構築され、自給自足できている状態です。

オフグリッドの目的は、主にエネルギーの自立や環境負荷の軽減、または災害時のライフラインの確保になります。

一般的な電力網に接続していないため、停電や電力供給トラブルの影響を受けません。そのため、災害時に独自の方法で電力を確保することが可能です。

オフグリッドの考え方や取り組みは、山間部や離島など電力供給が不安定な地域や、電力コストを抑えたい都市部でも広まっています。

オフグリッドが注目される理由

オフグリッドとは?蓄電池があることのメリットやデメリットも併せて解説

オフグリッドが個人住宅でも注目される背景には、次のような理由があります。

  • 災害対策
  • エネルギー自給自足のニーズの高まり
  • 電気料金の高騰

上記を順番に解説します。

災害対策

オフグリッドとは、電力会社を頼らずに独自に電力を発電でき、蓄えておける状態です。

仮に、大規模な台風が発生して送配電網が切れたとしても、オフグリッドを実現している住宅では電力の供給が一時的に途絶えても問題ありません。

2024年8月に発生した台風10号は鹿児島県内だけで225,000戸もの停電を引き起こしています。台風が通過した後でも多くの地域は停電したままで、原因調査が追い付かず、台風による倒木や電柱の破損などで復旧計画は難航しています。

停電が発生するとエアコンが使えなくなるので、夏場は熱中症、冬場は寒さによる体調不良などが発生しやすいです。

オフグリッドの住宅では、自家発電により電力を確保でき、日常生活を維持することが可能です。

エアコンや冷凍庫が稼働できるため、停電が長引いたとしても安心して過ごすことができます。

エネルギー自給自足のニーズの高まり

昨今の気候変動により、環境意識は高まりつつあり、再生可能エネルギーの利用やエネルギー自給自足のニーズは増加しています。

一方で、日本の火力発電の割合はいまだに70%以上を占めており、環境への負荷は大きいです。

太陽光発電システムを設置し、蓄電池を導入すれば、化石燃料に頼らずに持続可能なエネルギーを確保できます

環境への貢献を考えている方は、オフグリッドの実現のために機器の設置を導入してみましょう。

電気料金の高騰

2020年以降、社会情勢の影響や燃料費の変動などを受けて電気料金が高騰している傾向があります。

電力市場における平均販売単価は2022年11月に1kWhあたり36.8円を記録すると、上下に変動しつつ、2024年4月時点でも1kWhあたり32.03円という高い水準を維持しています。

オフグリッドでは、独自で電力発電を行える状態を目指しているので、電力会社から購入する電力量が減るため、電気料金の高騰の影響を受けづらいです

そのため、将来的な電気料金の高騰に備えて、オフグリッドを目指そうと考える方は少なくありません。

オフグリッドに蓄電池は必要?

オフグリッドとは?蓄電池があることのメリットやデメリットも併せて解説

結論から申し上げますと、オフグリッドに蓄電池は必要です。

蓄電池は、太陽光発電で作られた余剰電力を一時的に蓄え、必要な時に供給できる機器です。

太陽光発電は電力を作ることができても、蓄えておくことができません。また、太陽が沈んだ夕方以降は発電することができません。

蓄電池があれば、発電時と消費時のズレを解消し、24時間安定して電力を使用可能になります。

蓄電池がないオフグリッド生活も理論上は可能ですが、発電時にしか電力が使えないため、日中の太陽光発電だけで全ての電力を賄わなければならなくなります。

したがって、安定した電力供給を確保するためには、蓄電池の導入が必要です。

蓄電池があることのメリット

蓄電池があることのメリットは以下のとおりです。

  • 発電できない時間帯に電力を使える
  • 災害時のライフラインを確保できる
  • 電気料金の節約を期待できる

上記を順番に解説します。

発電できない時間帯に電力を使える

太陽光発電は太陽光エネルギーを電力に変えて発電する住宅機器なので、太陽が出ている日中は発電を続けます。

しかし、太陽が沈んでしまう夕方から明け方までは、太陽光発電は電気を生み出すことができません。

太陽光発電システム自体には発電した電力を蓄えておく機能が無いため、蓄電池がないと発電できない時間帯は電力会社から電力を購入することになります。

蓄電池があれば、発電できない時間帯に備えて余剰電力を溜めておくことが可能です。

日中は太陽光発電システムが発電した電力を自家消費し、余った電力は夕方から明け方にかけて使用することができれば、オフグリッドが実現します。

24時間安定して電力を供給するためにも、蓄電池の設置を検討してみましょう。

災害時のライフラインを確保できる

蓄電池があれば、災害時のライフラインを確保することが可能です。

仮に、太陽光発電システムを設置していなくても、蓄電池にある程度の電力が蓄えてあれば、エアコンや冷蔵庫、照明などの住宅設備を動かすことができます。

電気はライフラインのなかでも早めに復旧される傾向があるため、災害の規模や停電の状況にもよりますが、1日程度の電力があれば危険な状態をしのげます

災害時のライフラインを確保したいと考えている方は、まずは蓄電池の設置から始めてみましょう。

電気料金の節約を期待できる

蓄電池は使い方によっては電気料金の節約にも役立ちます。

例えば、エコキュートを導入している家庭では、次のような季節や時間帯によって電気料金が変動する料金プランと契約している場合があります。

東京電力エナジーパートナー
スマートライフSの料金
単位 料金
基本料金 10Aにつき 1契約 311.75円~
電気量料金単価 午前6時~翌午前1時 1kWhあたり 35.76円
午前1時~午前6時 27.86円

スマートライフSの場合、昼間の時間帯と夜間の時間帯で電気料金単価が約8円異なります。

蓄電池は電力を蓄えられる住宅機器のため、スマートライフSのような料金プランで契約しているなら、電気料金単価が安い夜間に蓄えておき、単価が高い日中に消費するといった使い方が可能です。

日中に買電量を減らすことができれば、電気料金の節約が期待できます。そのため、エコキュートを導入している家庭は蓄電池の設置もおすすめです。

蓄電池があることのデメリット

蓄電池があることのデメリットは以下のとおりです。

  • 初期費用が高い
  • 設置するスペースが必要
  • 充電と放電の回数が決まっている

上記を順番に解説します。

初期費用が高い

蓄電池を設置するためのネックは、初期費用が高額になりやすいことです。

蓄電池は本体費用だけでなく、設置費用や電気工事の費用なども発生します。また、既に太陽光発電システムを設置しているなら、蓄電池の種類によってはパワーコンディショナーの交換費用もかかってしまい、さらに費用が増えるでしょう。

国や自治体は補助金制度を行っており、高額な蓄電池をお得に購入することは可能です。

しかし、蓄電池の導入はある程度の初期費用がかかると覚えておきましょう。

設置するスペースが必要

蓄電池は小型化が進んではいますが、一定のサイズはあります。製品によってはエアコンの室外機と同程度の大きさがあるため、設置するとある程度のスペースを占有される点に注意しましょう。

なお、蓄電池は屋外用と屋内用があります。屋内用は屋外用に比べてコンパクトな傾向はありますが、生活に支障をきたさないような場所に設置すると良いです。

充電と放電の回数が決まっている

蓄電池は充電と放電を繰り返して使用する住宅機器で、製品によって異なりますが、充電と放電の回数は決まっています。

充電と放電を1回繰り返すことをサイクルと呼び、回数を重ねていくと蓄電可能な容量が減少して、充電や放電ができなくなる仕組みです。

蓄電池を購入する際は、サイクル寿命や対応年数を確認し、比較しましょう。

蓄電池以外にオフグリッドに必要な機器

オフグリッドを目指すなら、蓄電池以外に太陽光発電システムが必須です。

太陽光発電システムとは、太陽光エネルギーを電力に変換する住宅機器で、オフグリッドにおける「発電」を担っています。

電力会社に頼らずに電力を使える環境を目指すオフグリッドでは、「発電」を担当する太陽光発電システムと、「蓄電」を担当する蓄電池はセットで導入しましょう

なお、太陽光発電システムで発電した電力は設置してから10年間、同じ価格で電力会社に売電できます。

「10年間の固定価格買取制度」のことをFIT制度と呼び、2024年に設置した場合の売電価格は1kWhあたり16円が10年間保証されます。

しかし、10年間が過ぎると売電価格は半額以下に減る可能性があり、売電収入は大きく減ります

売電するよりも自家消費したほうが電気料金の節約につながるため、電気で稼働するエコキュートの導入も検討してみましょう。

まとめ

以上が、オフグリッドの解説になります。オフグリッドは、電力会社から電力を購入せずに、自給自足できている状態を指す用語です。

電力会社を頼らないので、災害が起きても電力を賄うことができ、電気料金の高騰の影響を受けにくいなどのメリットがあります。

ただし、オフグリッドを実現するためには蓄電池と太陽光発電システムの導入が必要です。

エコ突撃隊」では、メーカー正規品を低価格で販売しています。蓄電池と太陽光発電システムへの知識が豊富な専門スタッフが対応いたしますので、オフグリッドを実現したいと考えている方は是非相談してください。

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