蓄電池
2024/11/27
ニチコンの蓄電池の特徴は?機能やおすすめのニチコン蓄電池を紹介
ニチコンは家庭用蓄電池の分野ではシェアトップを争っているメーカーです。電気を蓄える機器の開発や製造に関して高い技術力を持っているので、高性能な蓄電池を販売しています。
そこで今回は、ニチコンの蓄電池の特徴を解説します。販売している蓄電池のタイプや機能、おすすめのニチコン蓄電池を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ニチコンとは?
ニチコンは京都府に本社を置くメーカーです。
主に電気を蓄えるコンデンサの開発や製造、販売をしており、「電子機器用コンデンサ」「回路製品」「電力・機器用コンデンサ」などの分野では材料開発から一貫した研究開発体制を構築しています。
家庭用蓄電池の分野では高い評価を獲得しており、性能が優れた蓄電池を販売しています。
そのため、ニチコンは家庭用蓄電池を探している方におすすめのメーカーです。
ニチコンの蓄電池の特徴は?
ニチコンの蓄電池の主な特徴は性能が高いことです。他メーカーの蓄電池に比べて性能や機能性に優れており、主力シリーズは停電時でも5.9kKAの高出力なので、停電時でも日常通りの生活を送ることができます。
また、ニチコンの蓄電池は耐久性に優れているのもポイントです。寒さの厳しい地域でも設置可能で、蓄電池の寿命が15年と他メーカーの商品よりも長く設定されています。蓄電池を長期間使いたい方はニチコンの蓄電池を検討してみましょう。
ただし、ニチコンの蓄電池は10kWh以上の製品が比較的多いです。そのため、蓄電池のサイズは大きく、主に屋外設置向けの商品となっています。室内に置けるようなコンパクトな蓄電池が欲しい方は、別のメーカーの商品がおすすめです。
ニチコンの蓄電池のラインナップは?
種類 | 概要 |
---|---|
トライブリッド | 蓄電池と太陽光発電システム、電気自動車の3つを連携させるシステムがセットになっている |
ハイブリッド | 蓄電池と太陽光発電システムのパワーコンディショナーが一台にまとまっている |
単機能 | 蓄電池と太陽光発電システムのパワーコンディショナーが別々になっている |
上記を順番に解説します。
ニチコンのトライブリッドタイプの蓄電池
トライブリッドとは、蓄電池と太陽光発電システム、電気自動車の3つを連携させるシステムがセットになっている、ニチコン独自の蓄電池システムです。
ハイブリッド蓄電池システムにV2Hスタンド&V2Hポッドが付属しており、電気自動車から住宅に給電することができます。
ニチコンではトライブリッド蓄電システムとして「ESS-T3シリーズ」を販売しています。ESS-T3シリーズの構成は以下のとおりです。
- トライブリッドパワコン
- 蓄電池ユニット
- 2Hstand&V2Hポッド
- リモコン
ESS-T3シリーズのパワコンは連係出力5.9kW、自立出力5.9kVAとパワフルな出力を実現しています。全負荷対応型で200V家電に対応しているので、停電時にすべての部屋に給電が可能で、IHクッキングヒーターやエアコンなどの家電製品も動かすことが可能です。
蓄電容量は4.9kWhと7.4kWhの2種類があり、組み合わせることで9.9kWhと最大14.9kWhまで増やすことができます。また、V2Hに対応しているので、電気自動車へのハイスピード充電や、電気自動車から住宅への給電を行えます。
ニチコンのESS-T3シリーズは、これから太陽光発電システムを導入し、電気自動車を購入している、あるいは購入する予定のある方におすすめの蓄電池システムです。
ニチコンのハイブリッドタイプの蓄電池
ハイブリッドは蓄電池と太陽光発電システムのパワーコンディショナーが一台にまとまっている蓄電池システムです。
パワーコンディショナーとは、太陽光発電システムが発電した電力や電力会社から購入した電気を住宅や蓄電池に使用できるように変換するための機器です。ハイブリッドはパワーコンディショナーが一台にまとまっているので、変換ロスを抑えることができるなどのメリットがあります。
ニチコンではハイブリッド蓄電池システムとして、「ESS-E1シリーズ」を販売しています。屋外に設置するタイプで、蓄電容量が7.7kWと9.7kWの2種類があります。
一般的な家庭における1日の消費電力量の目安は5kW~7kWなので、蓄電容量7.7kWや9.7kWがあれば問題ありません。
また、自立出力5.9kVAと他メーカーの蓄電池に比べると高出力なので、停電時でも多くの家電製品を動かすことができます。
さらに、別売りのEVパワー・ステーションとあとから連携できるので、車を買い替えるタイミングでEV車にしたい場合でも対応可能です。
本商品は寒さの酷い地域や日差しを浴びやすい南側に設置できる蓄電池です。自然災害補償が10年、本体保証が15年と長期保証が付いているのも魅力的なポイントになります。
ハイブリッドタイプの蓄電池なので、これから太陽光発電システムを導入しようと考えている方におすすめの商品です。
ニチコンの単機能タイプの蓄電池
単機能は蓄電池と太陽光発電システムのパワーコンディショナーが別々になっている蓄電池システムです。
パワーコンディショナーが別々のため、変換ロスをハイブリッドほど抑えることはできませんが、既存の太陽光発電システムに蓄電池を後付けできるメリットがあります。
ニチコンでは単機能タイプの蓄電池値システムとして、次の商品を販売しています。
概要 | |
---|---|
ESS-U4X1 | 全負荷対応型で蓄電容量が最大16.6kWh V2Hシステムと連携可能 |
ESS-U4M1 | 全負荷対応型で蓄電容量が最大11.1kWh V2Hシステムと連携可能 |
ESS-U2M | 災害対策に特化したモデル |
ESS-U2L | 太陽光発電を有効に活用できるモデル |
ニチコンの単機能タイプの蓄電池は、全負荷対応型でどんな状況にも対応できる商品と特定の状況に特化した商品に分かれています。
ESS-U4X1とESS-U4M1は全負荷対応型の蓄電池のため、停電時にすべての部屋に給電できます。蓄電容量が10kWh以上なので、長期の停電でも対応可能です。
一方、ESS-U2Mは災害に強いモデルです。蓄電容量は11.1kWhあり、非常時用に容量の30%(約3kWh)をいつでも確保しています。照明や冷蔵庫、スマホの充電器などの家電製品を最大24時間稼働できるので、突然の停電でも対応できます。
ESS-U2Lは太陽光発電システムで発電した電力を有効活用できるように蓄電容量が12kWhと大容量で、本体保証が15年と長期保証の商品です。設置時に押上げ有りモデルと押上げ無しモデルから選択できるので、売電にこだわりたい方におすすめのモデルになります。
単機能タイプの蓄電池は、蓄電池と太陽光発電システムのパワコンが別々になっているので、既に太陽光発電システムを取り付けている家庭に後付けする、あるいは使用中の単機能タイプの蓄電池と交換できます。
おすすめはESS-U4X1とESS-U4M1の2種類です。大容量で、全負荷対応型のため、日常生活から停電時まで、幅広く対応可能な蓄電池になるので、気になる方はチェックしてみましょう。
エコ突撃隊でおすすめのニチコンの蓄電池
エコ突撃隊では、上記で紹介したニチコン蓄電池のなかで、次の機種を販売しています。
- トライブリッドタイプ…ESS-T3シリーズ
- ハイブリッドタイプ…ESS-E1シリーズ
- 単機能タイプ…U4X1、ESS-U4M1
お客さまの状況や希望によって、おすすめの機種は異なります。
例えば、現時点で太陽光発電システムを設置していない場合は、太陽光発電システムを一緒に導入する場合はトライブリッドタイプやハイブリッドタイプ、蓄電池だけを導入するなら単機能タイプがおすすめです。
次項より、シチュエーション別におすすめの蓄電池を紹介しますので、参考にしてください。
蓄電池だけを運用する場合
蓄電池だけを設置して運用したい場合は、単機能タイプの「ESS-U4X1」と「ESS-U4M1」がおすすめです。
次の表は、それぞれのスペックを簡単にまとめたものになります。
ESS-U4X1 | ESS-U4M1 | |
---|---|---|
タイプ | 単機能 | 単機能 |
型 | 全負荷対応型 | 全負荷対応型 |
蓄電容量 | 16.6kWh | 11.1kWh |
自立出力 | 3.0kVa | 3.0kVA |
その他 | 200V家電に対応 AI自動制御 気象警報自動制御 早期注意情報自動制御 |
蓄電池だけを運用する場合、停電時に太陽光発電システムによる発電が行えません。
1日の消費電力量の目安は5kW~7kWなので、ニチコンのハイブリッド型でも1日程度なら持ちますが、停電が2日以上かかると途中で電力が足りなくなる可能性は高いです。
ニチコンの単機能型は蓄電容量が10kWh以上なので、使い方にもよりますが停電が2日以上続いたとしても、太陽光発電システムなしで給電を続けられます。
太陽光発電システムを設置しない場合は、ニチコンの「ESS-U4X1」や「ESS-U4M1」のように、蓄電容量が大きいタイプの蓄電池を選びましょう。
太陽光発電システムを設置済みの場合
すでに太陽光発電システムを設置しており、太陽光発電システム用のパワーコンディショナーを撤去したくない場合は、ニチコンの「ESS-U4X1」と「ESS-U4M1」がおすすめです。
どちらも単機能型なので、太陽光発電システム用のパワーコンディショナーを撤去せずに連携ができます。
また、全負荷対応型なので停電時にすべての部屋に給電できます。
太陽光発電システムのパワーコンディショナーを撤去しても構わないなら、ハイブリッドタイプの「ESS-E1シリーズ」がおすすめです。
次の表は、「ESS-E1シリーズ」のスペックを簡単にまとめものになります。
ESS-E1シリーズ | |
---|---|
タイプ | ハイブリッド |
型 | 全負荷対応型 |
蓄電容量 | 7.7kWh・9.7kWh |
自立出力 | 5.9kVa |
その他 | 200V家電に対応 AI自動制御 気象警報自動制御 早期注意情報自動制御 |
「ESS-E1シリーズ」はハイブリッドタイプなので、1台のパワーコンディショナーで太陽光発電システムと蓄電池をコントロールできます。
単機能型に比べると蓄電容量が少ないように思えますが、太陽光発電システムとの連携を想定しているため、停電中でも普段通りに近い生活を送ることが可能です。
また、V2Hシステムにあとから対応できるので、将来的にEVの購入を検討している方にも適しています。
太陽光発電システムと一緒に導入する場合
太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入するなら、ハイブリッドタイプの「ESS-E1シリーズ」がおすすめです。
ハイブリッドタイプは太陽光発電システムと蓄電池のコントロールを1台のパワーコンディショナーで行うことができ、単機能型に比べて電気の変換ロスが少なく、無駄を省けるなどのメリットがあります。
容量が2種類あるので、ご自宅での使用電力量やライフスタイルなどから、相応しいほうを選べることも魅力です。
太陽光発電システムと蓄電池、さらにEV車も導入する予定の方は、トライブリッドタイプの「ESS-T3シリーズ」を検討しましょう。
次の表は、「ESS-T3シリーズ」のスペックを簡単にまとめものになります。
ESS-T3シリーズ | |
---|---|
タイプ | トライブリッド |
型 | 全負荷対応型 |
蓄電容量 | 4.9kW~14.9kW |
自立出力 | 5.9kVa |
その他 | 200V家電に対応 AI自動制御 気象警報自動制御 早期注意情報自動制御 |
「ESS-T3シリーズ」は構成機器にV2Hスタンドが組み込まれています。
蓄電池に加えてV2Hスタンドがあるため、昼間に発電した余剰電力を蓄電池に溜めておき、職場から戻ったEV車を夜間に充電しておき、翌朝に利用するといった使い方が可能です。
また、太陽光発電システムや蓄電池に不具合が生じた場合、V2HスタンドがあるのでEV車に溜めておいた電力を自宅に給電することもできます。
蓄電容量を増設可能なこともポイントで、ご家庭のライフスタイルや状況に合わせた機器を選べます。
EV車の導入を検討している方は、ニチコンのトライブリッド蓄電池がおすすめです。
蓄電池は補助金制度がある
国や自治体は地球温暖化防止のために、蓄電池の購入に対して補助金を出しています。都道府県と市区町村レベルで別々に出しているので、住んでいる地域によっては両方の補助金を受け取ることが可能です。
例えば、東京都新宿区に住んでいる方は、次の補助金を受け取れます。
補助金制度 | 上限 | |
---|---|---|
東京都 | 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 | 上限95万円※ |
新宿区 | 令和6年度新宿区新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金 | 上限10万円 |
※条件を満たすことで変動する可能性があります。
ただし、補助金制度は先着順で予算が決まっています。タイミングによっては予算が尽きてしまい、申し込むことができません。
また、補助金制度によって条件が異なる、住んでいる自治体によっては補助金制度が無いなどの注意点もあります。蓄電池の購入の際に補助金制度を活用したい方は、住んでいる自治体に確認を取る、あるいは蓄電池の販売店に相談してみましょう。
まとめ
以上が、ニチコンの蓄電池の解説になります。ニチコンの蓄電池は高性能なシリーズが多く、家庭用蓄電池の分野ではトップシェアを争っています。特に蓄電容量が10kWh以上のシリーズが豊富なので、大容量な蓄電池が欲しい方におすすめです。
エコ突撃隊でおすすめのニチコンの蓄電池は単機能タイプなら「U4X1」と「ESS-U4M1」、
ハイブリッドタイプなら「ESS-E1シリーズ」、トライブリッドタイプなら「ESS-T3シリーズ」になります。
ただし、タイプによってメリットやおすすめの人などが異なるので、蓄電池を選ぶ際には専門的な知識が必要です。
エコ突撃隊ではニチコンの蓄電池以外にも、様々なメーカーの蓄電池を販売しています。創業26年、総施工件数30,000件を突破しており、これまでに多くの客様に喜んで頂いております。蓄電池のことでご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。