オール電化
2023/08/26
コロナのエコキュートは給湯省エネ事業の補助金対象?コロナの特徴と買い替えるべき6つの理由を徹底解説!?
2020年、当時の菅内閣は2050年までにカーボンニュートラルを達成すると表明しました。これをうけ、各省庁は二酸化炭素の排出削減や再生可能エネルギーの活用など、幅広い分野で施策を打ち出しています。
こうした対策の一つに給湯省エネ事業があります。エコキュートを含む高効率給湯機を導入すると1台あたり5万円の補助金が得られる大チャンスです。今回はコロナ(CORONA)の補助金対象機種や買い替えるべき6つの理由について解説します。
給湯省エネ事業とは?
政府は高効率給湯器の普及を促進するため、給湯省エネ事業の実施を決定しました。ここでは、事業の目的や支給金額、対象となる給湯器、性能要件、申請手続きなどについて解説します
事業の目的と支給金額
給湯省エネ事業は家庭のエネルギー消費で大きな割合を占めている給湯分野で高効率給湯機の普及を図り、二酸化炭素の排出削減に貢献することを目的としています。事業の総予算は300億円で、戸建て・共同住宅に関わらず交付されます。補助金額は1台あたり5万円です。
エコキュートは補助金支給の対象
給湯省エネ事業の補助金対象となっている機種は以下の3つです。
- 家庭用燃料電池(エネファーム)
- ハイブリッド給湯器
- エコキュート
補助金の対象となるのは、次の項目で述べる性能要件を満たした機種に限られます。
補助金が支給される性能要件
支給対象となるのは以下の条件を満たした機種です。
- 省エネ法上のトップランナー制度の対象機種であること
- 2025年度の目標基準値を上回る省エネ性能を有していること
今回紹介するコロナのエコキュートは省エネ法上のトップランナー基準を満たしています。2025年度基準を上回り補助金対象となる機種も生産しています。
また、太陽光発電で生み出したエネルギーを利用した「おひさまエコキュート」は、2025年度目標基準をクリアしていなくても補助金対象となります。おひさまエコキュートについても、コロナは対象となる機種を生産しています。
2025年度目標基準値は以下のとおりです。
【給湯省エネ事業の補助金対象となる基準】
2025年度目標の区分 | 2025年度 目標基準値 |
||||
---|---|---|---|---|---|
区分名 | 想定世帯 | 貯湯缶数 | 貯湯容量 | 使用 | |
A | 少人数 | — | — | 一般地 | 3.0 |
B | 寒冷地 | 2.7 | |||
C | 標準 | 一缶 | 320L未満 | 一般地 | 3.1 |
D | 寒冷地 | 2.7 | |||
E | 320L以上 550L未満 |
一般地 | 3.5 | ||
F | 寒冷地 | 2.9 | |||
G | 550L以上 | 一般地 | 3.2 | ||
H | 寒冷地 | 2.7 | |||
I | 多缶 | — | 一般地 | 3.0 | |
J | 寒冷地 | 2.7 |
出典:給湯省エネ事業公式サイト
コロナで該当している機種については、後ほど説明いたします。
給湯省エネ事業の申請手続き
給湯省エネ事業の補助金申請は、工事を実施する業者(給湯省エネ事業者)が中心となって行います。事業者は消費者とエコキュートの取り付けに関する契約を結んでから本格的に動き出します。
- 工事請負契約の締結
- 給湯省エネ事業用の交付申請等委任状の取り交わし
- 工事着工
- 交付申請の予約
- 工事完了とともに補助金の交付を申請
- 交付決定と振込の知らせ
- 補助金の交付
基本的には給湯省エネ事業者に認定された業者が手続きを進めます。業者と消費者が工事請負契約を締結し、交付申請等委任状を取り交わすと、業者は交付申請の予約を行います。予約は義務ではありませんが、予約すると一定期間、交付金の枠を確保できます。
工事が完成して設備が消費者に引き渡された後で、正式な補助金交付を申請します。申請を受けた事務局では書類をチェック。不備等がなければ業者と消費者に交付決定を通知します。その後、補助金が消費者の口座に振り込まれます。
コロナエコキュートの3つの特徴
コロナのエコキュートには3つの特徴があります。それぞれについて取り上げます。
無駄を省いた高効率の給湯システム
1つ目の特徴は無駄のない高効率な給湯システムです。コロナのエコキュートには高効率スクロールコンプレッサーが搭載されています。空気中の熱をもらった冷媒を効率よく圧縮することで高温にする仕組みです。
この熱を使って貯湯タンク内の水を温めます。貯湯タンクは真空断熱材を採用しているので、一度温めたお湯が冷めにくいという特徴があります。さらに、7つのサーミスタで細かく温度設定することもできます。こうした設備や仕組みを使うことで、無駄なく効率的な給湯システムが稼働しているのです。
お湯のキレイさへのこだわり
2つ目の特徴はキレイへのこだわりです。エコキュートで気になることの一つは、内部がキレイかどうかです。コロナの場合はお風呂のお湯を排水すると同時に、お風呂の配管を自動で清掃する仕組みを採用しています。
貯湯タンク内の配管を銅管からステンレス管にすることで耐腐食性と耐久性をアップさせました。貯湯タンクの表面には雨水のシミのような汚れ(雨筋汚れ)がつきにくくなる「汚れんコート」が施されています。
設置環境への配慮
コロナは設置する環境に配慮した製品をつくっています。たとえば、エコキュートの駆動音を図書館の中とほぼ同じ程度に抑えています。また、寒冷地でもエコキュートがスムーズに動くよう、タンクのお湯を使って配管を温める仕組みを採用しています。
コロナの補助金対象機種
給湯省エネ事業はエコキュートを補助対象としますが、全てのエコキュートが対象というわけではありません。では、コロナの製品のうち、補助金対象となっているのはどの機種でしょうか。
下記に対象機種の機種番号をとりあげます。
標準的なエコキュート
ここでいう標準的なエコキュートとは、先ほど紹介した「補助金で支給される性能要件」に該当する機種です。以下で対象商品の品番を提示します。
- CHP-HXE37AY5
- CHP-HXE46AY5
- CHP-E37AY6
- CHP-E46AY6
- CHP-S30AY1-12B
- CHP-S30NY4
- CHP-ED302AY5
- CHP-E372AY5
- CHP-E462AY5
- CHP-HXE37AY5K
- CHP-HXE46AY5K
- CHP-37AY5K-B
- CHP-46AY5K-B
給湯省エネ事業では、一定の性能を有する機種に補助金が交付されます。エコキュートの交換に補助金を利用したい方は、購入を検討している機種が補助対象かよく確認するとよいでしょう。
おひさまエコキュート
おひさまエコキュートとは、太陽光発電の余剰電力を利用したヒートポンプ給湯器のことです。太陽光発電の電力を使うため光熱費を削減できます。おひさまエコキュートに関しては、2025年度の省エネ基準を満たしていなくても補助金を得られます。対象機種は以下の2つです。
- CHP-37AY5V
- CHP-46AY5V
購入する前に、品番をしっかり確認しておきましょう。
補助金が出ている今のうちに買い替えるべき6つの理由
ここまで、コロナのエコキュートの特徴や補助金の対象、コロナならではのこだわりについて解説してきました。
エコキュートの寿命は10年程度といわれていますので、10年前に導入した方は、そろそろ交換のタイミングを迎えています。
もちろん、問題なく動作している場合は無理に交換する必要はありません。
しかし、エコキュートの動作に不調を感じているなら、この機会に交換を検討してみるのも良いでしょう。
なぜなら、前述した給湯省エネ事業があるため、1台あたり5万円の補助金を受けられる為です。
エコキュートの補助金は、普及に伴い全盛期に比べかなり縮小されており、国からの補助金が大々的に交付されるのは実に13年ぶりの事です。
買い替えるなら絶好のチャンスといえるでしょう。
また、性能に関しても大幅な進化を遂げており、様々なメリットを受けられます。
ここからは古い機種から新しい機種に買い替えるべき6つの理由を解説します。
水圧が強くなっているから
エコキュートの弱点とされてきたのが水圧の弱さです。コロナのエコキュートも190kPaが主流で、3階での使用は困難でした。しかし、現在の高圧力パワフル給湯の水圧は290kPaです。これは、従来型の約1.5倍に相当します。もちろん、3階でも使用可能です。
お湯はりが早いから
水圧が高くなったため、お湯はりのスピードも速くなっています。以前はお湯はりまで13〜15分程度かかっていましたが、最新型の高圧力パワフル給湯タイプは10〜13分でお湯はりが完了します。
ランニングコストが大幅にダウンしているから
エコキュートはランニングコストがかなり低い給湯器です。最新機種のプレミアムエコキュートの年間給湯コストは年間約15,800円にすぎません。一般的なガス給湯器の約49,800円、電気温水器の約72,400円と比べると圧倒的に安いのがわかります。
しかも、この10年でエコキュート自体の省エネ性能も大幅にアップしました。旧型エコキュートの年間コストは約27,100円と比べても約11,300円もお得です。
さらに、電力会社の電気料金メニューと上手に組み合わせることで、よりランニングコストを節約できます。電気料金が高い時間帯にお湯を沸かさないピークカット機能やゆっくり沸き上げてピークを抑えるパワーセーブ機能などを使って、ピーク時の電力消費をさけて光熱費を節約します。
こうした新しい機能がついているため、新規で購入する人も、エコキュートの買い替え人にとっても、今検討するメリットがあるのです。
自然災害に備える必要性が高まっているから
近年、線状降水帯による大雨や台風による強風被害、自身による断水など自然災害による被害を耳にする機会が増えています。エコキュートには災害発生時に自分たちの生活を守ってくれる重要な役割があります。
2023年8月に沖縄や九州を襲った台風6号による被害で、那覇や鹿児島県南部などで断水が発生しています。そんなときに役立つのがエコキュートです。
断水しても貯湯タンクの中に残っている水を生活用水として利用できる機能がついているため、断水してもすぐに水不足になることはありません。エコキュート本体が地震で倒れないようにする工夫もしてありますので、タンクが横転するリスクも最小限としています。
スマホから遠隔操作ができるから
スマホに「コロナ快適ホームアプリ」を入れておくと、エコキュートを遠隔操作できます。外出先からふろのお湯はりを指示したり、湯はりの時間を予約設定したりといったことができます。
このアプリを使うと、過去のお湯の使用料をグラフ化したり、現在の貯湯量で使用できるお湯の量がわかります。
年々、大幅な値上がりが続いているから
最近、エコキュートの値上がりが続いています。新型コロナウイルスの影響で製品の生産・物流に悪影響が出たことや世界的な半導体不足、ウクライナ戦争の長期化、急激な円安など様々な要因が重なった結果、値上がりが続いているのです。
2022年の段階で各社とも10%前後の値上げが行われました。2023年に入ってからも5〜20%の値上げを発表しているメーカーがあるため、価格上昇が続く可能性があります。
今こそ買い替える絶好のチャンス!?
今回は給湯省エネ事業による補助金と、コロナの対象機種、今のうちに買い替えるべき6つの理由について解説してきました。
値上げの要因がインフレや原材料価格の高騰、急激な円安などが原因であるため、いつエコキュートの価格の値上げが発表されるかわからない状況です。
いつ価格が上昇するかわからない状況を踏まえると、補助金が出ている今年中に、エコキュートの買い替えを視野に入れてみるのも良いでしょう。
エコ突撃隊ではコロナをはじめ、主要なエコキュート取り扱いメーカー全ての機種を取り扱っています。
給湯省エネ事業の補助金申請対応も行っておりますので、ご興味の有る方は是非お気軽にお問い合わせください。
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