オール電化
2020/12/04
エコキュートの交換は他メーカーのエコキュートでも大丈夫?
エコキュートが故障したり、家族の人数が増えて湯量が足りなくなったときはエコキュートを交換するタイミングです。
その際に、これまで使っていたのとは別の、他メーカーのエコキュートを選んでも大丈夫なのだろうかという疑問が浮かびます。
目次
そこで今回は、エコキュートの交換は他メーカーのエコキュートでも大丈夫なのかという疑問について解説します。貯湯タンクとヒートポンプのどちらかだけを交換するのはできるのか、メーカーごとにどんな違いがあるのかなども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの交換は他メーカーでも大丈夫なの?
エコキュートが故障したり、家族の人数が増えて湯量が少なくなって交換する際に、前と同じメーカーのエコキュートを選ばないといけない、という決まりはありません。
たとえば、三菱のエコキュートを利用していたけど故障してしまい、ダイキンやパナソニック、コロナのエコキュートに交換するのは問題ありません。自分の気になる機能があるエコキュートや、予算内のエコキュートを選びましょう。
メーカーごとの違いってあるの?
基本的にエコキュートのシステムにメーカーごとの違いはありません。どのメーカーのエコキュートも、電気でお湯を作り、従来のガス給湯器よりも節約効果が期待できます。
価格やサイズ、貯湯タンク容量を除いたメーカーごとの違いを上げるとすれば次の2つになります。
- メーカーごとの独自機能
- 入浴剤が使用できるか
メーカーごとの独自機能
エコキュートはメーカーによって機能に違いがあります。たとえば、三菱の「Pシリーズ」と「Sシリーズ」に搭載されているキラリユキープは、お湯内部の雑菌の繁殖を防ぐ業界初の新機能になり、三菱だけの独自機能になります。
ほかにもパナソニックのエコキュートには「エコナビ」、ダイキンは「マイクロバブル」などの独自機能があります。
入浴剤が使用できるか
エコキュートを導入した際のデメリットに、機種によっては入浴剤が使用できないというのがあります。使用を続けるとエコキュートが故障する原因となります。
実はメーカーによって使用できる入浴剤やエコキュートのタイプが異なります。そのため、エコキュートを他メーカーに交換したら、以前の入浴剤はダメだったというトラブルも少なくありません。
下の表は大手エコキュートメーカーで、どの入浴剤が使用できるのか、使用する際の注意点などをまとめたものになります。
メーカー | 三菱 | パナソニック | ダイキン | 日立 | コロナ |
---|---|---|---|---|---|
入浴剤 | セミオート・給湯専用なら大抵の入浴剤が可能 | セミオート・給湯専用なら大抵の入浴剤が可能 | バスクリン | バブ、バスクリン、きき湯、バスロマンなど | バブ、バスクリン、バスロマンなど |
注意点 | フルオートタイプは使用不可 | フルオートタイプは使用不可 | にごり湯タイプは不可 | バブル系、ミルクタイプ、にごり湯タイプは不可 | バブル系、ミルクタイプ、にごり湯タイプは不可 |
仕様書に不可となっている入浴剤を入れて故障した場合は保証の対象外となる可能性があるため、入浴剤を使用する際は必ず仕様書を確認しましょう。
貯湯タンクやヒートポンプだけを交換できるの?
エコキュートとは、水を温める「ヒートポンプ」とお湯になった水を貯める「貯湯タンク」という2つの機械がセットになった製品です。
そのため、貯湯タンクやヒートポンプのどちらかだけが故障してしまうことはありますが、故障した機械だけを交換することはできません。
基本的にエコキュートは貯湯タンクとヒートポンプがセットになっており、他メーカーの製品と組み合わせることも、同メーカーの別製品と組み合わせることもできません。交換するときはセットで交換します。
エコキュートって交換が必要なの?
エコキュートの耐用年数は10年~15年といわれています。ただし、製品の使い方や環境によっては耐用年数が短くなり、もっと早く交換する場合もあります。
特にヒートポンプは冷媒構造が複雑なため、耐用年数が5年~10年と貯湯タンクに比べて短いです。エコキュートを交換する理由の1つに、ヒートポンプの電子回路部品が壊れてしまったことが上げられます。
故障すると最も多いトラブルは、お湯に関することです。たとえば、給湯されるお湯の温度が安定しない、湯量が少ないなどのトラブルが繰り返されるようだと修理・交換が必要になります。
大抵は部品の修理・交換で直りますが、古くなったエコキュートは故障が続く恐れもあるため、購入してから10年~15年を目安に買い替えを検討してみましょう。
エコキュートを交換する際に重要なポイントは?
エコキュートを交換する際に重要なポイントは次の2つです。
- 家族の人数と貯湯タンク
- エコキュートのタイプ
それぞれ、順番に解説します。
家族の人数と貯湯タンク
エコキュートを交換するとなれば、最初にエコキュートを購入した時と家族構成が変わっている可能性があります。たとえば、夫婦と子供の3人家族でも10年~15年が経過すれば、子供が社会人となって自立しているかもしれません。
あるいは結婚して両親と同居し、孫がいるかもしれません。このように家族の人数が変化した、あるいは変化する可能性がある場合は、その人数に見合った貯湯タンクを選ぶべきです。
下の表は貯湯タンクの容量とおすすめの家族構成になります。表を参考に、交換するエコキュートの貯湯タンクを決めましょう。
貯湯タンク | 家族構成 |
---|---|
300L~400L | 3~5人家族 |
400L~460L | 4~7人家族 |
500L~ | 5~8人家族 |
エコキュートの給湯タイプ
エコキュートの給湯タイプは大きく分けて次の3つになります。
- フルオート…お湯を入れるところから、たし湯まで全自動で管理
- オート…お湯を入れるのが自動化。さし湯やたし湯も可能
- 給湯専用…お湯を入れるところから手動のシンプルタイプ
基本的に同じ給湯タイプへの交換だと追加工事は必要ありません。しかし、給湯専用・オートからフルオートのエコキュートへ交換する場合は配管を増やす工事費が増えるケースがあります。
既存のエコキュート撤去費用を請求される場合もあるため、施工業者の見積書はきちんと確認しましょう。
エコキュートの交換に必要な予算
エコキュートを新規で購入した場合、工事費込みで25万円~40万円が相場となっています。
ですが、交換となると撤去費用が別途加算されるため、エコキュートを交換する際の相場は40万円~50万円になります。
ただし、タンクの形状やエコキュートのグレード、給湯タイプによって金額は変動するため、50万円以上になる場合もあります。
まとめ
以上が、エコキュートの交換の解説になります。他メーカーのエコキュートに交換することは問題ありませんが、ヒートポンプだけ、あるいは貯湯タンクだけを交換することはできません。また、エコキュートを交換すると撤去費用や、給湯タイプによっては追加工事費が発生することがあり、トータルで50万円前後もかかる可能性があります。
弊社では最新エコキュートへの特急交換サービス「キュート―ピーポー」を受け付けております。当店在庫商品で通常工事で対応可能な場合、土日祝日でも最短当日工事が可能です。
故障したエコキュートや電気温水器から最新エコキュートへ、おおよそ4時間の工事で交換します。一部メーカーの協力もあり、25,000件の豊富な工事実績を積み上げており、どこよりも早くお湯を使えるようにします。
商品代・保証・工事費込みで344,580円(税別)からとなっており、安さにも自信があります。エコキュートの交換でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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