そこで今回はダイキンエコキュートのエラーコードH8の原因や対処方法などを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

そこで今回はダイキンエコキュートのエラーコードH8の原因や対処方法などを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ダイキンエコキュートのエラーコードH8はどんなエラー?

ダイキンエコキュートのエラーコードH8は、「ヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)の入力電流が上昇しない」時に表示されるエラーです。

エコキュートは次の3つの機械で構成される給湯システムです。

• リモコンユニット…エコキュートの操作やエラーコードが表示される
• ヒートポンプユニット…空気から熱を取り出してお湯を作る
• 貯湯タンクユニット…作ったお湯を貯めて、必要に応じて給湯する

ヒートポンプユニットはエコキュートにおける心臓部ですが、様々な電子部品を使用しているため、故障しやすいリスクがあります。エラーコードH8の場合は、圧縮機の入力電流が上昇せず、停止しているのでお湯を作れないエラーです。

圧縮機が停止しているかどうかは、ヒートポンプユニットのファン(プロペラ)が回転しているかどうかで確認できます。入力電流が上昇しない原因としては、次のいずれかが考えられます。

• ヒートポンプユニット基盤の故障
• 圧縮機の故障
• 内部の中継コネクタ接続部が外れた
• リアクタの故障
• 電源電圧の低下

なお、実際の故障の原因は専門的な知識が無いと判断が付かないため、購入者がヒートポンプユニットを分解して修理することはやめた方が良いです。

なお、ダイキンエコキュートのエラーコードH8は圧縮機の不具合により新しくお湯を作れない状態です。そのため、貯湯タンクユニットにお湯が残っていれば、シャワーや蛇口からの給湯は可能です。

ダイキンエコキュートのエラーコードH8の対処方法

ダイキンエコキュートのエラーコードH8は圧縮機の故障が原因と考えられます。そのため、修理には専門的な知識が必要になるので、ダイキンでは次の対処方法を試して改善されない場合、点検・修理を推奨しています。

• 1. エコキュート本体の漏電ブレーカーをOFF
• 2. 10秒以上待つ
• 3. エコキュート本体の漏電ブレーカーをON
• 4. リモコンで再起動したか確認

上記の手順を行うとエコキュートが再起動されます。エラーコードH8がシステム的な不具合なら上記の対象方法で解除されることがあります。しかし、上記の対処方法でエラーコードH8が再び表示されるなら、故障している可能性は高いと判断できます。

なお、ダイキンエコキュートの漏電ブレーカーは機種によって位置が異なります。基本的に本体表面の左上か、左下のどちらかにあり、蓋がネジで閉まっています。ドライバーや懐中電灯などを用意しておきましょう。

ダイキンの公式サイトでは、エコキュートのAI故障診断があります。質問に回答すると、故障内容や対処方法などのアドバイスを貰えます。診断画面からメーカー修理の申し込みも可能なので、ダイキンエコキュートで不具合が起きたら、チェックしてみましょう。

エラーコードH8が解決できない場合

エコキュートを再起動しても、エラーコードH8が解決しない場合は、修理や点検を依頼しましょう。ダイキンエコキュートの場合は、次の3つの方法があります。

• エコキュートを販売した業者を呼ぶ
• ダイキンの修理受付窓口へ依頼する
• 最寄りの専門業者を呼ぶ

順番に解説します。

エコキュートを販売した業者を呼ぶ

エコキュートでエラーコードが表示されたら、購入した業者に連絡をしてみましょう。メーカー修理は混雑している場合があるので、販売業者に依頼した方が速く修理できたというケースはあります。

また、販売業者によっては独自の保証サービスがあり、修理費用が無料になることもあります。例えば、エコ突撃隊の場合は、10年間の「長期有料保証」があります。メーカーと同程度の修理を、保証期間内なら何度でも無料で受けられます。

また、エコ突撃隊では条件を満たしていれば最短当日中にエコキュートを購入して、設置まで行えます。購入できる機種は限定されますが、故障したエコキュートが修理できないといった状況に対応できます。

エコキュートの故障は修理できるとは限りません。特に、10年以上前の機種だとメーカー側で部品が保管されておらず、寿命が近いので修理してもすぐに故障する確率は高いです。そのため、エコキュートの特急工事がある販売業者を選んでおくと、万が一の事態に備えておけます。

ダイキンの修理受付窓口へ依頼する

エコキュートの点検・修理はメーカーに依頼することもできます。ダイキンでは、次の手順でインターネットから修理を申し込むことができます。

• 1. https://www.daikincc.com/acceptNew/ippanKisyu.phpへアクセス
• 2. 機器情報の入力
• 3. 依頼内容の入力
• 4. お客様情報の入力
• 5. 日程の選択
• 6. 登録内容の確認
• 7. 登録完了

ダイキンエコキュートのメーカー保証は次の表のとおりです。

エコキュートは機械ごとにメーカー保証期間が異なっています。エラーコードH8はヒートポンプユニットの故障なので、購入してから3年以内ならメーカー保証の範囲内になり、無料で修理してもらえます。

メーカー保証期間外だと修理費用が発生しますが、「ダイキン延長保証サービス」に加入していれば、最大10年間の延長保証が受けられます。ただし、保証料が30,800円(税込)で、設置してから3ヶ月以内に申し込む必要があります。

「ダイキン延長保証サービス」への加入手順は次のとおりです。

• 1. ダイキン延長保証サービス申込書を郵送する
• 2. 届いた振込用紙で1ヶ月以内に延長保証料金を支払う
• 3. 入金後3週間程度で延長保証書が届く

ダイキン延長保証サービスの申込書は購入した販売業者から貰えます。

最寄りの専門業者を呼ぶ

販売業者やメーカー以外に、インターネットで検索した修理業者に依頼する方法もあります。販売業者やメーカーが混雑しており、すぐに対応できない場合は検討してみましょう。

ただし、インターネットで検索した業者の中には悪質な業者もいます。過去には、修理費用が相場よりも高い、見積もりと工事内容や金額が異なる、修理をしたのにすぐに故障するなどのトラブルに巻き込まれたという報告があります。

インターネットで修理業者を探すときは次のことに注意しましょう。

• 過去の実績
• 保有資格
• 料金の内容
• スタッフの対応

ダイキンエコキュートのエラーコードH8を解決する費用

ダイキンエコキュートのエラーコードH8を解決する費用は不明です。ダイキンの公式ホームページには、代表的なエラーコードの修理費用が掲載されていますが、表の中にはH8の修理費用は載っていません。

他のエラーコードの修理費用や、故障個所などを参考にすると、2万円～4万5,000円程度ではないかと予想できます。ただし、圧縮機交換に溶接などの作業が伴うと、10万円前後掛かるケースもあります。

上記の金額はあくまでも予想で、実際の修理費用は故障の度合いや作業内容によって大きく異なります。また、メーカー保証期間やダイキン延長保証サービス期間内だと、修理費用が発生しません。

エラーコードを放置した場合のリスク

エラーコードH8はヒートポンプユニットの故障で、貯湯タンクユニットにお湯が残っていれば、シャワーや蛇口からの給湯は可能です。そのため、エラーコードH8を短期間だけ放置することは不可能ではありません。

しかし、新しいお湯を作ることができないため、数日中には湯切れを起こしてしまい、お湯を使えなくなります。また、エラーコードH8の原因が故障なら、放置していると別の故障を招く恐れもあります。

故障個所が増えれば、修理費用は高額になります。また、最悪の場合は修理できずに買い替える手間と費用が発生するかもしれません。エラーコードが表示されたら、早めに取扱説明書やエコキュートのAI故障診断を確認して対処しましょう。

エラーコードとは?

エコキュートのエラーコードは、不具合や故障を購入者に知らせる表示です。アルファベットと数字の組み合わせで、どのような不具合が起きているか示していますが、メーカーごとに意味は異なります。

そのため、インターネットでエラーコードの意味と対処方法を検索する場合は、メーカー名と型番を一緒に入力しましょう。

ダイキンエコキュートのエラーコードの種類

ダイキンエコキュートにはH8以外に、CやF、H、Uなどから始まるエラーコードがあります。次の表は、ダイキンエコキュートのエラーコードの代表的な物をまとめたものです。

上記のエラーは主にヒートポンプユニットの不具合です。そのため、貯湯タンクユニットに残っているお湯を利用することはできます。

まとめ

以上が、ダイキンエコキュートのエラーコードH8の解説になります。エラーコードH8はヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)に不具合が原因と考えられます。

ヒートポンプユニットの不具合なので、貯湯タンクユニットに残っているお湯を利用してシャワーや各所の給湯は可能ですが、放置していると湯切れが起きます。そのため、エラーコードH8が表示されたら、まずは再起動を行いましょう。

再起動してもエラーコードが解決されないときは、販売業者やメーカーの修理窓口などに点検・修理を依頼します。H8の修理費用は故障の度合いによって高額になる可能性があるので、販売業者やメーカーの長期保証に加入しておくことが望ましいです。

エコ突撃隊では、10年間の「長期有料保証」を付けることができます。創業23年、総施工件数25000件を突破しており、エコキュートなどの正規品をメーカー価格よりも低価格で提供しています。エコキュートの修理や買い替えで疑問がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。

ダイキンエコキュートの故障時のお問い合わせ