そこで今回は、三菱エコキュートのエラーコードC26について解説します。エラーコードC26の原因や対処方法、アルファベットごとの故障の種類なども紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

三菱エコキュートのエラーコードC26はどんなエラー?

三菱エコキュートのエラーコードC26は、「風呂の沸き上げが正常にできない状態」時に表示されるエラーです。

• リモコンユニット…エコキュートの操作やエラーコードが表示される機械
• ヒートポンプユニット…空気から熱を取り出してお湯を作る機械
• 貯湯タンクユニット…沸いたお湯を貯めておく機械

エコキュートは上記3つの機械で構成されていますが、エラーコードC26が発生している場合はヒートポンプユニットの部品故障が原因だと考えられます。

よくあるケースが、ヒートポンプユニットのインバータという、電気の電圧や周波数を自在に作り出す装置が故障している場合です。

インバータは電気を交流から直流へ変換し、電圧や周波数を作り出し、モーターを動かすという役割を担っています。つまり、インバータが故障してしまうと、エコキュートはお湯を作ることができなくなります。

エラーコードC26が表示されていると、お湯はりやシャワーだけでなく、家全体にお湯を給湯することができなくなります。

三菱エコキュートのエラーコードC26の対処方法

エラーコードC26はインバータの故障が原因のケースは多いですが、実際に修理してみないと本当の原因は分かりません。そのため、三菱ではエラーコードC26の対処方法として次の3つを挙げています。

• エコキュートを販売した業者を呼ぶ
• 三菱の修理受付窓口へ依頼する
• 最寄りの専門業者を呼ぶ

それぞれ、順番に解説します。

エコキュートを販売した業者を呼ぶ

エラーコードC26は電子回路の故障の可能性が高いため、専門的な知識が必要になります。三菱はメーカーの修理受付窓口は込み合っていて、すぐに修理に行けない場合もあるため、エコキュートを販売した業者に相談することを推奨しています。

故障の度合いや種類によりますが、販売業者で修理可能なケースがあります。また、業者によっては独自の保証サービスが付いている場合もあります。例えば、エコ突撃隊では10年間の「長期有料保証」を付けることが可能です。

長期有料保証があれば、保証期間内の修理は回数が無制限となります。修理代金は保証会社が負担するので、購入者は支払う必要が無く、メーカーと同程度の修理を受けられます。

また、販売業者に依頼すれば、修理できなかったケースにおいて、すぐに新しいエコキュートとの交換(買い替え)が行える場合があります。エコ突撃隊では、機種や条件はありますが、最短当日中にエコキュートを特急交換できるサービスがあります。

エコキュートを購入する時は、エコ突撃隊のように独自の保証サービスが付いていたり、エコキュートの特急交換に対応していたりする業者を選ぶと、万が一の事態に備えられます。

三菱の修理受付窓口へ依頼する

販売業者で部品が無い、修理できないなどのケースでも、生産したメーカーなら対応できる場合もあるので、次はメーカーの修理窓口に連絡してみましょう。三菱の場合、下記の修理窓口で依頼できます。

エコキュートにはメーカー保証が付いており、三菱の場合は下記の通りになります。

エラーコードC26はヒートポンプユニットの故障なので、購入してから3年以内ならメーカー保証の範囲となります。仮に、購入してから3年以上経過していても、有償の長期保証「三菱のスマート電化延長保証制度」に入っていれば、合計で5年間～10年間まで無料で修理してもらえます。

ただし、三菱のスマート電化延長保証制度は製品購入日から3ヶ月以内に申し込まないと、加入できません。公式サイトで申込書類の送付を依頼できるので、申し込みたい方はなるべく早くに手続きをおこないましょう。

最寄りの専門業者を呼ぶ

上記2つ以外の方法で修理をするなら、最寄りの専門業者を呼ぶという選択肢もあります。インターネットで「エコキュート 修理」と打ち込めば、エコキュートの修理業者が表示されるので、依頼してみましょう。

ただし、表示された専門業者の中には悪質な業者が含まれている可能性は否定できません。過去には、修理金額が高額、見積もりと請求額が違う、修理をしてもすぐに故障するなどのトラブルが報告されています。

エコキュートのような電化製品関係で信頼できる業者が居るなら、まずはそちらに連絡してみましょう。信頼できる業者が居ない場合は、次の4つの点に注意しながら依頼してみるのが良いです。

• 過去の実績
• 保有資格
• 料金の内容
• スタッフの対応

時間に余裕がある場合は、複数の業者に見積もりを依頼して、修理費用を比較するのも選択肢の1つです。

三菱エコキュートのエラーコードC26を解決する費用

三菱の公式サイトによれば、Cから始まるエラーコードの修理費用は電気部品類交換だと15,400円～64,900円ほどかかるとのことです。ただし、ヒートポンプユニット内部の部品故障で、部品交換が必要な故障だと修理費用は84,700円～171,600円と予想されます。

上記の金額は技術料、部品代、出張料を含む金額で、診断のみで修理をキャンセルした場合は見積診断料金のみを請求されます。ただし、メーカー保証期間内なら、上記の費用は発生しない可能性があります。

エラーコードを放置した場合のリスク

エラーコードはエコキュートを再起動する消えることはあります。ただし、エラーコードC26はヒートポンプユニットの沸き上げができない状態なので、再起動しても直っていない可能性は高いです。

仮に、再起動してエラーコードが表示されたとしても、根本的な原因は解決されていません。故障個所を放置していると、別の部分が故障する恐れがあり、修理費用が高額になる、あるいは修理できなくなりエコキュートを買い替えることになります。

エラーコードが表示されたら、説明書や公式サイトをチェックして、エラーの内容や対処方法を確認しましょう。

エラーコードとは?

エラーコードとは、エコキュートで発生している故障や不具合を示す番号のことです。エコキュートでは、リモコンユニットにアルファベットと数字の組み合わせで表示されます。

なお、エラーコードはメーカーや電化製品ごとに発生している故障や不具合が異なります。

C26も別のメーカーのエコキュートでは、違う内容です。そのため、インターネットでエラーコードを検索する時は、「メーカー名+製品の型番や種類+エラーコード」で検索すると良いです。

三菱エコキュートのエラーコードの種類

三菱エコキュートでは、エラーコードに用いるアルファベットは全部で6種類あり、それぞれ意味が異なります。

• C…主にヒートポンプユニットの沸き上げ異常に関するエラーコード
• E…主に貯湯タンクユニットの異常に関するエラーコード
• F…主に風呂の湯はりの異常に関するエラーコード
• H…ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットのどちらか、あるいは両方で異常が起きているエラーコード
• P…上記に当てはまらない異常に関するエラーコード
• U…ユーザーでも対処可能なエラーコード

基本的に三菱はエラーコードが表示されたら、販売業者、もしくはメーカーの修理窓口に連絡するように推奨しています。しかし、Uから始まるエラーコードは、ユーザーでも対応可能なエラーの場合があります。

Uから始まる下記のエラーコードが表示されている場合は、販売業者やメーカーの修理窓口に連絡せず、まずは自分で対処してみましょう。

なお、CやPから始まるエラーコードは専門的な知識が無いと修理できないケースが多いです。お湯を給湯できないと生活が不便になるため、なるべく早く対処するようにしましょう。

まとめ

以上が、三菱エコキュートのエラーコードC26についての解説です。C26はお湯の沸き上げができない異常で、主にヒートポンプユニットが故障した場合に発生します。

エラーコードC26は、一般の方だと修理できないエラーです。エコキュートの販売業者か三菱の修理窓口、専門業者などを呼んで、点検や修理をしてもらいましょう。

修理費用は故障の度合いにもよりますが、およそ15,000円～170,000円ほど掛かります。なお、メーカー保証の期間内なら修理費用が無料になる可能性があります。

エコ突撃隊では、独自の長期保証サービスを付けることが可能です。創業23年、総施工件数25,000件を突破しており、多くのお客様に喜んでいただいております。エコキュートの修理や買い替えで相談がございましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。

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