オール電化
2021/05/15
IHクッキングヒーターはエコキュートと一緒に交換した方がお得なの?
IHクッキングヒーターを使い続けていると故障したり性能が落ちたりしてしまうことがあります。どれだけ高性能な機器でも、ある程度の年数が経つと交換が必要になります。 IHクッキングヒーターを買い替えるときに気になるのがエコキュートです。オール電化住宅を目指すなら必須の機器ですが、単体で購入すると割高な場合があります。
そこで今回は、IHクッキングヒーターとエコキュートは一緒に交換した方がお得なのか解説しますので、ぜひ最後までご覧ください
目次
IHクッキングヒーターの寿命
一般的にIHクッキングヒーターの寿命は10年~15年程度と言われています。
寿命の年数はメーカーが公式発表をしている訳ではありませんが、無償保証期間が延長しても最大10年のメーカーが多いのと、生産終了したIHクッキングヒーターの部品をメーカーが保存している期間が大体10年前後となっているのが理由として上げられます。
ただし、この10年~15年というのはきちんと手入れをして、定期的にメーカー検診などをおこなっているのが前提で、使い方や手入れの有無によっては寿命が短くなる恐れもあります。
IHクッキングヒーターの寿命の注意点
IHクッキングヒーターの寿命が10年~15年と幅があるのは、IHクッキングヒーターが上側のヒーター部分と、下側のグリル部分で寿命に違いがあるからです。
IHクッキングヒーターによっては魚などを調理できるグリルが付いていますが、このグリルの寿命は7年~10年だと言われています。
ヒーター部分に比べてグリル部分は調理の際に魚や塩の油や煙がグリル内部に溜まってしまうため、ヒーター部分よりも部品が劣化しやすいのです。
そのため、IHクッキングヒーターのヒーター部分の寿命は10年~15年、グリル部分の寿命は7年~10年と覚えておきましょう。
IHクッキングヒーターの買い替えのサイン
IHクッキングヒーターを使用していて、以下のようなトラブルや症状が起きるようになったら、それは買い替えのサインかもしれません。
- ヒーター・グリルの火力が弱くなった
- 電源が入らない・急に止まる
- 異音・異臭がするようになった
IHクッキングヒーターの買い替えサインとしてよくあるのが、ヒーターやグリルの火力が弱くなるというトラブルです。
寿命が近くなると経年劣化により、火力が弱くなります。普段よりもお湯や鍋を温めるのに時間がかかる、あるいは温まらない時は故障している可能性が高いです。
次に、電源が入らない、急に止まるといった現象が頻繁に起きると、故障している場合があります。IHクッキングヒーターは煮こぼれや吹きこぼれにより内部基盤が損傷して故障することもありますが、経年劣化により内部基盤が故障することもあるのです。
電源ボタンを押してもなかなかつかない、調理中に突然止まるといった事態が繰り返し起きるようだと、故障だと考えた方がよいです。
ほかにも、IHクッキングヒーターを使用していて聞きなれない動作音がする、どこかから異臭がする、IHクッキングヒーターだけでなく家のブレーカーが落ちてしまうといった症状が何度も起きるようだと、IHクッキングヒーターを買い替えるべきです。
修理と買い替え、どっちがお得?
IHクッキングヒーターが故障した場合、選択肢は修理と買い替えのどちらかですが、お得になるのはタイミングによって異なります。
まず、IHクッキングヒーターが故障したタイミングが保証期間内なら、メーカーの無償保証を利用して修理するのが最もお得になります。
メーカーの保証期間が終了している場合、メーカーに修理を依頼すると、部品代のほかに工事費用と出張費用を請求されます。故障内容によって金額は異なりますが、おおよそ1万円~6万円程度は掛かります。
IHクッキングヒーターを買い替える場合は、新しく購入するIHクッキングヒーターの本体価格と、取り付けるための工事費用を請求されます。
買い替えるIHクッキングヒーターによって本体価格も異なりますが、IHクッキングヒーターの相場は6万円~30万円ほどになります。
設置工事にかかる費用も施工を依頼する会社によって異なりますが、1万5千円~2万円が相場となっており、追加工事が必要な場合はさらにお金が掛かります。
合計すると、IHクッキングヒーターを買い替える場合、7万5千円~32万円程度はかかるということになります。
一見すると、買い替えよりも修理の方が安く感じられます。IHクッキングヒーターを購入して5年以下なら問題ありません。
しかし、購入してから10年前後だと、故障の回数が増えていき、修理に支払ったお金でIHクッキングヒーターを買い替えることが可能になってしまいます。
よって、購入してから5年~7年目までは修理、8年目以降は買い替えの方がお得だと言えます。
なお、エコ突撃隊では人気のIHクッキングヒーターを工事費込みで10万円~24万円程度で販売しております。
IHクッキングヒーターはエコキュートと一緒に交換する方がお得?
結論から申し上げると、IHクッキングヒーターはエコキュートと一緒に交換(購入)する方がお得になります。
エコキュートとは、電気と空気の熱を利用してお湯を作る省エネ性能の高い給湯器です。従来のガス給湯器とは異なり、給湯に一切ガスを必要とせず、電気温水器に比べて少ないエネルギーでお湯を作れます。
従来のガス給湯器や電気とガスのハイブリッド給湯器などを利用している場合だと、エコキュートに買い替えることで光熱費を節約することができます。
IHクッキングヒーターとエコキュートを一緒に交換することのメリット
IHクッキングヒーターとエコキュートをセットで交換するメリットは次の2つです。
- 給湯器をエコキュートにすることでオール電化住宅が進む
- エコキュートと一緒に交換すると割引になる
それぞれ、順番に解説します。
給湯器をエコキュートにすることでオール電化住宅が進む
オール電化住宅とは、調理や空調、電気、給湯などの熱源をすべて電気で賄っている住宅を指します。オール電化住宅にすると、次のようなメリットがあります。
- お湯や暖房にかかるコストを安く抑える
- 基本料金を電気のみにまとめられる
- ガスに関するトラブルが防げる
- 震災時でも水が利用できる
オール電化住宅の最大のメリットは、光熱費のなかでも割合を占めるお湯と暖房にかかるコストを抑えられることです。なぜなら、オール電化住宅向けの電気料金プランは、夜間の電気料金単価が安く設定されるため、一般的な住宅に比べると光熱費が安くなるのです。
また、オール電化住宅にすると風呂の湯を貯めたり、調理をしたりするのにガスを必要としなくなります。そのため、ガスの基本使用料金を支払う必要がなくなるので、結果として光熱費の節約につながります。
ガスを使わないということは、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒といった、ガスに関係したトラブルが起きないというメリットもあります。IHクッキングヒーターは火ではなく、磁力線によって鍋(金属)を発熱させる構造のため、子どもが火に触れて火傷をするといったリスクも回避できます。
給湯器を従来のガス給湯器からエコキュートや電気温水器にしている場合、貯湯タンクユニットが設置されています。貯湯タンクユニットは文字通り水を貯めている機器で、震災が発生した時でも生活用水として利用できます。
このように、オール電化住宅にすることで光熱費などを節約でき、有事の際に備えることができます。IHクッキングヒーターと一緒に、給湯器をエコキュートにすれば、オール電化住宅に一歩近づけるのです。
エコキュートと一緒に交換すると割引になる
IHクッキングヒーターやエコキュートはそれぞれ単独で購入することもできますが、セットで購入すると割引になるケースが多いです。
施工業者やメーカーによって販売価格は異なりますが、エコ突撃隊では通常販売価格が約127万のIHクッキングヒーターとエコキュートのセットを、工事費やメーカー保証込みの約39万円で販売しております。
また、関西限定で同時にルームエアコンを購入される方に表示価格より1万円引きとなるキャンペーンもおこなっています。
IHクッキングヒーターとエコキュートを別個に購入すると、それなりの金額となってしまいますが、セットで購入することでお得に購入できます。
エコ突撃隊で扱っているオール電化セット
エコ突撃隊では、オール電化セットとしてIHクッキングヒーターとエコキュートを次の組み合わせで販売しております。
- 三菱エコキュートSRT-N375+IHヒーターCS-G321MS
- コロナエコキュートCHP-E37AY4+三菱IHヒーターCS-G321MS
- 三菱 エコキュート SRT-W375 + パナソニック IHヒーター KZ-G32AK
ただし、オール電化セットは台数限定のセットのため、タイミングによっては売り切れている場合があります。
それぞれ、順番に解説いたします。
三菱エコキュートSRT-N375+IHヒーターCS-G321MS
エコキュート | IHクッキングヒーター | |
---|---|---|
型番 | SRT-N375 | CS-G321MS |
メーカー | 三菱 | 三菱 |
特徴 | 給湯専用
主に3人~4人用 |
左右2口IH+ラジエントヒーター スタンダードモデル水なし両面自動焼きグリル |
セット価格 | 390,800円(税込) |
三菱エコキュートSRT-N375+IHヒーターCS-G321MSの組み合わせは、オール電化セットのなかで最も安い組み合わせになります。
三菱エコキュートSRT-N375は蛇口から浴槽へお湯はりをする給湯専用タイプになります。追い炊き機能などは付いていませんが、太陽光発電システムの連携を手軽におこなえる「お天気リンクEZ」や、天気から余剰電力量を計算してお湯を沸かす「お天気リンクAI」といった省エネ機能が搭載されています。
三菱IHヒーターCS-G321MSは中央ラジエントヒーターのスタンダードなモデルのIHクッキングヒーターです。左右に2口IHヒーターがあり、中央奥のヒーターはラジエントになっているので、ちょっとした焼き物を作ることができます。
また、IHヒーターCS-G321MSは水なし両面焼きグリルが付属しているのもポイントです。
三菱エコキュートSRT-N375+IHヒーターCS-G321MSの組み合わせだと通常販売価格は1,271,050円ですが、エコ突撃隊では工事費やメーカー保証も込みで通常販売価格より85%オフの390,800円で販売しております。
コロナエコキュートCHP-E37AY4+三菱IHヒーターCS-G321MS
エコキュート | IHクッキングヒーター | |
---|---|---|
型番 | CHP-E37AY4 | CS-G321MS |
メーカー | コロナ | 三菱 |
特徴 | フルオートタイプ 高圧パワフル給湯主に3人~5人用 |
左右2口IH+ラジエントヒーター スタンダードモデル水なし両面自動焼きグリル |
セット価格 | 479,800円(税込) |
コロナエコキュートCHP-E37AY4+三菱IHヒーターCS-G321MSの組み合わせは、性能の高いフルオートタイプのエコキュートを探している方におすすめです。
コロナエコキュートCHP-E37AY4は2021年に登場したハイグレードエコキュートです。高い省エネ性能と快適機能を備えています。
フルオートタイプのエコキュートは追い炊き機能が搭載されており、CHP-E37AY4は高圧パワフル給湯のため、台所や洗面所で給湯していてもシャワーの水圧が弱くなりにくいです。
三菱IHヒーターCS-G321MSは上記で解説した中央ラジエントヒーターのIHクッキングヒーターです。IHヒーターもグリルも天板上にある操作パネルで操作できるため、すべての操作を立ったままで可能となっています。
コロナエコキュートCHP-E37AY4+三菱IHヒーターCS-G321MSの組み合わせだと通常販売価格は1,483,790円ですが、エコ突撃隊では工事費やメーカー保証も込みで通常販売価格より80%オフの479,800円で販売しております。
三菱 エコキュート SRT-W375 + パナソニック IHヒーター KZ-G32AK
エコキュート | IHクッキングヒーター | |
---|---|---|
型番 | SRT-W375 | KZ-G32AK |
メーカー | 三菱 | パナソニック |
特徴 | フルオートタイプ
主に3人~4人用 |
左右2口IH+ラジエントヒーター スタンダードモデル 水なし両面自動焼きグリル光火力センサー |
セット価格 | 457,800円(税込) |
三菱 エコキュート SRT-W375 + パナソニック IHヒーター KZ-G32AKの組み合わせは、多機能でなおかつコストパフォーマンスにこだわりたい方におすすめです。
三菱 エコキュート SRT-W375は2020年に登場した安価なスタンダードモデルです。フルオートタイプのため追い炊き機能がついており、快適なお風呂生活を体験できます。
パナソニック IHヒーター KZ-G32AKは左右2口IHヒーターにラジエントヒーターを搭載したスタンダードモデルです。基本的な性能は三菱IHヒーターCS-G318MSに近いですが、独自の光火力センサーが搭載されているため、鍋内部の設定温度をキープしてくれます。
三菱 エコキュート SRT-W375 + パナソニック IHヒーター KZ-G32AKの組み合わせだと通常販売価格は1,253,400円ですが、エコ突撃隊では工事費やメーカー保証も込みで通常販売価格より78%オフの457,800円で販売しております。
IHクッキングヒーターの補助金
国や自治体は環境に良い機器を購入・設置した方を対象に補助金を給付していますが、2021年時点でIHクッキングヒーターを対象にした補助金制度はありません。
一般的なガスコンロからIHクッキングヒーターに変えることでCO₂排出量が減るため、補助金の対象になっても不思議ではありませんが、残念ながら給付金を出している自治体はないです。
ただし、電気会社によってはIHクッキングヒーターを設置することで割引になる可能性があります。
例えば、関西電力ではオール電化住宅におすすめの電気メニュー「はぴeタイムR」があります。夜間の電気使用料金が安くなるメニューですが、IHクッキングヒーターとエコキュートを設置すると、電気代がさらに5%割引になります。
このように自治体の補助金制度はありませんが、IHクッキングヒーターを導入することでお得になる可能性はあります。
エコキュートの補助金
IHクッキングヒーターに比べると、エコキュートは補助金制度が充実しています。
例えば、東京都ではエコキュートを購入した都民に対して、合計1万円分のポイントを補助金として付与しています。同じく東京都北区ではエコキュートを1台導入することに5万円分の補助金が給付されます。
補助金制度は都道府県と市区町村で分かれており、それぞれを併用することが可能です。つまり、東京都北区に住んでいる方はエコキュートを導入すると、1万円分のポイントと5万円の補助金が給付されるということです。
IHクッキングヒーターとエコキュートを一緒に交換しても補助金の対象になるため、エコキュートを購入する際は住んでいる地方自治体に補助金の有無を確認しましょう。
まとめ
以上が、IHクッキングヒーターとエコキュートは一緒に交換した方がお得なのかという疑問に対する解説です。施工業者にもよりますが、IHクッキングヒーターとエコキュートはセットで販売されていることがあり、格安でオール電化住宅が進められる場合があります。
エコ突撃隊でもIHクッキングヒーターとエコキュートがセットになったオール電化住宅セットを販売しております。工事費とメーカー保証がコミコミで、通常販売価格よりも80%前後も安くなっています。
創業22年で施行件数25,000件を突破し、これまでに多くのお客様に喜んでいただいた実績もあります。IHクッキングヒーターやエコキュートについてご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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