オール電化
2021/02/18
IHクッキングヒーターの選び方は?メーカーごとの特色も解説
IHクッキングヒーターはガスコンロに比べて安全性が高く、清潔な状態を保ちやすく、火の回りが早いということもあって人気を集めています。そのため、リフォームをきっかけにIHクッキングヒーターを導入する家庭は珍しくありません。
そこで今回は、IHクッキングヒーターの選び方について解説します。選ぶときのポイントを順番に解説するため、IHクッキングヒーターを検討している方はぜひ最後までご覧ください。
IHクッキングヒーターの選び方
IHクッキングヒーターを選ぶときは次のことをチェックすると、自分の台所にピッタリなIHクッキングヒーターを見つけることが出来ます。
「電気を使って給湯する」というのは、エコキュートと似ていますが、エコキュートは「電気+空気の熱」を使って給湯するシステムになります。
- そのまま設置できるかチェック
- 天板サイズをチェック
- 必要なヒーター数をチェック
- ヒーターの種類をチェック
- 欲しい機能をチェック
- メーカーをチェック
上から順番に、くわしく解説します。
そのまま設置できるかチェック
IHクッキングヒーターはビルトイン型と据え置き型、卓上型の3つがあります。
ビルドイン型 | 据え置き型 | 卓上型 | |
---|---|---|---|
形状 | システムキッチンに組み込む一体型 | キッチンのコンロ台の上に設置 | 台所以外の場所でも使えるタイプ |
特徴 | スタイリッシュなデザインと、多彩な機能が使える ヒーターの数が3口の製品が主流 |
コンロ台の上に置くため、工事不要ですぐに設置できる | ガスでお湯を作る給湯器 |
注意点 | システムキッチンでないと設置できないため、据え置き型を使用している方はリフォームが必要 | ヒーターが2口の製品が主流で、ビルドイン型に比べると機能が少ない | ヒーターが1口しかないため、なべ料理や一人暮らしの方向け |
台所がシステムキッチンでビルドイン型のコンロを使用しているなら、リフォームをせずともビルドイン型のIHクッキングヒーターをそのまま設置できます。
しかし、据え置き型のコンロを使用しているなら、リフォームをしないとビルドイン型のIHクッキングヒーターをそのまま設置することはできません。
据え置き型に比べてビルドイン型はヒーターの数が多く、多機能な製品となっています。据え置き型からビルドイン型に変えたい方は、リフォームをするかどうか含めて検討してみましょう。
ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合の注意点
IHクッキングヒーターは電気で加熱する調理器具です。基本的にIHクッキングヒーターからIHクッキングヒーターに交換する場合は問題がありません。
ですが、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合は、電圧が200V必要になるため、電圧変更の工事をする場合があります。
天板サイズをチェック
ビルドイン型のIHクッキングヒーターは天板幅が60cmと75cmの2種類があります。天板の幅が広いほどヒーターや機能が多いということはありませんが、天板が大きくなる・小さくなることで次のような注意点があります
天板サイズ | 注意点 |
---|---|
天板のサイズが大きくなる | レンジフード幅が60cmだと、天板サイズ75cmのIHクッキングヒーターは設置できない |
天板のサイズが小さくなる | 調理スペースが小さくなる 小さくなることで天板の跡が露出する |
基本的に天板幅が60cm→75cm、75cm→60cmの交換はできます。しかし、上記の注意点があることを忘れないようにしましょう。
必要なヒーター数をチェック
ヒーター数とはガスコンロでいうところのコンロ(バーナー)を指します。ヒーターの数が多いほど複数の同時調理が可能になるため、品数を多く出した方や人数が多い家庭はヒーター数が2~4口は必要です。
一般的にビルドイン型は1口~4口、据え置き型は1口~3口、卓上型は1口となっています。3口もあれば、一般的な家庭の食卓を支えることが出来ます。
また、ヒーター以外にロースター(ガスコンロのグリル)の有無も検討してみましょう。
ガスコンロと比べて火力は強いの?
IHクッキングヒーターのイメージに「ガスコンロよりも火力が弱い」というのがありますが、実際はガスコンロよりも火力は強いです。
ヒーターの火力はkwという単位で表しますが、最新のIHクッキングヒーターの最大火力は3.2kwもあります。一般的なガスコンロの火力が2.5kw相当なのと比較するとガスコンロよりも火力は強いといえます。
ヒーターの種類をチェック
IHクッキングヒーターは磁力の力で鍋を加熱するため、土鍋やガラス鍋などは使用できません。
ですが、IHクッキングヒーターのなかには、特殊な鍋でも調理可能なヒーターを搭載した製品もあります。
IHクッキングヒーター | オールメタル対応IHクッキングヒーター | ラジエントヒーター | |
---|---|---|---|
特徴 | なべ底自体を発熱させる | アルミや銅を使用した鍋を使用できる | プレートが直接熱くなる |
メリット | 熱効率がよく光熱費を節約火力調節がしやすい | 金属製鍋全般に対応している火力調節がしやすい | すべての種類の鍋が使用できる熱を発するため、あぶり調理ができる |
デメリット | 鉄やステンレス製の鍋でないと調理できないあぶり調理ができない | IHクッキングヒーターに比べると機器代金や光熱費が高いあぶり調理ができない | IHクッキングヒーターに比べると光熱費が掛かるヒーターに触れるとやけどする恐れがある |
圧力なべや土鍋を使った調理をしたい方は、オールメタル対応IHクッキングヒーターやラジエントヒーターを搭載した機種を選びましょう。
欲しい機能をチェック
IHクッキングヒーターは機種によって調理の際に便利な機能や、掃除や使い勝手が良くなる機能などに違いがあります。
- タイマー…過熱を止めるまでの時間を設定
- 揚げ物温度調整…センサーにより油の温度を一定に保つ
- 自動湯沸かし…お湯が沸騰したのを検知すると自動で保温状態になる
- 水無ロースター…魚を焼くグリルの受け皿に水を張らずに調理可能
- 左右フリー…複数口のヒーターがどちらも高火力で使えるタイプ
自分にとって使いやすい、あるいは使いたい機能を搭載したIHクッキングヒーターを選びましょう。
メーカーをチェック
IHクッキングヒーターの基本的な仕組みはどのメーカーでも共通ですが、メーカーごとの特色というのがあります。
パナソニック | 日立 | 三菱電機 | アイリスオーヤマ | |
---|---|---|---|---|
特色 | 調理機能が豊富で、掃除や使い勝手が良い | 焼き物やノンフライ、蒸し物などバリエーション豊かな調理が可能 | 加熱に特化した機能を搭載 | 据え置き型と卓上型がメイン低価格で1人暮らし向け |
主な機能 | IH&遠赤Wフラットラクッキングリル、光るリング、音声ガイド | ラク旨グリル&オーブン、音声ガイド、節電モード | 対流煮込み加熱びっクリアオーブン | 高齢者向けの安全機能 |
ビルドイン型のIHクッキングヒーターを扱う主要なメーカーはパナソニック、日立、三菱電機の3つで、アイリスオーヤマは据え置き型や卓上型のIHクッキングヒーターを扱っています。
それぞれのメーカーで特色や機能は異なりますが、加熱の高さや掃除のしやすさならパナソニックが、素早い加熱性能や省エネ性を重視するなら日立が、煮込み料理や安全性を重視するならなら三菱電機がおすすめです。
まとめ
IHクッキングヒーターを選ぶときは、次のポイントを確かめるのが重要になります。
- そのまま設置できるかチェック
- 天板サイズをチェック
- 必要なヒーター数をチェック
- ヒーターの種類をチェック
- 欲しい機能をチェック
- メーカーをチェック
特にガスコンロを使用しているご家庭がIHクッキングヒーターを導入する場合は、必ずリフォームが必要になります。
弊社では最新一流メーカーのシステムキッチンへのリフォームを、他店に負けない価格と細部にまでこだわる質の高い工事で提供しております。22年の歴史と施行件数25,000件という実績もあり、IHクッキングヒーターに関するご相談がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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