オール電化
2024/10/18
【2024年最新版】主要エコキュートメーカーの最新フルオートタイプを徹底解説!
エコキュートのフルオートタイプは主力商品のため、メーカーによって特徴が異なります。そのため、フルオートタイプのエコキュートを購入したいと考えている方は、メーカーごとの違いを知っておくと良いでしょう。
エコキュートのフルオートタイプは主力商品のため、メーカーによって特徴が異なります。そのため、フルオートタイプのエコキュートを購入したいと考えている方は、メーカーごとの違いを知っておくと良いでしょう。
そこで今回は、主要エコキュートメーカーのフルオートタイプについて解説します。フルオートタイプを選ぶメリットやデメリットも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの仕組み
エコキュートとは、電気と空気の熱でお湯を沸かす給湯器です。
エアコンでも用いられているヒートポンプ技術により、空気の熱を圧縮して高温を生み出すと、お湯を沸かして貯湯タンクユニットにて溜めておきます。
貯湯タンクユニットで溜めておいたお湯を必要に応じて各所に給湯する仕組みのため、エコキュートは貯湯式給湯器です。
お湯を沸かす時間帯はおもに夜間で、次の表のように電気料金単価が抑えられている時間帯に稼働します。
東京電力エナジーパートナー スマートライフSの料金 |
単位 | 料金 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10Aにつき | 1契約 | 311.75円~ |
電気量料金単価 | 午前6時~翌午前1時 | 1kWhあたり | 35.76円 |
午前1時~午前6時 | 27.86円 |
電気料金単価が安い時間帯に、省エネ性能に優れた方法でお湯を沸かすため、エコキュートは他の給湯器に比べてランニングコストが抑えられています。
エコキュート | ガス給湯器 | 電気温水器 | 石油給湯機 | |
---|---|---|---|---|
北海道電力エリア | 約54,000円 | 約104,400円 | 約184,800円 | 約78,000円 |
東北電力エリア | 約48,000円 | 約98,400円 | 約189,600円 | 約70,800円 |
北陸電力エリア | 約42,000円 | 約112,800円 | 約166,800円 | 約70,800円 |
東京電力エナジーパートナーエリア | 約37,200円 | 約73,200円 | 約158,400円 | 約81,600円 |
中部電力エリア | 約25,200円 | 約81,600円 | 約100,800円 | 約67,200円 |
関西電力エリア | 約20,400円 | 約75,600円 | 約87,600円 | 約63,600円 |
中国電力エリア | 約43,200円 | 約108,000円 | 約176,400円 | 約67,200円 |
四国電力エリア | 約44,400円 | 約93,600円 | 約193,200円 | 約66,000円 |
九州電力エリア | 約20,400円 | 約102,000円 | 約84,000円 | 約64,800円 |
沖縄電力エリア | 約27,600円 | 約62,400円 | 不明 | 約55,200円 |
実際のランニングコストは給湯器の性能やお湯の消費量によって異なりますが、エコキュートは省エネ性能が高いため、お湯を沸かすためのコストを節約したい方におすすめです。
フルオートタイプのエコキュートを選ぶメリット
フルオートタイプのエコキュートを選ぶメリットは以下のとおりです。
- お湯はりが手軽に行える
- 搭載している機能が多い
- 選択肢が多い
- 給湯効率の高い機種がある
上記を順番に解説します。
お湯はりが手軽に行える
エコキュートはフルオートタイプのほかに、セミオートと給湯専用タイプがあり、お風呂にお湯を張る手順や機能に次の表のような違いがあります。
概要 | |
---|---|
フルオートタイプ | ボタン1つでお湯はりが可能 自動保温機能により、浴槽内の湯温を一定に保てる |
セミオートタイプ | ボタン1つでお湯はりが可能 |
給湯専用 | 手動で給湯する |
給湯専用タイプは、お湯はり時に毎回湯量と湯温を自分で調節し、頃合いを見計らって止める必要がある給湯方法です。機種によっては自動でストップしたり、設定した湯量に達したりしたら通知して貰えますが、面倒な手間が発生します。
フルオートタイプとセミオートタイプは、ボタン1つでお湯はりが可能なタイプです。事前に設定した湯量と湯温になるようにお湯が張られるので、面倒な手間がありません。
加えて、フルオートタイプは自動保温機能や追い焚き機能が搭載されているので、いつでも最適な温度のお風呂に手軽に入ることができます。
お風呂に入る際の手間を減らしたい方は、フルオートタイプのエコキュートを選びましょう。
搭載している機能が多い
フルオートタイプのエコキュートを選ぶ最大のメリットは、搭載している機能が多いことです。
次の表は三菱エコキュートのフルオートタイプと給湯専用タイプで搭載されている機能を比較したものになります。
フルオートタイプ | 給湯専用タイプ | |
---|---|---|
機能 | 自動風呂給湯 こだわりの先進仕様 スマートリモコン 安心設計 電力自由化対応 省エネ制御 あったかリンク MyMU お天気リンク ホットあわー キラリユキープPLUS バブルおそうじ おそうじ湯はリンク ホットりたーん ハイパワー給湯 |
自動風呂給湯 こだわりの先進仕様 スマートリモコン 安心設計 電力自由化対応 省エネ制御 あったかリンク MyMU お天気リンク |
シリーズによって搭載している機能に違いはありますが、基本的にフルオートタイプは主力商品のため、メーカー独自の入浴機能が搭載されていることが多いです。
そのため、メーカー独自の入浴機能を利用したい、お風呂の時間を快適に過ごしたい人はフルオートタイプのエコキュートを中心に検討してみましょう。
選択肢が多い
エコキュートは3種類の給湯方法がありますが、メーカーはフルオートタイプに力を入れている傾向があります。
例えば、三菱ではフルオートタイプが12種類あるのに対して、セミオートタイプは1種類、給湯専用タイプは2種類です。
貯湯容量の違いも含めれば、28種類のフルオートタイプエコキュートから選ぶことができます。
他メーカーもフルオートタイプは充実しておりますが、セミオートタイプや給湯専用タイプは1種類程度しかなく、貯湯容量も一般的な370Lと460Lが多いです。
そのため、家族の人数やお湯の消費量、設置スペースなどに合わせてエコキュートを選びたい場合は、フルオートタイプが適しています。
給湯効率の高い機種がある
給湯効率とは、エコキュートの省エネ性能を示す数値です。数値が高いほど省エネ性能に優れており、お湯を沸かすためのランニングコストが抑えられます。
フルオートタイプのエコキュートは省エネ性能に特化した機能を搭載している傾向があるため、セミオートタイプや給湯専用タイプに比べて給湯効率が高く、ランニングコストを抑えることが可能です。
次の表は、三菱エコキュートのフルオートタイプ「SRT-P376UB」と給湯専用タイプ「SRT-N376」のランニングコストを比較したものになります。
SRT-P376UB | SRT-N376 | |
---|---|---|
給湯方法 | フルオートタイプ | 給湯専用タイプ |
年間給湯効率 | 4.2 | 3.2 |
1月 | 5,198円 | 6,307円 |
2月 | 4,564円 | 5,563円 |
3月 | 3,716円 | 4,532円 |
4月 | 3,270円 | 3,994円 |
5月 | 2,830円 | 3,455円 |
6月 | 2,250円 | 2,730円 |
7月 | 1,752円 | 2,176円 |
8月 | 1,416円 | 1,753円 |
9月 | 1,609円 | 1,980円 |
10月 | 2,426円 | 2,933円 |
11月 | 2,882円 | 3,482円 |
12月 | 3,554円 | 4,307円 |
合計 | 35,467円 | 43,212円 |
実際のランニングコストを保証するわけではありませんが、年間給湯効率が高い機種ほど、お湯を沸かすためのコストが抑えられます。
また、年間給湯効率が高い機種は補助金の対象になる可能性が高いです。
例えば、経済産業省が行っている給湯省エネ2024事業では、年間給湯効率が一定以上の機種を対象に、1台購入する際に8万円の補助金が給付されます。
フルオートタイプのエコキュートは条件を満たしている傾向があるので、補助金でエコキュートをお得に購入したい方は、フルオートタイプをチェックしてみましょう。
フルオートタイプのエコキュートを選ぶデメリット
フルオートタイプのエコキュートを選ぶデメリットは以下のとおりです。
- 初期費用が高額になりやすい
- 特定の入浴剤が利用できない
上記を順番に解説します。
初期費用が高額になる
エコキュートの一般的な相場は40万円~70万円ですが、給湯専用タイプやセミオートタイプのほうが抑えられている傾向があります。
実際、エコ突撃隊で販売している三菱エコキュートのフルオートタイプはグレードが高いと50万円~70万円ほどになりますが、給湯専用タイプなら40万円前後で購入可能です。
同じフルオートタイプでも、安価なシリーズもあるので初期費用が必ず高額になるとは限りません。
しかし、フルオートタイプのグレードが上の機種ほど、初期費用が高額になりやすいと覚えておきましょう。
特定の入浴剤が利用できない
フルオートタイプのエコキュートは追い焚き機能が搭載されています。
追い焚き機能とは、浴槽のお湯を専用配管で循環させて、貯湯タンクユニットに溜めてあるお湯の熱で温めなおす機能です。お湯を混ぜるのではなく、熱交換だけを行うので、溜めてあるお湯を汚す心配はありません。
しかし、浴槽内部のお湯が専用配管を通るので、内部に不純物やゴミが付着して、目詰まりや劣化を招く可能性は高いです。
入浴剤のなかにはとろみや固形物、アルカリなどが含まれているため、フルオートタイプのエコキュートで使用すると、追い焚き専用配管を劣化させる可能性があるので、エコキュートメーカーは入浴剤の使用を制限しています。
メーカー側が確認して使用できると判断された入浴剤なら問題ありませんが、フルオートタイプのエコキュートでは好きな入浴剤が利用できないケースがあるので、購入前にチェックしておきましょう。
主要メーカーで販売している最新のフルオートタイプのエコキュート
2024年時点で、主要メーカーで販売している最新のフルオートタイプのエコキュートは以下のとおりです。
フルオートタイプ | |
---|---|
三菱 | Pシリーズ Sシリーズ EXシリーズ Aシリーズ |
パナソニック | ウルトラ高圧フルオート パワフル高圧フルオート フルオート 薄型フルオート コンパクトエコキュートフルオート 床暖房機フルオート |
ダイキン | Xシリーズ Aシリーズ(角型・薄型) Nシリーズ |
コロナ | プレミアムエコキュート ハイグレードタイプ 薄型タイプ 省スペース・スリムタイプ エコキュートライト 集合住宅専用エコキュート |
日立 | ナイアガラ出湯 ナイアガラ・タフネス フルオート |
上記を順番に解説します。
三菱のフルオートタイプ
三菱では、次の4つのシリーズでフルオートタイプエコキュートを販売しています。
概要 | |
---|---|
Pシリーズ | フラグシップモデルで機能が充実している |
Sシリーズ | ハイグレードなモデルで貯湯タンクユニットの種類が豊富 |
EXシリーズ | ZEH住宅向けのシリーズ |
Aシリーズ… | シンプルベーシックなモデル |
Pシリーズは三菱エコキュートにおけるフラグシップモデルです。
マイクロバブルによって湯冷めしにくく、肌水分量がアップして潤いが続く「ホットあわー」や、深紫外線によって残り湯を綺麗にする「キラリユキープPLUS」など、三菱独自の機能が搭載されています。
また、年間給湯効率が4.2のモデルがあり、他メーカーのエコキュートに比べて性能が高いことも特徴です。
Sシリーズは「ホットあわー」と残り湯の熱で給湯効率を上昇させる「ホットりたーん」が搭載されていませんが、「キラリユキープPLUS」や「バブルおそうじ」などの便利な機能は利用できます。
また、貯湯容量のバリエーションが三菱のなかで最も多く、薄型やコンパクトな機種を欲しい場合におすすめです。
EXシリーズは生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回るZEH住宅向けのシリーズになります。
PシリーズやSシリーズに比べると搭載している機能数は少ないですが、Aシリーズよりも給湯効率が高いです。また、貯湯タンクユニットの高さが低いローボディタイプが販売されていることもポイントです。
Aシリーズは三菱エコキュートのなかで、最もベーシックなタイプになります。搭載している機能数は最も少なく、給湯効率も低いです。
一方で、PシリーズやSシリーズに比べると初期費用が抑えられている傾向があるので、おトクにフルオートタイプのエコキュートを購入したい方に向いています。
三菱はPシリーズが最も機能が充実し、Sシリーズがライフスタイルに合わせやすく、お得に購入するならAシリーズがおすすめと、ラインナップが充実しているメーカーです。
パナソニックのフルオートタイプ
パナソニックでは、水圧と貯湯タンクユニットの形状などでフルオートタイプのエコキュートが分類され、さらにシリーズごとに分けられています。
水圧 | 貯湯タンクユニットの形状 | シリーズ | |
---|---|---|---|
ウルトラ高圧フルオート | 325kPa | 角型 | JPシリーズ Jシリーズ Nシリーズ Sシリーズ NSシリーズ |
パワフル高圧薄型フルオート | 280kPa | 薄型 | Wシリーズ |
フルオート | 180kPa | 角型 | Jシリーズ Nシリーズ Cシリーズ Bシリーズ Sシリーズ NSシリーズ |
薄型フルオート | 180kPa | 薄型 | Wシリーズ Hシリーズ |
コンパクトエコキュートフルオート | 180kPa | コンパクト | Vシリーズ |
床暖房機フルオート | 180kPa | 角型 | DFシリーズ |
ウルトラ高圧フルオートは水圧が325kPaで、貯湯タンクユニットの形状が角型のパナソニックエコキュートです。
JPシリーズがフラグシップモデルで、ダブル真空断熱材やセンサーで人の出入りを判断する「AIエコナビ」、シャワーの省エネと節水を同時に行う「リズムeシャワープラス」などの便利な機能が搭載されています。
ウルトラ高圧フルオートでは、ほかにも機能が充実しているJシリーズや、ZEH住宅に対応したNシリーズ、機能を減らしつつも強い水圧を体験できるSシリーズ、NSシリーズなどがあります。
パワフル高圧薄型フルオートは水圧が280kPaで、貯湯タンクユニットの形状が薄型のパナソニックエコキュートです。
現在はWシリーズのみで、「AIエコナビ」や「リズムeシャワープラス」などを搭載しています。
ただし、好みの湯温にすぐに調整する「湯温セレクト」や、残り湯の熱で給湯効率を上昇させる「ぬくもりチャージ」などの機能はありません。
フルオートは水圧が180kPaで、貯湯タンクユニットの形状が角型のパナソニックエコキュートです。
該当するシリーズが多く、機能が充実しているJシリーズやZEH住宅向けのNシリーズのほかに、省スペースで低背のCシリーズ、貯湯容量560LのBシリーズなどがあります。
JシリーズやNシリーズなどはウルトラ高圧フルオートとシリーズ名が同じですが、水圧が異なる別のモデルなので間違えないようにしましょう。
パナソニックでは上記以外に、貯湯タンクユニットが薄型のHシリーズや、コンパクトな形状のVシリーズ、床暖房機能を搭載したDFシリーズなど、ラインナップが充実しています。
選択肢が多いので迷ってしまうかもしれませんが、ライフスタイルや設置スペースに合ったエコキュートを探したい方はパナソニックのフルオートタイプを検討してみましょう。
ダイキンのフルオートタイプ
ダイキンでは、次の3つのシリーズでフルオートタイプエコキュートを販売しています。
概要 | |
---|---|
Xシリーズ | 水圧が330kPaで、便利な機能が充実しているシリーズ |
Aシリーズ(角型・薄型) | 水圧が330kPaで、便利な機能が充実しているシリーズ Xシリーズに比べると給湯効率が若干低い (薄型はおゆぴかUVがない) |
Nシリーズ | 水圧が210kPaで、ウルトラファインバブル入浴やおゆぴかUVが搭載されていない |
ダイキンのXシリーズとAシリーズ(角型・薄型)は水圧が330kPaと他メーカーのエコキュートと比べてトップクラスに高いです。
また、微細なバブルの力で肌が潤う「ウルトラファインバブル入浴」を始めとした便利な機能を搭載しています。
ただし、AシリーズはXシリーズに比べると給湯効率が若干低く、貯湯タンクユニットが薄型の場合はUV除菌ユニットでお湯を綺麗にする「おゆぴかUV」がありません。
NシリーズはXシリーズやAシリーズ(角型・薄型)に比べると水圧が弱く、便利な機能は搭載されていません。
その分、価格が抑えられており、給湯効率が高いので補助金の対象になるのでフルオートタイプのエコキュートをお得に購入したい場合におすすめです。
ダイキンのXシリーズやAシリーズ(角型・薄型)は水圧がトップクラスに高い給湯器なので、水圧にこだわりたい方は検討してみましょう。
コロナのフルオートタイプ
コロナでは、給湯効率や貯湯タンクユニットの形状でフルオートタイプのエコキュートを次のように分類しています。
特徴 | 型番 | |
---|---|---|
プレミアムエコキュート | 給湯効率が高いシリーズ | CHP-HXE37AZ1 CHP-HXE46AZ1 |
ハイグレードタイプ | プレミアムエコキュートに比べて給湯効率が低いシリーズ | CHP-E37AZ1 CHP-E46AZ1 CHP-37AZ1 CHP-37AZ1-2 CHP-46AZ1 |
薄型タイプ | 貯湯タンクユニットが薄型のシリーズ | CHP-ED302AZ1 CHP-E372AZ1 CHP-E462AZ1 |
省スペース・スリムタイプ | 貯湯タンクユニットがスリムなシリーズ | CHP-ES46AZ1 |
エコキュートライト | 少人数世帯向けのシリーズ | CHP-18AX5-2 |
集合住宅専用エコキュート | 集合住宅向けに設計されたシリーズ | -S30AY1-12B CHP-37AY1-42 CHP-18AX5-2 |
コロナのフルオートタイプエコキュートは、他メーカーのようにお風呂を快適にする機能がありません。
シンプルな機能しか搭載していませんが、プレミアムエコキュートは給湯効率を高めており、他メーカーの機種と比べてもトップクラスに位置します。
ハイグレードタイプは給湯効率がやや下がりますが、バラエティー豊かなシリーズです。
ほかにも、貯湯タンクユニットが薄型の薄型タイプ、横幅や奥行きが狭くなっている省スペース・スリムタイプ、少人数世帯向けのエコキュートライトなど、様々なタイプがあります。
特に注目なのが、マンションのスペースに設置可能なサイズとなっている集合住宅専用エコキュートです。
パイプシャフトスペースに設置しやすいサイズで、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの連結配管は最長25mまで可能となっているので、設置自由度が高いシリーズになります。
機能よりも、価格や性能、設置スペースにこだわりたい方はコロナのフルオートタイプを検討してみましょう。
日立のフルオートタイプ
日立では、次の3つのシリーズでフルオートタイプエコキュートを販売しています。
特徴 | |
---|---|
ナイアガラ出湯 | 水道直圧給湯のエコキュート |
ナイアガラ・タフネス | 水道直圧給湯で、高硬度水道水や井戸水に対応しているエコキュート |
フルオート | 通常のエコキュート |
一般的なエコキュートはヒートポンプユニットでお湯を沸かすと、貯湯タンクユニットで溜めておき、必要に応じて各所に給湯します。
日立のナイアガラ出湯やナイアガラ・タフネスは、貯湯タンクユニットで温めたお湯を使って、水道水を温めて給湯します。
そのため、貯湯式給湯器ではありますが、水道直圧給湯によってシャワーや台所でお湯が利用できるエコキュートです。
さらに、ナイアガラ・タフネスはステンレス配管と樹脂製継ぎ手部品の採用により腐食に強いため、高硬度水道水や井戸水の環境でもエコキュートが利用できます。
上記の特徴以外に、深紫外線を照射しながら浴槽の残り湯を循環させる「きらりUVクリーン」やマイクロバブルによって肌を優しく包み込んで綺麗にする「シルキー快泡浴」など、お風呂が快適になる機能をフルオートでも搭載しています。
他メーカーのエコキュートとは違った機能を搭載しているので、気になる方はチェックしてみましょう。
まとめ
以上が、主要エコキュートメーカーのフルオートタイプの解説になります。主要メーカーのフルオートタイプの特徴をまとめると以下のとおりです。
特徴 | |
---|---|
三菱 | 給湯効率が高く便利な機能を搭載しているシリーズや、シンプルで価格が抑えられているシリーズがある |
パナソニック | シリーズの数が豊富で、ライフスタイルに合った機種を選びやすい |
ダイキン | 水圧が高く、便利な機能を搭載しているエコキュートを販売している |
コロナ | 様々なシリーズがあり、住環境に合ったエコキュートを選びやすい |
日立 | 水道直圧給湯が可能なエコキュートがあり、特殊な地域でも設置できる |
メーカーごとに特徴が異なるので、フルオートタイプのエコキュートを選ぶ際にはある程度の知識が必要です。
「エコ突撃隊」では、専門知識が豊富なスタッフが対応いたします。メーカー正規品を低価格で販売しているので、フルオートタイプのエコキュートを購入したいと考えている方は、ぜひご相談ください。
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