太陽光発電
2015/08/28
パナソニックの太陽光発電、HIT太陽電池の特徴とメリット
アモルファスシリコンと単結晶シリコンを組み合わせたハイブリッドタイプのHIT太陽光発電モジュールや、パワーコンディショナー性能。設置価格と発電の費用回収シュミレーションや独自性などパナソニックの太陽光システムの特徴とメリットを徹底解説。
パナソニックの太陽電池モジュール性能
パナソニック製太陽電池モジュールの発電能力
パナソニックの太陽光発電モジュールは、HIT太陽電池というアモルファスシリコン太陽電池と単結晶シリコン太陽電池を組み合わせたハイブリッドタイプの太陽電池を独自開発しています。
HIT太陽電池は熱にも強いとされており、夏場も発電量が落ちないのが強みで、その高いクオリティから海外の都市や住宅でも採用されるほど人気があります。
気になるパナソニック太陽電池モジュールの発電量ですが、一番代表的なHIT標準タイプ「244α」で見てみると、
モジュール変換効率(発電量):19.0%
となっております。この数値は東芝の20.3%、シャープの19.7%に次ぐ3位で、業界トップレベルです。
HIT標準タイプ「244α」のスペック
品名:244α
品番:VBHN244SJ33
フレーム色:ブラック
公称最大出力:244W
公称最大出力動作電圧:43.5V
公称最大出力動作電流:5.61A
公称開放電流:52.9V
公称短絡電流:6.01A
外形寸法(幅×奥行×高さ):1,580×812×35mm
モジュール変換効率:19.0%
質量:14kg
メーカー希望小売価格:135,000円
気になる用語
モジュール変換効率(発電量) … 太陽電池モジュールが、取り込んだ太陽光エネルギーのうち何%を電気エネルギーに変換できるかを表した数値。
パナソニックのパワーコンディショナー性能
パナソニック製パワーコンディショナーの電力変換効率
パワーコンディショナーの役目は、太陽電池モジュールで発生させた電気(直流)を、家庭用の電気(交流)に変換することです。
気になるパナソニック製パワーコンディショナーの電力変換効率は、集中型パワーコンディショナー(2.7kW/4.0kW)で見てみると、
電力変換効率:96%
で、他メーカーとほぼ同率の高い変換効率を誇っています。
豊富なパワーコンディショナーのラインナップ
パワーコンディショナーには、以下のような種類があり、主に屋内用と屋外用にわかれています。
屋内用
屋内用 集中型 … 住設分電盤と並べてもデザインスッキリ。
品番:2.7kWタイプ/VBPC227A6、4.0kWタイプ/VBPC240A9、5.5kWタイプ/VBPC255A5
屋内用 マルチストリング型 … 設置枚数を増やして発電量アップ。太陽電池パネル設置時、回路ごとの枚数を揃える必要なし。
品番:4.0kWタイプ/VBPC340A2、5.5kWタイプ/VBPC355A2
屋外用
屋外用 集中型 … 系統連系協議をスムーズにする機能充実タイプ。
品番:5.5kWタイプ(接続箱一体型)/VBPC255C1
屋外用 マルチストリング型……薄型で住宅の外壁にもスッキリ設置。太陽電池パネル設置時、回路ごとの枚数を揃える必要なし。
品番:4.6kWタイプ(接続箱一体型)/VBPC246B2、5.9kWタイプ(接続箱一体型)/VBPC259B2
気になる用語
電力変換効率 … 太陽電池モジュールで発生させた電気を直流から交流に変換する際の、変換率。
パナソニック太陽光発電システムの導入シミュレーション
ではここで、パナソニックの太陽光発電システムを導入した場合、どのくらい光熱費が削減されるのか、シミュレーションを見てみましょう。
シミュレーションをするにあたり、基本となる情報は以下の通りです。
- 家族構成:3人(近年の全国平均世帯人数)
- 居住地域:大阪府
- 太陽光発電システムの規模:4kW程度(標準的なシステム)
- 太陽電池パネル取り付け方位:南
- 電気代:約11,000円(3人家族の全国平均電気代)
- ガス代:約6,000円(3人家族の全国平均ガス代)
シミュレーション結果(パナソニックの太陽光発電システムを導入した場合)
年間予測発電量
4,611kWh/年
光熱費
現在の光熱費/年:204,000円(内電気料金/年:132,000円) →
導入後の光熱費/年:53,440円( 内電気料金/年:-18,560円)=
光熱費削減額/年:約150,560円削減
尚、このシミュレーション結果から初期導入費用の回収にかかる年数を算出すると、初期導入費用が150~200万円の場合、おおよそ10~14年程度での回収が可能です。
※この結果はあくまで目安です。設置環境、天候、家族構成等の状況により、数値は変動いたします。
※このシミュレーション結果はパナソニックのシミュレーターにより算出しました。
ここがポイント!パナソニック太陽光発電システムの独自性
メーカートップクラスの発電量を支える独自テクノロジー
パナソニックの太陽電池モジュール「HIT太陽電池」は、高い人気を誇っています。
「HIT」とはヘテロ接合型のことであり、i型アルファモスシリコン層が電荷消失を低減する働きをすることで、夏場の高温時は従来型結晶系パネルよりも特に高い発電効率と、安定した高出力を実現しています。
長期25年保証を実現
パナソニックは2015年9月より、現行より5~10年長い25年保証のついた太陽電池モジュールを発売します。
国内の主要な太陽電池モジュールの保証期間が10~20年ですので、国内メーカーでは最も長い保証期間になります。※1
また、最近になり大量に流入してきている中国製の安価な太陽電池モジュールの中にも、20年以上の保証をしているメーカーもありますが、発電量が安定しないなどの不安もあります。
パナソニックの25年保証のついた太陽電池モジュールは、従来より1割ほど高くなっていますが、長期にわたって高い発電量を維持することができると考えれば、メリットも多くありそうです。
※1 … 2015年8月22日現在
モジュール変換効率25.6%を達成
パナソニックは2014年4月10日、自社で開発しているHIT太陽電池モジュールにおいて、変換効率25.6%を達成したと発表しました。この数値は2013年2月に発表した24.7%を0.9%上回るものです。
この変換効率がすぐさま販売商品に反映される訳ではありませんが、今後着実に変換効率は上がっていくでしょう。
これまで壁とされていた25%の変換効率を超えたことで、今後HIT太陽電池のさらなる技術革新が期待できます。
まとめ
- パナソニックのモジュール変換効率(発電量)は19.0%で、トップレベルの業界第3位!
- パナソニックの太陽電池モジュールは、夏場でも安定性が高いHIT太陽電池を採用。
- 世界各地の住宅でも、パナソニックのHIT太陽電池は使われています。
- パナソニックは2015年9月より、これまでより5~10年長い25年の無料保証がついた太陽電池モジュールを発売しました。
- モジュール変換効率25.6%を実現したパナソニックのテクノロジーは、これからも進歩し続けるでしょう!
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