オール電化
2024/08/30
パナソニックのエコキュートH59のエラーコードとは?対処法から修理費用まで解説
エコキュートに「水しか出ない」という症状が起きたとき、リモコンに「H59」というエラーコードが表示されているかもしれません。これは「給湯混合弁」の異常によるものの可能性が高いです。 不具合や故障が起きた時にどのように対応したらいいかご存知ない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、パナソニックのエコキュートH59のエラーコードについて解説します。
エコキュートのH59エラーコード
エコキュートのH59のエラーコードについて解説します。
エラーコードとは?
エラーコードとは、エコキュートに何か不具合が発生した時にリモコンに表示される英数字のことです。
機器に発生している不具合に応じて個別のエラーコードが吐き出される仕組みとなっており、ある程度自分で対応出来るか、修理が必要かを判断する指標になります。
メーカーそれぞれでエラーコードが決まっているので、共通コードではないことが特徴です。
H59はパナソニック製エコキュートのコード
エラーコードH59は、パナソニック製のエコキュートのエラーコードになります。
パナソニック以外ではこのエラーコードは表示されないので、パナソニックのエコキュートの取扱説明書を確認して、どのようなエラーなのかをチェックするようにしましょう。
パナソニックのエラーコードの一覧は次の記事にまとめています。
H59と並んでよく表示されるH54については、以下の記事でも詳しく解説しています。
H59のエラーコードは「給湯混合弁異常」のエラーコード
H59のエラーコードは給湯混合弁異常のエラーコードです。
ここからは混合弁について詳しく解説します。
混合弁とは
混合弁とは、エコキュートの貯水タンクの内部に設置されているパーツのことで、設定温度にするためにお湯と水を混ぜる機能を持っています。
混合弁はエコキュートの基盤から、設定された温度にするように指示を受けて、お湯と水を混ぜます。その結果、ちょうどいい温度のお湯が出てくるというわけです。
混合弁は、給油側とお風呂側に2種類設置されており、H59は「給湯混合弁異常」のエラーコードとなるので給油側の混合弁のエラーということになります。
つまり、お風呂側の混合弁は正常に稼働しているということです。
混合弁が故障すると起こる影響
混合弁が故障すると、シャワーや水道からお湯が出なくなります。理由としては、正常に温度調節ができなくなるからです。
基本的に混合弁が故障すると、お水しか出なくなります。
しかし、お風呂側の混合弁は正常に稼働しているので、浴槽にお湯を貯めることは可能な場合があります。
とはいえ、シャワーや水道からお湯が出ないと生活は不便になってしまうので早急な対応が必要になります。
H59エラーコードへの対処法
H59のエラーコードへの対処法を解説します。
- 対処法①エコキュート本体をリセット
- 対処法②専門業者に修理依頼
一つずつ解説します。
対処法①エコキュート本体をリセット
H59のエラーコードが表示されたら、エコキュート本体をリセットしてみましょう。
エコキュートをリセットして再起動することで、エラーコードの表示が消える可能性があります。
エコキュートのリセット手順は以下の通りです。
- エコキュートの漏電遮断器をOFFにする
- 1分~2分経過したら再び漏電遮断器をONにする
また、エコキュートのリセットをおこなってもエラーコードが表示されるなどの不具合がある場合は、漏電遮断器をOFFにした状態で業者に修理を依頼するようにしましょう。
リセットを繰り返してしまうと、エコキュートに負担を与えることになります。
対処法②専門業者に修理依頼
対処法①の本体リセットで直らなかった場合は、業者に修理を依頼するようにしましょう。
業者の選定方法としては以下の3つが挙げられます。
- 近くの工務店に依頼
- エコキュートのメーカーに直接問い合わせ
- エコキュート専門の修理業者に依頼
エコキュートを購入した時にアフターサポートも契約しているなら、メーカーに直接問い合わせることをおすすめします。
もし、修理の代金・費用をできるだけ抑えたいのであれば、エコキュート専門の修理業者に依頼するようにしましょう。
混合弁を交換するだけなら、30分程度の3時間程度で終了する場合がほとんどです。修理を依頼する際には、水道の元栓を閉めてブレーカーも落としておきましょう。
H59エラーコードが出たときのエコキュート修理費用
H59のエラーコードが出た際の修理費用について解説します。
- 点検費用
- 給湯混合弁の費用
- 給湯サーミスタの費用
- エコキュートの保証期間内なら無料で修理できる
一つずつ解説します。
点検費用
エコキュートの点検費用は、1.5万円〜2.5万円程度かかります。内訳としては、出張費や技術費用が大半を占めており、エコキュートの不具合を見つけるためには必要な費用となります。
給湯混合弁の費用
給湯混合弁の本体費用は1万円〜1.5万円程度です。点検費用と合わせて、2.5万円〜4万円程度かかることになります。
経年劣化による不具合の場合は、風呂混合弁も合わせて交換することを勧められるケースもあります。その場合は3.5万円〜4.5万円の費用がかかることになります。
業者に依頼するときは多めに見積もって5万円程度を用意しておくようにしましょう。
給湯サーミスタの費用
給湯サーミスタが故障している場合は、給湯サーミスタを交換する必要があります。本体費用は9000円〜12000円程度となっています。
エコキュートの保証期間内なら無料で修理できる
エコキュートを購入すると、1年〜2年の保証期間がついています。この期間の故障であれば、修理は無料です。
また、パナソニックでは、最長10年間の長期安心修理サービスが準備されています。購入から10ヶ月以内にお申し込みをすることで利用できるので、保険として利用することを検討してみてはいかがでしょうか。
公式ページ↓
https://sumai.panasonic.jp/anshin/
10年使用しているエコキュートなら買い替えも視野にいれよう
エコキュート内部の部品が故障する原因のひとつに経年劣化が挙げられます。
今回は「H59」の故障部品と思われる「給湯混合弁」に注目しましたが、同じ期間使用している部品も経年劣化で故障する可能性は十分考えられます。
修理が次々必要になってしまうと費用もかさんでしまうので、使用期間が10年に近づいているようでしたら、本体ごと買い替えを考えてみてもよいでしょう。
まとめ
本記事では、パナソニックのエコキュートH59のエラーコードについて解説しました。
H54のエラーコードの場合は、電源を切ってリセットするだけで直る場合もあるので、専門業者に依頼する前に試してみることをおすすめします。
もし、リセットで直らなかった場合は業者に修理を依頼するようにしましょう。
また、10年以上ご使用のエコキュートでは、修理部品の生産が終了してしまい、部品不足で修理不能となる場合があります。
その場合は、買い替えも検討しましょう。近年のエコキュートであれば、給湯効率の向上から更なる節約も見込めます。
エコキュートの買い替えをご検討の際は、是非エコ突撃隊にご連絡下さい。
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