オール電化
2022/03/23
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3とは?原因や対処方法について解説
ダイキンエコキュートでエラーコードJ3が表示されると、新しいお湯や追い焚きができなくなります。貯湯タンクユニットにお湯が残っていれば、シャワーや蛇口から給湯もできますが、お湯が作れないため、将来的には湯切れが起きてしまいます。
そこで今回は、ダイキンエコキュートのエラーコードJ3について解説します。エラーコードJ3の原因や対処方法などを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3はどんなエラー?
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3は、「ヒートポンプユニットのサーミスタ・基板の不具合」時に表示されるエラーです。
エコキュートはエコキュートの操作や状況が表示される「リモコンユニット」、空気から熱を取り出してお湯を作る「ヒートポンプユニット」、お湯を貯めておく「貯湯タンクユニット」の3つに分かれています。
サーミスタとは、ヒートポンプの吐出管温度を検知している部品で、ヒートポンプユニットが異常な温度に達していないかチェックしています。エラーコードJ3が表示されるということは、サーミスタ自体が故障しているか、基板部分に不具合が起きていると予想されます。
しかし、実際の不具合の原因はエコキュートに関する正しい知識を持った専門業者が点検しないと分かりません。
なお、ダイキンエコキュートのエラーコードJ3はサーミスタの不具合により新しくお湯を作れない状態です。そのため、追い焚きはできませんが、貯湯タンクユニットに残ったお湯を利用することは可能です。
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3の対処方法
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3はサーミスタの不具合の可能性が高いです。ただし、サーミスタ自体が故障している以外に、基板との接触の不備や別の原因も考えられます。
そのため、ダイキンではエラーコードJ3が表示された場合は、次の手順を試すように推奨しています。
- 1. 貯湯タンクユニットの漏電遮断器を10秒以上OFF
- 2. 10秒経過後、ONにしてエラーコードが表示されるか確認
漏電遮断器をOFFにすると、エコキュートは電源が切れた状態になります。つまり、ダイキンは再起動を行って、エラーコードJ3が再び表示されるかどうかを確認するように呼び掛けています。
なお、ダイキンエコキュートの漏電遮断器は機種によって位置が異なります。主に、次の2パターンがあります。
- 表面左上にあるパターン…ネジを外して蓋を開ける
- 表面左下にあるパターン…ネジを回して蓋を開ける、もしくはふたを開ける
機種によってネジの有無は異なります。閉まっている場合を想定して、ドライバーや懐中電灯などを持っていきましょう。
なお、ダイキンの公式ホームページにはエコキュートのAI故障診断があります。質問に回答するだけで、故障内容や対処方法などをアドバイスしてもらえます。
診断からそのまま修理の申し込みも可能なので、ダイキンエコキュートで不具合が起きたら、AI故障診断を検索すると良いです。
エラーコードJ3が解決できない場合
エコキュートを再起動しても、エラーコードJ3が消えない、あるいはすぐにつく場合は本格的な修理が必要です。修理や点検を依頼するなら、次の3つの方法があります。
- エコキュートを販売した業者を呼ぶ
- ダイキンの修理受付窓口へ依頼する
- 最寄りの専門業者を呼ぶ
エコキュートを点検・修理する場合は、上記3つのどれかを選択しましょう。
エコキュートを販売した業者を呼ぶ
エコキュートが故障した場合は、販売業者に相談してみましょう。メーカーの修理窓口は混雑している可能性があるので、販売業者の方が速く対応してくれる傾向があります。また、販売業者によっては独自の保証サービスがあります。
エコ突撃隊の場合は、10年間の「長期有料保証」を付けることができます。修理代金は保証会社が負担するため、修理費用が無料になります。保証期間内なら修理回数は無制限となり、メーカーと同程度の修理を受けられます。
また、エコ突撃隊では最短当日中にエコキュートを購入・設置まで行えるサービスがあります。購入できる機種や条件などはありますが、エコキュートが修理できないといったケースでも対応可能です。
エコキュートは販売してから10年以上が経過すると、メーカー側で部品を廃棄する傾向があります。エコキュート購入する際は、エコ突撃のように保証サービスや即日設置などが可能な販売業者を選ぶようにしましょう。
ダイキンの修理受付窓口へ依頼する
時間的に余裕がある、あるいは販売業者に依頼できない場合は、メーカーの修理受付窓口に連絡します。ダイキンの修理窓口は、次の手順でインターネットから申し込むことができます。
- 1. https://www.daikincc.com/acceptNew/ippanKisyu.phpへアクセス
- 2. 機器情報の入力
- 3. 依頼内容の入力
- 4. お客様情報の入力
- 5. 日程の選択
- 6. 登録内容の確認
- 7. 登録完了
エコキュートを購入するとメーカー保証が付いてきます。ダイキンの場合は、下記のとおりです。
ダイキン | |
---|---|
リモコンなど | 1年 |
ヒートポンプユニット | 3年 |
貯湯タンクユニット | 5年 |
延長保証の期間 | 10年延長 |
保証料(税込) | 30,800円 |
エラーコードJ3はヒートポンプユニットの故障なので、購入してから3年以内ならメーカー保証の範囲内になり、無料で修理してもらえます。
なお、ダイキンでは「ダイキン延長保証サービス」という保証サービスがあります。設置より3ヶ月以内に加入すれば、最大10年間の延長保証が受けられます。希望する方は、設置してから3ヶ月以内に、下記の手順で申し込みを済ませましょう。
- 1. ダイキン延長保証サービス申込書を郵送する
- 2. 届いた振込用紙で1ヶ月以内に延長保証料金を支払う
- 3. 入金後3週間程度で延長保証書が届く
ダイキン延長保証サービスの申込書は購入した販売業者から貰えます。
最寄りの専門業者を呼ぶ
販売業者やメーカーの修理窓口ですぐに対応できない場合は、インターネットで修理業者を検索して依頼する方法があります。ただし、悪質な業者もいるので、インターネットで検索する際は次のことに注意しましょう。
- 過去の実績
- 保有資格
- 料金の内容
- スタッフの対応
悪質な業者に依頼すると、修理金額が相場よりも高い、見積もりと内容が異なる、修理をしたのにすぐに故障するなどのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
インターネットで修理業者を検索する際は、上記のポイントに注意しつつ、相見積もりをするなどの対策も行いましょう。
ダイキンエコキュートのエラーコードJ3を解決する費用
ダイキンの公式サイトによれば、エラーコードJ3の修理費用は15,000円~46,000円です。上記の金額は出張料や技術料、部品代を含んだ合計金額で、修理先の住所や設置状況、機種によっては大きく異なる場合があります。
なお、メーカー保証期間内、もしくはダイキン延長保証サービス期間内なら、上記の修理費用が無料になります。
メーカー修理を依頼した際に、サーミスタ以外の部品が故障している、あるいはエコキュートを購入してから10年以上が経過している場合は、エコキュートの交換を勧められることがあります。
エコキュートの寿命は10年~15年と言われているので、タイミングによっては買い替えを検討しても良いかもしれません。
エラーコードを放置した場合のリスク
エラーコードJ3はヒートポンプユニットが停止しており、お湯を作ることができなくなる故障です。そのため、エラーコードが表示されている間は、新しくお湯を作ったり、追い焚きをしたりはできません。
ただし、貯湯タンクユニットにお湯が残っていれば、シャワーや蛇口からの給湯などは可能なので、エラーコードJ3を放置することはできますが、別の不具合を招く恐れもあります。
故障個所が増えると修理費用が高額になり、最悪の場合は修理できないケースもあります。エラーコードが表示されたら、放置せずに説明書や公式サイトを確認し、早めに対処しましょう。
エラーコードとは?
エラーコードとは、エコキュートの不具合や故障を知らせる表示です。基本的にアルファベットと数字の組み合わせで表示されますが、メーカーごとに意味が異なります。
エラーコードJ3はダイキンでしか使用されていないエラーコードですが、コードによっては別メーカーと被っていることもあるので、インターネットで検索する際は注意しましょう。
ダイキンエコキュートのエラーコードの種類
ダイキンエコキュートには60種類以上のエラーコードがあり、故障内容や対処方法が異なります。次の表は、J3のように再起動をすれば解決する可能性があるエラーコードになります。
エラーコード | エラーの内容 |
---|---|
E7 | ヒートポンプユニットの不具合 ファンモーターが運転しないため停止 |
FA | ヒートポンプユニットの不具合 高圧圧力が上昇しすぎたため停止 |
H3 | ヒートポンプユニットの不具合 高圧圧力スイッチの不具合により停止 |
740 | 台所リモコン~貯湯タンク間の通信の不具合により停止 |
上記のエラーは、ヒートポンプユニットかリモコンの不具合のため、貯湯タンクユニットに残っているお湯は利用できます。解決方法としては、エコキュートを再起動するか、リモコンでエラーをリセットしましょう。
なお、リモコンでエラーをリセットする方法は機種によって異なるので、取扱説明書を確認しましょう。また、再起動やリセットでもエラーコードが解除されない場合は、修理・点検が必要です。
まとめ
以上が、ダイキンエコキュートのエラーコードJ3の解説になります。エラーコードJ3はヒートポンプユニットの温度を検知するサーミスタが原因と考えられ、新しくお湯を作ることができなくなります。
なお、ヒートポンプユニットの不具合なので、貯湯タンクユニットにお湯が残っていれば、シャワーや蛇口での給湯は可能です。
エラーコードJ3が表示されたら、まずはエコキュートを再起動してみましょう。ケースにもよりますが、再起動することでエラーコードJ3が解決する可能性はあります。
エコキュートの再起動やリモコンのリセットでエラーコードJ3が解決しないなら、販売業者かメーカーの修理窓口に連絡しましょう。
エコ突撃隊では、10年間の「長期有料保証」を付けることが可能です。メーカー正規品を低価格で販売しており、これまでに多くの客様に喜んでいただいております。エコキュートの修理や買い替えで疑問がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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