太陽光発電
2018/02/28
ハイブリッド蓄電システムで発電+蓄電!Qセルズの創蓄連携
ハンファQセルズの創蓄連携システムについて、「ハイブリッド蓄電システム」の解説や「電気の変換ロスが少ない」「HEMSによる電気の見える化」などのメリットを紹介。創蓄連携に使用される太陽光発電や蓄電池、パワコンのスペックも。
創蓄連携ってなに?
「創蓄連携」とは、太陽光発電システムと蓄電池、さらにHEMSをうまく連携させて、電気をムダなく活用することができる新しい技術です。ハンファQセルズの創蓄連携は、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーを一体化させた「ハイブリッド蓄電システム」によって実現しています。
Qセルズの創蓄連携を可能にした「ハイブリッド蓄電システム」
ハンファQセルズの「ハイブリッド蓄電システム」は、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーを1つにまとめた製品です。
一般的に、パワーコンディショナーは太陽光発電と蓄電池それぞれに必要になりますが、ハンファQセルズの「ハイブリッド蓄電システム」を利用することで、パワーコンディショナがー1つで済むようになり、「創蓄連携」が可能になりました。
Qセルズ創蓄連携のメリット
「ハイブリッド蓄電システム」で可能になったハンファQセルズの創蓄連携には、主に以下のようなメリットが存在します。
電気の変換ロスが少ないので効率的
ハンファQセルズの創蓄連携には、電気の変換ロスを少なくし、電気をより効率的に使用することができるというメリットがあります。
その秘密は、一体化されたハンファQセルズのパワーコンディショナー「ハイブリッドパワーコンディショナー」にあります。一般的な太陽光発電と蓄電池を両方使用した場合、パワーコンディショナーは太陽光発電と蓄電池それぞれに必要になります。そのため、太陽光発電と蓄電池から住宅分電盤に交流電気を送る際、それぞれでロスが発生してしまいます。
ハンファQセルズの創蓄連携であれば、パワーコンディショナーが1つのため、太陽光発電で創った電気を、蓄電池に直接充電することが可能。また、住宅分電盤への交流変換も一回で済むため、ロスが少なく効率的に電気を使用することができるようになりました。
状況に合わせて太陽光発電と蓄電池を使い分け
ハンファQセルズの創蓄連携は、平常時や停電時、天気などの状況にあわせて、太陽光発電と蓄電池を賢く使い分けることが可能です。
たとえば平常時の場合、天気が晴れていれば普通に太陽光発電で電気を創ることができますが、曇りの日や雨の日など太陽光発電が電気を創れない日は、蓄電池にたくわえた電気を使用することで、電力会社から電気を買わずに乗り切ることができます。
また、停電時の場合ですと、昼間であれば太陽光発電で創った電気を使用することができますし、雨の日や夜であれば蓄電池にたくわえた電気を使用できるので安心です。
HEMSによって電気を「見える化」
ハンファQセルズの創蓄連携には、HEMSも欠かせません。HEMSとは、「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭内で使用する電気の使用量をモニターを通して「見える化」してくれます。
このHEMSにより、日々の電気使用状況や、太陽光発電で創った電気量と消費した電気量を瞬時に見ることができますので、節電意識の向上に役立てることができます。
ハンファQセルズ創蓄連携の設備内容
ハンファQセルズの創蓄連携で使用される、主な設備内容を紹介します。
●太陽光パネル:Q.PEAK S-G4.1 240
●蓄電池:KP-S-B64
●パワコン:KP48S2-HY-3A/4A
ハンファQセルズ創蓄連携の保証内容
ハンファQセルズの創蓄連携に使用する設備には、以下の長期保証がついています。
太陽光モジュール出力保証:25年
系統連系日から15年間、太陽光発電システムに不具合または欠陥が見つかった場合、修理または交換を行います。
太陽光発電システム保証:15年
系統連系日から15年間、太陽光発電システムに不具合または欠陥が見つかった場合、修理または交換を行います。
蓄電池製品保証:10年(蓄電容量60%以上)
ハイブリッド蓄電システムのスペック
ここでは、ハイブリッド蓄電システム(ハイブリッドパワーコンディショナー)のスペックをご紹介します。
◯型番:KP48S2-HY
◯直流入力(定格入力電圧):DC330V
◯直流入力(運転可能電圧範囲):DC50~450V
◯入力回路数:3回路+1回路(蓄電池用)
◯交流出力(定格容量):4.8kW
◯交流出力(入電力変換効率):96%
◯絶縁方式:トランスレス方式
◯電気方式(連系運転時):単相2線式(単相3線式配電線に接続)
◯電気方式(自立運転時):単相2線式
◯自立運転時の定格容量:1.5kVA
◯使用周囲温度:-20~+50℃(氷結なきこと)
◯寸法(横×高さ×奥行):650mm×493mm×222mm
◯質量:約29kg
◯設置場所:屋外
Qセルズ太陽光発電の特徴
ハンファQセルズ(Hanwha Q CELLS Japan)の太陽光発電システムで最大の特徴は、ドイツで開発された高性能パネルです。
札幌よりも高緯度に位置するドイツは、低照度地域と呼ばれており、太陽光に照らされてもあまり明るくなりません。照度は太陽電池モジュールで電気を作りだすときにも重要な要素で、低照度の地域では作り出せる電気も少なくなってしまいます。そんな低照度地域のドイツで開発されたQセルズの太陽電池モジュールは、照度が低い条件でも効率的に発電ができるように考えられて作られているため、世界中で選ばれ続けているのです。
Q.PEAK S-G4.1 240のスペック
ハンファQセルズの創蓄連携で使用される太陽光モジュール「Q.PEAK S-G4.1 240」のスペックは、以下のとおりです。
◯型番:Q.PEAK S-G4.1 240
◯公称最大出力(+5/-0W)(Pm):240W
◯公称短絡電流(Isc):9.77A
◯公称開放電圧(Voc):31.81V
◯公称最大出力動作電流(Ipm):9.26A
◯公称最大出力動作電圧(Vpm):25.92V
◯モジュール変換効率(%):0.178
◯真性変換効率(%):0.204
◯セル数:6×8単結晶Q.ANTUMセル
◯寸法(横×高さ×奥行):1000mm×1348mm×32mm
◯質量:15kg
◯風圧/積雪荷重:4000/5400Pa
Qセルズ蓄電池の特徴
ハンファQセルズの蓄電池には、4つのモードが備わっており、「創蓄連携」での運用時にも大いに役立つでしょう。
通常時/経済モード
通常時/経済モードは、売電優先の運転モードで、電気料金の節約をサポートしてくれます。夜間の安い電気代を蓄電池に充電しておき、昼間は太陽光発電で創った電気を使用します。余った電力は売電に回し、太陽光発電が電気を創れない朝と夕方は、蓄電池にためておいた電力を使用し、電力会社からの電気購入を抑えます。
通常時/安心モード
通常時/安心モードは、万一の停電に備える運転モードで、経済モードよりも蓄電池にためた電気の使用を抑えます。そのため、急な停電が発生しても蓄電池に十分電力を残すことができるため、安心です。
通常時/グリーンモード
グリーンモードは、創った電気を自宅で消化する、自家消費優先の運転モードです。太陽光発電の余剰電力は蓄電池に充電し、買電は早朝の時間帯のみ。それ以外は自己消費を優先させます。また、料金の安い夜間時間帯の電力を、蓄電池に充電する設定にすることも可能です。
停電時/自立モード
停電発生後、電力会社からの電力供給がストップしてしまった場合、蓄電池は自動的に自立運転に切り替わり、電力を供給してくれます。またそのとき、昼間の場合は太陽光発電でつくった電気を使いながら充電を行い、夜間は蓄電池にたくわえた電気を使用します。
KP-S-B64のスペック
◯型番:KP-S-B64
◯蓄電池容量:6.4kWh
◯定格入出力:2.2kW
◯種類:リチウムイオン電池
◯使用周囲温度:-10~+40℃(氷結なきこと)
◯寸法(横×高さ×奥行):406mm×640mm×165mm
◯質量:約60kg
◯設置場所:屋内
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