オール電化
2023/04/18
ダイキンEQXシリーズはどんなエコキュート?8つの特徴やエコキュート補助金を解説!
2022年は、ウクライナ戦争や円安が引き金となり、さまざまなものが値上がりした年でした。なかでも、電力の高騰は多くの人のサイフを直撃したのではないでしょうか。少しでも電気代を抑えたい、災害が発生したときの備えをしたいと考えている人にとって、エコキュートはとても魅力的な選択肢です。
しかも、政府はエコキュートの補助金を13年ぶりに復活させ、普及促進を図っています。今回はダイキンのエコキュートEQXシリーズのラインナップや8つの特徴、補助金対象となっている機種などについてまとめます。
ダイキンEQXシリーズのラインナップ
ダイキンのエコキュートは、フルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプの3種類です。型番は「EQX数字(タンク容量の上2桁)タイプ」で構成されています。EQXシリーズの型番と給湯タイプは以下のとおりです。
仕様 | 機能 | 形状 | 容量 | 型番 | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|
一般地仕様 | フルオート | 角型 | 460L | EQX46XFV | 1,155,000円 |
370L | EQX37XFV | 1,045,000円 | |||
薄型 | 460L | EQX46XFTV | 1,244,000円 | ||
370L | EQX37XFTV | 1,113,000円 |
このほかにも、フルオートであればEQシリーズやEQNシリーズ、オートタイプのEQシリーズ、給湯専用のEQシリーズ、寒冷地仕様のEQシリーズなどがあります。
ダイキンのこだわり
ダイキンといえば、空調メーカーとして非常に有名です。実は、空調(エアコン)とエコキュートは、ともにヒートポンプという同じ仕組みを採用しています。ヒートポンプは外の空気が持っている熱を利用し、効率よく空気を熱したり冷やしたりする仕組みです。
この仕組みを利用すると、ガス給湯器のおよそ3分の1の電力料金でお湯を沸かせます。しかも、冷やすために必要な「冷媒」として、自然界に存在する二酸化炭素を利用することで、二酸化炭素排出量を半分以下に削減しました。
貯湯タンクの素材として使用するステンレスは耐久性・耐腐食性の高いものを使用しています。また、ヒートポンプを安定して稼働させる「液ガス熱交換機」を最初に搭載したのはダイキンでした。こうした一つひとつの積み重ねにより、製品の安全性を高めているのです。
ダイキンEQXシリーズの8つの特徴
エコキュートを発売している主なメーカーはダイキンを含めて6社あります。それぞれを比較してみて、ダイキンならではといえる特徴を7つ取り上げます。
パワフル高圧
お風呂に入っているとき、「シャワーの水圧が物足りない」と感じたことはありませんか?ダイキンのEQXシリーズは給湯圧力320kPaのパワフル圧力が魅力です。一般的なエコキュートのシャワー圧は170〜200kPaですので、いかにダイキンのエコキュートが高圧であるかわかります。
圧力が高ければ、お湯はりの時間もかかりません。1階に設置された180Lの浴槽にお湯を張るのに必要な時間は約11分です。ほんの少し、家事をしているとあっという間に過ぎる時間です。
圧力が高いため、おふろとキッチンの両方で同時にお湯を使っても、快適に使用できます。さらに、3階まで配管を引っ張っても、快適に使えるだけのパワーをもっています。
高い除菌性能
EQXシリーズには新機能の「おゆぴかUV」が搭載されています。この機能は、貯湯タンク内のUV除菌ユニットを通るお湯に深紫外線を照射するものです。照射する紫外線の波長はUVCに相当する265nmで、雑菌のRNAやDNAに吸収されるため、除菌効果が高いといえます。
入浴後の残り湯にも深紫外線を照射して菌の増殖を抑え込みます。そのため、洗濯でもきれいな残り湯を利用でき、節水に役立ちます。
このほかにも、お風呂の栓を抜くと自動で風呂配管内を掃除してくれる自動ふろ配管洗浄機能や半年に1回ほど行う本格的なふろ配管洗浄の機能も搭載されています。
ウルトラファインバブル機能
別売りオプションをつけると、ウルトラファインバブル入浴を楽しむこともできます。ウルトラファインバブルとは、直径1ミリのミリバブルや0.1ミリのマイクロバブルよりもはるかに小さく目に見えないウルトラファインバブルでお肌の手入れができます。
微細な泡が体を包み込むことで、温浴効果、美肌効果、洗浄効果の3つの効果が期待できます。温浴効果については、微細な泡が全身を包み込むことで、体の芯まで温めてくれるため、湯冷めしにくくなります。
美肌効果については肌に潤いを与え、角質層にまで水分を供給することでうるおってつやめく肌になることが期待できます。洗浄効果については、ウルトラファインバブルを含む残り湯で選択すると、衣類の細かい部分までお湯が入り込むことで、高い洗浄効果が期待できます。
アプリで簡単操作
スマートフォンのアプリに対応しているのもEQXシリーズの長所です。リモコンに無線LAN接続機能を搭載しているため、外出先からでもエコキュートを操作できます。
操作できる内容は、風呂の自動湯張り・保温・足し湯・追い炊きなどです。全てが自動で行われるので、帰宅したらすぐに入浴可能です。お湯の使用状況も、アプリを使うとすぐに確認できます。タンク内の残湯量を把握できる残り湯量表示や時間別・日別・月別のお湯使用量をグラフで表示する機能もあり、いつ、どのくらい使ったかが一目でわかります。
このアプリでは、脱衣所などに設置したエアコンと連動した運転もできますので、お湯はりが終わったころには脱衣所も快適な温度にすることができます。冬場の入浴では、急激な温度変化で血圧が急変動するヒートショックが心配ですが、この機能を使うとヒートショックのリスクを減らすことができてとても安心です。
ほかにも、気象警報緊急炊き上げの機能が実装されています。この機能は、警報や注意報を取得して自動的に災害に備える機能です。大雨や暴風、大雪など特別警報や洪水、高潮、波浪などの警報を受信すると、停電や断水につながると判断し、自動的に炊き上げを実施してくれます。
どの注意報が出されたら緊急炊き上げを実行するかアプリで選択できますので、必要に応じて機能を設定しておくとよいでしょう。
災害時に役立つ
災害が発生すると社会インフラが打撃を受け、停電や断水が発生するかもしれません。断水するとトイレや手洗い、洗い物など生活のあらゆる場所で支障をきたします。
もし、罹災して断水してしまったら、貯水タンクにある水を生活用水として活用できます。370Lタンクであれば、ポリタンク約17個分の水が取り出せます。これは、4人家族で使用する約3日分の非常用水に相当します。
加えて、停電時でもタンク内に残されたお湯を使用できます。震度7相当の揺れに耐えられる耐震構造ですので、災害時には非常に心強い味方となるでしょう。
マイナス25度の寒冷地にも対応
EQXシリーズではありませんが、EQ46XFHVやEQ46XHVは、寒冷地でも使用できるタイプです。これらの機種は、外気温がマイナス25℃まで低下しても、85℃のお湯をつくることができます。
必要な時に利用できるドレンパンヒーターや外気温が0℃以下の状態で停止しているときに作動する着雪防止ファン、貯湯ユニットに設置されている凍結防止ヒーターなどがはたらくため、寒冷地でも稼働できるのです。
全機種耐塩害・耐重塩害対応仕様
周囲を海に囲まれた日本において、塩害への対応は必須です。海岸から500メートル以内は重塩害地域、2,000メートル以内は塩害地域とされていて、これらの地域に設置するには、塩害対応の機種でなければなりません。
ダイキンのエコキュートはすべての機種で塩害対応がなされています。タンクやヒートポンプユニットの外板、熱交換器、電気部品のプリント基板といった部分まで徹底的に防さび・防腐処理が施されているので、海辺や潮風が吹くエリアでも安心して使用できます。
ヒートポンプだけの交換もできる
エコキュートは貯湯タンク(貯湯ユニット)とヒートポンプユニットの2つの機器から成り立っています。ヒートポンプだけが壊れたとき、他の会社のエコキュートであれば貯湯タンクを含めてすべて交換となります。
ところが、ダイキンでは貯湯タンクをそのままにして、ヒートポンプだけを交換することができます。これにより、更新費用が抑えられます。貯湯タンクだけ後から交換することもできますので、その点でも経済的負担が軽くなります。
ダイキンのEQXシリーズは補助金対象機種
国は、エコキュートの普及促進を図るため、高効率給湯器のうち、一定の性能を満たすものを導入する際に、補助金を交付することを決定しました。補助金額は1台当たり5万円です。交付基準は2025年度目標基準値をクリアしていることで、ダイキンでは以下の機種が対象となります。
- EQX37XFV
- EQX46XFV
- EQX37XFTV
- EQX46XFTV
- EQ37XFHV
- EQ37XHV
太陽光発電の余剰電力でお湯を沸かす「おひさまエコキュート」も補助金の対象となります。おひさまエコキュートの機種は以下の2つです。
- EQ37XFPV
- EQ46XFPV
このほかにも、東京都新宿区のように自治体単位でエコキュートの補助金を交付している自治体もありますので、導入を検討している方は、調べてみるとよいでしょう。
まとめ
今回はダイキンの最新エコキュートWQXシリーズについてまとめました。このシリーズは単に、これまでのマイナーチェンジというわけではありません。他社にない高水圧やUVよる殺菌洗浄機能、美肌効果もあるウルトラファインバブルなど新機軸が導入されています。
しかも、2023年は13年ぶりに国によるエコキュート補助金が復活した年でもあります。電力高騰への対策や今後の気象災害に対する備えという点でも、エコキュートを検討するベストタイミングではないでしょうか。
エコ突撃隊では、エコキュート・蓄電池・太陽光発電といった住宅設備機器をお求めやすく販売しております。
補助金の申請も対応しておりますので、エコキュートをご検討の際は是非ご相談下さい。
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