オール電化
2023/02/23
シャワーヘッドを交換するメリットとは?交換時期や選び方、取付時の注意点まで
シャワーヘッドやホースとの接合部分から水漏れがあると、不安になるものです。シャワーヘッドやホースは消耗品であるため、一定期間を経過すれば不具合が生じてもおかしくありません。また、近年ではさまざまな機能を持つシャワーヘッドが多彩に登場しています。
今回はシャワーヘッドを交換するメリットや交換時期、選び方などを紹介します。
シャ ワーヘッドだけの交換は可能?
シャワーヘッドだけを交換することは可能です。ただし、ご自宅のシャワーのヘッド部分を確認する必要があります。
なかにはシャワーヘッドとホースが一体型になっている場合があり、一体型はヘッドを取り外せません。そのため、すべてを交換する必要があります。シャワーヘッド部分が独立しているタイプであれば、ヘッドのみを交換できます。
シャワーヘッドの交換を検討する時期
シャワーヘッドの交換を検討する時期は、寿命が近づいたときです。シャワーヘッドの一般的な寿命は10年程度で、設置から5年が経過するとトラブルが発生しやすくなります。具体的なトラブルは下記をご覧ください。
- シャワーヘッドの本体から水漏れする
- シャワーヘッドとホースの接合部分から水漏れする
- 目詰まりして水圧が低下している
- ホースにひび割れや破れがあるなど
上記において、シャワーヘッド本体からの水漏れは故障やトラブルではない場合があります。というのも、シャワーを止めてもヘッド内に残留水があることから、水が垂れる場合があります。
見極め方はシャワーヘッドを上向きにしても水滴が落ちるかどうかです。シャワーヘッドを上向きにしても水滴が落ちる場合は、故障やトラブルの可能性があります。
シャワーヘッドを交換するメリット
シャワーヘッドを交換することで、さまざまなメリットが生まれます。主なメリットとして4つの内容をご紹介します。
美容効果
まずは美容効果が期待できることです。マイクロバブルタイプのシャワーヘッドであれば、水流の中にマイクロバブル(0.05㎜)やナノバブル(0.0001㎜)の泡を発生させることが可能です。
毛穴よりも細かな泡が入ることで、毛穴の汚れを浮上させて落としてくれます。頭皮環境の改善などに効果が期待できます。また、毛穴の奥までマイクロバブルが浸透することで、肌の水分量が維持しやすいです。結果として保湿や保温効果が高まります。
例えば「リファ」が展開するシャワーヘッドには、スキンケアや頭皮ケアまで可能なモデルがあります。ウルトラファインバブルやマイクロバブルの流水で肌の美しさを引き出します。
同様に「サイエンス」が開発したミラブルシリーズも、マイクロバブルを発生させるモデルがあります。美容に効果が期待できるシャワーヘッドは各メーカーから出されており、自分によりマッチする商品が見つかるでしょう。
ただし、美容効果が期待できるシャワーヘッドは特殊な技術が採用されていることから本体価格が割高になります。また、細かい霧状のシャワーを流すタイプは、優しく洗い流せる一方で体感温度が下がりやすいです。モード切替などで対応しましょう。
節水効果
次は節水効果が期待できることです。節水タイプのシャワーヘッドは、シャワーの穴を小さくすることで水圧を上げます。水圧が高まると水の勢いがよくなるため、少ない水量でも効率的に洗浄できます。結果として節水につながるわけです。
また、節水タイプのシャワーヘッドによっては、ヘッドの持ち手部分にストップ機能がついており、細めにシャワーを止めることができます。出しっぱなしにしないことで、水道代やガス代などの節約につながります。
「アクセル」が展開するシャワーヘッドには、モード切り替えによって使い分けができるタイプがあります。止水と通水を使い分けることで、節水につながるでしょう。
ただし、身体にあたる水量が少なくなりがちで、人によっては物足りなさを感じる可能性があります。また、使用になれないうちはくすぐったさを感じるかもしれません。
浄水・塩素除去効果
浄水や塩素除去が可能なシャワーヘッドもあります。例えば「シャワーを浴びると肌がピリピリする」という場合は、水道水に含まれる残留塩素の影響が考えられます。肌が弱い方であれば、肌トラブルにつながることもあるでしょう。
そこで、浄水や塩素除去の効果が期待できるシャワーヘッドに交換して対応するわけです。このタイプは専用の浄水カートリッジに含まれる亜硫酸カルシウムが塩素をろ過する仕組みです。
キッチンの水道に取り付ける浄水器のようなイメージを持つといいでしょう。塩素をろ過することで、アトピーの方や肌の弱い方、美容意識が高い方などに適する流水になります。
「タカギ」が展開するシャワーヘッドには節水タイプに加え、塩素除去のカプセルが搭載できるモデルが多数存在します。本体価格がリーズナブルなモデルも多くで手軽に試せるでしょう。
ただし、浄水カートリッジを定期的に交換する必要があります。シャワーヘッドの交換費用に加えて月々のランニングコストを想定しておきましょう。
水圧切換え
目的に応じて水圧が切り替えられるシャワーヘッドも展開されています。シャワーヘッドのリングを回すだけで、好みの水圧に変更することが可能です。「マッサージ」「シャワー」「止水」など、水圧を変更できます。
よって「洗髪時はマッサージできめ細かい泡を作る」「身体を流すときは冷えないように水量を増やす」「節水のために洗顔時は止水」などの使い方が可能です。
ただし、商品によって特徴が異なりますので、価格などを含めて総合的に検討する必要があります。
シャワーヘッドの選び方
シャワーヘッドはさまざまな特徴を持つ商品が展開されています。希望に合う製品を見つけるために、下記の6つの項目に着目してみましょう。
メーカーで選ぶ
まずはメーカーで選ぶことです。シャワーヘッドはメーカーによってホースとの接合部分の仕様が異なります。シャワーヘッドとホースのメーカーをそろえれば、規格が同じになるため、問題なく取り付けられるでしょう。
ただし、メーカー名ではなくタイプが記載されている場合があります。(KVKなど)タイプが記載されている場合は、専用のアダプターを使うことで規格が異なるホースにもシャワーヘッドを取り付けられます。
また、メーカーが違う場合であってもアダプターで対応できる場合があります。シャワーヘッドの取扱説明書を確認してみましょう。
機能性で選ぶ
次は機能性で選ぶ方法です。先述のとおり、さまざまな効果が期待できるシャワーヘッドが展開されています。美容や節水など自分の好みに応じて選んでください。特に重視したい点を事前に洗い出しておくといいでしょう。
ただし、どのタイプのシャワーヘッドもメリットばかりではなく、デメリットがあります。デメリットを事前に把握し対策したうえで、交換を検討してください。
付属品で選ぶ
シャワーヘッドだけではなくホースも一緒に交換する場合、またはアダプターが必要な場合は付属品としてホースやアダプターがついている商品を選びましょう。部品を別々に購入すると規格が合わず、手間も費用も余計に掛かる可能性があります。
また、購入を希望するシャワーヘッドにホースがついていない場合は、アダプターの購入を忘れないでください。
重量で選ぶ
シャワーヘッドの重量は、使いやすさに影響します。シャワーヘッドは商品によって120gくらいのものから250g以上のものまで幅広く展開されています。
軽量なシャワーヘッドは操作性に優れますが、水圧に負ける可能性があります。重いシャワーヘッドは湯量やホースの重さが加わり、手に持ったときの負担が増えるでしょう。
あくまでも目安ですが170g前後のシャワーヘッドがおすすめです。操作性と手に持ったときの負担のバランスが取れている重量です。
やむを得ず重量のあるシャワーヘッドを選ぶときは、フックにかけたまま利用できるタイプを選びましょう。
サイズで選ぶ
重量に加えてサイズも考慮してください。盤面サイズが50㎜程度のコンパクトモデルや100㎜以上の大きいサイズまで多様に展開されています。
盤面サイズがコンパクトなモデルは、軽量で操作性に優れます。また水圧が低いモデルであっても、ヘッドの小ささから水圧が高くなって勢いの良い水流が生まれます。
一方、盤面サイズが大きいモデルは、湯の当たる面積が広く贅沢なシャワー体験が可能です。フックに固定して使うシーンが多い場合におすすめです。
価格帯で選ぶ
シャワーヘッドは数千円から数万円と幅広い価格帯になっています。通常は機能性などに優れる商品が高価になります。しかし、高価だからと言って必ずしも希望どおりのシャワーヘッドとは言い切れません。
あらかじめ予算を決めておき、必要な機能を列挙することがポイントです。最低限必要な機能を満たし、なおかつ予算内で収まる商品を比較しましょう。
シャワーヘッドは自分で交換できる?
シャワーヘッドの交換はヘッド部分の交換であれば、自分で行うことが可能です。パッキンなどに異常がなければスムーズに交換できるでしょう。
しかし、シャワーヘッドだけではなく、パッキンやホースなど幅広い箇所に不具合があると、自分で交換できない可能性が高いです。
自分で交換できそうか正確に判断できない場合は、無理をせずに業者への依頼をおすすめします。知識やスキルが乏しい状態で作業を行い、結果的にうまく交換できないと余分に費用が掛かる可能性があります。
取付時の注意点
自力でシャワーヘッドを交換する際は、シャワーヘッドのメーカーや規格などをしっかりと確認しましょう。
ホースも交換するときは、ホースの長さの確認も必要です。ホースが長すぎると、床や壁に接触してカビの発生が考えられます。カビはホースの劣化につながります。
ホースによっては防カビ素材を採用している場合があるため、購入を検討してください。とはいえ、問題は自分でシャワーヘッドやホースの交換ができるかです。やはり、不安な場合は業者に相談しましょう。
まとめ
不具合が生じたときや好みの機能を重視したいときは、シャワーヘッドの交換を検討しましょう。シャワーヘッドはさまざまな機能性や特徴を持つ商品が多岐にわたって展開されています。
バスルームの設備はメーカーが統一されていることが多く、シャワーヘッドを交換する際もメーカーを確認することが大事です。特にシャワーを全体的に変える場合は、水栓と接続部分の規格をそろえる必要があります。
予算や必要な機能などに着目して適するシャワーヘッドを選んで快適な入浴時間をお過ごし下さい。
エコ突撃隊では住宅設備の情報発信を定期的に行っています。エコキュート、蓄電池、太陽光発電の設置にご興味のある方は是非ご相談下さい。
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