太陽光発電
2022/05/14
太陽光発電をおすすめしない理由は?太陽光発電をおすすめできる人の特徴も解説
太陽光発電について検索していると、「太陽光発電をおすすめしないといわれる理由」がヒットすることがあります。確かに、太陽光発電をおすすめしない理由はありますが、現在は対処法があるため、おすすめする理由の方がメリットは大きいです。
本記事では、太陽光発電をおすすめしない理由について解説します。メリット、デメリットから太陽光発電をおすすめできる人の特徴も説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
本記事では、太陽光発電をおすすめしない理由について解説します。メリット、デメリットから太陽光発電をおすすめできる人の特徴も説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
太陽光発電の役割
太陽光発電の半導体パネル(ソーラーパネル)は太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換して電気を作ることができます。
太陽光発電パネルで作られた電気は直流電流で、パワーコンディショナーという機器で交流電流に変換され、住宅の家電製品を動かしたり、蓄電池に蓄えられたり、電力会社に買い取られたりします。
半導体パネルとパワーコンディショナーを含めたシステムのことを太陽光発電システムと呼びます。
太陽光発電システムを設置すれば、自宅で電気を発電できるようになるので、光熱費の節約が期待できます。また、発電量によっては余剰電力を電力会社に買い取ってもらえるので、リターンを得ることも可能です。
ほかにも、太陽光発電システムがあれば電力を自家発電できるので、停電時でも普段通りに近い生活を送ることができます。
太陽光発電をおすすめしないといわれる理由は?
電気代の節約や売電によるリターンなどのメリットが魅力的な太陽光発電ですが、次のような理由からおすすめしないと言われる場合もあります。
- 太陽光発電で儲けることは難しい
- シミュレーションと実際の発電量は異なる
- 隣人トラブルが起きる可能性がある
- 業者によっては雨漏りが発生してしまう
確かに、上記の理由により太陽光発電をおすすめしないケースもあります。しかし、現在の太陽光発電は改良が行われ、対応策もあるため、おすすめしない理由が当てはまらない場合があります。
太陽光発電をおすすめしないといわれる理由と対応策について順番に解説します。
太陽光発電で儲けることは難しい
太陽光発電で発電した電気は電力会社に買い取ってもらうことができます。日本には太陽光発電を設置してから10年間は1kWhあたりの買取価格が固定になるFIT制度があります。
このFIT制度があったため、太陽光発電が登場した頃は「太陽光発電で利益を得られる」「投資対象として太陽光発電を設置しよう」という内容のセールが多くありました。
しかし、買取価格は年々引き下げられており、太陽光発電で儲けることは難しいです。次の表は、1kWあたりの買取価格をまとめたものです。
買取価格(1kWあたり) | |
---|---|
2013年 | 38円 |
2014年 | 37円 |
2015年 | 33円 |
2016年 | 31円 |
2017年 | 28円 |
2018年 | 26円 |
2019年 | 24円 |
2020年 | 21円 |
2021年 | 19円 |
2022年 | 17円 |
2023年 | 16円 |
2013年に設置していれば1kWあたり38円だったのが、2023年の買取価格は16円と半額以下に下がっています。また、10年が経過してFIT制度が終了すると、買取価格は電力会社が設定した金額まで大幅に下落します。
FIT制度期間中の買取価格は年々下落し、FIT後の買取価格を考えると、太陽光発電で儲けることは難しいのが現状です。
- 太陽光発電の初期費用を回収することは可能
太陽光発電で儲けることは難しいですが、初期費用を回収することは可能です。国が太陽光発電で発電した電力の買取価格を高額で固定化しているのは、国民に太陽光発電を広く設置してもらいたいのが狙いです。
2013年頃の買取価格が高かったのは、太陽光発電を設置するコストに合わせていたからです。現在は太陽光発電を設置するコストが下がっているため、合わせて買取価格も下げています。
エコ突撃隊では、初期導入費用をできるだけ回収できるプランを用意しております。売電と自家消費で回収できるような高出力な太陽光発電の提案や、初期導入費用を抑えた見積もりを提案いたします。
そのため、太陽光発電で儲けることは難しいですが、エコ突撃隊なら初期導入費用を回収できるケースは多いです。ぜひ、ご相談ください。
シミュレーションと実際の発電量は異なる
太陽光発電は購入前にシミュレーションを行います。太陽光発電を導入する地域の平均日照量や屋根の向き、面積などに基づいて計算して、おおよその発電量を算出します。
しかし、シミュレーションはあくまでもシミュレーションです。実際の天候によって発電量は変わり、シミュレーション通りになることはありません。
また、シミュレーションを行う事業者が平均日照量ではなく、単純に日照時間だけで計算する、メンテナンスや点検などの維持費を含めていない、将来の電気代が増えるという想定で行っていないなど、知識・認識不足から間違った数値を出している場合もあります。
- 太陽光発電のシミュレーションは専門的な知識を持っているお店に依頼する
太陽光発電のシミュレーションは、専門的な知識や経験を有したスタッフがいるお店に依頼すれば、限りなく正解に近い発電量を知ることができます。
エコ突撃隊は太陽光発電に関する知識や経験が豊富なスタッフが対応いたします。自宅に設置した際の発電量やシミュレーションに興味がある方は、ぜひご相談ください。
隣人トラブルが起きる可能性がある
太陽光発電を設置したことで隣人トラブルが起きるケースもあります。例えば、2014年には太陽光発電パネルの反射光が問題視されました。
反射光とは、太陽光発電パネルに当たった光が光源とは反対方向に直進した光のことを指します。このケースにおける光源とは太陽のことで、太陽が発した光がパネルに反射され、隣人に迷惑を掛けてしまう可能性があります。
- 最近の太陽光発電パネルは改良されている
最近の太陽光発電パネルはエネルギーを効率よく吸収できるように設計されており、反射光が発生しにくくなっています。しかし、隣人トラブルを避けるためにも、太陽の動き方から、反射光が隣家や周りに届かないように計算する必要はあります。
そのため、太陽光発電を設置する際は正しい知識を持ったスタッフがいるお店に依頼しましょう。
業者によっては雨漏りが発生してしまう
太陽光発電は屋根に穴を開けて設置します。穴を開けるといっても、ビスに防水処理(コーキング)を施すため、雨漏りが起きる心配はありませんが、業者によっては粗雑な処理をした、あるいは質の悪い材料をしたことで、雨漏りが起きてしまう可能性があります。
経済産業省資源エネルギー庁によれば、ソーラーシステムに関する相談件数は2019年度が2,420件で、大半が販売方法や契約・解約に関する問い合わせですが、なかには雨漏りに関する相談被害も確認されています。
そのため、業者によっては太陽光発電を依頼したことで雨漏りが発生してしまうケースがあります。
- 満足度の高い業者に依頼する
太陽光発電の設置で雨漏りを回避するためには、満足度の高い業者に依頼することが重要です。業者によっては過去の実績や施工例を公開しているので、選ぶ際の基準にしてみましょう。
例えば、エコ突撃隊はお客様満足度98%の実績があります。公式サイトにて、実際に依頼した方の口コミや評判を確認できるので、気になる方はチェックしてみましょう。
太陽光発電をおすすめする理由
太陽光発電をおすすめする理由は次になります。
- 光熱費が節約できる
- オール電化住宅を目指せる
- 断熱効果を期待できる
上記の理由について順番に解説します。
光熱費が節約できる
太陽光発電をおすすめする最大の理由は、毎月の電気料金を節約できることです。
太陽光発電システムの発電量や消費電力量、契約している電力会社のプランによって違いますが、パナソニックによると光熱費を年間約69%節約できます。
年間の光熱費 | |
---|---|
電気・ガス併用住宅 | 約240,000円 |
太陽光発電住宅 | 約74,000円 |
また、余剰電力は電力会社に売却できるので、更に光熱費の節約が期待できます。
オール電化住宅を目指せる
太陽光発電システムを導入すれば、オール電化住宅を目指しやすくなるというメリットもあります。
オール電化住宅とは、ガス会社と契約せず、自宅のエネルギーを全て電力で賄える家のことを指します。例えば、風呂の給湯器をガス給湯器からエコキュートへ交換し、コンロをIHクッキングヒーターにすれば、オール電化住宅となります。
ガス会社に料金を支払う必要がなくなり、エコキュートやIHクッキングヒーターを稼働させるエネルギーは電力のため、太陽光発電で賄うことができます。パナソニックによれば、太陽光発電を設置したオール電化住宅だと、光熱費が年間約87%も削減できます。
年間の光熱費 | |
---|---|
電気・ガス併用住宅 | 約240,000円 |
太陽光発電住宅 | 約74,000円 |
オール電化住宅+太陽光発電住宅 | 約31,000円 |
オール電化住宅にすれば、災害時にガス管が故障したとしても、電力があれば普段通りに近い生活を送ることができます。また、エネルギー消費量を常に確認できるため、家庭で省エネを意識しやすい環境となります。
断熱効果を期待できる
太陽光発電住宅をおすすめする理由として、断熱効果を期待できることも挙げられます。
太陽光発電パネルは屋根の上に設置するため、屋根の表面温度は一定に保たれます。そのため、太陽光発電パネルを設置した場所の真下にある部屋は、夏や冬でも室温が快適な状態となります。
室温が快適な状態となれば、エアコンの使用頻度が抑えられるので、結果的に電気料金の節約にもつながります。
太陽光発電がおすすめの人
太陽光発電のメリットやデメリットを考えると、次に当てはまる人は購入をおすすめします。
- 電気代が高い人
- 家を新築で購入する人
- オール電化住宅を目指している人
太陽光発電の最大のメリットは電気代を節約できることです。発電量や周囲の環境にもよりますが、京セラのシミュレーション結果によれば年間10万円前後の節約が見込めます。
10年間で約100万円の節約が期待でき、卒FIT後は自家消費にシフトするため電力会社から購入する電力量を抑えることができます。電気代は年々上昇していることを考えると、10年後の高額な電気代を抑えられるのは魅力的です。
また、家を新築で購入する場合、太陽光発電に合わせてデザインできるというメリットがあります。太陽光発電の発電量が最大になるように屋根の形や広さを設定できるので、効率よく発電が可能です。
同時に、給湯器をエコキュートに、コンロをIHクッキングヒーターにしておけば、オール電化住宅を実現できます。そのため、新築でオール電化住宅を目指している方は太陽光発電の設置がおすすめです。
太陽光発電に蓄電池は必要なの?
太陽光発電はソーラーパネルとパワーコンディショナーのセットを指しており、蓄電池は含まれていません。ソーラーパネルとパワーコンディショナーのセットがあれば、蓄電池無しでも運用できるので、蓄電池は必須という訳ではありません。
しかし、蓄電池があれば、太陽光発電の余剰電力を蓄電することができ、太陽光発電が稼働できない夕方や夜の時間帯の買電量を減らすことができます。
自家消費が重要になる卒FIT後だけでなく、FIT期間中も蓄電池があると便利なため、太陽光発電を検討している方は、一緒に蓄電池の導入も考えてみましょう。
まとめ
以上が、太陽光発電の解説になります。太陽光発電は買取価格が年々下がっていることや、環境や立地条件によって発電量が変動すること、隣人トラブル、施工トラブルなどの理由からおすすめできないケースもあります。
一方で、電気代が高額な方は節約が期待でき、新築住宅を建てようとしている方は太陽光発電を効果的に運用できる可能性があるため、設置をおすすめします。
隣人トラブルや施工トラブルを避けたいと考えている方は、エコ突撃隊がおすすめです。創業23年、オール電化や住宅設備機器の販売施工件数が25,000件を突破しており、これまでに多くのお客様に満足頂いております。太陽光発電を考えている方は、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。
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