蓄電池
2022/10/21
【2022年最新】村田製作所の蓄電池の特長は?選ぶべきメリットとおすすめの機種を解説
電力不足が叫ばれる近年、再生可能エネルギーの導入促進が進んでいます。 とりわけ太陽光発電はご家庭に設置できる電気代節約設備として人気で、太陽光発電システムを最大限生かせる蓄電池も注目を集めています。
当記事では、電子部品の超大手メーカーである村田製作所と、同社が販売している蓄電池について解説いたします。
是非最後までご覧下さい。
村田製作所ってどんな会社?
一般消費者の方におかれましては、村田製作所の名前を聞いてもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
村田製作所とは、1994年に創業された、京都に本社を置く電子部品メーカーです。
主力製品であるセラミックスコンデンサーは電子回路では必ず使うと言っていいほどの重要部品で、村田製作所はセラミックスコンデンサーで世界随一のシェアを占めています。
そのほかにも、様々な電子部品を取り扱い、いずれも世界的に圧倒的に高い評価を得ています。
こと電子部品という領域では、追随できるものが数少ない、主導的企業と言えるでしょう。
そんな村田製作所が電池業界に参入したのは、2017年のことです。
世界で初めてリチウムイオン電池の実用化に成功したSONYから事業譲渡を受け、SONYから受け継いだ高い技術を生かして、スマートフォンや小型電子機器、電動工具といった家庭用、産業用問わないバッテリ事業に取り組んでいます。
次章からは、村田製作所が販売する蓄電池について解説していきます。
All-in-One蓄電池システム
All-in-One蓄電池システムとは、村田製作所が販売している蓄電システムの名称です。
蓄電池を内蔵したハイブリッドパワーコンディショナで、一台で太陽光発電の余剰電力の売電、蓄電池活用による買電、非常時の電力供給の三役をこなせます。
All-in-One蓄電池システムを選ぶメリットや特長は?
All-in-One蓄電池システムの特長は以下となります。
- コンパクトなサイズでも最適な蓄電容量
- こだわりの安全性
- 業界トップクラスの保証で万が一の際も安心
- ニーズに応える4つの運転コース
順番に解説いたします。
コンパクトなサイズでも最適な蓄電容量
All-in-One蓄電池システムの定格蓄電池容量は2.3kWhです。蓄電容量の大容量化が進む昨今では、小規模な容量といえるでしょう。
では、この蓄電容量では足りないのでしょうか。実際にどのような機器が動かせるか、以下に表にまとめました。
使用機器 | 使用時間 |
---|---|
冷蔵庫 | 24時間 |
照明 | 12時間 |
スマホ充電 | 4回 |
扇風機 | 6時間 |
2.3kWhの蓄電容量があれば、これらの機器を同時に動かすことが可能です。非常時の一時的な対応であれば、必要十分な機器を動かせることが分かります。
さらに、容量が足りないと思われた場合は、増設用蓄電池を付ける事で不足を解消できます。最大追加容量の11.6kWhまで増設すれば、蓄電容量に不満を感じることは無いでしょう。
こだわりの安全性
村田製作所では、数あるリチウムイオン電池方式の中から「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池FORTELION」を採用しています。
この電池は特に安全性が高い上、「材料の厳選」、「日本国内での製造」、「日本国内での製品組み立て」といった方法で、品質の安定を図り、高品質で安全な蓄電池セルの生産を実現しています。
業界トップクラスの保証期間で万が一の際も安心
他社の保証を確認すると、多くの会社、多くの製品では無料保証期間は10年間です。
対して、村田製作所のAll-in-One蓄電池システムは標準で15年間の容量保証がついています。
これは大きな違いです。
容量保証というのは、期間内に蓄電池の定格容量が60%以下を下回った場合、蓄電池本体を無償で交換してもらえるという保証です。
スマートフォン等、充電池を長年使用した方なら想像がつく事かと思いますが、蓄電池は使えば使うほど劣化し、蓄電できる最大容量が少なくなっていきます。
10年という長い期間を越える頃には大きく最大容量が下がっている可能性も考えられます。
つまり、保証期間が長ければ長いほど、蓄電池の劣化を気にせず使用することができるということです
村田製作所の15年保証は、長い付き合いになる蓄電池を選ぶ一因となり得るでしょう。
ニーズに応える4つの運転コース
All-in-One蓄電池システムは、電力を賢く運用するために、以下の4つのコースが用意されています。
- 自動運転コース【AUTO】
- 夜間充電優先コース【ECO】
- 自家消費優先コース【GREEN】
- 備蓄優先コース【STORE】
順番に解説いたします。
自動運転コース【AUTO】
自動運転コースでは、使用者が契約している電力プランと、天気を鑑みて、最もお得になる条件で充電を行います。
どういうことかというと、日中が晴れの予想なら、日中の太陽光発電で十分に充電が出来ると判断し、深夜に充電を行わない。
日中が雨と予想される場合は、太陽光発電で十分な充電を行えないと判断し、深夜の電気料金が安い時間帯に電力を買って蓄えるという動きをします。
自動運転コースなら、不要な充電を行わず経済的で、かつ蓄電不足になる事もないという優れたコースです。
特に理由がなければ、このコースを設定しておいてよいでしょう。
夜間充電優先コース【ECO】
このコースでは、1日のサイクルを1サイクルとするか、2サイクルとするかで内容が変わってきます。
1日2サイクルで運用する場合、深夜電力を充電し、朝方に放電を行います。
そして日中では太陽光発電で発電した電力を溜めておき、夕方から夜間にかけて使用します。
一日1サイクルで運用する場合は、深夜電力で溜めた電力を、自身で設定した時間に使用することになります。
どちらの場合でも、余剰電力は電力会社へ売電することになります。
太陽光発電システムで生んだ電力を、より多く電力会社に売電されたい方向けのコースと言えます。
ただし、近年は売電価格が下降の一途を辿っていますので、このコースを選択する際は十分に検討するとよいでしょう。
自家消費優先コース【GREEN】
自家消費優先コースでは、太陽光発電システムで発電した電力は家庭内に優先して回され、家内の電化製品で自家消費します。
自家消費で余った電力を蓄電池に充電し、それでもなお余っている電力があれば電力会社に売電する、という優先順位で運用を行います。
このコースでは、夜間に買電で電力を蓄えないので、電力は太陽光発電に依存します。
このコースを選択するなら、日中の消費電力が少ない家庭である、という条件を満たす必要があるでしょう。
備蓄優先コース【STORE】
備蓄優先コースは、蓄電池を非常時の備えとして運用したいという方に向いています。
このコースでは、太陽光発電で発電した電力は、まず蓄電池に蓄えることを最優先とします。
蓄電池が満タンになると、以降の発電電力は自家消費に回され、さらに余剰があれば売電されます。
満充電となった蓄電池は、以後待機状態となり放電されません。
非常時になった場合の自立運転時のみ放電されますので、非常時の備えとしての色が強いコースです。
台風等、停電が予想される際はこのコースを選択するのも良いでしょう。
まとめ
以上が、村田製作所とその蓄電池の解説となります。
村田製作所は電子部品のトップシェアを誇る企業として、信頼できる企業です。
保証期間の長さからも品質への自信が見て取れるため、長く使うことになる蓄電池を生産するメーカーとして、選択の視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
エコ突撃隊はお客様に快適な生活をお届けするべく、日々運営しております。
蓄電池をご検討の際は、豊富な施工実績をもつ弊社に是非ご相談下さい。
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