蓄電池

2022/04/30

パナソニックの「LJRC41」とは?「創蓄連携システムS+」についても解説

パナソニックの「LJRC41」とは?「創蓄連携システムS+」についても解説

LJRC41はパナソニックが開発したパワーステーションです。コンパクトでスリムな設計なので、狭小スペースでも基礎工事なしで設置できます。最大の特徴はパナソニックが展開している「創蓄連携システムS+」を構築できることです。

そこで今回はLJRC41の性能や「創蓄連携システムS+」のメリットや注意点などを分かりやすく解説します。ぜひ最後まで、ご覧ください。

LJRC41とは?

LJRC41とは、パナソニックが2019年11月に発売したパワーステーションです。電力変換機能および系統との保護協調を行う保護装置が搭載されており、パナソニックの商品「創蓄連携システムS+」の心臓部です。

LJRC41は品番で、正式な品名は「パワーステーションS+(本体)」です。主なスペックは以下のとおりです。

品名 パワーステーションS+(本体)
品番 LJRC41
定格出力 5.5kW(力率1.0時)  5.5kW(力率0.95時)
回路数(入力) 4回路/4MPPT
電気方式(自立) 単相2線/単相3線
設置場所 屋側
外形寸法(W×H×D) 706×407×214㎜(壁取付板を含む場合、奥行216㎜)
質量(本体のみ) 約26㎏(壁取付板・ガードを含む場合30㎏)

簡単に説明すると、LJRC41は単体だと太陽光発電パネルが発電した電力を自宅で利用できるように変換するパワーコンディショナー(パワコン)です。

出力は5.5kWあり、太陽光発電パネルとの連係運転は経済モードや環境モード、蓄電モードなどの3つのモードでコントロールでき、停電時は自立運転により住宅へ電力を供給します。

また、LJRC41は厚さが214mm、重さは約26kgと従来品に比べてコンパクトなサイズとなっているので、屋外の外壁に取り付けられます。基礎工事が不要なので、狭小スペースでも設置が可能です。

ただし、LJRC41はあくまでもパワーコンディショナーなので、単体では太陽光発電パネルが発電した電力を蓄電しておく機能はありません

LJRC41の最大の特徴は、LJRC41を中心に業界最多バリエーションの「創蓄連携システムS+」を構築できることです

創蓄連携システムS+とは?

「創蓄連携システムS+」とは、パナソニックが展開しているパワーコンディショナーと蓄電池がセットになったシステムのことです。

元々、パナソニックは太陽光発電と蓄電池を連携させ、より効率よく電気を活用できるシステムの構築を目指しており、「創蓄連携システム」を発表しました。

従来の太陽光発電システムでは、太陽光発電パネルと蓄電池のパワーコンディショナーが別々に存在しており、変換するたびに電力ロスが発生します。パナソニックはこの問題を解決するために、2つのパワコンを一体化した「パワーステーション」を開発しました。

業界初の試みで、現在ではほかのメーカーだとハイブリッド型パワーコンディショナーと呼ばれています。

「創蓄連携システムS+」は機器を分割して小型化したことで、蓄電容量のバリエーションが大幅に増え、ライフスタイルに合うように構築できます。また、小型化したことにより壁掛け式設置も可能なので、浸水時の危機水没リスクを低減しています。

創蓄連携システムS+のメリット

創蓄連携システムS+のメリット

「創蓄連携システムS+」のメリットは次の3つです。

  • 蓄電容量のバリエーションが業界最多
  • 停電時でも200Vの家電製品が動かせる
  • パワーコンディショナー買い替え時にシステム全体に有償の長期保証が付く

それぞれ、順番に解説します。

蓄電容量のバリエーションが業界最多

「創蓄連携システムS+」の最大のメリットは、蓄電容量のバリエーションが非常に多く、あとから増設も可能なことです

LJRC41は「創蓄連携システムS+」の心臓部で、太陽光発電パネルと住宅だけでなく、蓄電池とも接続して、電力変換などのコントロールを行います。

LJRC41に接続できる蓄電池は3.5kWh、5.6kWh、6.3kWhの3種類があり、組み合わせによっては最大37.8kWhまで増やすことができます。次の表は、組み合わせの一部です。

蓄電容量 蓄電池の組み合わせ
3.5kWh 3.5kWh×1台
5.6kWh 5.6kWh×1台
6.3 kWh 6.3kWh×1台
9.1kWh 3.5kWh×1台+5.6kWh×1台
11.9kWh 5.6kWh×1台+6.3kWh×1台
12.6kWh 6.3kWh×2台

3種類の蓄電池を組み合わせることで、蓄電容量を細かく設定できます。蓄電池を設置する目的が停電時の備えなら最小の組み合わせ、自宅の電気を自給自足したいなら複数台の組み合わせといった風に、蓄電容量をライフスタイルに合わせることができます。

また、蓄電池は後から増設できます。LJRC41のみや小型の蓄電池だけ設置してから、ライフスタイルの変化により蓄電容量を増やしたい場合でも対応できます。

停電時でも200Vの家電製品が動かせる

一般的なパワーコンディショナーや蓄電池だと、停電時に冷蔵庫や照明などの家電製品は動かせますが、電気ケトルや炊飯器などの電力消費が激しい家電製品は同時に動かすことが難しいです。

「創蓄連携システムS+」は停電時の出力が2kVAなので、停電時でも冷蔵庫や照明と同時に電気ケトルや炊飯器など家電製品も動かすことができます。

また、200Vトランスを追加すれば自立出力が4kVAにアップするので、エアコンやエコキュート、IHクッキングヒーターなどの200Vが必要な家電製品も使用できます。

200Vトランスは追加機器なので、不要だと判断したら購入しなくても良いです。ほかにも、停電時に特定の部屋にだけ給電する特定負荷型か、家全体に給電する全負荷型を自分で選択できます。

「創蓄連携システムS+」は蓄電容量だけでなく、追加したい機能を自分で選択してシステムを構築できることもメリットの1つです。

パワーコンディショナー買い替え時にシステム全体に有償の長期保証が付く

パナソニックは「創蓄連携システムS+」の設置時に、太陽光発電システム全体に15年の自然災害補償制度(有償)を付けることができます。

一般的に、パワーコンディショナーだけを買い替えた場合、メーカー保証はパワコンだけに付き、既設の太陽光発電パネルは含まれません。

しかし、パナソニックは「創蓄連携システムS+」を設置して、自然災害補償制度(有償)付けた場合、補償対象に既設の太陽光発電パネルや接続箱、架台、表示器なども含めています

太陽光発電パネルがパナソニック以外のメーカーであっても補償対象なので、卒FIT後に蓄電池やパワーコンディショナーの買い替えを検討している方も、安心して「創蓄連携システムS+」を設置できます。

「創蓄連携システムS+」の注意点

「創蓄連携システムS+」の注意点

「創蓄連携システムS+」は蓄電池のバリエーションが多く、コンパクトなため狭小スペースにも設置しやすいなどのメリットがあります。

一方で、設置する際は次のことに注意しましょう。

  • LJRC41に接続できる蓄電池は2台まで
  • 機能を増やすと設置する機器も増える
  • 他メーカーの太陽光発電パネルと接続できない場合がある

上記の注意点を順番に解説します。

LJRC41に接続できる蓄電池は2台まで

「創蓄連携システムS+」は蓄電容量を最大37.8kWhまで増やすことができます。しかし、LJRC41に接続できる蓄電池は2台までなので、LJRC41を1台だけ設置した場合の最大蓄電容量は12.6kWh(6.3kWh×2台)までです。

蓄電容量を37.8kWhにするには、LJRC41を3台設置し、6.3kWhの蓄電池を6台設置する必要があります。

当然、機器を増やすほど初期費用は高くなり、設置スペースが必要になります。また、蓄電容量が37.8kWhになると各市町村の火災予防条例の基準を満たすことや、管轄消防署への届け出が必要です。

LJRC41に接続できる蓄電池は2台までなので、あとから増設しようと考えている方は組み合わせに注意しましょう。

機能を増やすと設置する機器も増える

「創蓄連携システムS+」は機能分割により小型化を目指したシステムのため、機能を増やすと設置する機器も増えます

例えば、「停電時出力200Vタイプ 蓄電容量11.2kWh[LJB1256×2台(5.6kWh+5.6kWh)]
電力切替ユニット(60Aタイプ)単相3線用」のシステム構成では、下記の機器を設置することになります。

  • LJRC41(パワーステーションS+(本体))
  • LJDB201×2台(蓄電用コンバーター)
  • LJB1256×2台(蓄電池)
  • LJTR241(200Vトランスユニット)
  • LJTS1601(電力切替ユニット)

「創蓄連携システムS+」はコンパクトな機器のため、屋内用蓄電池や屋外でも壁掛けが可能な機器もあります。しかし、機能を増やすと設置する機器が増えて、スペースを圧迫することがあると覚えておきましょう。

他メーカーの太陽光発電パネルと接続できない場合がある

「創蓄連携システムS+」は既設の太陽光発電パネルと接続できますが、他メーカーの太陽光発電パネルと接続できない場合があります。

パナソニック製の太陽光発電パネルなら、相性が良いので接続できますが、その場合でも注意することがあります。

太陽光発電パネルは複数枚のパネルを1つに束ねて1回路と呼びますが、商品によって回路の数は違います。「創蓄連携システムS+」のLJRC41の回路は4回路のため、太陽光発電パネルの回路も4回路なら問題なく接続できます。

しかし、太陽光発電パネルの回路が5回路だと、「創蓄連携システムS+」に接続しても発電量が5分の4まで低下してしまいます。

「創蓄連携システムS+」を既設の太陽光発電パネルと接続したい方は、太陽光発電システムに対する知識がある業者に相談してみましょう。

まとめ

以上が、LJRC41の解説です。LJRC41は太陽光発電パネルをコントロールできるパワーコンディショナーなので、既設の太陽光発電パネルのパワーコンディショナーと交換して、単体でも運用できます。

また、パナソニックの「創蓄連携システムS+」として蓄電池もセットで運用すれば、太陽光発電パネルが発電して消費しきれなかった余剰電力を無駄なく利用でき、卒FIT後の買電量を減らすこともできます。

既設の太陽光発電パネルに「創蓄連携システムS+」を接続するなら、エコ突撃隊に相談してみましょう。「創蓄連携システムS+」を販売しており、総施工件数は25,000件を突破しております。「創蓄連携システムS+」について質問がありましたら、ぜひエコ突撃隊までご連絡ください。

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