蓄電池

2020/12/07

EV(電気自動車)を蓄電代わりに出来る?V2Hとは

V2HとはVehicle to Home(車両から家庭へ)の略で、EV(電気自動車)に貯められた電力を家庭内で使用するための仕組みのことを指します。これまではエコカーとして環境にやさしく使用できるだけだったEV(電気自動車)の新たな可能性としてV2Hは注目されています。

この記事では家庭用蓄電池の導入をご検討されている方だけではなく、ガソリン車やハイブリット車からEV(電気自動車)に乗り換えをご検討されている方にもV2Hについて知っていただきたい情報をお伝えします。

V2Hの仕組み

通常EV(電気自動車)内に蓄えられた電力は直流*であり、ご家庭で使用されている電力は交流*です。EV(電気自動車)内の電力とご家庭内の電力の流れが異なるため、電力の流れをご家庭用に変換しなければEV(電気自動車)内の電力をご家庭で使用することはできません。そこで電力の流れをEV用パワーコンディショナ(V2H機器と呼ばれることも多いです)でEV(電気自動車)用から家庭用に変換することが必要になります。
つまり、V2HはEV(電気自動車)内の蓄電機能とEV用パワーコンディショナの電流変換機能を組み合わせてEV(電気自動車)内の電力をご家庭で使用できるようにする仕組みとなります。

*電気の流れる向きが真っ直ぐな場合直流、電気の流れる向きが変化する場合を交流と呼びます。

家庭用蓄電池との違い

EV(電気自動車)に電力を貯めて家庭用に使用可能にするV2Hは実質家庭用蓄電池として活用できますが、実は大きな違いがあります。
家庭用蓄電池の蓄電容量は約4~16kWhであるのに対し、EV(電気自動車)の蓄電容量は約12~100kWhとEV(電気自動車)の蓄電容量の方が多いことが分かります。
さらに、補助金面において家庭用蓄電池は取得要件が厳しくなりつつありなくなっていく傾向にあるのに対し、EV(電気自動車)とV2Hはその普及を目的に高価格の補助金が設定されていく傾向にあります。
また、EV(電気自動車)は当然のことながら蓄電池のみでなく車両としての機能もあり、急速充電が可能な点等も含めるとよりお得に感じられます。

V2H導入のメリット・デメリット

V2H導入のメリット・デメリット

蓄電池を選ぶうえで重要なポイントは以下の通りです。

メリット

①非常時に備えられる

EV(電気自動車)に電力を蓄えておくことで災害時に停電が起こっても電力を使用することができます。日本は地震や台風などの自然災害が多く発生しており、万が一の際に備えることができます。特にご年配の方や小さなお子様がいるご家庭の場合、非常時にも電気が使えることで安心感が高まりますね

②電気代を節約できる

電力会社の電気で充電する方式で蓄電する場合、深夜の電気代が安い時間帯の電気を充電することで、日中も深夜の電気代と同価格で電気を使用することができるため、電気代の節約につながります。
一方太陽光パネルによる発電で電気を蓄える場合は当然電気代がかからないため、より電気代がお得になります。
ただし、太陽光発電は天候により発電能力が大きく左右されるため、電力会社の電気で充電する方式と太陽光発電による電気を蓄える方式をうまく組み合わせて活用することがお得に電気を使用するための重要なポイントになります。

デメリット

①EV(電気自動車)の蓄電池の寿命

EV(電気自動車)の蓄電池は家庭用蓄電池よりも耐久性が高いとされ急激に劣化することはないと考えられますが、充電と放電を繰り返すことで蓄電池の劣化が生じるため、EV(電気自動車)を走行のみに使用する場合と比べると、蓄電池としての利用を並行して行う場合のほうが蓄電池の寿命が縮まります

②設置場所

家庭用蓄電池は小型が進み室内に置けるようなサイズのものも登場していますが、V2Hは屋外に設置することが前提となるため十分な設置スペースの確保が必要になります。

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の選び方

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の選び方

①設置場所

導入にあたってまず確認しなければならないことはEV用パワーコンディショナ(V2H機器)の設置場所の確認です。EV用パワーコンディショナ(V2H機器)を設置しても駐車が可能かどうかまた、給電ケーブルがEV(電気自動車)と接続可能かをシミュレーションする必要があります。

②EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の出力

蓄電池内に貯められた電気を一度にどれだけ出力できるかを示すのが定格出力です。単位はkWまたはWで表記されます。
同時に使用する可能性のある家電の出力を把握しておくことで、蓄電池に必要な出力がわかります。

例 調理時

(冷蔵庫190W+電気照明100W+エアコン(暖房)750W+テレビ150W+ IH調理器(弱)700W)=1,890W(1.89kW*)
*WからkWに変換するには1/1,000をかけて算出

結果:1,890W(1.89kW)以上の出力が必要!

調理家電等

冷蔵庫(40L):約190W、電子レンジ:約1500W、電気ケトル:約250W、IH調理器(弱):約700W

空調家電

エアコン(暖房):約750W、エアコン(冷房):約650W

その他家電

電気照明:約100W、洗濯機(8kg):約600W、テレビ:約150W、パソコン:約100W

③保証

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の寿命は、一般に10年程度とされますが、比較的新しい機器であるため実質的な寿命については定かではありません。充放電を繰り返すことで劣化は進むため、保証期間は長い方が良いといえます。
EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の保証期間はメーカーや機種によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

④補助金

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の費用や設置工事費には、国や自治体からの補助金が支給される場合があります。補助金の対象者が個人向けの物や集合住宅のオーナー向けのもの等取得条件や種類も様々であるため、まずはお住いの地域を管轄する自治体に確認してみましょう

まとめ

V2Hとは?

V2HとはVehicle to Home(車両から家庭へ)の略で、EV(電気自動車)に貯められた電力を家庭内で使用するための仕組みのこと

V2Hの仕組み

EV(電気自動車)内の蓄電機能とEV用パワーコンディショナの電流変換機能を組み合わせてEV(電気自動車)内の電力を家庭で使用できるようにする仕組み

家庭用蓄電池との違い

家庭用蓄電池の蓄電容量は約4~16kWhに対し、EV(電気自動車)の蓄電容量は約12~100kWh

補助金は家庭用蓄電池は取得要件が厳しい傾向にあるのに対し、EV(電気自動車)とV2Hは高価格の補助金が設定、拡充する傾向にある

V2H導入のメリット・デメリット

メリット

①非常時に備えられる

EV(電気自動車)に電力を蓄えておくことで災害時に停電が起こっても電力を使用することができる

②電気代を節約できる

電力会社の電気で充電する方式で蓄電する場合、深夜の電気代が安い時間帯の電気を充電することで、日中も深夜の電気代と同価格で電気を使用することができる
太陽光パネルによる発電で電気を蓄える場合は電気代がかからないため、より電気代がお得になるが、発電能力が天候に左右される

デメリット

①EV(電気自動車)の蓄電池の寿命

充電と放電を繰り返すことで蓄電池の劣化が生じるため、EV(電気自動車)を走行のみに使用する場合と比べると寿命が短い

②設置場所

V2Hは屋外に設置することが前提となるため、十分な設置スペースの確保が必要

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の選び方

①設置場所

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)を設置しても駐車が可能かまた、給電ケーブルがEV(電気自動車)と接続可能かについて検討する必要がある

②EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の出力

蓄電池内に貯められた電気を一度にどれだけ出力できるかを示す単位で、kWで表記する
同時に使用する家電の出力を把握しておくことで、蓄電池に必要な出力がわかる

③保証

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の寿命は一般に10年程度だが、充放電を繰り返すことで劣化は進むため、保証期間は長い方が良いEV用パワーコンディショナ(V2H機器)の保証期間はメーカーや機種によって異なるため、事前に確認する必要がある

④補助金

EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の費用や設置工事費には、国や自治体からの補助金が支給される場合があり対象者や内容について管轄の自治体に確認する必要がある

「終わりに」

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。この記事でV2Hについて少しでもご理解いただけたら幸いです。
当社では、EV用パワーコンディショナ(V2H機器)の販売から設置まで対応し、業界最安値に挑戦しております。安心の長期保証とまごころを込めたサービスで多くのお客様にご満足いただけるよう対応させて頂きます。
お問い合わせをいただいてから、現地調査でお家のヒアリングを密に行いご要望に沿った内容でお見積りをご提示させて頂いております。少しでもご不明な点があれば、当社スタッフお気軽にご相談下さい。
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