蓄電池

2021/05/19

蓄電池の運転モードとは?目的や状況に応じてお得な運転モードを選択するべき

蓄電池は状況と目的に応じて切り替えることができる運転モードという機能が搭載されています。運転モードを使い分けることで、蓄電・給電を効率よくおこなえて、電気料金などを節約することができます。

そこで今回は、蓄電池の運転モードについて解説します。運転モードの切り替え方や、どの運転モードがお得なのかも併せて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

蓄電池の運転モードとは?

蓄電池は太陽光パネルなどが発電した電力を蓄電し、状況に応じて給電するのが可能な住宅設備です。

家庭用蓄電池には幾つか種類がありますが、太陽光パネルと併用して使用する蓄電池は系統連系型が主流となっています。商用電力系統と太陽光発電システムの両方から蓄電することができ、充電・給電のバランスやコントロールはAIがおこないます。

蓄電池の運転モードとは、蓄電池の充電・給電をAIがコントロールする際のシステムになります。

運転モードによって得られるメリットが異なるため、太陽光発電システムや蓄電池を使用したい目的や状況に応じた運転モードを選ぶべきです。

蓄電池の運転モードは基本的に3種類に分かれている

蓄電池の運転モードは基本的に次の3種類に分類されます

  • 自家消費を優先するモード
  • 売電を優先するモード
  • 災害対策を優先するモード

ただし、開発したメーカーや機種によって名称や搭載している数が異なりますここでは、田淵電機のEIBS7に搭載されている次の4つの運転モードを例に解説します。

  • スマートモード
  • 節エネモード
  • ノーマルモード
  • 蓄電モード

スマートモード

スマートモードは1日2回の充放電を行うモードで、電気料金が安い時間帯を狙って蓄電をします。

電気料金が割安になる深夜に電力会社から電気を購入して蓄電をして、貯めた電気は日中で使用します。そして、日中に発電した電力は発電効率が落ちる夕方から夜にかけて消費され、深夜になるころには蓄電池が空っぽになります

この一連のサイクルを繰り返すため、1日に2回の充放電をおこないます。スマートモードでは充電量を60%~100%の範囲で設定でき、日々の電気料金の節約と電気の自給が両立できるモードとなっています。

自家消費を優先している運転モードで、主に固定価格買取制度(FIT制度)が終了し、売電単価が安く、なおかつ深夜料金が安いプランの家庭に向いているモードです

節エネモード

節エネモードは電力の自給率を高めるモードで、4つある運転モードのなかではシンプルなモードになります。

日中に発電した電力を自家消費するよりも蓄電を優先し、発電効率の下がった夕方から夜にかけて消費していきます。スマートモードと異なる点は、深夜に電力会社から電気を購入しないことです。

電力会社では、深夜だと割引になるプランもあれば、24時間どの時間帯でも電気料金が変わらない従量電灯プランがあります。従量電灯だと、深夜に電力会社から購入するのも、日中に購入するのも電気料金が変わらないため、充放電は1日1回となります。

電力会社からの買電量を抑えることができ、クリーンなエネルギーを活用する運転モードになります。

こちらも自家消費を優先しているモードで、主に固定価格買取制度(FIT制度)が終了し、売電単価が安く。なおかつ深夜でも電気料金が変わらない従量電灯プランと契約している家庭に向いているモードです

ノーマルモード

ノーマルモードは一般的な蓄電池になら搭載されているモードで、売電を優先します。

ノーマルモードでは、太陽光パネルで発電した電気は自家消費しきれなかった分をすべて電力会社に売電します。そして、電気料金が割安な深夜に蓄電をして、貯めた電気を日中で消費します。

売電を優先するモードで、主に固定価格買取制度(FIT制度)の期間中で売電価格が高く、深夜の電気料金が安いプランの家庭に向いているモードです。

蓄電モード

蓄電モードは、地震や台風といった災害に備えて蓄電を優先するモードです。

昼間は太陽光パネルで発電した電気を蓄電し、電気料金が割安な深夜にも蓄電をします。常にフル充電がされている状態を維持するのが目的になります。

フル充電が常にされているため、災害により突発的に起きてしまった停電に対応できるモードになります。

運転モードがいくつもあるのは電気の買取価格が安くなるのが原因

運転モードがいくつもあるのは電気の買取価格が安くなるのが原因

蓄電池に運転モードが複数搭載されているのは、電気の買取価格が年々安くなるのが大きな理由です。

日本では太陽光パネルで発電した電気で、自家消費しきれなくなった余剰電力を電力会社が買い取る仕組みがあります。

この仕組みを売電と呼ぶのですが、最初の10年間の買取価格は国が一括で決めています

固定価格買取制度(FIT制度)では、太陽光パネルを設置してから10年間の買取価格が固定となります。2021年時点での買取価格は19円/kWh(税込)のため、2021年から売電を始めた方は2031年まで19円/kWh(税込)で電力会社に売電できます。

そして、FIT制度終了後の買取価格は電気会社の定めた価格になるのですが、基本的にFIT制度の買取価格よりも高くなることはありません。電力会社にもよりますが、1kWhあたり10円前後のため、売電と自家消費の割合がFIT中とFIT後で同じだと、利用者が大きく損をする可能性があります。

また、FIT制度の買取価格は年々安くなっています。次の表は、FIT制度の買取価格の推移になります。

買取価格
2013年 38円
2014年 37円
2015年 33円
2016年 31円
2017年 28円
2018年 26円
2019年 24円
2020年 21円
2021年 19円

このように、買取価格は年々減少傾向にあります。2022年以降も買取価格が減少していくと、従来のシンプルモードだけでは太陽光パネルで発電した電力を効率よく運用できません

つまり、蓄電池の運転モードが複数あることで、電気の買取価格が減少する、あるいは家族の人数が変わるなどの状況の変化に応じて、最適な運転モードに切り替えることで対応できるのです。

どの運転モードがおすすめなの?

蓄電池の運転モードは状況と目的に応じて最適な運転モードが異なります。

まず、FIT制度期間中なら買取価格が高いため、売電を優先した運転モードがおすすめです。EIBS7ならノーマルモードが該当します。

次にFIT制度が終了している場合は、契約している電気料金プランによって選択肢が異なります深夜の電気が割安な電気料金プランを選択しているならスマートモードがお得で、従量電灯プランのように特定の時間帯で電気料金が変わらないなら節エネモードがお得になります。

そして、災害時の停電に備えるなら蓄電モードがおすすめです。いつ発生するのか分からない地震はともかく、台風はある程度の進路や規模が判明しています。台風が通過・接近するときは蓄電モードに切り替えておくことで、突然の停電に対応できます。

運転モードの切り替え方は?

運転モードの切り替え方は?

運転モードの切り替え方はメーカーや蓄電池の種類によって異なりますが、基本的には蓄電池用パネルを操作することで簡単に変更できます

例えば、EIBS7では次の手順で運転モードを切り替えることができます。

  • 1. 画面中央のホーム/メニューボタンを押す
  • 2. メニュー画面の「蓄電池運転モード設定」を選択
  • 3. 運転モードの項目で切り替えたい運転モードを選択
  • 4. 画面の内容を確認して決定ボタンを押す

EIBS7の場合、運転モードは蓄電モードがデフォルトの設定となっています。蓄電池を設置したら運転モードの確認をしましょう。

また、蓄電池の種類によっては、運転モードは自動で変更されません。FIT制度が終了したら、運転モードを状況や目的に応じたモードに切り替えることを忘れないようにしましょう

停電時に蓄電池は役に立つの?

蓄電池のメリットの1つに、災害が発生して停電が起きたときでも給電されて、普段通りに近い生活を送れるというのがあります。

実際、2016年の熊本地震や2018年の北海道胆振東部地震、令和元年房総半島台風で起きた停電に蓄電池が活躍したというニュースが報じられています。

日本はインフラが整っており、不定期に停電が起きるようなことは滅多にありません。しかし、災害時に電力網が遮断されて地域一帯が停電するということは珍しくなく、最近は災害が深刻化していることもあって蓄電池の需要が高まっています。

多くの家庭で蓄電池が設置されるようになると、災害時に蓄電池があって助かったという口コミや評判が増えています。

太陽光発電協会の発表によれば、令和元年房総半島台風で被災した方のなかで住宅用太陽光発電システムを設置していたユーザーの80%が、停電時に対応できたと回答しています。

このように、停電時に蓄電池が役立つのは証明されつつありますが、1点だけ問題があります。それは、蓄電池が太陽光パネルと併用しないと、最大限の効果を発揮できないことです。

蓄電池と太陽光パネルはセットで導入するべき

蓄電池のなかには、住宅のコンセントから蓄電して、停電時に給電するスタンドアロン型の蓄電池があります。また、連結系統型蓄電池も、太陽光パネルを設置せずに住宅に導入することも可能となっています。

つまり、蓄電池を導入するのに太陽光パネルが必須という訳ではありません

しかし、蓄電池だけでは発電することはできません地震や台風によって停電が起きた場合、蓄電池だけだと消費した電力を補充することができません

太陽光パネルがあれば、自立運転モードに切り替えて、自家消費しながら蓄電をするということが可能になります

太陽光パネルは蓄電池単体に比べると導入費用が高いですが、セットで導入することで災害に備えておくことができます。蓄電池を導入する際は太陽光パネルの導入も検討してみましょう

災害時に備えられる機能があるメーカーは?

台風はある程度の進路や規模が分かるため、台風に備えて蓄電モードに切り替えて停電に備えることができます。しかし、地震のように突然発生する災害に備えて常に蓄電モードにしておくと、電気料金が高くなってしまいます。

そこでメーカーは、災害時に備えて電力をすべて消費せず、ある程度確保しておく機能を蓄電池に搭載しています。

蓄電池残量加減設定機能といい、次のメーカーで搭載されています。

メーカー 内容
シャープ 残しておく電力を0%~100%の間で調整できる
オムロン 残しておく電力を50%~100%の間で調整できる
パナソニック 残しておく電力を10%~70%の間で調整できる
長州産業 残しておく電力を0%~100%の間で調整できる

残しておきたい電力を自分で設定できるため、非常時に備えておきたい電気と売電のバランスをコントロールすることができます。

ただし、蓄電池残量加減設定機能は上記にあるメーカーのすべての蓄電池に搭載されているとは限りませんので、購入する際は確認をしましょう。

蓄電池や太陽光パネルと一緒に設置したい住宅設備

災害に備えて蓄電池や太陽光パネルを設置するなら、エコキュートやIHクッキングヒーターも一緒に設置すると停電時の生活が快適になります。

エコキュートとは?

エコキュートは空気と電気の力でお湯を作る省エネ給湯器で、ガス給湯器に比べて非常に少ないエネルギーでお湯を作ります。

貯湯タンクにお湯を貯める仕組みとなっており、災害時にはタンクに貯めたお湯を生活用水として使用できます。災害時のインフラ復旧において、電気やガスは早くに復旧されますが、水は後回しにされることが少なくありません。

自治体レベルで給水車や水の配給が行われますが、大量の水を自宅まで持ち帰るのは大変な労力が求められます。災害時に困ったことのアンケートを取ると、水の確保が大変だったという回答が最も多いです。

エコキュートがあれば生活用水を確保できるため、水を確保するための労力や時間を消費せずに済みます

IHクッキングヒーターとは?

IHクッキングヒーターは電気の力で電熱線を温めて、鍋を熱する調理器具です。ガスを必要とせず、蓄電池や太陽光パネルがあれば停電時でも使用できます。

エコキュートもガスを必要としない給湯器のため、IHクッキングヒーターと一緒に導入すれば、ガスを使わないオール電化住宅になります。

太陽光パネル・蓄電池・エコキュート・IHクッキングヒーターの4つが揃っていれば、災害で電気やガス、水道が止まっても、限りなく普段通りに近い生活を送れます。

ただし、IHクッキングヒーターは200Vの電圧が必要な住宅設備になります。蓄電池の出力が100Vだと停電時に使用できないため、IHクッキングヒーターを導入する際は販売会社が工務店に相談してみましょう。

蓄電池の補助金

日本では省エネ性能の高い住宅設備や自家発電が可能な設備の導入に補助金が給付されます。蓄電池も補助金の対象で、2021年になり高額な補助金が給付されるようになっています。

自治体 補助金額
東京都 上限42万円
東京都中央区 上限35万円
宮城県仙台市 上限100万円
兵庫県小野市 上限20万円

上記は自治体から給付される補助金が15万円以上の一例になります。エコキュートや太陽光パネルに比べると非常に高額な補助金となっているため、蓄電池を設置する際は住んでいる自治体に補助金があるか確認をしましょう。

補助金の注意点

補助金を利用する際は次の点に注意しましょう。

  • 補助金は併用が可能
  • 補助金は先着順で申込期限がある
  • 申請のタイミングが設置工事前

まず、補助金は都道府県レベルで給付される場合と、市区町村レベルで給付される場合の2種類に分かれています。これらの補助金は併用することが可能となっています

例えば、東京都中央区に住んでいる方が蓄電池を設置する場合、東京都の上限42万円の補助金と、中央区の上限35万円の補助金の両方を受け取ることができます。

しかし、補助金は先着順となっています。予算が区切られており、申し込みをした順番に給付されていくため、申込もうと思った時には補助金が終了しているというケースもあります

そのため、補助金を利用するなら早めに行動するべきですが、申請のタイミングが大抵は設置工事前となっています。購入したい蓄電池を決め、自治体の給付条件を満たしているか確認をして、書類を作成しなければならないので、ある程度の時間が必要になります。

蓄電池の補助金を利用する場合は、住んでいる県や市の補助金がまだ給付されるのか確認をし、購入したい蓄電池を決めたら速やかに申し込みをしましょう

まとめ

以上が、蓄電池の運転モードになります。蓄電池はAIにより蓄電や売電をコントロールしますが、目的と状況に応じた運転モードに切り替えることで、より効率良くコントロールすることができます。

蓄電池のメーカーや機種によって搭載されている運転モードは異なります。契約している電気料金プランや太陽光パネルの有無によって、最適な運転モードも違ってきます。そのため、蓄電池を購入する際は蓄電池の機能や運転モードなどもしっかりと把握しましょう。

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