京セラの太陽光発電(パワーコンディショナー)のエラーコードと対処法一覧

エラーコードを確認する

異常が発生すると、表示部にエラーコードが表示され、運転が停止します。
・異常が発生している間、エラーコードが継続して表示されます。
・複数の異常が発生している場合でも、1つのエラーコードだけが表示されます。

エラーコード:E0

意味

・停電が発生しています。
・太陽光発電用ブレーカが「オフ」になっています。

対処法

・停電が回復すると、自動的に連系運転を再開します。
・太陽光発電用ブレーカを「オン」にしてください。

エラーコード:E1/E2/E3/E4/E5/E6/E7/E10

意味

商用系統に異常が発生しています。

対処法

商用系統が正常な状態に戻ると、自動的に運転を再開します。
運転が再開されない場合は、太陽光発電用ブレーカと接続箱のすべての開閉器を「オフ」にし、お買い上げの販売店へ連絡してください。

エラーコード:E8

意味

電圧上昇抑制が発生しています。

対処法

連系運転時にお客様が契約されている電力会社の系統電圧
が高い場合、装置の出力を制限します。また、さらに系統電
圧が高くなると、「E8」を表示して装置を停止します。
2 ～ 3 日間この状態が続く場合は、お買い上げの販売会社へ
連絡してください。

エラーコード:E9/E13

停電用コンセント(本体側面および壁面)に過負荷がかかりました。

停電用コンセントに接続している機器を減らすか、故障した機器があればその機器を外してください。
1 運転スイッチを「オフ」にする
2 停電用コンセントに接続している機器を減らすか、故障
した機器を停電用コンセントから外す
3 運転スイッチを「オン」にする

エラーコード:E21

意味

パワーコンディショナと出力制御ユニットの通信が不安定です。

対処法

お買い上げの販売会社へ連絡してください。

エラーコード:F0

意味

太陽電池の電圧が高くなっています。

対処法

ただちに運転スイッチを「オフ」にして、お買い上げの販売会社へ連絡してください。

エラーコード:F2

意味

太陽電池に異常が発生しています。

対処法

ただちに運転スイッチを「オフ」にして、お買い上げの販売会社へ連絡してください。

エラーコード:
F1/F3/F5/F6/F7/F8/F10/F12/F13/F14/F15/F17/F18/F19/F20/F21/F28/F29/F36

意味

パワーコンディショナ本体に異常が発生しています。

対処法

故障している可能性があります。
太陽光発電用ブレーカと接続箱のすべての開閉器を「オフ」にし、お買い上げの販売店へ連絡してください。

エラーコード:F4

意味

パワーコンディショナ内部の温度が高温になっています。

対処法

パワーコンディショナの運転スイッチを「オフ」にして、通風口を点検してください。
通風口をふさいでいるものがあれば取り除いてください。
30 分経過して、運転スイッチを「オン」にしてください。
再度エラーコードが表示される場合は、故障の可能性があります。お買い上げの販売会社へ連絡してください。

対処法

パワーコンディショナの運転スイッチを「オフ」にして、通風口を点検してください。通風口をふさいでいるものがあれば取り除いてください。
30 分経過して、運転スイッチを「オン」にしてください。再度エラーコードが表示される場合は、故障の可能性があります。お買い上げの販売店へ連絡してください。

上記以外のエラーコードが表示される場合

対処法

運転スイッチをいったん「オフ」にし、再度「オン」にしてください。再起動しても異常が解消されないときは、太陽光発電用ブレーカと接続箱のすべての開閉器を「オフ」にしお買い上げの販売店へ連絡してくだいさい。

こんな時は

パワーコンディショナの動作に不具合が生じたり、エラーコードが表示されたときは、次の内容を確認し適切に対処してください。
下記に記載のない異常が発生している場合や、対処をしても直らない場合は、太陽光発電用ブレーカと接続箱のすべての開閉器を「オフ」にし、お買い上げの販売店へ連絡してください。
●安全のために継続してパワーコンディショナを停止させておきたい場合は、運転スイッチを「オフ」にし、太陽光発電用ブレーカと接続箱のすべての開閉器を「オフ」にしてください。

症状	原因と対処方法
ブザーが鳴っている。	パワーコンディショナの調整が必要です。表示部のエラーコードを確認してください。ブザーを止める場合は、運転スイッチを「オフ」してください。
煙が出ている。変なにおいがする。	ただちに使用を停止(運転スイッチを「オフ」)し、お買い上げの販売会社へ連絡してください。
運転スイッチを「オン」にしてもすぐに運転を開始しない。	太陽電池の発電量が不足しています。日射量が増えると運転を開始します。カウントダウン表示している場合は、カウントダウン終了後に連系運転を開始します。
表示部中央に「 . 」(ドット)が点滅している。	連系運転待機中です。連系運転を開始すると、通常表示に戻ります。朝夕など、日射量が少ないときに点滅します。晴れているのに表示される場合は、お買い上げの販売会社へ連絡してください。
表示部に「hld」が点滅している。	投入遅延時間が手動復帰に設定されているため、自動的に連系運転を再開できません。運転スイッチを一度「オフ」にし、再度「オン」にしてください。 (運転スイッチが「オフ」の場合は、「オン」にしてください)連系運転を再開します。
晴れているのに、パワーコンディショナが運転していない。	表示部に「 . 」(ドット)が点灯していませんか。表示されている場合は、運転スイッチを「オン」にしてください。表示部にエラーコードが表示されていませんか。表示されている場合は、「エラーコード一覧」(> P17) を参照してください。
連系ランプが点灯しない。	自立運転になっています。自立運転の必要がなければ、自立運転から連系運転へ切り替えてください。
連系運転中、表示部の発電電力表示の左側に「」と表示される	出力制御ルールによる出力抑制機能が働いています。故障ではありません。出力抑制が解除されると通常運転に戻ります。日射状況により、「」が点灯と消灯を頻繁に繰り返すこともありますが、装置の異常ではありません。出力制御中でも発電電力表示は変動する場合があります。
パワーコンディショナの本体表面温度が高温になっている。	パワーコンディショナの本体表面温度は最高約 85 ℃まで上がりますが、異常ではありません。
停電用コンセント(本体側面および壁面)に接続した機器が動かない。	連系運転になっています。自立運転に切り替えてください。運転スイッチが「オフ」になっていれば、「オン」にしてください。停電用コンセントに接続している機器を減らしてください。
主幹漏電ブレーカが頻繁に動作する。	家電製品、パワーコンディショナ、または太陽電池の漏電か、太陽光発電用ブレーカの不具合の可能性があります。運転スイッチを「オフ」にし、太陽光発電用ブレーカと接続ユニット (接続箱)のすべての分岐開閉器を「オフ」にしたうえで、お買い上げの販売会社へ連絡してください。
異音がする。	下記の音が発生する場合がありますが、異常ではありません。キュー音: 制御電源の起動音です。(朝夕の日射量の少ないときや太陽電池モジュールが雪や落ち葉などで覆われているとき※に発生します。) §しばらく発生する場合は、雪や落ち葉を取り除いてください。ジィージィー音 / チリチリ音 / チャリチャリ音: パワーコンディショナの高周波スイッチング動作により発生する音です。カチッカチッ音: 連系用リレーの動作音です。(運転開始時と停止時に発生します。) 運転時の高周波音は、聴覚感度の高い方にとって不快に感じる場合があります。