エコな知識
2019/05/21
「もしも」に備える!停電時でも電気とお湯が使えるエネファーム
大きな節電効果があるエネファームですが、実は停電時でも発電や給湯を行えることをご存知ですか?停電中でも発動が可能になる条件や、使用可能な電気量の目安、停電中にエネファームを使用する際の注意点などをご紹介していきます。
停電時のエネファームはどうなる?
ガスから電気をつくることができるエネファームですが、停電中はどうなってしまうのか気になりますよね。実は、エネファームが発電中か停止中かによって、停電時の動きが異なります。
発電中なら続けて電気を使用可能
エネファームが発電中に停電が起こった場合、エネファームは発電を続け、自動的に停電時専用コンセントに電気を供給します。そのため、停電が起こってもエネファームが発電した電気によって、停電時専用コンセントに接続した家電は使用することができます。
なお、停電時専用コンセントを設置するためには、別途工事が必要となります。
発電停止中でも外部電源から起動可能
エネファームが停止中(発電していないとき)に停電が発生した場合は、市販のAC100V外部電源(蓄電池など)にエネファームの電源プラグを差し替えることで、発電が可能となります。
蓄電池などの外部電源に繋げたあとは、発電中の場合と同様に停電時専用コンセントへ電気を供給します。そのため、停電時専用コンセントに繋いだ家電は使用することができます。
停電時でも電気とお湯が使用可能
上記のとおり、エネファームは停電中であっても発電が行えるため電気とお湯を使用することが可能です。では、実際にどのくらいの電力量と給湯量を使えるかご紹介します。
停電中に使える電力量の目安
停電中にエネファームで使用できる最大電力量の目安は「約500W」です。
「約500W」以内で動かすことができる家電の例は、以下のとおりです。
◯LEDスタンド(10W)
◯扇風機(30W)
◯テレビ(90W)
◯ノートパソコン(50W)
◯携帯電話充電器(15W)
なお、最大使用電力である「約500W」をフルに使用し続けた場合、発電可能時間は最長で「8日間(停電前の発電開始から192時間)」となります。
停電中に使える給湯量の目安
停電中であってもエネファームが稼働していれば、シャワー、お風呂、キッチン、床暖房などの給湯を使用することが可能です。
また、電気と一緒にガスや水道も使えない(断水時)場合でも、貯水タンクの最大約135Lのお湯や水を、雑用水として使用することができます。
停電中にエネファームを使用する時の注意点
停電時でも条件を満たすことで電気やお湯が使用可能なエネファームですが、停電中に使用する際には以下の点に注意が必要です。
停電時コンセントの最大消費電力に注意
停電時コンセントに差して使用する家電は、最大消費電力に注意が必要です。消費電力が高すぎる家電は使用することができない場合があります。
発電出力以上の電力を使用しない
エネファームの発電出力以上の電力は使用することができません。使用可能な電力はすべての家電を合わせて「約500W」が目安です。リモコンに表示される使用電気量を確認しながら家電を接続するのが確実です。
なお、給湯と床暖房を同時使用している場合、それだけで310Wほどの電力を使用するため、停電時コンセントに差して使用できる電力は少なくなります。
貯湯タンクが一杯になったら浴槽にお湯を出す
エネファームは、発電時の排熱を利用して貯湯タンクにお湯をためています。貯湯タンクのお湯がいっぱいになってしまうと、発電が停止してしまいますので、事前に貯湯タンクがいっぱいになったとき自動で浴槽にお湯を出す設定をしておく必要があります。
停電時の発電ができないケースも
以下のケースでは、停電時にエネファームが発電できなかったり、発電するために条件を満たす必要が出てきたりします。
●停電発生時にエネファームが発電していない場合
停電発生時にエネファームが発電していない場合、基本的にそのままでは発電が行なえませんが、蓄電池などの外部電源に接続すれば発電を行うことが可能になります。
●停電中に発電運転が停止してしまった場合
停電中に、なんらかの原因でエネファームの発電運転が停止してしまった場合も、そのままエネファームの発電を続けることはできません。発電を再開するためには、蓄電池などの外部電源に接続する必要があります。
●ガス、水道の供給が停止してしまった場合
エネファームはガスを燃料としているため、ガスが止まってしまうと発電は行なえません。また断水時も、エラー表示が出てエネファームの発電が停止する場合があります。
●停電発電モード設定を行っていない場合
エネファームを停電時に動かす場合は、あらかじめリモコンから「停電発電モード」の設定を行っておく必要があります。「停電発電モード」の設定方法について、詳しくは取扱説明書などをご覧ください。
まとめ
エネファームは、あらかじめ「停電発電モード」の設定を行っておくことで、停電時でも発電中であればそのまま停電時専用コンセントから電気を使用することが可能になります。
停電時に発電が停止中の場合は、蓄電池などの外部電源にエネファームを接続し直してあげることで、発電させることが可能です。
エネファームの最大使用電力は「約500W」で、フルに使用し続けた場合の発電可能時間は最長で「8日間(停電前の発電開始から192時間)」となっています。
停電時専用コンセントに家電を接続して使用する場合は、家電の最大消費電力や、エネファームの発電出力に注意して、リモコンに表示される使用電気量を確認しながら行うようにしましょう。
平常時でも節電などに貢献してくれるエネファームは、停電時や非常時でも、家族を守る強い味方となってくれることは間違いありません。
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